【大峰】稲村ヶ岳(1726m)大日山(1689m)バリゴヤノ頭(1580m)観音峰(1348m)
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- GPS
- 11:40
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,734m
コースタイム
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:36
◆最も頭を悩ませたのは、バリゴヤノ頭と稲村ヶ岳とで、どちらを起点にして歩くのと安全かつ簡単か・・・です。日の短い時期なので、日没を迎えた時、ベターなのは?
◆プラス、下山地点から車を回収するポイントまでの標高の高低差もチェックしておきましょう。でないとあまりにショックが大きい(笑)。
◆今回の場合、バリゴヤノ頭を起点に稲村ヶ岳に向かって登るのはヤブ度が高ければ不利との予想がありました。かと言って、時計回りであれば、コースの後半がすべてバリ・ルートなので、不確定要素が多すぎることも考慮に入れる必要があります。特にバリゴヤの頭からの下降は暗いと相当負荷がかかります。そもそも人にも会わない可能性が大きいし、実際そうでした。
◆最終的には、今回のルート取りを決めるにあたり、国道306号に下山してからならば、日没を迎えても大丈夫、という想定のもと、Goサインを出しています。
◆稲村ヶ岳からバリゴヤの頭を狙う際には、岩場の下降は慎重を期しましょう。
◆この季節に今回のルートは完全に逆光なので、南向きの写真は期待薄です。
◆天ノ川温泉(\100値上げで\700)道の駅『黒滝』で前泊(トイレきれい)
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
G20の外相会合があるという週末。名古屋高速も名二環も交通規制が敷かれる・・・その影響のないアクセスが出来る山行を探そう・・・ってことで大峰へ。
2度目に大普賢に登った際、バリゴヤの頭を見てしまったばかりに、「いつかは!」と狙っていたルートです。地図とにらめっこして、いいルートを思いつきました。
「南朝ロマンの道」というのに、この世でもっともロマンとほど遠いヤツが行く(笑)。観音峰展望台は枯れススキが朝日に輝く、胸のすくような明るい空間。山上ヶ岳に大日山、稲村ヶ岳、大普賢岳が青と黒の山水図だ。弥山や頂仙岳をふり仰げば胸おどる。
・・・にしてもこの空の青さはどうだろう。観音峰山から三ツ峰、法力峠区間は植林界を通るコースなので、辛抱強く歩きましょう。稲村小屋の建つ山上辻までは、女人山上のための心づくしを感じる道作り。無理を感じさせない信仰の道ですが、階段や橋が老朽化しているので慎重に。
稲村小屋前のベンチでくつろぐお二人に挨拶して先を急ぎます。早くも下山してくる方がみえます。軽快な足取りでクロモジ尾に消えていきます。
大日キレットから折り返します。ゴリラの頭のような大日山のてっぺんを目指します。スリリングでいいね。「おんばさら だとばん あびら うんけん」大日さまの真言です。・・・祠の中の大日さまが微笑んだ気がしました。にわか信者をお許しください。
ここからは観音峰尾根や、その背後にある金剛山、葛城山も一望のもと。下りかけると、空身の2人組さんが登ってみえました。「バテバテなんですよ」と頭下げますが、そんな必要ありません。お互いさまですから。キレットには彼らの大きなザックが置いてありました。さもありなん。お疲れさま。
稲村ヶ岳へ。あつらえたようなパノラマじゃん!山上ヶ岳から阿弥陀ヶ森、大普賢岳あたりの景色は白眉。あ、そうそう、山上ヶ岳の左には室生火山群、大普賢岳の左には仙千代ヶ峰だね。
なぜか、ほら貝吹くお2人さん。山頂には「手袋片方忘れた〜」のご夫婦。「ブレスサーモですよね?それなら法力峠に置き忘れてありましたよ」と、すかさず皆さんフォローに入ります。
さて、本日の本番はこれからだ。バリゴヤの頭へGO! です。さっそく東尾根に誘いこまれて冷や汗をかく。紙地図とコンパスなかったらアウトです。きちんと地図さえ見てれば難しくないのに。そこをミスるのが先入観ってやつだよ。登山道がどこについているのか、尾根がどこから派生しているかよく見よう・・・自戒をこめて。
シャクナゲの薮や笹尾根や崖っぷちを巧妙に避けてルートがついています。山馴れていれば、よほどの困難はないかと。けれども、油断すると無傷では済みません。
ドンブリ辻からのきつい登り返しに泣きながら、憧れのバリゴヤの頭に立つ。自然にガッツポーズ出ちゃう。南峰に移動。東端まで往復して行者還山をうかがう。
さて、下山。強力尾根の頭へ。見所は.丱螢乾笋瞭と稲村ヶ岳のツーショット行者還岳の勇姿と大台ヶ原の遠景L鏤海伴甓爛岳らの主峰たちの艶姿・・・
下山は慎重に。毛敷(モジキ)谷と南谷の出合を狙って高度を落とします。水路脇に降り立てばまもなく三桁酷道(R309号)です。やったぜ!
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