【五福作戦(山梨・大月)】厄王山〜菊花山〜花咲山〜お伊勢山【戊33.8】
- GPS
- 06:31
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,183m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:38
天候 | 曇り⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:大月駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アップダウン激しく、また、急坂や切り立った箇所が多い。 しかも、落葉で滑るので全く油断はできない。 |
写真
感想
台風被害甚大なるが故に最近足を運んでいなかった栃木、埼玉、東京、山梨各地に思いをいたしつつ、小規模な山行を企図。その第三弾としての山梨・大月山行。
今年は比較的暖かいとは言え、だんだんと寒さ厳しくなりゆく折、高く寒い所に遠出するのも億劫になってくる。そこで山梨は大月周辺で手頃な山は無いかと見まわしていたところ、富士山のよく見えそうな山がいくつかあり、また、今回の締めとした真木地区のお伊勢山は正しく伊勢神宮関係。富士山をあちこちで眺めつつ、最後に神仏に祈りを捧げるというのは年の締めにも明けにも相応しい。即採用。
今もなお岩殿山で通行止めがあるという情報から周辺の山々は如何という心配もあったが、通れなければ通れなかったで、地鎮と地域の早期復旧復興を祈るだけでもしようと大月へ向かう。
【大月市街南稜】
朝起きると時折風の音がゴウゴウと聞こえる。それに恐れをなして山行開始を遅らせた。それでも猿橋駅を出たのは日の出前、薄暗い街中・山中を上っていく。歩きながら気づいたのが、低山ながらも結構岩々しいこと、アップダウンが激しく巻き道が一つもないこと、斜面の落葉が侮れないこと、そして、空に結構雲があること。
天気予報を見てみると、晴れマークながらも「朝晩曇り」と書いてある。いずれは晴れるのだろうが、やはり歩いている時に晴れていないと気分も晴れない。曇りながらも太陽の姿と富士山はじめ周囲の山々を観ることができることがせめてもの救いだ。
菊花山辺りでは大月駅の方から登ってくる人が続々と現れたが、思うことは同じなのか「意外と雲が多いですねえ」などと言葉を交わす。
【大月市街北稜】
今回は早じまいしようかなーと思う瞬間もあったが、大月駅前のトイレで一息ついて、外に出ると、だんだんと晴れ間が広がってきそうな雰囲気である。もうしばらく歩いてみよう。私はいつも「止め時」を考えながら歩いている。
花咲山(梅久保山)は岩殿山と違って目立たない山だ。ヤマプラ地図でも破線になっている。果たしてどんな山だろうか。
その、藪と森に覆われた山は、入口こそ人を寄せ付けないような、お堅い感じであるものの、奥に進むにつれて、山が身体に馴染んでくる。急坂は身体にこたえるが、木漏れ日と岩場が好きな人にはちょうど良い。そして、今は落葉期。意外と展望が通る。その割に歩く人は少ないので、落ち着いた山行を楽しむことができる。
【五福参り】
花咲山から西に降りた所に真木地区がある。山間のこじんまりとした集落だ。その集落を巻くように並ぶ4社1寺を巡るのが五福参り。神社には「家内安全」等御利益が書いてある一方、お寺には「親鸞聖人ゆかりの地」としか書いてない辺りに取ってつけた感があるが、いわしの頭も信心から。何にせよ、祈りを繋いでいくというのが良い。
反時計回りに巡る行程は、大樹の下の社に始まり、その後、お伊勢山へ上がって富士山を仰ぎ、最後に里に戻って福正寺に参るという、起承転結が整っているような感じで、一つ一つの間の距離も短いので気楽に歩ける。
そんな中を楽しみつつも、今年各地で相次いだ自然災害被災地への思いをいたし、来るべき年が、新しい時代を寿ぐように、人々を穏やかに包みこむ年であることを願う。
【今回の収穫と総括】
某社のメリノウール製インナーを着用したところ、いつもの重ね着から1枚少なかったにもかかわらず寒くなかった。他社製品も同様かわからないが、これなら今後、冬場でもより身軽に行動がとれるかもしれない。
冬場は低山歩きがメインとなるが、さほど気にしていなかった山が、実際に歩いてみると意外と良かったりして、新しい発見や山の良さの再認識ができる季節でもある。
この先も、暫らくの間、新しい出会いを求めて未踏の山を中心に歩いてみることとしたい。
〜おしまい〜
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