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Yamareco

記録ID: 208410
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

岳沢からジャンダルム・奥穂・前穂

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月16日(月)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
47:30
距離
16.8km
登り
2,698m
下り
2,694m

コースタイム

7/14(土)
 7:30新宿発〜13:45沢渡(バス乗り換え)〜14:15上高地着
 14:20上高地発
 16:20岳沢着

7/15(日)
 雨のため停滞→昼から上がりそうなので遅いけど前穂へ
 12:00すぎ岳沢発
 13:00紀美子平
 13:45前穂山頂着(昼飯)
 15:30岳沢テントに戻る

7/16(月)
 4:00岳沢発
 6:40天狗のコル着
 8:00ジャンダルム着(昼食)
 9:00奥穂山頂
 10:00すぎ紀美子平(ようやく晴れてのんびり)
 11:30岳沢テントに戻る
 12:00テントを畳んで岳沢発
 13:15上高地着
  (→まずはバス予約して小梨平で入浴(≧∇≦)/)
 15:15上高地発
天候 7/14(土)新宿〜松本は晴れ、沢渡・上高地では曇り、岳沢で雨
7/15(日)岳沢で午前雨、昼からあがる 前穂で曇り 岳沢で夜また雨
7/16(月)岳沢、天狗のコル、ジャンダルム、奥穂で曇り 吊り尾根で晴れ間が出て前穂で晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】さわやか信州号(新宿→上高地)
前夜の夜行便を予約したかったが、満席のため7/14(土)朝発となる。すると中央道が鬼の渋滞!上高地12時すぎに到着の予定がすっかり遅れる。もともとの計画では上高地から西穂山荘まで上がって、翌日は西穂、ジャン、奥穂の予定だったが天気もいまいちなので、岳沢まで上がることに変更。

【復路】上高地→新島々(路線バス)、新島々→松本(電車)、松本→新宿(高速バス)
帰りはバス予約せずに行き下山してから予約する。松本までは難なく予約できたのだが、松本→新宿の便予約に苦労した。上高地の松本電鉄から「渋滞があるため、新島々発の電車に間に合うかわからない」とのことで、松本到着も読めず。新島々に着いてから松本→新宿の予約を開始。しかし、夕方から夜の便が悉く満席状態ではないか!キャンセルが出るだろうと、あきらめずに画面をにらんでいるとやっと空きが出た!すかさず予約!で、どうにかバス確保したのであった。
かなり松本で待ち時間があったので(出発が19:40)、渋滞は解消しているものと思いきや、そうは問屋が卸さず、新宿に着いたのが24時近くになってしまった。いつものことだが、食料と酒だけはバスに持ち込んでいたので全く苦にはならない。しかし、隣の乗客は帰りの電車に間に合わない!?とかなり慌てていた。私はどうにか間に合って無事に帰宅した。
コース状況/
危険箇所等
・岳沢
 テント場が少なめで連休のため多くの登山客が入ったため、「空きがないから
 雪の斜面を平らにして張ってください」と、スコップを貸してくれた。7月で
 もこんなことがあるんだなぁ。水はさすがに雪を溶かす必要なく、小屋でもら
 える。

・岳沢→天狗のコル
 残雪の沢を2・3か所渡る。幅は5〜10m程度で狭く斜度も緩いのであまり
 危険ではない。沢を詰めて行ってコルまであと200m位になると雪面を登ら
 ざるをえなくなる。ストックとアイゼンを持っていかなかったので、仕方なく
 四つんばいで拾った石を使い足場をカッティングしながら登って行った(@_@)。
 雪も硬軟あり、4本歯の軽アイゼンでは危険な感じ。

・天狗のコル→ジャン→奥穂
 天候がよくなるはずだったが、なかなか晴れず全く展望を楽しむことができな
 かった。岩場が濡れていたので慎重に歩いて行った。
薄曇りの上高地。岳沢方面が見えますが、山頂には雲がかかってスッキリしません。
薄曇りの上高地。岳沢方面が見えますが、山頂には雲がかかってスッキリしません。
樹林帯を岳沢へ進みます。まだ雨は降らず涼しく登れます。
樹林帯を岳沢へ進みます。まだ雨は降らず涼しく登れます。
沢筋に出て振り返る。雨が降り出しましたが、梓川から大正池などがよく見えました。
沢筋に出て振り返る。雨が降り出しましたが、梓川から大正池などがよく見えました。
岳沢小屋が見えてきました。雨が降ったり止んだり。
岳沢小屋が見えてきました。雨が降ったり止んだり。
小屋に着きました。テントの受付をしたところ、テン場の空きがないから雪面で、ということに。
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小屋に着きました。テントの受付をしたところ、テン場の空きがないから雪面で、ということに。
角スコップを貸してもらってテントスペースを作ります。今日の歩きは短くて疲れてないし、震災ボラでスコップに慣れているので楽勝。
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角スコップを貸してもらってテントスペースを作ります。今日の歩きは短くて疲れてないし、震災ボラでスコップに慣れているので楽勝。
まるで春山のようです。
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まるで春山のようです。
翌日まで雨は降ったり止んだり。雨音で停滞を決めて朝寝坊します。起きて外を見るとガスが立ち込めてます。
翌日まで雨は降ったり止んだり。雨音で停滞を決めて朝寝坊します。起きて外を見るとガスが立ち込めてます。
ぐだぐだの午前中を過ごしていたら、雨が上がりそう。よし、今から前穂だけ行っておこう!と出発。
ぐだぐだの午前中を過ごしていたら、雨が上がりそう。よし、今から前穂だけ行っておこう!と出発。
前穂まではハシゴや鎖場など、変化があってお楽しみが盛りだくさん。ただ、視界がほとんどないのが残念。
前穂まではハシゴや鎖場など、変化があってお楽しみが盛りだくさん。ただ、視界がほとんどないのが残念。
岩肌も濡れているので慎重に通過します。私が昼から登ったので、会うのは下りの人ばかりでした。
岩肌も濡れているので慎重に通過します。私が昼から登ったので、会うのは下りの人ばかりでした。
岳沢パノラマの上から。ようやく少しずつ展望が。(でも山側は雲の中でほとんど視界なし(+_+)。)
岳沢パノラマの上から。ようやく少しずつ展望が。(でも山側は雲の中でほとんど視界なし(+_+)。)
やっとこさ紀美子平に。ここでの展望を期待してきたのですが、ダメでした。
やっとこさ紀美子平に。ここでの展望を期待してきたのですが、ダメでした。
前穂高岳山頂。まったく視界が利かないがとりあえず記念写真。
涸沢から5・6のコルより登ってきた2人組パーティと会いました。
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前穂高岳山頂。まったく視界が利かないがとりあえず記念写真。
涸沢から5・6のコルより登ってきた2人組パーティと会いました。
雪渓の端を渡るトコロ。気をつけないと雪から地面までかなり高い。雪は日々解けて状況が変わるので注意が必要です。
雪渓の端を渡るトコロ。気をつけないと雪から地面までかなり高い。雪は日々解けて状況が変わるので注意が必要です。
ちょっとだけ雲が切れて、山の上の方が見えました。
ちょっとだけ雲が切れて、山の上の方が見えました。
ようやく尾根もスッキリ見えました。
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ようやく尾根もスッキリ見えました。
テントに戻ってきました。雨のせいもあって雪がずいぶん解けてます。
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テントに戻ってきました。雨のせいもあって雪がずいぶん解けてます。
この日の夕食。手抜きのリゾットとスープ。
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この日の夕食。手抜きのリゾットとスープ。
岳沢小屋の玄関。小屋にはインターネット用PCも1台あり、充電器を持ってくれば携帯やスマホの充電が可能でした。
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岳沢小屋の玄関。小屋にはインターネット用PCも1台あり、充電器を持ってくれば携帯やスマホの充電が可能でした。
翌朝、天気が回復するとのことで早くから出発。天狗のコルを目指します。雪渓を何度か渡り高度を稼いでいく。
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翌朝、天気が回復するとのことで早くから出発。天狗のコルを目指します。雪渓を何度か渡り高度を稼いでいく。
沢を詰めていきます。写真中央のガレ場を登っていくと、とうとう雪渓だけになります。アイゼン、ストックがないのでどうしようか迷いました。
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沢を詰めていきます。写真中央のガレ場を登っていくと、とうとう雪渓だけになります。アイゼン、ストックがないのでどうしようか迷いました。
手頃な岩で雪を削り、手足のホールドとして登っていきました。滑ったらヤバイので慎重に時間をかけて登ります。下りだったらチト危険(;゜Д゜)!
手頃な岩で雪を削り、手足のホールドとして登っていきました。滑ったらヤバイので慎重に時間をかけて登ります。下りだったらチト危険(;゜Д゜)!
どうにか天狗のコルを越えて岩登りを楽しめます。雪渓でのヒヤヒヤと比べると岩は安心できるので楽しい♪
どうにか天狗のコルを越えて岩登りを楽しめます。雪渓でのヒヤヒヤと比べると岩は安心できるので楽しい♪
ジャンダルムに上がりましたが視界ゼロ。奥穂あたりまでは見えると期待してましたが・・・。
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ジャンダルムに上がりましたが視界ゼロ。奥穂あたりまでは見えると期待してましたが・・・。
馬の背のガスの中。視界がきかないのでかえって恐怖感がわきません。
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馬の背のガスの中。視界がきかないのでかえって恐怖感がわきません。
奥穂山頂に着きました。涸沢側から登ってくるパーティが数組、記念写真を撮るため順番待ち。
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奥穂山頂に着きました。涸沢側から登ってくるパーティが数組、記念写真を撮るため順番待ち。
吊尾根は本来、景色を楽しみながら気持ち良い尾根歩きができるのですが・・・残念。
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吊尾根は本来、景色を楽しみながら気持ち良い尾根歩きができるのですが・・・残念。
山々の展望が望めないけど、足元の花が瑞々しく咲いていました。
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山々の展望が望めないけど、足元の花が瑞々しく咲いていました。
紀美子平でようやく晴れてきました\(^o^)/。急に夏山らしくなって、下るあいだ日差しも強くなってきます。
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紀美子平でようやく晴れてきました\(^o^)/。急に夏山らしくなって、下るあいだ日差しも強くなってきます。

感想

元々は、上高地→西穂山荘(泊)→西穂→ジャン・奥穂→穂高岳さんそう(泊)→奥穂→前穂→岳沢→上高地、というルートを予定していました。

初日、上高地へバス到着が渋滞のため遅れて、天候もあまりよくないので、とりあえず岳沢へ上がることにしました。

翌日、天候が回復すると思いきや、雨が降り続いたため停滞。しかし昼から上がってきたので前穂だけ往復してきました。

さらに翌日こそは天気が良くなるとの情報だったので、天狗コルからジャンダルム・奥穂へ向かいました。ところが雨は降らないものの、なかなか晴れず前穂分岐まで来てようやく雲がとれてきました。

今回は予想以上に雪が残っていたので、岳沢→天狗コルでは雪渓登りでヒヤヒヤしましたが、奥穂までの岩場も楽しめました。
8月は友人と前穂を予定しているので、その下見も兼ねて充実した山行になりました。

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