海谷駒ヶ岳〜鬼ケ面山〜鋸岳 念願の海谷三山縦走♪
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- GPS
- 10:40
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大神堂登山口への経路 国道148号線から県道225号線へ入り、雨飾山荘を目指します。 県道途中に『駒ヶ岳大神堂登山口』の看板がありますが、この林道は荒れているようです。 雨飾山荘を目指し、地形図の353m地点の手前で左折するT字路に『駒ヶ岳登山口』の看板があります。 林道は舗装路と未舗装路が混在していますが、非4駆車でも徐行すれば問題ありません。 所々に駒ヶ岳登山口方向を示す看板があり、県道からの荒れているらしい林道と合流すると鋭角状に右折し、道なりに進むと林道が左へカーブする右側に登山口があります(標高約600m)。駐車スペースは登山口の奥に4〜5台分あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大神堂登山口〜駒ヶ岳 大きな危険個所はありません。地形図の岩記号が連続する所は、登山地図には「バンドに沿って登る」と書かれていますが、大きな岩小屋の長屋状の上りでロープが張られています。 ◆駒ヶ岳〜鬼ヶ面山 駒ヶ岳三角点の東に1498mピーク(駒ヶ岳東峰)がありますが、この東側は垂直の岩壁で、斜めの岩溝をロープと鎖で下ります。ロープは下端が若干短く、着地点までロープを放さないことです。区間は短いですが、難度は高いと思います。 鬼ヶ面山北峰は、2015年10月の山行時は登山道から上が全く手つかずの灌木薮で、頂上には山名板もありませんでしたが、今は所々鉈目が入れられています。好天なら頂上は360度の素晴らしい絶景です。 南峰は縦走路から僅かに南側へ入ります。当日は濃いガスでしたが、360度の展望があるようです。 ◆鬼ヶ面山〜鋸岳 標高1490m付近にこの縦走路最長の梯子(39段)があります。しっかり固定されていますので安全性は高いです。梯子を過ぎて、南側が崩落した尾根に沿っての上りとなりますが、足元はとても滑りやすい粘土状の急斜面です。 ザイルが長い区間張られていますが、ここを下る場合は最大限の注意が必要です。 ◆鋸岳〜雨飾山荘 鋸岳の南側直下は長い区間ザイルが張られた急斜面ですが、コブだらけのむき出しの溶岩帯ですので、スタンスには問題ないと思います。 標高1290mの分岐点を過ぎてから、途中に歩きにくい不揃いの岩石帯があり、岩は滑りやすく、岩と岩の間は落とし穴状態で、鎖場並みの要注意個所でした。 全体を通じてザイルやロープは二重、三重に張られている所がほとんどで、鉄梯子も何ヶ所にも設置されています。 滑りやすい所が非常に多いですが、ザイルや鎖に掴まって登降する際は足元が滑った場合を念頭に置いて行動することが必須です。 |
写真
感想
三峡パークから駒ケ岳、鬼ケ面山を経て周回後(10年程前)
一時は、鬼ケ面山と鋸岳の間に存在する垂直の梯子を
登った方の記録写真で眺め暮らしていたこともありました。
単独では危険度が高すぎ、眺めて凄さに感嘆するだけでした。
雨飾山荘から鋸岳を往復(2015年8月)以降、
鬼ケ面山と鋸岳の未踏破区間には踏み入る勇気がなく
年齢も重ね、機会はないと諦めておりましたところ
takayama2さんに思いがけず声をかけて頂き
今回の山行が実現しましたことを心より感謝致します。
10年前の体力に比較すれば、お話にならないと知りつつ
機会を逃せば、二度と挑戦する幸運は訪れないと思い
不安を抱えながらも、大神堂登山口を出発!
尾根に取り付くまでの急坂、岩場は言うに及ばず、
その後の梯子やロープや鎖等に頼らなければ通過不可能の垂壁の降下、
緊張の緩む暇もない、なんでもありの難所の通過の一方、
心和む尾根の小灌木帯の黄葉に癒されました。
変化に富んだコースは、思いの外よく手入れされ
殊に、鋸岳直下の岩場(この下りが心配でした)は
鎖の横に新しいロープが付け加えられていて、安心して下れ
登山道を整備して下さっている方々に本当に感謝申し上げます!
一夜明けても、昨日の困難を極めた難所の通過が思い出され
一つ一つ、記憶の糸を手繰り寄せては思い返していると
いくら眺めても飽きない美しい宝石を眺めているような
感慨深い思い出を手に入れたように感じます。
久々の鎖場に足で立つことを疎かにし、腕の筋肉痛も続きそうですが…
駒ヶ岳と鬼ヶ面山は2015年10月15日に三峡パークからピストン、鋸岳は2012年9月28日に雨飾山荘から雨飾山(三度目)⇒大曲り⇒鋸岳へと周回していました。
今回 使用した登山地図は2016年版ですが、2012年に使用した地図(2005年版)には、三山縦走路から海谷高地への下降路は表示されてなく、鋸岳から鬼ヶ面山方向は通行禁止の現地表示がありました。
鬼ヶ面山は展望の良い北峰には立ったものの、南峰には行っていなく、いつか機会があれば鬼ヶ面山南峰〜鋸岳間も歩いてみたいと思っていました。
単独では車の駐車地点まで戻る必要があり、三山縦走は無理でしたが、kyom4さんも同じ区間(大神堂〜駒ヶ岳と鬼ヶ面山〜鋸岳)が未踏とのことで、雪が降る前に未踏区間を歩くことにしました。
危険地点は大きく四つに分けられると思います。
‖膺斉押繕陬岳間のバンド沿いの登り、地図に危険マーク有り
駒ヶ岳東峰(1498m)の南東側の下り、地図に危険マーク有り
N農から海谷渓谷下降点〜鋸岳間の長い梯子、地図に危険マーク有り
さ岳の南側の下り、地図に危険マーク有り
我々は二人とも△鉢い歪眠瓩靴燭海箸ありました。
危険地点は基本的には登りが安全ですので、通過したことのない,鉢を登りで歩くべく、駒ヶ岳から鋸岳方向へ縦走することにしました。
実際に歩いた体験では、
,魯丱鵐姫茲い箸いΔ茲蟯箍鮎の絶壁下の斜上で、右側は普通の斜面であり、危険性は低い
△篭茣屬話擦い絶壁状の岩溝で、下りの危険性は高い
は梯子はしっかり固定されており、上りも下りも危険性は低いが、梯子を過ぎてからロープの張られた粘土状の急斜面はとても滑りやすく、ここを下りで歩くのは四つの中で危険性が最も高い(我々は登りで歩きました)
つ后舛ぅ競ぅ襪蛤拭▲蹇璽廚張られているが足場は安定し、下りでも危険性は高くない
今、私は体調の不良で歩くのがとても遅く、kyom4さんに前を歩いて頂き、半ば必死で付いていく形でした。
それが功を奏し、大神堂登山口へ戻った時も日没までには余裕がありました。
残念だったのは鬼ヶ面山以降、ガスで展望が悪かったことですが、気象条件ばかりはどうすることもできないことでした。
一度も滑ることも転ぶこともなく、憧れの縦走路が無事に歩けて感慨無量です。
コメント
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こんばんは kyomさん、takayamaさん
頚城へようこそ(#^^#)
ってkyomさん10月は何回いらしているの💕
月曜日は仕事が休めず、職場から頚城のお山を「ぐやじいぃぃぃぃ」
と眺めてましたよ。
まさか、そこにお二人がいるとは(*´з`)
私には鋸は難易度が高いので、こうしてステキなレコが見られて幸せです。
(´∀`*)ウフフ
kibako さま
記録がお目に留まりましたか(^^;
ご覧いただき、コメント有難うございます
サンデー毎日なものですから
予報とにらめっこして
職場から、海谷三山が見渡せるのですね
駒ケ岳、鬼ケ面山、鋸岳はずっと眺めていたくなる山々ですね
その近くに住んでいらっしゃるなんて、超羨ましいです。
三山縦走は、夢のまま終わるかと思っていましたが
無事に下山出来、ほっとしています。
当分腕の筋肉痛に苦しめられそうですが
kibako さん、こんにちは
前日の関東甲信越の天気予報で、新潟県は上中下越 全域晴れマークのみでしたが、
駒ヶ岳へ登った頃からガスが湧き始め、鋸岳では何も見えませんでした。
ヤマテンやテンクラの見晴らし予報も良かったですから、
月曜日は仕事を休めない、近くに住む若い女性が悪さをしたような気がしました(^_^;)
大神堂登山口から駒ヶ岳までは、特に危険個所はありませんでした。
岩小屋の長屋は原始時代、kibakoさんの大祖先がお住まいだったのかも(^ω^〉
コメントありがとうございました
kyom4 さん、 takayama2 さん
こんにちは
ものすごく驚いてます。
駒ヶ岳東峰への登りの途中で出会った白髪の爺、それが私 yamabujioriru です
10月下旬にハシゴ撤去とかの文字を見たので、数回懸垂下降できる装備やヘルメットを持って行っていたのに対して軽装だったので、どうかご無事に雨飾温泉に到着されますようにと、祈りながら後姿を見送りました。
けれどもあのタイミングですれ違ったことを考えると駒ヶ岳への登りの速さは私より相当速いというのと足取りの軽さからものすごく山慣れした方々とも理解しました。
もしお二人が kyom4 さんと takayama2 さん だと分かっていたら、同行をお願いしていたかもしれません
何しろ下山口に
私は、1年近く続く体調不良で、もうこの先は無いなと、駒ヶ岳東峰で、「ここが赤線延ばしの終点か」と珍しく自分の入った写真を撮ったりしました。
が、お二人と出会ったおかげで、私の重装備は間違い、もっと軽装で歩けると分かると元気が出てきて、戻ってきた駒ヶ岳では、焼・鬼が面山・雨飾山に向かって「さよう〜なら〜、またね〜」と大きく両手を振っていました。
このヤマレコ上だけでなく現地ででも kyom4 さんには元気をもらい勇気づけられています。
本当にありがとうございます
一年後、きっと、元気になって戻ってきます
ありがとうございました !!
まっ、まさか
yamabujioriru さまにお会いしていたとは
あの場所で出会うなんて、正に奇跡ですね!
体調が良くないので引き返されると伺い、
難所が続くのでその方が安心かと思ったことをはっきり覚えています。
鬼ケ面山〜鋸岳は難所だらけの長丁場、単独ではリスクが高すぎ
つい最近、誘って頂くまでは自分も諦めておりました。
同行して下さる方があり、しかも車が二台使えるメリットは
このような縦走には計り知れない実行性がありますよね
装備についても、いつも悩みは尽きず、
年齢を考えるとできるだけ軽く?が良いように思えて
あまりの軽装に、場違いとも受け取られたかもしれません。
海谷渓谷の周辺の山々は険しく、眺めていると
見飽きない魅力的な山容が(登山困難な山と知りつつ)
新しく夢が芽生えそうで、目の毒です
こんな自分でも同行して下さる方のおかげで歩けましたから、
一年間ゆっくり休養され、体調を整えられて
来年にはどうか戻っていらしてください。
きっと、よく来たね!と山が歓迎してくれると思います
達成の記録を楽しみに待っています。
yamabujioriru さん、こんにちは
私もびっくり仰天です。
白髪頭で温厚なお顔から、たまに拝読する丁寧なコメントどおりの人柄がうかがえます。
yamabujioriru さんは、三峡パークから二人連れで上がったと仰っていませんでしたか?
そのお連れの方は先(鬼ヶ面山方面)へ行ったと…
私、かなりの難聴ですので聞き違えたのかも知れません。
我々はヘルメットは用意していたものの、車に残し、普通の帽子を被って出ました。
何もなかったから良かったものの、転落や落石事故に遭遇していたら軽装備であったことを厳しく非難されたでしょう。
鬼ヶ面・北峰から下山し、南峰でお会いした5人パーティーは全員被っておられました。
>お二人と出会ったおかげで、私の重装備は間違い、もっと軽装で歩ける・・・・・
重装備が間違いだとは思いません。
我々こそヘルメットすら被っていなかったので、事故とは紙一重でした。
コメントありがとうございました。
雨飾山周辺の山、全て制覇ですか、すばらしい。
縦走の場合、車2台は必要ですね!
過去のkyom4さんのレコを見ると、下山した後の歩道歩きが大変です。
今日、白砂山を登ってきました。先般kyom4さんが、分岐点からおサルさんしか見ない縦走に行ったところかと思いながら登りました。
今日は道の駅みつまた泊、明日は仙ノ倉山、八海山を登り帰宅します。
simokita さまコメント有難うございます
全山制覇にはとても及ばない深い山域なのですけれど
以前歩きたいと思っていた縦走路にお誘いを頂けて
車二台を使って縦走が可能になりました。
ただ距離が長いだけなら、下山後の林道歩きも仕方ないのですが
今回は長丁場で、幾つかの難所の通過もあり、
下山時の時刻を考え、登山口間の車移動がベストと思います。
白砂山に登られたのですか
野反湖登山口から白砂山も結構長く感じられたのではないですか?
私は地蔵峠から切明温泉に向かいましたけれど
その分岐点を通られたのですね
黄葉はもう終わりかけていますでしょうか?
道の駅みつまたも懐かしいです
群馬県境トレイル縦走時に車中泊しました。隣に温泉もあって便利ですね
仙ノ倉山から見る谷川岳への縦走路は晴れていれば素晴らしいです
きっと歩いてみたくなると思いますよ
八海山へは修験道ですか、ロープウェイですか?
いずれにしても山頂付近の岩にはご注意ください。
無事に御帰宅されることをお祈りしています。
simokita さん、こんばんは
kyom4さんは雨飾山周辺の登山道のある山や尾根を随分歩かれているようですが、私はまだまだです。
今回の三山縦走も、加齢による衰えから一人では不安が強くて行けませんでした。
車二台を使うことは、縦走の場合は往路だけ歩けばいい訳で、極めて効率的です。
今回、二人とも好天の日を選んで行ける状況だったのですが、行ってみれば濃いガスで展望は可成り不良でした。
自然界の気象の移ろいには予測しがたいものを感じます。
コメントありがとうございました。
takayama2さん 初めまして
いつもkyom4さんのレコでのコメントを読ませていただいております、先般の明神岳山制覇、おめでとうございます。
すばらしいです、私もいつか挑戦したいと思っています。
現在、200、300名山に挑戦してまして、kyom4さんが実施している縦走まで及ばないところです。
今度とも、よろしくおねがいします。
仙ノ倉山、途中晴れたり曇ったりで、頂上に立つと曇りで、30分待つこととし、それでも晴れなければ下山する。
ところが晴れてきまして、谷川岳方面が
はっきり見え、縦走路も点々としておりました。目の前のエビス大黒ノ頭、谷川岳方面からだときつそうですね、平日だというのに14人の登山者に会いました、人気の山なんですね。
明日は観光を兼ねてロ-プウェ-を使用します。
仙ノ倉頂上で30分も待たれたんですか
でも待った甲斐あって、縦走路が見渡せて良かったですね
私は、この山は縦走路大展望台と思っています
エビス大黒ノ頭の登りは、疲れも最高潮で泣きました
過ぎてみると懐かしい思い出です
仙ノ倉、平標は人気の山ですし、
黄葉シーズンなので尚更賑わっていたでしょうね
明日の八海山もきっと賑わうのではないかと思います。
尾根上の岩場は混雑すると擦れ違いに気を遣うので
ロープウェイ始発で向かわれるのが良いと思います。
お天気も良さそうなので、越後駒、中の岳を間近に眺められ、
大展望を満喫できることでしょう
登ってきました、ひさびさのクライミング、初めは緊張しましたが鎖が安定しており、特に問題はありません。
入道岳から見た越後駒ヶ岳、中ノ岳が紅葉とともにそびえ立っていました。
来年は中ノ岳の縦走がありますし、妙義山の縦走も楽しみです。
今日の八海山、休憩も含み4時間35分でした、山麓駅に着いたら雨が降ってきまして、ジャストタイミングでした。
今年の遠征は終了???
kyom4さんからのアドバイスありがとうございました。
クライミングは久しぶりだったのですね
久々だと、どうしても腕力に頼ってしまい、
筋肉痛になるのですけれど、大丈夫でしたか?
八海山は、本当に素晴らしい越後駒ヶ岳、中ノ岳の展望台
午前中の晴天が午後になっていきなり崩れましたから、
山麓駅まで降りられていて、時間的にもラッキーでしたね
今年は、なんだかまだ暖かそうなので遠征ができそうな気がしますね
私も出かけてみたくなっていますが、どうなることやら…
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