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Yamareco

記録ID: 208639
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

親不知から栂海新道を歩き朝日岳を経て白馬岳へ

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月18日(水)
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
101:45
距離
46.8km
登り
4,769m
下り
3,608m

コースタイム

1日目 親不知0510〜1710栂海山荘
2日目 栂海山荘0630〜1530朝日小屋
3日目 朝日小屋0630〜1645白馬岳頂上山荘
4日目 頂上山荘0600〜1050白馬鑓温泉
5日目 白馬鑓温泉0700〜1045猿倉
天候 1日目 朝から雨、昼にいったん止み夕方に雨
2日目 朝から午後2時ごろまで雨
3日目 薄曇り
4日目 濃霧、昼から晴れ
5日目 終日晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
八方尾根の第2駐車場に車を停め、大糸線・北陸本線を乗り継ぎ親不知駅へ。
親不知駅で、前泊地の親不知観光ホテルに出迎えてもらいます。
(親不知から糸魚川市のタクシーを呼ぶか、歩道のない国道を4キロ歩く方法もあり。)
コース状況/
危険箇所等
 /読埣痢繊閉粒た憩察法塑篥墜
  登山口は、親不知観光ホテルの前。登山届はこのホテルのフロントに提出。登山道の詳しい情況を教えてもらう。登山道に若干の倒木あるも通行に支障なし
◆〆篥墜宗祖粒せ柿
  登山道は非常に丁寧に整備されている
 栂海山荘〜黒岩山
  丁寧に整備されている
ぁ々岩山〜アヤメ平
  残雪多く雪渓厳しい。ベンガラでルートが表示されているもののガスにまかれた時のミスルートに細心の注意が必要。
ァ.▲筌疂拭祖日岳〜白馬岳〜白馬鑓ヶ岳〜分岐
  快適至極
Α(岐〜白馬鑓温泉〜杓子沢
  分岐から下すぐに雪渓始まる。小屋前の鎖場は真に滑落に注意(なんてことない切り通しの岩場だが、少しの傾斜があってツルツル滑る。いったん滑ったら体勢保持は困難で大事故に直結)。杓子沢の雪渓トラバース、標高が高いところをトラバースする崩壊した沢添いは、特別の注意が必要。
Аー飮丗堯善鄙
  ハイキングルートで楽しい
1日目です。
0500登山口発、大雨で1130までカメラは不可能!
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1日目です。
0500登山口発、大雨で1130までカメラは不可能!
1233白鳥小屋にどうにか到着
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1233白鳥小屋にどうにか到着
1355下駒ヶ岳から菊石山、黄連山、その先に栂海山荘が建つ長栂山が見えるが、先は遠い
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1355下駒ヶ岳から菊石山、黄連山、その先に栂海山荘が建つ長栂山が見えるが、先は遠い
1453こんなプレートが1枚だけあった。
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1453こんなプレートが1枚だけあった。
1513菊石山手前のブナ林、本当に癒されました。
この先に黄連の水場があり、登りきると1545黄連山
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1513菊石山手前のブナ林、本当に癒されました。
この先に黄連の水場があり、登りきると1545黄連山
1710ようやく栂海山荘、12時間の激走は天然記念物のミドリアマガエルに迎えられる(この水も貴重な水。)
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1710ようやく栂海山荘、12時間の激走は天然記念物のミドリアマガエルに迎えられる(この水も貴重な水。)
2日目です。
0620栂海山荘発。雨。
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2日目です。
0620栂海山荘発。雨。
0755サワガニ山から黒岩山を見る。いったん下ってあんなに登る。
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0755サワガニ山から黒岩山を見る。いったん下ってあんなに登る。
0854文子の池前後の水芭蕉
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0854文子の池前後の水芭蕉
0944黒岩平に出る前のニッコウキスゲ
1005黒岩平
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0944黒岩平に出る前のニッコウキスゲ
1005黒岩平
1150アヤメ平
1210長栂山頂上手前20分の登山道で、オオサクラソウ
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1210長栂山頂上手前20分の登山道で、オオサクラソウ
1311照葉の池の先の池。木道はミズノ浮力で浮き上がってバランスを失って落ちると危険
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1311照葉の池の先の池。木道はミズノ浮力で浮き上がってバランスを失って落ちると危険
1430朝日岳頂上
朝日小屋へ向かう下りの雪渓で
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1430朝日岳頂上
朝日小屋へ向かう下りの雪渓で
1530朝日小屋 靴も何もかにもびしょ濡れ
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1530朝日小屋 靴も何もかにもびしょ濡れ
1820朝日小屋の2階ベランダから富山平野、日本海(携帯電話がよく通ずる。)
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1820朝日小屋の2階ベランダから富山平野、日本海(携帯電話がよく通ずる。)
3日目
0630朝日小屋発
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3日目
0630朝日小屋発
0730朝日岳
0824水平道合流(水平動は残雪多く、通行禁止)
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0730朝日岳
0824水平道合流(水平動は残雪多く、通行禁止)
0852ツバメ平
1017イブキジャコウソウ
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1017イブキジャコウソウ
1105白花のミヤマアズマギク
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1105白花のミヤマアズマギク
1110雪倉岳への登りでミヤマアズマギク
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1110雪倉岳への登りでミヤマアズマギク
1125同じくコマクサ
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1125同じくコマクサ
1206雪倉岳南斜面で咲き残りのツクモグサ
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1206雪倉岳南斜面で咲き残りのツクモグサ
1235雪倉岳南斜面のハイマツの中にミヤマハンショウヅル
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1235雪倉岳南斜面のハイマツの中にミヤマハンショウヅル
1425鉱山道分岐先のコマクサ
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1425鉱山道分岐先のコマクサ
1611白馬岳頂上手前のお花畑と旭岳
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1611白馬岳頂上手前のお花畑と旭岳
1614白馬岳頂上にあと一歩
1645頂上山荘着
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1614白馬岳頂上にあと一歩
1645頂上山荘着
4日目
0600頂上山荘発
0812鑓ヶ岳頂上の手前のミヤマシオガマ
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4日目
0600頂上山荘発
0812鑓ヶ岳頂上の手前のミヤマシオガマ
0900鑓温泉分岐
0914チングルマ
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0900鑓温泉分岐
0914チングルマ
1036シラネアオイ(登山道整備中)
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1036シラネアオイ(登山道整備中)
1048鑓温泉小屋
掛け流しの露天風呂
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掛け流しの露天風呂
5日目
0400から露天風呂に浸かる
0700鑓温泉小屋発
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5日目
0400から露天風呂に浸かる
0700鑓温泉小屋発
0707クルマユリ
0757杓子沢の対岸から
ここは危険地帯、滑落に十分注意を!
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0757杓子沢の対岸から
ここは危険地帯、滑落に十分注意を!
0812オオサクラソウ
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0812オオサクラソウ
0916小日向ノコル
1034鑓温泉
1045猿倉山荘(ゴール)
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1034鑓温泉
1045猿倉山荘(ゴール)

感想

1 栂海新道を歩くのなら真っ向勝負の日本海から・・・、ということでテントを担いで(当初予定は)山中5泊を予定して登る。栂海新道を登りに使う人は1割とのこと。
2 最初の2日間は梅雨末期の大雨の中、びしょ濡れになって栂海新道を黙々と歩きます。サワガニ山岳会による登山道の整備が行き届き、雨の中であってもいい雰囲気。
3 3日目の朝日小屋〜白馬岳は体力の著しい低下で、どうにか頂上山荘のテント場に到着。テント場は相変わらずの大風で、一晩中テントが震える。
4 白馬岳〜白馬鑓温泉の間は、強いガスと強風の中、雪渓や滑りやすく事故の多い鎖場を慎重に進む。鑓温泉には午前中に着き、ビールと温泉三昧・・・。
5 最終日の鑓温泉〜杓子沢間の登山道は、設計に覆われていたり崩れて軟弱な踏み跡となっていて、特に慎重かつ大胆に通過する必要があり。

☆ 夢の日本海から白馬岳の縦走を終え、そのロングコースに老体はボロボロだが、満足感・充足感でいっぱい。やってよかった!!!
☆☆ この詳しい記録は、ホームページ「やま旅・はな旅 北海道」で!
http://yamatabi-hanatabi.com/
☆☆☆ 栂海新道を開削した小野健さんとさわがに山岳会の皆様に敬意を表するとともに、山で出会った皆さんにお礼を申し上げます。

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コメント

おめでとうございます! やりましたね!
chiroroさん、4泊5日の日本海からの縦走、お疲れ様でした! ヤマレコの記録も、ホームページの山行記録も、懐かしく拝見しました。
 重荷を背負っての長駆、さぞ、お疲れだったことでしょう。でも、天空の鑓温泉や可愛らしく美しい高山植物が、疲れをいやしてくれしましたね。それにしても、chiroroさんの花の写真は秀逸ですね。また、花の名前もよくご存じでいらっしゃいます! しっかりと勉強させていただきました。
 たかだか1000円ほどの賛助金をけちる人、お花の上を平気で歩く人、用を足した後のティッシュを、これまた、平気で高山植物の上に捨ててくる人、テン場で夜遅くまで騒ぐ人・・・、私も、そんな人を見ると一喝する方です。来ないでほしいですよね!
 日本海から栂海新道を登る場合、唯一のエスケープはヒスイ峡へ降りる道なので、自分のペースでは不安になった人は、ほとんどがここから下りてしまうとの事です。2年ほど前に、明星山(ヒスイ峡の対岸にあるロッククライミングの山)にルートクライミングに行った時に、現地のタクシー運転手が、夜10時過ぎにタクシーを下山口まで呼ぶ登山者が結構居ると言ってました。
 
 もうすぐ、梅雨も明けますね。いよいよ夏山到来!
素敵な山行に恵まれますように!
                     mizuki
 
2012/7/22 21:43
栂海新道を歩くきっかけ・・・。
mizukiさん、コメントありがとうございます。
栂海新道を日本海・親不知から登ろうと最終的に決めたのは、ヤマレコでmizukiさんの記録を拝見したからなのでした。
栂海新道は、これを登るにしても下るにしてもアップダウンの多いコースですが、やはり徐々に標高を挙げていく充実感(苦しさ?)は別格ですね。
栂海新道を歩き切った解放感からか、特に3日目に体がだらけてしまって、白馬岳まで辛かったのですが、登山道脇を飾る花々は圧巻でした。
山でのトイレは致し方ありませんが、せめて、是非とも、ティッシュ・トイレットペーパーだけは持ち帰ってほしいものですね。(トイレットペーパーの芯の部分にビニールを押し込み、用済み後はそのビニールに入れて
持ち帰えっています。)
夏山シーズンがやってきました。楽しい山歩きを!
2012/7/23 7:28
プロフィール画像
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