立山・大日岳縦走
- GPS
- 13:06
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,716m
- 下り
- 3,195m
コースタイム
9:37室堂-10:20一ノ越-11:09雄山-12:25真砂岳-13:17別山-13:47剱御前小舎-14:47雷鳥沢キャンプ場
27日(金)
4:04雷鳥沢キャンプ場-5:48奥大日岳-7:16大日小屋-7:39大日岳-9:42大日平山荘-10:54猿ガ馬場-11:38登山口-11:50称名滝バス停
天候 | 26日:晴れ、微風 27日:曇り後晴れ、微風。標高の低いところは気温高く暑い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・立山駅から室堂までアルペンルート利用。平日のため混雑無し。 ・称名滝から立山駅までのバス便は本数が少ない。事前に確認を。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪は各所にあるが、距離が短く傾斜も緩いため、ピッケル・アイゼン等は不要。ルートは全般的に明瞭。危険箇所も特にない。ストックは全行程利用した。大日岳方面の登山道は、全般的に登山者は少ない。また、水は小屋以外からは得られない。 ・室堂→一ノ越:途中に数カ所残雪があり。登山者多い。 ・一ノ越→雄山:急登。登山者が多く、落石注意。 ・雄山→真砂岳→別山→剱御前小舎:雄山、大汝山周辺は登山者多いが、それ以降は減る。 ・剱御前小舎→雷鳥沢キャンプ場:急な下り坂。キャンプ場に近いところで残雪の上を歩く。キャンプ場はドコモ携帯利用可能。水は管理所内の水道か、キャンプ場内の水道から得られる。 ・雷鳥沢キャンプ場→奥大日岳:キャンプ場から登る場合、剱御前方面に行かないよう注意。稜線へ上がる際数カ所雪渓の上を歩くが、朝日の出前だったためか、雪が硬く氷に近い箇所もあった。日が昇り気温が高くなれば緩んで問題ないと思うが、早朝歩く場合はスリップ要注意。稜線に上がってからも残雪は各所にあった。 ・奥大日岳→大日小屋→大日岳:残雪の上を何カ所もあるくがいずれも距離は短く傾斜はほぼフラット。稜線歩きだがアップダウンは少なく快適。高山植物多数満開。登山者は大変少ない。奥大日岳の頂上は縦走路から少し離れている。 ・大日小屋→大日平:大日平までは急坂。天気が良ければ大日平山荘が下り始めからずっと見える(ずっと見えるがなかなか着かない)。大日平はほぼ木道の上を歩く。ワタスゲ多い。 ・大日平→登山口→バス停:地形図を見ても分かるように急坂。標高を一気に落とすが、距離は短い。登山口からバス停まではアスファルト道路を10分ほど歩く。称名滝を目指す観光客が多い。 |
写真
感想
立山の縦走はこれで3回目。今回は学校の夏休み期間に当たったため、学校登山と思われるグループを4〜5見掛けたが、いずれもマナー良し。室堂、一ノ越、雄山周辺は相変わらず混雑していたが、そこを抜けて真砂岳方面へ行くと人が減り自分のペースで歩けるようになった。この日"下界"は猛暑日だったようだが、3,000m級の稜線ともなるとさすがに涼しい。そのうちにスキーで来たいと思っている内蔵助カールや真砂沢を見ながら歩き別山へ。ここからは剱岳がよく見えた。剱沢のキャンプ場にテントを張り、剱岳を眺める贅沢も捨て難かったが、翌日の行動時間を考えて剱御前小舎から雷鳥沢へ下った。雷鳥沢は混雑しておらず、マナーの悪い者もらず、夕方には赤く染まる立山が見られた。このキャンプ場は整地も水はけも良く、水場・トレイも近いので利用しやすい。近隣施設の温泉も使えた記憶があるが、今はどうなのだろうか。
翌27日は暗いうちに起き出して準備を開始し、暗いうちに出発。テントはもちろん結露して湿り重くなっていた。この日も猛暑が予想されたため、涼しい時間に距離を稼ぐ予定。が、この日は朝のうちはガスが濃く涼しいが、展望は得られない。テント泊用の荷物と行動用の2リットルの水を担いで歩いてもほとんど汗もかかない。稜線に上がるまでに雪渓の上を歩いたが、何カ所かは雪が氷に近い状態になっていた。夜明け前で暗い中での移動の時は雪渓の状態が近寄ってよく見ないと良く分からないので緊張した。
稜線に上がり日の出の時刻を迎えてもガスのためほとんど何も見えなかったが、時折の雲の切れ間では、左手方向に室堂とそれに向かう高原道路が、右手には剱岳が見えた。奥大日岳に到着した時は雲が晴れて周りがよく見えたがこれも一時的でまたガスの中に入ってしまう。結局大日小屋付近まで曇り時々晴れの中を歩いた。大日岳に着いた頃には雲も取れ、剱岳等はっきり見ることができた。
大日小屋からの下りは急坂と暑さに見舞われた。下っても汗が滴るほどなので、登りの場合は相当暑いだろう。日差しを遮ってくれる樹林はなかった。下り始めてしばらくすると沢(2万5千分の1地形図にも載っていない)があらわれ、以降しばらくこの沢を何度か横切りながら標高を落とす。登山地図の水場マークはこの沢のことだろうか。標高を下げるに連れてさらに暑さが増してくる。大日平は気持ちの良い高原だが、この日は暑すぎた。時折吹く風がなければ日向には長時間いたくないほどだった。大日平山荘の日影にてしばし休憩し、木道を歩ききり、牛首付近までくると登山道があらわれ再び急坂を下る。標高1,000m付近まで下がるので暑さも本格的に。登山口に着きバス停まで移動。称名滝を目指す観光客と多くすれ違う。事前にバスの時間をよく確認しなかったため、バス停で1時間以上待つことに。ザックの中にあった濡れ物(テントやシュラフ等)を干して時間をつぶした。気温高く風もあったので、あっと言う間に乾いた。
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