【深南部】白倉山(1851m)平森山(1813m)朝日山(1692m)
- GPS
- 09:53
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:56
◆権現橋ゲート前の駐車場は余地がありません。ゲートの手前100mほどのところにトラック転回用の広場があります。業務に支障をきたさないよう、端っこに停めます。
◆朝日山への旧道入口(地図の点線路)はかなり荒廃しています。
◆平森山から白倉山の間は、東に寄れば中ノ尾根山方面の絶景が望めます。しかし、笹と倒木の嵐です。西寄りを歩くと仕事は速いけれど、展望は期待できません。
◆林道白倉線沿いを北東へ歩くと「平森山登山口」を示す道標が二か所あります。上流側の方が歩きやすそうに見えましたが未踏です。
◆さらに上流側に作業用の簡易小屋があり、無施錠でした。安易に利用してはいけませんが、『緊急時』に限っては無理がきくかもしれません。
◆白倉橋から平森山・白倉山稜線までの道を下降に使う場合、途中の伐採地でルート選びに注意しましょう。なお、上部はカラマツ林下の歩きやすい道。下部はガレ縁の危うい道です。
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
<登山口へ>
目的地に向かって、龍山村の国道を深夜、ひた走ります。こちらもスピードが乗っています。ところが突然、道脇から二頭のシカが飛び出してきました。間一髪でロードキルを回避!シカもびっくりでしょうが、こちらの心臓もバクバクです。半狂乱の二頭と並走した数秒間が永遠のように感じられました。
長い長〜い「林道白倉山線」。その後もシカやアナグマに何度も遭遇します。慎重に車を進めます。ゲート前100mほどのスペース脇に駐車しました。夜の静寂(しじま)を切り裂いて白倉川の瀬音が響きます。
<権現谷ゲート〜朝日山>
暗いうちに歩き出し、お地蔵さんに手を合わせます。黒沢橋の営林小屋で一息。苔むしたコンクリート階段を上がると、山仕事の生活の場の痕跡。うち捨てられた一升瓶が散乱しています。見なかったことにして、植林道を辿りました。途中、「火の用心」ならぬ『火の要鎮』と書いたプレート発見。このエリアではレア度が高そうです(笑)。
二度ほど共聴アンテナ跡を通り過ぎます。樹木層がダケカンバからカラマツに代わると、いよいよ朝日山!
<朝日山〜白倉山>
さて、三角点探しです。コンパス出して兵越峠方面に向かいます。ミズナラやカエデの深い森。ここから、平森山まではほぼ快適な歩きが約束されます。樹間を透かして、中央アルプスや黒沢山が控えめに佇んでいます。
徐々に倒木や笹ヤブがうるさくなってきます。それでも、青空をバックに、黒沢山から中ノ尾根山、西俣沢ノ頭、三又山にかけての稜線が見えると気持ちも高ぶります。
白倉山直前の笹っ原は胸のすくような場所でした。鶏冠山の南峰、北峰、そして池口岳の双耳峰・・・と絶景独り占め。さらには聖岳、赤石岳、荒川岳、塩見岳から仙丈ヶ岳へとつづく南アルプスの雄たち。こいつはゴージャスだ。見飽きぬ景色に時を忘れる。
<白倉山〜権現谷ゲート>
白倉山に立ち、ひとまず達成感。これから下山です。平森山方面へと戻り返し、白倉橋をダイレクトに狙い撃ちです。カラマツ散り敷く橙色の林床を踏んで、二次林の林下を縫って歩きます。フィニッシュは慎重に。植林帯からガレ縁を慎重に這い降ります。白倉橋にランディング!小滝の脇の沢水が凍てついています。これにて、下見のためのミッション終了。
冬の入り口にして降雪前夜の山遊び。たっぷり堪能した一日でした。最後は再び、お地蔵さんに手を合わせて下山報告をすませます。
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