奥穂、前穂が真正面! 〜快晴の霞沢岳
- GPS
- 51:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,845m
- 下り
- 1,846m
コースタイム
9日:徳本峠4:33 - 5:39ジャンクションピーク - 7:42K1ピーク - 8:10K2ピーク - 8:41霞沢岳9:15 - 12:25ジャンクションピーク - 13:13徳本峠
10日:徳本峠7:00 - 8:18明神 - 9:15上高地
天候 | 8日: 晴れ 9日: 晴れ 10日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 上高地BTに登山相談所あり ■道の状況: (明神〜徳本峠)良く整備された歩きやすい道 危険箇所はない。 (徳本峠〜霞沢岳)K1ピーク直下まではほとんど樹林の中のアップダウン。木の根を踏んで歩く道が続く。K1へは厳しい急登。K1から霞沢岳の稜線も岩が多い。 ■沢渡大橋近くに車を止めた場合は「梓湖畔の湯」が便利。700円。 |
写真
感想
穂高の眺望が素晴らしいという評判の霞沢岳で撮影したくなった。
前日に徳本峠小屋へ電話すると、9月末までほとんど予約がいっぱいなので前の日に電話貰っても無理、ということで急遽テント泊に切替えて出発。
2泊して朝、夕の景色もできるだけ撮る予定。
【1日目】
幕営装備とカメラ類で前回の山行( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-211193.html )と同じく荷物は20kgを超過。
徳本峠までの標高差600mもキツイだろうと覚悟していたのだが、沢沿いの登山道は整備されて歩きやすく、上高地から3時間足らずで楽に着いてしまった。
テントを張り終えるとまだ10時前だったので、このまま霞沢岳を往復しようかとも思ったが、コースタイムで往復8時間弱であるのを計算して無理をしないことにする。
お昼頃になるとあちこちから到着する登山者で小屋の前は大盛況になってくる。
15張り分くらいのテント場も夕方までにはほぼ空きがなくなった。
ここがそんなに人の集まる場所とは思っていなかったので結構驚く。
小屋のすぐ上に穂高の展望台があって、前穂を正面に、奥に吊尾根と奥穂がある新鮮な角度の景色を望める。
午後は日向ぼっこをしながらゆっくり過ごし、夕方に撮影を、と思っていたら日没前後はガスが出てしまい不調に終わる。
【2日目】
この日も快晴。
4時半頃に峠を出発して登り始めるとすぐに東の空が明るくなってくる。
スタジオ・ジャンクションで三脚を立て、前穂の壁面に日の当り始めるのを待ち撮影する。
ジャンクションピークまではジグザグに斜面を登って1時間ほど。
ここまで来ると南側に展望が開け、乗鞍や御嶽を眺めることができる。
その後はだんだん下りながら深い林の中を歩いて行く。
道は分かりやすく迷うことはないが、ほぼ全行程で木の根が出たり、ぬかるんだりしていて歩き難い。
小さめのピークにはPで始まる番号が確認できた限り4番まで付いている。
ジャンクションピークから1時間ほど歩いたところで樹林を抜け、これから向かうK1、K2、霞沢岳が目に入ってくる。
その地点と稜線の標高差は200mに近く、まだまだ遠いという感じ。
先ずK1に取り付くが、これがかなりキツイ急登で息が上がる。
ここまで誰にも会わなかったのだが、この登りで後から来た若い登山者に抜かれる。
しかし、何とか登り詰めたK1ピークからの眺望は素晴らしかった。
目の前に六百山の尾根、その向こうにどっしりと穂高吊尾根と岳沢の正面からの姿がある。
この角度からの穂高を見るにはここへ来るしかないという眺め。
雲ひとつない空の下でこの景色を見ることができ、十二分の満足。
暫く撮影をして次のK2ピークへ向かう。
K2はK1より僅かに高く、また少し西に位置するので、六百山があまり邪魔にならずに岳沢全体を見渡せる。
K2からさらに20分ほどでようやく霞沢岳山頂に到着。
ここからは焼岳も正面にとても大きく見えるし、再び南方の乗鞍、御嶽もよく見える。
ここまで峠から約4時間かかったが、前日睡眠不足だったからか、かなりの疲労感。
もっと景色を見ていたいという思いも重なって、下山を決意するのに少し時間を要した。
帰路は小屋に泊まっていた人達が続々と登ってくるのとすれ違う。
みんなK1への急登に音をあげながらも楽しそう。
一方、こちらは疲れがどんどん増加して、なかなか下りの足も進まない。
特にダラダラと続くジャンクションピークへの登り返しはキツクて何度も腰を下ろして休まなければいけなかった。
結局、帰りも行きとほぼ同じ時間かかって峠に戻り、しばらくテントの中でダウン。
夕方に何とか復活して食事を摂り、夕方の撮影に備えるが、この日も空はあまりきれいに焼けず、期待した絵は撮れず。
【3日目】
夜中に風の音が強く心配したが、起きてみればガスも晴れていき、この日も快晴。
テントの撤収が雨の中でなくてよかった。
ゆっくり準備し、小屋泊まりの人達がひととおり出発した後に穂高を見ながら下山開始。
明神まで1時間余り、上高地まででも2時間余りで快調に到着。
全日最高の天気で手ごたえのある撮影もでき、大満足の山行だった。
Tadが所属する「山岳写真ASA」の山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/
コメント
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レコ拝見しましたところ、やはり9日の徳本峠でお会いしてました。Tadさんのおっしゃる通り前に張ったテントが私のものです!最後から4枚目のお写真で分かりましたよ。
私も泊りで山に行く時はたいていテントですので、またお会いした時はこちらこそよろしくお願いします!
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