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Yamareco

記録ID: 213363
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

チョキ・八幡山 / 金峰は肉薄すれど敗退

2012年08月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
10.6km
登り
1,135m
下り
1,128m

コースタイム

06:40 林道路肩駐車地点から出発(標高約1660m)
06:50 登山道に入る(標高約1650m)
07:15 チョキ山頂到着(標高1883m)
(朝食・休憩10分)
07:25 チョキ出発
09:45 P2035m峰
10:20 八幡山山頂到着(標高2088m)
(休憩5分)
11:00 祠
12:00 撤退地点(標高約2320m) 以上往路所要5時間20分(標高差約670m)
13:30 八幡山山頂
13:50 P2035m峰
15:10 チョキ山頂
15:40 駐車地点帰着 以上復路所要3時間40分
  合計所要時間9時間00分
天候 天気/ 快晴(AM6)〜薄曇り(AM12〜)
気温/ 18℃(AM6)〜27℃(PM3)
風 / 終日無風
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線(甲府バイパス)の「竜王駅入口」交差点から竜王駅前を通って県道25号+101号線を北上。
中央道からなら双葉SAで降り、敷島市街「中下条交差点」を左折でも良い。韮崎ICからホッチ峠経由も近い。
上福沢で「県営林道観音峠大野山線」に入り、観音峠、長窪峠、木賊峠と進んでクリスタルラインで甲府方面へ。
1.4km先で北に分岐する未舗装林道に入って300m先の分岐を右に進む。
コース状況/
危険箇所等
[林道〜チョキ]
巾広の尾根を九十九折りの道。1750m付近に地形図にないピークあり。

[チョキ〜八幡山]
チョキから東に向かう道はなだらかで草原のような中を進む。
尾根が北に折れる周辺で道が不明瞭になり、その先の1990m尾根に乗るまでが迷いやすいので注意。
1990m尾根から先は再び尾根道となり、迷うことなく進む。

[八幡山〜祠〜撤退地点]
シャクナゲの密林の中を進む。一見、道が不明でもシャクナゲ林の中に顔を入れると踏み跡が見える。
祠の前後100mくらいはまったく道が不明で往復とも藪こぎ。

その他周辺情報 [コンビニ・トイレ]
敷島市街の「上町交差点」角のセブンイレブンが最終。
または、韮崎IC出てすぐの道路左側のセブンイレブン。

[日帰り入浴施設]
甲斐市営志麻の湯(毎週月曜定休)
http://yamanashikotsu.co.jp/kai-onsen/shima.htm

[写真]
下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1024pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
木賊峠から林道クリスタルラインを走ると約1.4kmで市境界(甲府/北杜)に到着。
ここを左のダート道に入る。(普通車でも充分)
木賊峠から林道クリスタルラインを走ると約1.4kmで市境界(甲府/北杜)に到着。
ここを左のダート道に入る。(普通車でも充分)
ダートを約1kmほど入ったところ。
高圧鉄塔ピークの北で車を停める。
他県ナンバー車が3台。皆様どこへ?
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ダートを約1kmほど入ったところ。
高圧鉄塔ピークの北で車を停める。
他県ナンバー車が3台。皆様どこへ?
その先の道はこんな状態。
雨水が走った跡か、道が深く削られている。
その先の道はこんな状態。
雨水が走った跡か、道が深く削られている。
駐車場所から約10分で林道左に赤テープ。
ここがチョキの登山口だ。
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駐車場所から約10分で林道左に赤テープ。
ここがチョキの登山口だ。
広々した尾根斜面を登っていく。
道は薄いがどこを歩いてもOK。
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広々した尾根斜面を登っていく。
道は薄いがどこを歩いてもOK。
途中に小ピークあり、そこを登ってみると・・・。
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途中に小ピークあり、そこを登ってみると・・・。
こんな正体不明の遺物。
この木、逃げちゃうのか?
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こんな正体不明の遺物。
この木、逃げちゃうのか?
まわりに展望がないと思っていたら背後にこんな絶景が見えていた。
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まわりに展望がないと思っていたら背後にこんな絶景が見えていた。
チョキの山頂が見えて来た。
チョキの山頂が見えて来た。
チョキ山頂到着!。りっぱな三角点標もかわいい山頂標識もある。
その先には瑞牆山が大きい。
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チョキ山頂到着!。りっぱな三角点標もかわいい山頂標識もある。
その先には瑞牆山が大きい。
瑞牆も入れて記念撮影(^^)。
やっぱ、このポーズでしょう。
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瑞牆も入れて記念撮影(^^)。
やっぱ、このポーズでしょう。
チョキ山頂標と瑞牆山のアップ
チョキ山頂標と瑞牆山のアップ
チョキの北には無名の小ピーク(約1850m)。
巻き道なく、これも登っていく。
チョキの北には無名の小ピーク(約1850m)。
巻き道なく、これも登っていく。
ピークを越えると道は東に折れて下る。
朝日を浴びた草原の気持ちいい道。
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ピークを越えると道は東に折れて下る。
朝日を浴びた草原の気持ちいい道。
道が再び北に折れた先。
この先に道が続くのだが、こいつらがじゃま!。
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道が再び北に折れた先。
この先に道が続くのだが、こいつらがじゃま!。
道が崖際になる。右は伝丈沢支流の最上部だ。
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道が崖際になる。右は伝丈沢支流の最上部だ。
その先で道が森の中に突入するとまた、この「境界見出標」が現れた。
その先で道が森の中に突入するとまた、この「境界見出標」が現れた。
途中でこんな巨岩を巻く。
途中でこんな巨岩を巻く。
「♪ヤブを越えいこうよ。口笛吹きつつ〜」。
思わず歌ってる。それにしても古いな・・・。
「♪ヤブを越えいこうよ。口笛吹きつつ〜」。
思わず歌ってる。それにしても古いな・・・。
2035mピークの南鞍部。
どういうわけか鞍部はたいていこんな穏やかな表情。
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2035mピークの南鞍部。
どういうわけか鞍部はたいていこんな穏やかな表情。
2035mピーク先、八幡山との間の鞍部。
鋼索やドラム缶などが散乱。
鉱山の遺構だろう。
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2035mピーク先、八幡山との間の鞍部。
鋼索やドラム缶などが散乱。
鉱山の遺構だろう。
八幡山に到着。もうシャクナゲの花も迎えてくれない。
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八幡山に到着。もうシャクナゲの花も迎えてくれない。
山頂から東を望む「定番ショット」。
天気はそこそこで眺めはいい。
山頂から東を望む「定番ショット」。
天気はそこそこで眺めはいい。
八幡山を過ぎ、北に金峰山現る。
「ターゲットロックオン!」という気分。
(この時は、まだ甘かった)
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八幡山を過ぎ、北に金峰山現る。
「ターゲットロックオン!」という気分。
(この時は、まだ甘かった)
歩いていたら顔の前に切り株!。危ないよ。
歩いていたら顔の前に切り株!。危ないよ。
足元に白い石英が沢山散乱し始める。大きいのは5,6kgはありそうだ。
このあたり、水晶採掘したらしい穴が数カ所あり。
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足元に白い石英が沢山散乱し始める。大きいのは5,6kgはありそうだ。
このあたり、水晶採掘したらしい穴が数カ所あり。
と、思ったらこの祠。中に石英が供えられていた。
鉱山の山神様か。
この先まったく道なく、猛烈な藪こぎを強いられる。
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と、思ったらこの祠。中に石英が供えられていた。
鉱山の山神様か。
この先まったく道なく、猛烈な藪こぎを強いられる。
目標の12時になり、撤退地点。
西側に小川山が望まれるが瑞牆山は見えなかった。
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目標の12時になり、撤退地点。
西側に小川山が望まれるが瑞牆山は見えなかった。
北の方には八幡尾根が金峰まで続いている。
残念だが、まだとても行き着ける距離ではない。
北の方には八幡尾根が金峰まで続いている。
残念だが、まだとても行き着ける距離ではない。
チョキまで帰ってきた。
北東側からチョキ山頂を見上げる。
チョキまで帰ってきた。
北東側からチョキ山頂を見上げる。

感想

カミさんと息子が一緒にキャンプに出かけてしまい、ぽっかり空いた日曜日。
どこか山に行こうと考えましたが、夏休みでしかも日曜日、メジャーどころに行って登山渋滞に巻き込まれるのはイヤだ、なるべく誰も行きそうもないところは、と考えて結局「それならチョキだろう。」ということに。
かねてからの宿題である「八幡尾根踏破−金峰山登頂」も目指すことにしました。
チョキから金峰まで地形図を3枚に分けてプリントし、万全を期して臨みます。

クリスタルラインを走り、目的のダート林道に進入。
あわよくばチョキ登山口横まで乗り付けるつもりだったのですが、途中まで行ったら道があまりにも荒れ果てて、私の四駆でもその先進めるか怪しくなって涙ものの「100mバック」します。
そこは道がちょっと広くなっており、すでに車が3台停まっていました。どれも他県ナンバーです。こんなところに他県からいったいどこを目指してこられたんでしょう?。
それらの横につつましく駐車し、そこから歩行開始です。
歩行約10分でチョキの登山口に到着。赤いテープがいくつもあって見逃しません。
道はあまりはっきりしませんが、どこを歩いても山頂に導かれるような「安心ルート」です。
登山口から30分ほどでチョキの山頂に到達。せまい山頂ですが、どっしりとした三角点石標と瑞牆山の勇姿が出迎えてくれました。

チョキ山頂では朝ごはん休憩し、その先に進みます。
道が尾根をたどるような部分は迷わないのですが、チョキから約1時間の地点、道が東から北に向きを変える付近がまったく不明瞭でした(写真15付近)。
シャクナゲの中を進んでは行き止まり、戻ろうとするとすでに元の場所がわからない(^^)。
ピンクテープを持参し、要所に巻きながら来たのですが、ちょっと戻ろうとするともうテープなどまったく見あたりません。
何回も同じ場所をぐるぐる巡っているとなんだか「巨大迷路ゲーム」とかやっているような気分になりました。
周回予定なら、見つけた道を先に進めばいいのですが、同じルートを戻る「ピストン」の予定なので帰路をはっきりさせて置かないと帰りに迷ってしまします。
それで正しいルートを見つける度に迷った道を逆戻りしてテープを巻きながら正しいルートまで誘導するように目印をつけてから進むので手間がかかります。

この付近かれこれ一時間近く費やしてやっと次の尾根に進みました。
その先は再び尾根筋なので迷わずに進めます。
2035mピークを過ぎ、八幡山との間の鞍部には鋼索、トタン板やドラム缶が散乱していました。
ここは西は枇杷窪沢、東は伝丈沢につながるポイントです。枇杷窪沢には同じような鋼索が残置されていたので、これらの遺構も水晶採掘の遺構であることは間違いなさそうです。
話によると小尾八幡山鉱山で採掘された水晶はみないったん黒平に運ばれて選別されたのち「黒平産」という「ブランド」で出荷されたとか。
そうだとするとこの鋼索で枇杷窪沢から黒平まで運んでいたのに違いありません。
(伝丈沢の方にも同じような正体不明の廃屋がある)。

八幡山はシャクナゲ満開の6月以来の訪問。もちろん今回は花など咲いていません。
手前で手間取ったため目標の9時どころか10時すぎの到着です。
折り返し(撤退)は12時と決めていたので、前回下りで3時間かかった金峰−八幡山間を2時間で行けるか不安な状況です。

2度目だから、と気を落ち着けて慎重に進めば案外明瞭に踏み跡が見えてきて、この調子なら行けるか、と思い始めたところが、やっぱり猛烈なヤブこぎは免れません。
足元に白い石英が散乱し、水晶を掘ったらしい穴がいくつも開いているところを過ぎ、前回まったく見のがしてしまった祠にひょっこりでてしまったのはいいのですが、その先は全然道がありません。
この部分含めてヤブこぎでは、靴紐ほどけること数十回、メガネ飛ばされること3回、指をきること2ヶ所、得体の知れない虫さされ1ヶ所、さらにいつの間にかリュックのファスナーが開いてしまうという怪現象も2回。おそらくファスナーが枝にひっかかったのでしょうが・・。

で、結果八幡山から約1時間半掛けて進んだ距離は約1.2km。時速800mという鈍速で敗退となりました。
2度目であってもまったく楽をさせてもらえなかった八幡尾根。
次回(て、来年のシャクナゲ時期?)はナタ持参でぶった切りながら進んでやるぞ、とリベンジを考えています。
(国立公園内にて無許可で樹木を切るのは自然公園法違反でした。逮捕されちゃいます。)
その時のレコはtomo1839様に倣ってこう名付けましょうか。
「ドMな八幡尾根で傷だらけ。超ワイルドだぜ。」

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コメント

こんばんはpasocomさま
また行かれたのですね
もうすでに充分「超ワイルド」ですヨ。

祠もリベンジおめでとうございます。
この付近、右に出るものがいない位
pasocomさまが一番詳しいのではないかと思います。
もはや藪こぎのプロですね。

赤テープでルート整備ありがたい気がします。
お気をつけてどうぞ。
2012/8/8 0:21
RE;nori3様/八幡尾根は手強すぎ
nori3様、おはようございます。
性懲りもなくまた出かけてしまいました。
前回の「当分ヤブこぎはしないぞ。」から、わずか二ヶ月で出かけているのですから大嘘つきです(^^)。

当日は天気よかったので快晴の八ヶ岳方面を見て、こんなところじゃなくあっちがよかったなあ、と思っていました。自分でそう思っているのに八幡尾根に来てしまうなんて相当の「へそ曲がり」ですね。

それでも今回は「廃屋」と「祠」という二つを発見して、それなりの収穫でした。
廃屋のワイヤーを見た時に思い出したのは芦安鉱山のワイヤーです。あそこも採掘した鉱石を芦安まで運搬していたそうで、当時すごい距離のワイヤーが張ってあったのでしょう。
そう考えると、こちらでも枇杷窪沢から黒平までワイヤーがつながっていたとしても驚くには及びません。

それにしても帰ってから改めて「Futaro様」の記録を見直しましたが、この方もチョキから金峰まで7時間半かかっているんですね。
この尾根、やっぱ歩くにはちょっと手強すぎ、と痛感しています。
2012/8/8 5:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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