記録ID: 21440
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積雪期ピークハント/縦走
十勝連峰
十勝岳、美瑛岳
1988年03月02日(水) ~
1988年03月04日(金)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,642m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
3月2日晴れ無風-1度:白金温泉(7:40)→美瑛岳北西尾根雪洞1240mC1(12:45)
3月3日地吹雪のち晴れ低気圧の通過:停滞C1=C2雪洞閉じこめられ事件
3月4日晴れ後ガス後晴れ風強しー18度:C2(7:00)→山頂少し下でツエルトかぶって天気図取る(9:00-40)→美瑛岳(10:00)→十勝岳(13:00-20)→緑の館(14:30-15:00)→白金温泉(15:40)
3月3日地吹雪のち晴れ低気圧の通過:停滞C1=C2雪洞閉じこめられ事件
3月4日晴れ後ガス後晴れ風強しー18度:C2(7:00)→山頂少し下でツエルトかぶって天気図取る(9:00-40)→美瑛岳(10:00)→十勝岳(13:00-20)→緑の館(14:30-15:00)→白金温泉(15:40)
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
美瑛岳(2053m)、十勝岳(2077m) ●1988年3月 【ルート】 美瑛岳→十勝岳 北日高縦走パーティーの準備山行で美瑛から本峰北尾根へ乗っ越した。美瑛岳への途上で雪洞を掘って一泊。谷を見下ろす急斜面に5人入れるスペシャルなやつを掘った。余力みなぎり、ついでに出口の周囲に手すりつきのバルコニーを作った。谷を見下ろす王様のテラスみたいなやつ。 ところが翌朝起きてストーブを付けようとしたが火がつかない。酸欠のようなので出口の壁を開けてみてびっくり。テラスに雪が吹きだまり掘っても掘っても外に出られない。一番チビのディックがモグラのように体を突っ込んでスコップで掘り進むが今度は身動きがとれなくなりおまけに貫通させた弾みでスコップを谷底に投げ込んでしまった。ディックの奮闘中、残りのメンバーは飯も作れずローソクもつかずで仕方ないからトランプをやっていた。雪の中のディックの緊急コールを聞いて足を引っ張って連れ戻し、やっと空気穴が通った。2時間ほどロス。スコップはちょっと下に発見、回収した。この日はひどい地吹雪で停滞。 気を取り直して強風のなか視界200ほどで全く休まずのシートラ乗っ越しに出る。ツエルトかぶって取った天気図で黒竜江あたりの低気圧の「前面つかの間晴れ」を期待してのっこす。斉藤はともかく山森、ディックのくたびれようといったらなかった。山森の能面のような顔を見ながらも十勝のピークにタッチすると見る見る視界が開け、イタリヤの太陽がさしてきた。みんなの前髪や眉毛はばりばりに凍り付いていた。アルメットを食って、かって知ったる北尾根を下降していった。スキー場が近づいて腰を降ろすと、キツネがのこのこ寄ってきた。 |
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