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Yamareco

記録ID: 2138773
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
比良山系

釈迦ヶ岳〜武奈ヶ岳〜釣瓶岳周回

2019年12月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.1km
登り
1,399m
下り
1,392m

コースタイム

日帰り
山行
7:59
休憩
1:01
合計
9:00
7:36
69
スタート地点
8:45
8:50
27
9:17
9:17
53
10:10
10:30
42
11:12
11:12
18
11:30
11:30
18
11:48
11:48
12
12:00
12:30
56
13:26
13:26
13
13:39
13:45
24
14:09
14:09
25
14:34
14:34
26
15:00
15:00
51
15:51
15:51
45
林道出合
16:36
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鹿々瀬バス停近くの路肩に駐車。
コース状況/
危険箇所等
寒風峠までの沢筋ルートは、所々でルートファインディングが必要。
寒風峠から釣瓶岳は問題なし。
釣瓶岳からの下りは地図読みのレベルを問われるような難度の高いルートだった。
自分のレベルでは、地形図では間に合わずにGPSの世話になってしまった。
北比良とリトル比良に囲まれた鹿々瀬の里。
今回はここからスタート。
2019年12月09日 07:37撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:37
北比良とリトル比良に囲まれた鹿々瀬の里。
今回はここからスタート。
蛇谷ヶ峰にも雪はなさそう。
軽アイゼンは入れてきたが、使うシーンはないか?
2019年12月09日 07:37撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 7:37
蛇谷ヶ峰にも雪はなさそう。
軽アイゼンは入れてきたが、使うシーンはないか?
リトル比良、寒風峠への登りはいきなりのバリエーションっぽい難路。
沢沿いのルートなので分岐に注意。
2019年12月09日 08:23撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 8:23
リトル比良、寒風峠への登りはいきなりのバリエーションっぽい難路。
沢沿いのルートなので分岐に注意。
ここからは展望の良い稜線歩き。
2019年12月09日 08:42撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 8:42
ここからは展望の良い稜線歩き。
2019年12月09日 09:18撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 9:18
2019年12月09日 09:18撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:18
朝の冷え込みで湖面から水蒸気が上がってくる。
2019年12月09日 09:50撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:50
朝の冷え込みで湖面から水蒸気が上がってくる。
2019年12月09日 09:50撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 9:50
空の青さは申し分ない。
2019年12月09日 09:51撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 9:51
空の青さは申し分ない。
2019年12月09日 09:53撮影 by  SH-03J, SHARP
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ヤケ山からグイッと登ってヤケオ山。
2019年12月09日 10:15撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 10:15
ヤケ山からグイッと登ってヤケオ山。
釈迦ヶ岳の向こうには蓬莱山。
2019年12月09日 10:15撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 10:15
釈迦ヶ岳の向こうには蓬莱山。
気持ちの良い稜線が続く。
2019年12月09日 10:26撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 10:26
気持ちの良い稜線が続く。
日差しがまぶしい。
2019年12月09日 10:30撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 10:30
日差しがまぶしい。
まだアイゼンは必要ないが、気温が上がると泥と雪がズルズルぬめり出し、ちょっと厄介な足元。
2019年12月09日 11:10撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 11:10
まだアイゼンは必要ないが、気温が上がると泥と雪がズルズルぬめり出し、ちょっと厄介な足元。
釈迦岳山頂
2019年12月09日 11:13撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:13
釈迦岳山頂
カラ岳の電波塔。
2019年12月09日 11:29撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 11:29
カラ岳の電波塔。
ロッジ跡に到着。
2019年12月09日 11:49撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 11:49
ロッジ跡に到着。
ゲレンデ跡を下りた先に八雲池。
2019年12月09日 11:56撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 11:56
ゲレンデ跡を下りた先に八雲池。
今日は下山を急ぐ必要がないので、久々にゆっくり昼食タイム。
2019年12月09日 12:21撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 12:21
今日は下山を急ぐ必要がないので、久々にゆっくり昼食タイム。
武奈ヶ岳へのルートは、ゲレンデコースを選択。
日差しの中、身体を温めながら一気に登る。
2019年12月09日 12:43撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 12:43
武奈ヶ岳へのルートは、ゲレンデコースを選択。
日差しの中、身体を温めながら一気に登る。
コヤマノ岳は一面の雪景色。
2019年12月09日 13:23撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 13:23
コヤマノ岳は一面の雪景色。
2019年12月09日 13:23撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 13:23
再び稜線へ。
2019年12月09日 13:34撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 13:34
再び稜線へ。
武奈ヶ岳山頂
2019年12月09日 13:38撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 13:38
武奈ヶ岳山頂
釈迦ヶ岳、ヤケオ山を振り返る。
2019年12月09日 13:38撮影 by  SH-03J, SHARP
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釈迦ヶ岳、ヤケオ山を振り返る。
2019年12月09日 13:38撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 13:38
山頂と太陽を背に、北に進む。
2019年12月09日 13:46撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 13:46
山頂と太陽を背に、北に進む。
2019年12月09日 13:46撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 13:46
細川越
2019年12月09日 14:09撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:09
細川越
地面に落ちていても、方向は合っている。
2019年12月09日 14:10撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:10
地面に落ちていても、方向は合っている。
ブナの木の影が細かい縞模様になって、白樺の木肌のようだ。
2019年12月09日 14:16撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:16
ブナの木の影が細かい縞模様になって、白樺の木肌のようだ。
釣瓶岳
今日最後のピーク
2019年12月09日 14:34撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 14:34
釣瓶岳
今日最後のピーク
2019年12月09日 14:42撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:42
2019年12月09日 14:43撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:43
2019年12月09日 14:56撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 14:56
鹿ヶ瀬に向かってひたすら尾根を下る。
登山道はほとんど消滅していて、何度もGPSに頼ってしまった。
2019年12月09日 15:01撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 15:01
鹿ヶ瀬に向かってひたすら尾根を下る。
登山道はほとんど消滅していて、何度もGPSに頼ってしまった。
時間、地形、倒木、赤テープ・・・
気にすることが多すぎる下り。
集中力が高まる。
2019年12月09日 15:37撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 15:37
時間、地形、倒木、赤テープ・・・
気にすることが多すぎる下り。
集中力が高まる。
沢沿いの林道まで下りてきた。
2019年12月09日 16:14撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 16:14
沢沿いの林道まで下りてきた。
ゲートを出ると、山から里に帰った気分。
2019年12月09日 16:24撮影 by  SH-03J, SHARP
12/9 16:24
ゲートを出ると、山から里に帰った気分。
車が見えた。
見上げると月が出ていた。
2019年12月09日 16:32撮影 by  SH-03J, SHARP
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12/9 16:32
車が見えた。
見上げると月が出ていた。

装備

個人装備
グローブ 防寒着 雨具 ゲイター サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ 携帯トイレ

感想

久しぶりに比良の山を歩いてきた。

今年はなかなか時間が取れずに日帰り山行の回数が減ってしまっていたが、少し白くなった山を見るともう気持ちが抑えられなくなって動いてしまった。

今回は一日をフルに使える珍しい機会なので、朝も余裕を持ってのスタートが取れるし、夕方まで時間を使える。
そこで立てたプランは、リトル比良から八雲、武奈ヶ岳、釣瓶岳を縦走する周回ルート。
欲張り過ぎると歩ききれないので、鹿ヶ瀬を起点に寒風峠から入り、イクワタ峠から下りる短縮バージョンを組んでみた。

いつもの見慣れた道ではない、寒風峠への沢沿いのルートを辿る。
ずっと以前に雪のリトル比良を歩いた時にフランス人のセバスチャンとサラに出合い、一緒にエスケープルートを下りてきたのがこの沢筋だった。
あの時は深い積雪の中、赤テープをさがしながら何とか下山できたが、今回は雪もなく、全く違う山を歩いているようだ。
歩く人はほとんどいないのか、道として判別できないところも多い。
時々立ち止まってはルートを確かめ、慎重に登る。
(GPSには出来るだけ頼らずに進みたくて、今日も地形図を片手に持っての山行。)

なんとかスムーズに寒風峠に到着。
やはり登りはまだ気楽にいられる。

ヤケ山、ヤケオ山、釈迦ヶ岳とピークを繋いで歩く。
スタート時には冷え込んでいたが、快晴の空の日差しは強く、背中に汗をかき出す。
1000mあたりではもう雪を踏んで登っているが、固く締まるような気温ではないので半分解けてきている。 それが地面の泥と混じってなんとも歩きにくい斜面だ。

八雲ヶ原に着いたのがちょうど正午ごろ。
いつもは立ったままおにぎりをパクついてごちそうさまだが、今日は時間がある。
(12時に昼食なんて普段の生活でもありえない)
カップラーメン用にストーブで湯を沸かすだけのことだが、とてものんびりしている気分で居心地がいい。
日差しの暖かさにうとうと居眠りでもしたくなる。

ゆっくりしたら、武奈ヶ岳までは身体を温め直しながら一気に登る。
コヤマノ岳から武奈ヶ岳にかけては雪の量が増え、土の露出がなくなってきたので足元も汚れない。
斜面の下りでも雪が足をホールドしてくれるのでズルズル滑らず快適に歩ける。
四方を見回すと、遠方の伊吹山や彼方の白山あたり以外はまだ雪を被っていない。
冬景色はもう少し待たなければならないようだ。
この比良一帯だけが白く色づき、歩いているのが贅沢に思えて気分がいい。

どこから先はトレースも減り、しばらくは尾根を独り占めしながら歩く。
陽が傾き出し、影も長くなってきた。
さあこの先は尾根をひたすら下るだけと、イクワタ峠から踏み出したその尾根で世界が一変した。

幅の広い緩斜面の尾根。
登山道の痕跡は見つからない。
時々見つける古い赤テープ。
少し油断すると、下る方角が少しずれている。

細かい修正を重ねながらの手さぐりに近い下り。
道迷いの気配が充満している。

時間は3時半。
のんびり迷っている余裕もなさそうだ。
不本意ながら、ここの下りではGPSを多用しながら効率よく下る。
地形の怪しいところでは多少時間を使いながら、道迷いのリスクを消して進む。
焦って判断がぶれ出す手前で自分をコントロールできていたのは良かったと思う。

昔の堰堤工事用に作られた道の痕跡に出て、やっと肩の荷が下りた気分。
道のりはそこからまだまだあるけれど、迷う心配はもうない。


比良山系をもう自分の庭の間隔でいたが、まだまだ遊べるルートが隠れていた。
自分のなけなしの経験と技術、想像力やヤマ勘を総動員して山と向き合うのは素晴らしいゲームに思える。

こんな一日を過ごせる比良の山にまた感謝だ。

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