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Yamareco

記録ID: 2120113
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

【大峰】稲村ヶ岳(1726m)大日山(1689m)バリゴヤノ頭(1580m)観音峰(1348m)

2019年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:40
距離
17.7km
登り
1,743m
下り
1,734m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:11
休憩
1:25
合計
11:36
7:00
7:01
57
7:58
8:00
29
8:29
8:29
70
9:39
9:41
29
10:10
10:11
48
10:59
11:02
16
11:18
11:43
13
11:56
12:31
60
13:31
13:32
72
14:44
14:48
50
15:38
15:44
59
16:54
16:56
28
17:24
17:25
18
17:43
17:43
5
17:48
17:50
27
◆ルートを決める際、「時計回り」か「反時計回り」かの選択がついて回ります。自転車を絡めない場合、駐車地は観音峰登山口・熊渡・白倉山橋の三カ所あたりが候補になります。
◆最も頭を悩ませたのは、バリゴヤノ頭と稲村ヶ岳とで、どちらを起点にして歩くのと安全かつ簡単か・・・です。日の短い時期なので、日没を迎えた時、ベターなのは?
◆プラス、下山地点から車を回収するポイントまでの標高の高低差もチェックしておきましょう。でないとあまりにショックが大きい(笑)。
◆今回の場合、バリゴヤノ頭を起点に稲村ヶ岳に向かって登るのはヤブ度が高ければ不利との予想がありました。かと言って、時計回りであれば、コースの後半がすべてバリ・ルートなので、不確定要素が多すぎることも考慮に入れる必要があります。特にバリゴヤの頭からの下降は暗いと相当負荷がかかります。そもそも人にも会わない可能性が大きいし、実際そうでした。
◆最終的には、今回のルート取りを決めるにあたり、国道306号に下山してからならば、日没を迎えても大丈夫、という想定のもと、Goサインを出しています。
◆稲村ヶ岳からバリゴヤの頭を狙う際には、岩場の下降は慎重を期しましょう。
◆この季節に今回のルートは完全に逆光なので、南向きの写真は期待薄です。
◆天ノ川温泉(\100値上げで\700)道の駅『黒滝』で前泊(トイレきれい)
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
観音峰展望台の展望地に立てば・・・
2019年11月23日 08:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 8:04
観音峰展望台の展望地に立てば・・・
山上ヶ岳、大日山、稲村ヶ岳、大普賢岳が手招きする
2019年11月23日 08:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 8:04
山上ヶ岳、大日山、稲村ヶ岳、大普賢岳が手招きする
こちらは弥山に頂仙岳
2019年11月23日 08:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 8:04
こちらは弥山に頂仙岳
観音峰、三ツ峰、法力峠を越えて歩くと、おやおや・・・つぶれてますな
2019年11月23日 11:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:00
観音峰、三ツ峰、法力峠を越えて歩くと、おやおや・・・つぶれてますな
山上辻まで来ると
2019年11月23日 11:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:08
山上辻まで来ると
稲村小屋でくつろぐ方の姿
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:13
稲村小屋でくつろぐ方の姿
大日山に向かいます
2019年11月23日 11:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:37
大日山に向かいます
大日山の山頂の祠に手を合わせ
2019年11月23日 11:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:42
大日山の山頂の祠に手を合わせ
金剛山や葛城山を拝み
2019年11月23日 11:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:47
金剛山や葛城山を拝み
大日さまに別れを告げて稲村ヶ岳をめざすと
2019年11月23日 11:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 11:59
大日さまに別れを告げて稲村ヶ岳をめざすと
阿弥陀ヶ森から大普賢岳へのスカイラインが素敵だ
2019年11月23日 12:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 12:10
阿弥陀ヶ森から大普賢岳へのスカイラインが素敵だ
おすまし顔の大普賢岳までが登場し
2019年11月23日 12:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 12:20
おすまし顔の大普賢岳までが登場し
山上ヶ岳・・・
もう親不孝しませんから、お許しくださいm(_ _)m
2019年11月23日 12:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 12:21
山上ヶ岳・・・
もう親不孝しませんから、お許しくださいm(_ _)m
待たせたな、仙千代姫っ!
2019年11月23日 12:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 12:22
待たせたな、仙千代姫っ!
稲村ヶ岳の三角点にローアングルで迫り
2019年11月23日 12:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 12:32
稲村ヶ岳の三角点にローアングルで迫り
バリゴヤノ頭への道、険し
2019年11月23日 13:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:00
バリゴヤノ頭への道、険し
慌てない慌てない
2019年11月23日 13:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:02
慌てない慌てない
弥山と釈迦が見える!
2019年11月23日 13:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:03
弥山と釈迦が見える!
行者還山と神童子谷
2019年11月23日 13:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:04
行者還山と神童子谷
いい感じで笹尾根歩き
2019年11月23日 13:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:12
いい感じで笹尾根歩き
笹原はさっさと歩きましょう(意味不明)
2019年11月23日 13:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:14
笹原はさっさと歩きましょう(意味不明)
おー、ブナ子ちゃん、私を待ち焦がれて幾星霜・・・?
2019年11月23日 13:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:15
おー、ブナ子ちゃん、私を待ち焦がれて幾星霜・・・?
とろけそう
2019年11月23日 13:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:16
とろけそう
いかん、いかん・・・再び行者還山見て気持ち引き締める
2019年11月23日 13:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:16
いかん、いかん・・・再び行者還山見て気持ち引き締める
笹尾根にちくちくしながらM系歩き
2019年11月23日 13:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:19
笹尾根にちくちくしながらM系歩き
バリゴヤ見て鼻血出し・・・
2019年11月23日 13:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:35
バリゴヤ見て鼻血出し・・・
倒木もまたいとをかし
2019年11月23日 13:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 13:39
倒木もまたいとをかし
こんなとこも降りたりしてさ
2019年11月23日 14:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:15
こんなとこも降りたりしてさ
エグいぞ、バリゴヤ
2019年11月23日 14:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:21
エグいぞ、バリゴヤ
クリタケと信じて食べたらあの世行きか
2019年11月23日 14:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:30
クリタケと信じて食べたらあの世行きか
でも、おいしそ
・・いや、やっぱやめとこ
2019年11月23日 14:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:33
でも、おいしそ
・・いや、やっぱやめとこ
大日さまと稲村さん
2019年11月23日 14:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:43
大日さまと稲村さん
やったー
バリゴヤノ頭
2019年11月23日 14:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:51
やったー
バリゴヤノ頭
深山の趣
よくぞ歩いた
2019年11月23日 14:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 14:54
深山の趣
よくぞ歩いた
言葉を越えた美しさ
実はオレってロマンチスト
・・・誰も信じない!?
2019年11月23日 15:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:01
言葉を越えた美しさ
実はオレってロマンチスト
・・・誰も信じない!?
またまた行者還山・・・いい感じ
またね
2019年11月23日 15:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:34
またまた行者還山・・・いい感じ
またね
奥座敷の大台ヶ原

2019年11月23日 15:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:37
奥座敷の大台ヶ原

こりゃ珍し
稲村さんとバリゴヤのツーショット
2019年11月23日 15:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:43
こりゃ珍し
稲村さんとバリゴヤのツーショット
ここでテン泊したいくらい
2019年11月23日 15:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:43
ここでテン泊したいくらい
下界めざしてまっしぐら
2019年11月23日 15:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11/23 15:51
下界めざしてまっしぐら
撮影機器:

感想

G20の外相会合があるという週末。名古屋高速も名二環も交通規制が敷かれる・・・その影響のないアクセスが出来る山行を探そう・・・ってことで大峰へ。

2度目に大普賢に登った際、バリゴヤの頭を見てしまったばかりに、「いつかは!」と狙っていたルートです。地図とにらめっこして、いいルートを思いつきました。

「南朝ロマンの道」というのに、この世でもっともロマンとほど遠いヤツが行く(笑)。観音峰展望台は枯れススキが朝日に輝く、胸のすくような明るい空間。山上ヶ岳に大日山、稲村ヶ岳、大普賢岳が青と黒の山水図だ。弥山や頂仙岳をふり仰げば胸おどる。

・・・にしてもこの空の青さはどうだろう。観音峰山から三ツ峰、法力峠区間は植林界を通るコースなので、辛抱強く歩きましょう。稲村小屋の建つ山上辻までは、女人山上のための心づくしを感じる道作り。無理を感じさせない信仰の道ですが、階段や橋が老朽化しているので慎重に。

稲村小屋前のベンチでくつろぐお二人に挨拶して先を急ぎます。早くも下山してくる方がみえます。軽快な足取りでクロモジ尾に消えていきます。

大日キレットから折り返します。ゴリラの頭のような大日山のてっぺんを目指します。スリリングでいいね。「おんばさら だとばん あびら うんけん」大日さまの真言です。・・・祠の中の大日さまが微笑んだ気がしました。にわか信者をお許しください。

ここからは観音峰尾根や、その背後にある金剛山、葛城山も一望のもと。下りかけると、空身の2人組さんが登ってみえました。「バテバテなんですよ」と頭下げますが、そんな必要ありません。お互いさまですから。キレットには彼らの大きなザックが置いてありました。さもありなん。お疲れさま。

稲村ヶ岳へ。あつらえたようなパノラマじゃん!山上ヶ岳から阿弥陀ヶ森、大普賢岳あたりの景色は白眉。あ、そうそう、山上ヶ岳の左には室生火山群、大普賢岳の左には仙千代ヶ峰だね。

なぜか、ほら貝吹くお2人さん。山頂には「手袋片方忘れた〜」のご夫婦。「ブレスサーモですよね?それなら法力峠に置き忘れてありましたよ」と、すかさず皆さんフォローに入ります。

さて、本日の本番はこれからだ。バリゴヤの頭へGO! です。さっそく東尾根に誘いこまれて冷や汗をかく。紙地図とコンパスなかったらアウトです。きちんと地図さえ見てれば難しくないのに。そこをミスるのが先入観ってやつだよ。登山道がどこについているのか、尾根がどこから派生しているかよく見よう・・・自戒をこめて。

シャクナゲの薮や笹尾根や崖っぷちを巧妙に避けてルートがついています。山馴れていれば、よほどの困難はないかと。けれども、油断すると無傷では済みません。

ドンブリ辻からのきつい登り返しに泣きながら、憧れのバリゴヤの頭に立つ。自然にガッツポーズ出ちゃう。南峰に移動。東端まで往復して行者還山をうかがう。

さて、下山。強力尾根の頭へ。見所は.丱螢乾笋瞭と稲村ヶ岳のツーショット行者還岳の勇姿と大台ヶ原の遠景L鏤海伴甓爛岳らの主峰たちの艶姿・・・

下山は慎重に。毛敷(モジキ)谷と南谷の出合を狙って高度を落とします。水路脇に降り立てばまもなく三桁酷道(R309号)です。やったぜ!

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