車山〜霧ヶ峰〈残る色〉
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 635m
- 下り
- 634m
コースタイム
9:59車山山頂10:12
10:42車山肩
11:22霧の駅11:27
11:34霧鐘塔11:56
12:54八島ヶ原湿原(周回せずすぐUターン)12:56
13:45車山乗越
14:17車山高原P
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車山湿原で一部木道が崩壊していてぬかるみ有り(靴がズッポリ入るほど) |
写真
感想
月に一度友人とちょっと遠征して山登りするようになり、今月も眺めのいいあまりハードでない山に行ってきた。
スタート地点の車山高原駐車場からリフトが出ていて、山頂までは手軽に行けるので観光客や小学校の遠足なども多い。我々は歩いて登る。
時期がちょうど良くニッコウキスゲが満開であり、晴天の青と草原の緑に鮮やかな山吹色がくっきりとしたコントラストで目に鮮やかだった。
車山山頂はとても広く多くの人がいた。気象レーダーの白い球体が目立つ眺めの良い山頂で風通しが良いこともあり避暑地としても利用価値があった。
このまま車山肩まで進む。緩やかな下り道で足に負担がかからず、友人曰く「ノンストレスな道」だそうだ。視界に広がる草原と山々が実に気分よく山歩きを存分に楽しませてくれる道であった。
車山肩ではドライブインやカフェなどのある駐車場がありここも多くの人で賑わっていた。とくにニッコウキスゲの群生地もあって写真撮影をする人が多数。我々はソフトクリームでクールダウンをして先に進んだ。
ここから霧ヶ峰へ向かってゆくが一気に様相が変わった。道幅は狭く一人分の幅、足元には草が茂った道になる。人はほとんどいなくなり我々以外に向かう人は3〜4グループのみであった。
遠くに霧鐘塔が見えるがなかなか着かない。周りに木がなく直射日光を存分に浴びながらの歩きはやや体にこたえた。
鐘の少し手前にある霧の駅と呼ばれるドライブインでトイレに寄り車道渡りに注意しながら緩やかに登るアスファルトの道を進むとリフト乗り場とグライダー飛行場のある霧ヶ峰に到着した。
実際の山頂は別の場所なのだが「山と高原地図」ではそこへの登山道の記載がなくこの鐘のある丘が霧ヶ峰としての終着点になっているのでここで昼食にした。
よく見ると道標にも地図にも「蛙原」と書いて「げえろっぱら」と記載されていた。カエルは見られtなかったが何度も振り 返る ほどの好展望であったことは認める。
ここから八島ヶ原湿原に向かったのだがまた様相が変わり熊笹や木々が生い茂る道を進んでいく道で今回の山行で初めての林間を歩く道でいつもの山歩きの雰囲気をここで味わった。
とはいえ一旦車道に出て湿原方面に進む道になると幅の広い砂利道になりここでもそこそこ人が往来していて観光地としての雰囲気の方が増す。
湿原はぐるっと一周80分と記載されており、自分らの足でも70分弱かかるであろうか、これからの帰路を考えるとちょっと面倒に感じられ触り程度まで歩いて折り返すこととした。
今度は車山湿原を横切り車山高原Pに戻る道を進んでいったのだが、この道が一番辛く狭い熊笹の茂る道をずんずん登り、視界が開けた頃になると湿原周辺の道が木道の崩落で避けようのないぬかるみでついに片足がズッポリはまってしまい右の靴めいっぱい泥に浸かってしまった。
車山乗越まで最後の登りを歩き最初の道に合流。朝は山頂に雲がかかって全容が見られなかった蓼科山を眼前に捉えながら炎天下の中無事下山。
車山高原でお土産を買ってからせっかくなのでと美ヶ原へ向かうことにした。時間も2時半を回っていたので完全に観光で行くことにした。
美ヶ原では山を下に見る景色がうっすらと霞がかっているものの見ることができた。それと美術館の不思議なオブジェもここならでは。
帰りの車中ではほぼ寝ていた私は思い出に浸ることもなく夢うつつであった。ただその腕に残った真っ赤な日焼け跡にあの空の青、草原の緑、ニッコウキスゲの黄色が夢ではなかったことを確信する。
あ、もう一つ、泥だらけの靴の黒を追加で。
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