白い天女が舞い踊る(川合-八経ヶ岳-熊渡)
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- GPS
- 09:15
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,880m
- 下り
- 1,882m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:09
天候 | 快晴(のち曇) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
結果的に、2019年としては3回目の登山をすることになりました。そのうち2回は八経ということに。
あまり雪の積もっていない霧氷を見に行きたくて、明神平を候補に挙げていたのですが、どうもたっぷり雪が降ってしまったようであり、さらに道が凍結している恐れも考えると、ちょっとこれから行くのは賢くないかも知れない。ではプランBとして天女の舞に行くことにしました。天川村役場に6時過ぎに到着。支度を調えて6時半頃に出発。川合からのルートは4月にも歩いており、当初は熊渡からのアプローチを考えたのですが、山と高原地図では破線扱いになっていること、こむやんさんから道がわかりにくいかも知れないと言われたことから、歩いたことのある川合ルートを選択しました。
最初はヘッデンを点けながら、植林帯の中の階段をこつこつ登ります。最初の鉄塔に差しかかったあたりで、東の空が明るくなってきたので、レイヤリング調節をして、テムレスのオーバーグローブも脱ぎました。結局、上はドライナミックメッシュの3/4袖、キャプリーンMW、R1ジャケット、ミズノのブレスサーモシャツ、下はデカトロンのケシュアハードシェルパンツ、グローブはモンベルのフリースアンダーグローブで最後までもちました。全体に暖かい日だったかと思います。
この辺からは尾根登りとトラバースがかわりばんこに出てくる感じで、道自体はとても歩きやすいのですが、とにかく長い。2時間かかってやっと栃尾辻。さて、4月に来た時は天女の舞がどこなのかちっともわからなかったので、今回はもう少し予習してやってきたら、弥山ルートから横に逸れてかなり登らないといけなかったのね。予習の重要性を感じました。登りかける前には、地面に多少雪がある程度で、霧氷は「敢えて言えば」くらいしかなかったので、これで無氷状態だったらどうしようと不安を感じながら登っていったら、それは杞憂でした。決して豪快な霧氷ではありませんが、実に美しくついていて、しかもこれまでにほとんど遭遇できなかった青空にも恵まれ、白と青の見事な競演にシャッターが止まりませんでした。本当は天女の舞の山頂?を通ってから、そのまま南に抜ける予定だったのを、わざわざ北に戻ってきたのが、その証とも言えるでしょう。
ここで帰っても良かったのですが、どうせならもうちょっと行こうかと思いました。狼平までにするか、弥山までにするか、八経まで行くか、悩んだのですが、狼平の手前ですれ違った女性から、「八経からは熊野まで見えましたよ」と言われたら、てっぺんまで行きたくなりますよね・・・ カナビキ尾根分岐からは次第に雪が積もりだし、チェーンスパイクを装着。あちこちで絶景を見つつ、狼平からは階段で何度も足を停め、ほうほうの体で弥山に到着。あ、お手洗いは使えないのですね。で、気力を振り絞って八経ヶ岳を目指します。でも、途中で何度も後悔しながら、ついに撤退しようかと思ってGPSを見たら、あと20m。さすがに行くしかないか。で、今年2回目の八経山頂到達。4月は人でごった返していましたが、今日は私ひとりでした。その後4人が到着した時点で、周回は諦めて弥山に向けて引き返しました。
その後、カナビキ尾根分岐からは熊渡目指して降りてみました。車が川合に置いてあるので、熊渡に降りてもあまりメリットないのですが、一度歩いておかないとどんな道なのかわからないのと、みたらい渓谷から天川村役場の間が歩けていないので、軌跡をつなぐという目的で。しかし、金引尾根はなかなかハードなコースですね。とにかく延々と降りないといけない。しかも下りがかなり急。確かに近いのかも知れないとは言え、ここを登れと言われたらあまりいい気はしないですね・・・ 道自体は、雪だったのでトレースがしっかりついていて、迷うことはなかったです。
頂上で後から来られたパーティが「何事もなければ3時間」とか話しておられたのを聞いており、ほんとに3時間なのかと思いながら降りたら、確かに3時間で降りられました。でも、その後役場まで40分。次は川合に車を置いたら川合に降りると思います。
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