大雪渓・花・猿の白馬岳ピストン(猿倉から)
- GPS
- 08:52
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,696m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
総行動時間:8時間52分(山頂休憩および食事休憩除く歩行時間8時間7分)
天候 | くもり一時パラパラ雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは猿倉荘にあったかもしれないが暗くて気づかず。 ・危険な箇所は大雪渓から秋道ルートに入ったあたりが石が濡れていると滑りやすい。加えて狭い上に上り下りが行き違うので、互いに譲り合うなど配慮しながら進む必要がある。 ・休憩場所はコース上部を見た上で場所を決めること。コースを外したと言っても下り者が落とす石が落ちてくる可能性が多分にある。 ・猿倉駐車場からは携帯電話の電波がほぼつながらない。行きの道中であればおびなたの湯よりも手前でないと厳しいので考慮すること。なお白馬山荘周辺ではキャリアごとにつながる場所もあるそうです。天気によっても変わるようですが、詳しくは白馬山荘でお尋ねください。 ・大雪渓は登山者はアイゼン着用。白馬尻小屋で1,000円で販売している。 ・温泉は猿倉駐車場から下ったところにあるおびなたの湯。500円で入れます。あまり広くないので込み合う時間は避けることと、洗い場にこだわる人はシャワーは1機なので他の温泉のほうがよいかもしれません。 |
写真
感想
昨日の立山に続き、連荘で白馬岳へ行きました。以前から大雪渓・花・雷鳥・そして温泉目的で行って見たいと思っていました。温泉と言う言葉に違和感を感じる方が多いと思いますが、当初計画では白馬三山を周回し、白馬鑓ヶ岳で温泉に入って帰る計画でした。しかし、前日時点で午後からの天気が悪くなること、あとは体力面の不安もあり道中で判断を入れることとしました。
立山から扇沢に戻り、温泉に入って諸々用事をしてから猿倉駐車場に向かいます。駐車場到着は22時。駐車場は40%程度でしょうか。夜中の車のライトがないほうが練れるので奥のほうに停めます。真っ暗な中、1人宴会を楽しもうとしたら、飲み干すことなくスグ寝てしまいました。
そして3時30分起床。まだ駐車場は半分くらい。天気が悪い予報だからか遅くても楽勝停めれそうでした。しかし、雪渓の渋滞があるのでここだけではないですが・・
準備し4時20分出発。水は3.5リットル背負いました。ピストンならもう少し少なくても水場があるので大丈夫ですが、三山の可能性をこの時点で捨てていないことと気温が低いとのことでしたので上着を詰めたら結構かさばります。昨日歩いたこともありやはりのんびり出発です。
白馬尻小屋を過ぎ、大雪渓の取り付き。4本爪を持っていないので6本爪で登ります。コースはラインがはっきりわかるので心配ありません。心配なのは落石だけ。はじめは気にならなかったですが、周りに落ちた石があるのと上部ではザザーと音がするので気になってきます。幸いそういった心配が目の前で何かが起こることはなかったのですが、これから行かれる方は注意されたほうがよろしいかと思います。
大雪渓は休まずゆっくりしたペースで歩き続けることだけ意識して登りました。秋道ルートに入ったときまでは疲れは全くなく余裕といった感じですが、秋道ルートから少しずつ足取りが重くなります。葱平手前まで不安定な足元と落石注意の案内に休むこともできず進みます。
その先少し進むと避難小屋、そしてそこから10分程度登れば水場があります。水を飲んで生き返ります。
(その手前でコースのチョイ横で座り込んで休んでいる人が結構多いのですが、下り登山者が多い場合、石を落とされると直撃する場所でもあるので、少し場所は選ぶ必要があるかと思います。下りを実際歩きましたが結構滑ります)
水場から先少し歩くと村営頂上山荘の建物が見えてきます。そこまで見えたらあとは分岐目指して休まずゆっくりとしつつも懸命に歩きます。お花畑がモチベーションを高めてくれます。
そして杓子岳との分岐を白馬山荘方向に進み、15分程度で頂上山荘へ到着。ザックが重いのでデポして山頂へ向かいます。松沢貞逸顕彰碑を過ぎて山頂へ到着。山頂では10人程度の先行者がいらっしゃいます。写真を撮っていただきお話すると大池湖やで前泊して上ってきたそうです。他にも小蓮華山方向から続々と上ってきます。曇で周りの山々の景色は今ひとつですが、雲の切れ間で山々が見えます。
気温が低く、周りの山もあまり見えないので山荘に戻り食事をしてこれからの予定を考えます。山荘の食堂から見える鑓ヶ岳は結構登り返しが辛そうで天気が悪くなることも含め即断でピストンに切り替えました。
下りは上りの人が切れ目なく上ってこられるのでゆずりながらボチボチと進みます。途中、上りの時には見かけなかったんですが猿が雪上や周囲の草のところでたむろしています。親猿が子猿を背負いながら雪渓を上っている姿をみかけてパチリ。ほのぼのしていました。
あとは大雪渓を下り猿倉まで粛々と下山しました。
温泉と雷鳥は持ち越しですが、花や猿で白馬岳の魅力を魅せられました。今度は鑓ヶ岳含め周回で回れるゆとりある計画で臨みたいと思います。
前日の立山のレコはこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-214697.html
zucchi
zucchiさん、こんばんわ。
白馬岳付近でお会いしたかもしれませんね。
何となく、ウエア見覚えあります。
大雪渓は通っていないので、猿がいることは知りませんでした。それで猿倉?なんでしょうか。
写真24
この鳥、高山帯の頂上や雪渓の上で良く見るこの鳥はイワヒバリでしょうか。
警戒心はあまりないのか、人の近くでも気にせず虫を食べています。
mikipomさん、こんばんわ。
私もレコ見ながらたぶんお会いしているんだろうななんて思ってました。時間的なところからきっと山頂から白馬山荘あたりでお会いしていますね。
山頂まで出ひととおり見たので、気持ちが食べることに転じていて私が周りが見えてなかったかもしれません(笑)
大雪渓に猿がいることは知らずに来ていました。上りのときには気づいていなかったんです。その時いたかどうかもわかりません。下りになると雪上で黒っぽい物体が動いているのが見え、猿だったことに気づきました。実はその後下って猿倉は猿がいるからなのか・・と思い由来が気になっているところでした。
イワヒバリですね。ありがとうございます。確かに逃げも隠れもせず、私がジタバタカメラを出しているうちも待っていてくれ、堂々としていました。
mikipomさんの鑓ヶ岳からのレコ拝見しました。花・雷鳥・三山・(温泉)など盛りだくさんの素晴しい記録ですね!三山計画時に時計回りは正直考えなかったのですが、一泊二日で天狗山荘は確かに落ち着いてちょうどよいかもしれませんし二日目もさほどキツくなく動きやすそうですね。私は三山断念しましたが、今度計画するときはぜひ参考にさせていただきます。
zucchi
昨秋に鳳凰三山でご一緒したBIMOTAです。
立山と白馬のダブルヘッダーですか。
私も先月白馬へ行き、またその時木曽駒とのダブルヘッダーだったんで、ついコメント入れています(笑)。
(ちなみに立山三山も昨年行きました)
白馬は唐松からの縦走だったので有名な大雪渓は未体験ですが面白そうですね。
機会があれば歩いてみたいです。
最近天候が不順で今ひとつですが、寒くなる前にあと何回か山へ行こうと思っています。
お互い気をつけて山に登りましょう!
ご無沙汰してます。コメントありがとうございます!
早速レコ拝見しました。唐松からとは相変わらずパワフルな山行を楽しんでますね。事前に唐松から天狗山荘間も調べましたが、さすがにこのルートは私ではちょっと辛そうなので、すぐに検討の視界から消えました(笑)大雪渓歩きは楽しかったです。是非機会があれば歩いていただければと思います。
BIMOTAさんが最近歩かれているところも結構身近に感じる山が多いので、またどこかでお会いするかもしれませんね。どこかの山でお会いしてお声がけできることを楽しみにしています。
これからもレコ楽しみにしています!
zucchi
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