鹿島槍ヶ岳〜好天の稜線、秋の気配
- GPS
- 27:22
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,528m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
冷池山荘 11:03→布引山 11:55→鹿島槍ヶ岳 12:56-13:40→布引山 14:23→冷池山荘 14:55
冷池山荘 5:27→爺ヶ岳中央峰 6:19→種池山荘 6:55-7:04→登山口 8:38→駐車場 8:40
天候 | 10日:快晴、11日:曇りときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
金曜日の未明午前2時頃は空きスペースは数台、5時頃は満車 |
写真
感想
■はじめに
山歩きは「日帰り」ばかりでしたが、今回は小屋泊に挑戦しました。ただし、小屋では眠れるか、2日目にどれくらい歩けるか、持ち物は.・・・など十分なノウハウがありませんので、2日目の行程が余裕の「冷池山荘泊で鹿島槍ヶ岳」に行くこととしました。
鹿島槍ヶ岳は、八方尾根や五竜などのスキー場から見える双耳峰が格好良く、山歩きを始めたころから行きたいとは思っていましたが、日帰りではギリギリちょっと厳しいかな、と躊躇していたところでした。
前日夕方に、冷池山荘が空いていることを確認のうえ予約。夜行で扇沢手前の登山口付近の駐車場に車をとめました。扇沢には、2週間前に針ノ木岳に来たばかりで、夜中ですが勝手知ったところです。
■登山口〜種池山荘・登りやすい柏原新道
扇沢と同様、柏原新道登山口には、テントが設置され、指導員さんが登山計画書をチェックしてくれます。今回も、事前に作成したものを手渡します。指導員さんは「明日は天気が崩れるので山頂は今日行くのが良いね」とアドバイスをいただきました。
柏原新道は登りやすい良い道ですが、どうも調子があがりません。どうやら、本日おろしたてのザックの腰ベルトの位置などが合わないようです。試行錯誤しながら、なんとか登り続けます。しばらく歩くと、木々の間から針ノ木岳が見えるようになります。
■北アルプスの絶景・種池〜冷池山荘
種池山荘直下はお花畑です。たくさんの花が咲いていますが、どうやら最盛期は過ぎたようです。爺ヶ岳に向かう途中にも、チングルマの広大なお花がありますが、かなり綿毛になってしまっています。1〜2週間前に来ていたら、とてつもない光景をみられたでしょうに、残念です。
種池から爺ヶ岳までは気持ちの良い稜線です。針ノ木岳はもちろん、後方には剣岳も見えます。針ノ木の格好良さは、剣岳に負けていませんね! 高度を上げていくと、南方には、槍・穂高も見えるようになりました。もちろん、本日の目的地・鹿島槍ヶ岳もばっちり見えます。途中、稜線では、ライチョウの親子がお散歩していました。
爺ヶ岳からは素晴らしい展望でした。鞍部にある冷池よりは展望が良さそうなので、北峰直下付近のスペースで昼食としました。「カップラーメンごはん」です。
それにしても、冷池山荘は、すごい場所に建っていますね。がけの崩壊が進んでしまうと移転しないといけないのでしょうか。
■鹿島槍ヶ岳まで散歩・秋の気配?
冷池山荘でチェックインです。サブザックに雨具、食料、水をつんで鹿島槍ヶ岳までお散歩です。お花畑はありますが、咲き残りという感じです。トウヤクリンドウを見つけると「もう、夏も終わりかぁ」としみじみしてしまいます。ウラシマツツジも赤葉がちらほら、1輪だけですがマツムシソウも発見、花の主役も交代時期のようで、いよいよ秋ですね。
山頂からは、五竜岳がばっちり見えました。白馬の方はガスがかかっていて残念ながら見えませんでした。
■冷池山荘・緊張の小屋泊
冷池まで戻ります。部屋に通され、6畳に布団が4枚ですが、本日は3人のようです。すでにお二人の方は到着していました。空いていて本当に良かったです。ロビーには、BSテレビでオリンピックが見られ、山小屋というよりは民宿のような雰囲気でした。
5時には夕食。食後、すぐにふとんに入りますが、寝付けません。夜行で車を運転しているので眠いはずなんですが。8時半に消灯となり、次第にうとうと。午前4時半に電気が一斉に点灯され、5時に朝飯でした。
皆さん、ごはんをがっつり食べていました。負けずにとは思いましたが、それほど食べれるものではありませんでした。
■下山・大町温泉・穂高駅田舎家のそば
2日目は下山するだけです。下山といっても、爺ヶ岳に登り返さないといけませんが。また、天気はあまり良くなく、鹿島槍・立山・剣は雲の中です。稜線も、ときおりガスが流れてきます。下界も雲海の状態でした。しかし、だんだんガスもとれてきました。雨が降らないだけ良しとしましょう。
種池からは一気に下ります。良い道なので高速で降りれます。8時半過ぎに登山口に到着。大町温泉の薬師の湯、ここも2週間ぶりの再訪ですが、ここは早朝から営業しているのですね。ありがたいです。
あまりに早い下山で、どっか観光でもするかなと思いましたが、特に行きたいところもなかったので、穂高駅で蕎麦を食べて帰ることとしました。穂高駅前の田舎家は以前にも来たことがありますが、今回は「わさび山かけそば」を食べました。
sat4さん こんばんは。
最盛期は過ぎたとはいえ いろいろな と素晴しい山々の展望が見れて
山小屋も 余裕があって良かったですね!
私も 日帰りばかりで 小屋泊まりの経験がほとんどありません。
前回 室堂の雷鳥沢ヒュッテに泊った位です。
個室がとれたので 相部屋の経験なしです。
今回は 下の立山に宿をとりました。
小屋泊まりでしか 経験できない事も沢山あるのでしょうが なかなか。。。
apiyさん、こんばんは。
種池山荘のチングルマ、もう1週間早いと、絶景だったと思います。
小屋泊は、子供のころに父親に雲取山につれてってもらって以来です。混雑がいやで、いままで頑なに、日帰り山歩きのみでした。
食事までなにして過ごしたらいいんだろうとか、夜寝れるだろうかとか、かなり緊張しましたが、案外なんともなく、食わず嫌いだったことがわかりました。
それでは。
Sat4さん、おはようございます。
ついにデビューですか?
山小屋利用すると一気に計画範囲が広がって、これから楽しみですね。
お盆を過ぎると土曜日でも山小屋が混雑することは少なくなってきます。
一方、花も少なくなっちゃいますが。
結局、平日休みを取って行くしかないですかね。
Sat4さん、おはようございます。
私も8月9日、10日と同じコースを歩きましたので、山レコに投稿しました。10日に冷池山荘あたりですれ違っていますね。
私もなかなか山小屋泊に踏み切れませんでしたが、今回、思い切って小屋泊まりました。Sat4さんのレポを読んで、状況がとても良く似ていて驚きました。
素晴らしい眺望 と花 もたくさん見ることができて、よいコースでしたね。
hirokさん、こんばんは。
すいていたこともあり、快適でした。
背中をおしていただいた、hirokさんに、感謝です。
お盆過ぎがポイントですか。
また、そのへんのノウハウを、いろいろ教えてください。
1泊が前提だと、行けるところが格段に広がりますね。hirokさんの行った燕〜蝶ヶ岳とか真似して行きたいと思っています。また、南ア南部の悪沢とか、赤石とかも可能となるので、早速、山と高原地図を買ってきました。
hmntさん、はじめまして。
ほんと、天気がよくて、最高の山歩きでした。
hmntさんは2日間とも晴れて、夕暮れや日の出が見られてウラヤマシイです。
山小屋はどきどきしましたが、泊まってみれば快適でした。次は、2日目はどれくらい歩けるのか、試すための小屋泊をしようと思っています。
夕食のメニューですが、全く同じなのですね!
それと、「ハクサンオミナエシ」、「一輪のチシマギキョウ」も、同じ株を撮影してますね。
写真を比べてみると、おもしろいです。
それでは。
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