【昇仙峡】古地図で巡る弥三郎岳【羅漢寺山】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 451m
- 下り
- 9m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ:問題なし(登山道) 1ピッチ15m:ワイド(支点なし) 2ピッチ15m:軽ハング(支点:チョックストーン×1) 3ピッチ20m:チムニー(支点:カム×2(紫キャメ・黄キャメ)&潅木×1 4ピッチ20m:レイバック→バンドトラバース(支点:カム×2(灰キャメ・青キャメ) 5ピッチ:20m:オフウィドゥス(支点:カム×2(灰キャメ・青キャメ) 6ピッチ:コンテ→フリー→バリエーション登山 下山:ロープウェイ ※ほぼ全ピッチ、ランナウト傾向。6mに一箇所程度カムか潅木で支点構築。オールナチュラルプロテクション。ボルトはないのでクイックドローは必要ありません。 |
その他周辺情報 | 温泉:緑ヶ丘温泉 食事:ぼんち |
写真
※7ピッチ目別ルート(羅漢寺裏スラブ)
ROCK&SNOWな7ピッチスラブが核心でした。ルート詳細も何も情報がない中、カムで適当に登りましたが雪に覆われた羅漢寺裏スラブの処理がとても難しかったです。
装備
共同装備 |
ロープ:60m×1<br />カム×8
|
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感想
1000年以上の歴史を有する甲斐【羅漢寺】
その羅漢寺は、昇仙峡で有名な羅漢寺山(弥三郎岳)のふもとにあり、一の岳、二の岳、三の岳にそれぞれ小堂を設け、山全体を修行の場としていました。
現存する羅漢寺も由緒あるお寺ですが、消失前の廃寺跡はとても魅力です。羅漢寺沢沿いと羅漢寺山腹の岩壁には、山岳修行の名残が点在しており、全てを把握するにはかなりの時間を要する感じです。老後の楽しみにとっておきましたが、前倒しで当該エリアの散策をはじめました。行動中とても興味深い遺物や遺構を発見しましたが、登攀力を持たない方が当該ルートに足を踏み入れるリスクがあるかもしれませんので、一般的な遺構しかアップしていません。今後、違うアプローチで精査を続け、もう少し安全に歩けるバリエーションを確立したら古地図補足版をシェアしたいと思っています。
羅漢寺山は山梨百名山の一つ、標高1,058メートル。
羅漢寺山に登るには7ルートほど選べますがメインは下記
.蹇璽廛ΕДぅ團好肇
長潭橋から周回(白砂山経由)
昇仙峡滝上付近登山口から破線ルート
ね經岨沢からバリエーション
今回はい離襦璽箸濃矯してきました。
2014年度より仕事では、アルパインやボルダーなどに取り組んできましたが、プライベートでは自分の興味のある山を還暦に向けてゆっくりとしたペースで楽しんでいきたいと思っています。
羅漢寺山の散策は始まったばかり。最終ピッチは無尽蔵にルートをひけそうなので、楽しみがつきません。「こんな岩壁のテラスになぜ?」と思うような古銭や祠跡などが散在しており、じっくり羅漢寺山に向き合っていきたいです。戦国時代の大永年間にどうやって修行僧は登攀したのか?興味が尽きません。
■羅漢寺(ウィキペディアより転載)
山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡にあり、荒川右岸、標高1058メートルの羅漢寺山南東山麓に位置する。かつては「北山筋の高野山」と呼ばれた真言宗寺院で、旧地は現在地からさらに北西に位置し、荒川支流の羅漢寺沢沿いの斜面上にあった。
甲斐国では平安時代に天台・真言密教の影響で山岳信仰が成立し、甲信国境の金峰山は
富士信仰と並ぶ御獄信仰の山となり、羅漢寺はその拠点となる修験道場であった。
諸堂は慶安4年(1651年)3月の火災で焼失して廃寺(羅漢寺廃寺)となり現在地に移転したと考えられているが、『国志』によれば小堂が建てられて活動が続けられていたという。昭和60年(1985年)には寺域の発掘調査が実施され、本堂や庫裏の遺構が確認され、陶磁器や金属製品などの遺物も出土している。
■2020年1月19日スタッフ研修で再訪
初回は適当に登りましたが、帰宅して調べてみると5ピッチ目はルートが2つあるようでした。年末登った際は、顕著なクラックに導かれて終了点まで登りましたが、5ピッチの途中でスイッチバックし、右側に抜けるルートもありましたので、今回はそちらを登りました。課題名もあるようなので下記しておきます。
尚、6ピッチ目以降は何も情報がないので今後は、毎回異なるルートで山頂まで散策します。6ピッチは岩壁が途切れるのでバリエーションとなります。ロープは不要ですが、選択するルートによってはミスすると末端壁下部まで滑落するのでコンテが良いかもしれません。最終の7ピッチは今回羅漢寺裏のスラブを登りました。次回は正面壁から登りたいと思います。おそらくグレード的にはフィンガーの10d〜11a程度。
年末登ったルート:裸足の少年
今回登ったルート:ハヌル
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