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Yamareco

記録ID: 209253
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ハイキング
中国山地西部

安蔵寺山・ブナの稜線・オオアカゲラの森

2012年07月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:59
距離
10.1km
登り
821m
下り
812m

コースタイム

9:10奥谷登山口
9:41打原峠
10:25台地ヶ原
10:55ナラ太郎
13:17中峰
14:06安蔵寺山
14:30中峰
15:10ナラ太郎
15:35台地ヶ原
15:51打原峠
16:02奥谷登山口
天候 曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小郡IC−(R9号線)−日原ー(R187)ー左鐙ー奥谷登山口(駐車場)

奥谷登山口駐車場までの3kは未舗装林道。
 
登山口駐車場は約20台のスペース。トイレ、ベンチ、案内板あり
コース状況/
危険箇所等
このルートに危険箇所はなし。中国自然歩道の立派な標識が要所にあり迷うことなし。
長い稜線歩きの為、唯一の水場である登山口で十分水を確保して出発。
長いトレイルになるが激しいアップダウンはなく平坦な稜線が続く為あまり体力の消耗はなし。
この時期稜線でもヘビ、マムシに何度も遭遇。ハチも多く刺されない対策が必要。
それとクマ対策グッズは絶対必要です。ストックでも手に握っていれば少し気が楽かも
ここから砂利道になる
2012年07月21日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 16:28
ここから砂利道になる
奥谷駐車場に到着。誰もいないうちに出発と思っていると3台車が入ってきました。登山案内板で本日のルートを確認。トイレの横にある木の階段を上り林道を暫らく歩くと広場にでる。ここが林道終点でここから山道に入る。沢沿いにワサビ田を見ながら植林地を登る。
2012年07月21日 08:57撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 8:57
奥谷駐車場に到着。誰もいないうちに出発と思っていると3台車が入ってきました。登山案内板で本日のルートを確認。トイレの横にある木の階段を上り林道を暫らく歩くと広場にでる。ここが林道終点でここから山道に入る。沢沿いにワサビ田を見ながら植林地を登る。
2012年07月21日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 9:40
まもなく十字路の打原峠に到着。ここには石仏が安置されていて安蔵寺山の方向を向き合掌している。その方向に進みます。
2012年07月21日 09:41撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 9:41
まもなく十字路の打原峠に到着。ここには石仏が安置されていて安蔵寺山の方向を向き合掌している。その方向に進みます。
稜線に入るとそこはもう原始の様相
2012年07月21日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 9:52
稜線に入るとそこはもう原始の様相
2012年07月21日 09:53撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 10:10撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 10:11撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 10:20撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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台地ヶ原(982m)付近のブナ
2012年07月21日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 10:25
台地ヶ原(982m)付近のブナ
2012年07月21日 10:30撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 10:41撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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ミズナラの大木「ナラ太郎」がいるコルに到着。
2012年07月21日 10:55撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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ミズナラの大木「ナラ太郎」がいるコルに到着。
2012年07月21日 10:56撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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10月まで樹皮はラップされ害虫の繁殖を防ぎます。600歳の巨人は手厚い保護を受けている。この近くにもう一人ラップされているのを見た。
2012年07月21日 10:59撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 10:59
10月まで樹皮はラップされ害虫の繁殖を防ぎます。600歳の巨人は手厚い保護を受けている。この近くにもう一人ラップされているのを見た。
2012年07月21日 11:00撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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2012年07月21日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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目の前にウグイスが現れる
2012年07月21日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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目の前にウグイスが現れる
2012年07月21日 11:47撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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都市公園のような尾根道
2012年07月21日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 12:14
都市公園のような尾根道
巨大なカエルも縦走中(^○^)てゆうか踏みそうでした。何カエル?ほかにもヘビとか巨大ミミズとか踏みそうで悲鳴の絶えない尾根です。
2012年07月21日 12:30撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 12:30
巨大なカエルも縦走中(^○^)てゆうか踏みそうでした。何カエル?ほかにもヘビとか巨大ミミズとか踏みそうで悲鳴の絶えない尾根です。
中峰
2012年07月21日 12:57撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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中峰
中峰のブナ
2012年07月21日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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中峰のブナ
中峰のベンチでランチタイム(^−^)ここのベンチは雰囲気よし
2012年07月21日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 13:17
中峰のベンチでランチタイム(^−^)ここのベンチは雰囲気よし
中峰より安蔵寺山
2012年07月21日 13:31撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 13:31
中峰より安蔵寺山
寺屋敷跡付近でオオアカゲラをキャッチ
2012年07月21日 13:36撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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寺屋敷跡付近でオオアカゲラをキャッチ
2012年07月21日 13:38撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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垂直の樹木に摑まる為非常に鋭い爪をもっている
2012年07月21日 13:38撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 13:38
垂直の樹木に摑まる為非常に鋭い爪をもっている
シジュウカラ
2012年07月21日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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シジュウカラ
安蔵寺直下の樹林
2012年07月21日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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安蔵寺直下の樹林
香仙原からのトレイルが合流。割とクリアそう
2012年07月21日 14:02撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 14:02
香仙原からのトレイルが合流。割とクリアそう
山頂からの展望はあまりすっきりしない(^^)/正面は小五郎山か
2012年07月21日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
7/21 14:06
山頂からの展望はあまりすっきりしない(^^)/正面は小五郎山か
山頂のポスト。郵便受けみたいな感じでいい味出してます
2012年07月21日 14:07撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 14:07
山頂のポスト。郵便受けみたいな感じでいい味出してます
たっちいィ〜
2012年07月21日 14:08撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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7/21 14:08
たっちいィ〜
2012年07月21日 14:09撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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無事登山口に還ってきました
2012年07月21日 15:55撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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無事登山口に還ってきました
2012年07月21日 16:29撮影 by  Canon PowerShot SX30 IS, Canon
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撮影機器:

感想

この時期にこの山域に入るにはそれ相応の覚悟をしていたが想像を超え悲鳴をあげた。
稜線に出るまで登山道に張るクモの巣をストックでかきわけ進む。雨上がりの稜線はぬかるんでスパッツをつけるべきだった。登山道が広い所は泥沼でイノシシのぬた場状態。稜線なのに大勢のヘビに遭遇(*_*)。歩く2,3歩先を枝ではたきながら進む。
ぬかるみから出てくるながーい巨大ミミズ(*_*)
乾いた倒木にハチの巣があった。そこからハチがずっとつきまとう。顔のまわりを
飛び回る。耳が痛かったのだが刺されたのを帰ってから気付く(*_*)。(幸いスズメバチではなかった)
コバエ対策はあった(^○^)。好日山荘で購入した強力虫よけスプレー(1,000円位)これは
衣服用。そして肌用の虫よけスプレーの2本立て(^.^)/~~~
しかし効果は長くは続かなかった。目や鼻の穴に何度も突っ込んできた(*_*)

だからこの時期に行きたくなかった。しかしこのようなストレスを乗り越えれたのは
この山の原始的な森の姿だ。ブナ、ミズナラ等、次々に現れる森の巨人に心が躍った。巨人に会うたびに話しかけられた。なかなか先に進めない。


人気の高い安蔵寺山であるが今日は稜線で2名の単独行きの方にすれ違っただけ。
やはり晩秋の頃訪れたい山。

中峰の下りで コロロロロロロロォ〜ンと低音のドラミングが聴こえた。近くの
ブナの大木であるが多岐の枝に高すぎる樹高でどこにいるのかさっぱりわからない。すこし離れて探すがわからない。しばらくして稜線の反対側の枯れ木のてっぺんに
なにか飛んできた。腹部が赤くないのはオオアカゲラかな!鋭い爪で垂直の樹に留まり激しく頭を樹に打ちつけている。脳震盪おこさないのか(^○^)

さて安蔵寺主峰の周りは木々の間隔が広くなり笹床が目立つ。山頂からの眺望は天候も悪く冴えなかった。小五郎山ははっきりしていた。

ここまであまりにゆっくりしすぎたので急いで来た道を引き返します。平坦な稜線は走るように下りました。台地ヶ原を通過したあたりで今日最大の緊張が奔りました。斜面を駆け足で下ったところで山道脇の笹が急にザワザワッと動きました。
だれかそこにいたのです。そしてさらに笹を掻き分け進む音!もう一目散に走りました。途中、ヘビとかミミズとか踏んだかも(^○^)そこに誰がいたのかはあまり考えず打原峠に到着。ここまでなんと1時間弱。無神論者の私が傍にいる石仏様に
両手を合わせ拝んでいた。

峠からは少し余裕で下る。沢沿いのワサビ田が現れ駐車場に無事に帰って来れた。
単独行きをするならこんなことも覚悟していたつもり。山では何があっても自分一人。それなりの装備があってもなんの役に立たないかもしれない。全て自己責任。
でも自然の魅力にはかなわない。

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コメント

おはようございます。(^^♪
鳥君たちの良い写真
ドラミングを聞くといつも立ち止まって探しますがお目にかかれません。ラッキーでしたね。羨ましい
むかーし安蔵寺に行った時に同行のYちゃんが
(今、グォって声がした。ガサガサした。)と騒ぐのでとても疲れたのを思い出しました。
それからしばらくして匹見峡の側を車で移動中に沢で遊ぶ親子熊を見てこの辺りではそこら辺に熊がいるんだなと思って当時は子連れだったのでこの辺りの山には登らなくなりました。
いまだに登山者の少なそうな広見山と小五郎山は誘われても行く気がしません。
2012/7/23 10:30
初めまして
安蔵寺山 山口にいた頃一昨年の話ですが、安蔵寺トンネルからショートカットで登ってますが、ナラ太郎と
ブナの緑、クマ棚 が印象に残ってます。

展望についてですが、山頂よりも山頂を北に5分ぐらい高尻方面に行くと360度の絶景展望台がありますので
紅葉の季節にでも是非行ってみてください
2012/7/24 2:20
初めまして
tomuyanさんコメントありがとうございました。レス遅れてすみません。
tomuyanさんのレポいつも楽しく拝見しております 猛暑と節電に負けず投稿してくださいね。

匹見峡で親子熊が遊んでいたのに一緒に遊ばなかったのですか!

すみませんこれはクマに出会ったことのない私の戯言でした。クマはさておいて山で動物に出会うことってすごい感動がありますね



だけど今回私もグオっと声がした。ガサガサしたと騒いだYちゃんの気持ちが解るような気がします。
2012/7/24 21:38
初めまして
miccyanさん初めまして。2010年の安蔵寺山(トンネル往復)の記録拝見しております。このルートは確かに短時間でこのナチュラルフォレストの核心部を探索できるスマートなルートですね。今回、いろいろありましたがこの濃い自然を残したこの稜線を大変気に入ってしまいました。秋にまた訪れたいです。
2012/7/24 22:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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