乾徳山 〜アスレチックと紅葉狩り、多彩な登山道が魅力的、展望はキャリーオーバー
- GPS
- 07:36
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:36
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上近くは鎖場が多く、中級者向け。 標高差1289mだが、変化に富んだコースのせいか比較的楽だった。 |
写真
感想
超快晴のはずが、まさかのガスで頂上からの展望はなし。
それでも、アスレチック的な岩場と、
赤・橙・黄・緑色のブレンドが美しい中腹の紅葉のおかげで、
満足のゆく山行になりました。
登山ルートは、国師ヶ原十字路を中心とした8の字を描くルート。
個性的なルートは、この山の魅力の一つです。
〈登山口〜十字路〉
スタートは1.5kmの林道歩き。
緩やかな登りは、良いウォーミングアップになります。
林道と別れて登山道へ。
石は多めですが、比較的緩やかな傾斜で歩きやすいです。
ひんやりして登山にはちょうど良い気候ですが、徐々に汗が出てきます。
傾斜が緩やかになり、林が明るくなってくると、国師ヶ原に到着です。
〈十字路〜頂上〉
広い白樺林の隙間から、乾徳山の山頂が見えました。
真っ青な空に映えて美しい姿です。
まさか、頂上がガスるとは夢にも思いませんでした。
国師ヶ原からひと登りして稜線に出ると、
甲府盆地を見下ろす展望地になります。
この時すでに富士山は雲に隠れ、不穏な雰囲気が。
扇平周辺の緩斜面を抜けると、お楽しみの岩山が始まります。
髭剃岩、カミナリ岩、特徴的な岩場が続き、
岩場からは高度感のある素晴らしい眺めが臨めます。
ただ、この時すでに上空に青空はなく、
頂上に近づくにつれてガスが出てきました。
そして、乾徳山名物の鳳岩。
「ほぼ垂直の20mの岩壁」とガイドブックに紹介されています。
しかし、岩の基部に立った印象は、それほど急じゃない、でした。
登り始めこそ、手がかりが少ない平面的な岩壁ですが、
中盤から上部は、鎖なしで登れます。
しっかりとした、つかみやすい岩で、楽しく登れました。
鳳岩を登りきると、頂上に到着です。
〈頂上〜十字路〉
頂上はガスに包まれ、周囲は真っ白。
1時間ほど頂上に滞在しましたが、ガスは晴れませんでした。
帰路は迂回路を経由して、十字路に向かいました。
始まりは急坂でしたが、足場がしっかりしていて問題なしです。
急坂が終わると、斜面をトラバースする緩やかな登山道。
ちょうど紅葉が真っ盛りの美しい道です。
紅葉が帯状に続くところを、水平に進むので、長い時間楽しめました。
白樺林の平坦な場所に出ると、高原ヒュッテに到着です。
トイレ付きのきれいな避難小屋でした。
〈十字路〜登山口〉
帰路は、道満尾根に向けて進みます。
最初は緩やかな林道歩き。
あまりに快適な道だったので、すっかりフィナーレのような気分です。
薄っすら富士山も見えました。
やがて、今日一番のすばらしい紅葉が続き、
満ち足りた気分になりました。
緩やかな林道が終わり、やや急な尾根道を下ります。
大平高原を左手に見る緩やかな道になり、軽く登り返すと道満山の山頂。
山頂と言うには、あまりに貧弱な場所。
ここから登山口までは、意表を突いた猛烈な下りでした。
こちら側からの登りは厳しそうです。
登山口の近くの急な登り、里山あるあるですね。
乾徳山は、変化に富んだ登山道が魅力的な山でした。
頂上からの眺めは、次の機会の楽しみに取っておきたいと思います。
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