ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2160185
全員に公開
トレイルラン
京都・北摂

霧の比叡山北尾根に☆梅谷北尾根〜回峰行道〜大尾山

2019年12月31日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:50
距離
16.9km
登り
1,208m
下り
1,068m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:37
休憩
0:14
合計
3:51
距離 16.9km 登り 1,212m 下り 1,071m
5:55
47
スタート地点
6:42
6:43
8
7:06
7:07
1
7:08
7:09
7
7:16
7:17
20
7:37
8
7:45
7:47
10
7:57
17
8:14
19
8:33
8:35
27
9:02
9:05
12
9:17
9:18
10
9:28
9:29
5
9:46
0
9:46
ゴール地点
天候 曇りのち小雨
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
地下鉄国際会館よりスタート
下山後は大原より国際会館行きの京都バスに
つつじヶ丘の樹々
2019年12月31日 06:57撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
3
12/31 6:57
つつじヶ丘の樹々
2019年12月31日 06:59撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 6:59
落葉松の樹林のシルエット
2019年12月31日 07:00撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:00
落葉松の樹林のシルエット
浄土院への下り
2019年12月31日 07:07撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:07
浄土院への下り
浄土院門前
2019年12月31日 07:08撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:08
浄土院門前
浄土院
2019年12月31日 07:09撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 7:09
浄土院
左が常行堂、右が法華堂
両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったという伝説によりにない堂とも呼ばれるらしい
2019年12月31日 07:12撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
3
12/31 7:12
左が常行堂、右が法華堂
両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったという伝説によりにない堂とも呼ばれるらしい
霧の中に霞む釈迦堂
2019年12月31日 07:14撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
2
12/31 7:14
霧の中に霞む釈迦堂
玉体杉
2019年12月31日 07:34撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:34
玉体杉
峰辻の地蔵
2019年12月31日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 7:37
峰辻の地蔵
2019年12月31日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
2
12/31 7:37
横高山
手が届くところにあればクリーン・アップしたいところだけど・・・
2019年12月31日 07:44撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:44
横高山
手が届くところにあればクリーン・アップしたいところだけど・・・
水井山
2019年12月31日 07:54撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 7:54
水井山
仰木峠の北側の展望地も霧の中・・・
2019年12月31日 08:14撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
2
12/31 8:14
仰木峠の北側の展望地も霧の中・・・
と思いきや突然、霧の中から琵琶湖と薄明光線が現れる
2019年12月31日 08:19撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
2
12/31 8:19
と思いきや突然、霧の中から琵琶湖と薄明光線が現れる
薄明光線が大津の街に降り注ぐ
このあとすぐにも全てが再び霧の中に
2019年12月31日 08:19撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
5
12/31 8:19
薄明光線が大津の街に降り注ぐ
このあとすぐにも全てが再び霧の中に
小野山にかけての整然とした植林地
2019年12月31日 08:27撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 8:27
小野山にかけての整然とした植林地
小野山(p670)
(ヤマレコマップでは別の場所が地点登録されている)
2019年12月31日 08:32撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 8:32
小野山(p670)
(ヤマレコマップでは別の場所が地点登録されている)
大尾山の手間のピークから尾根を下った先の送電線鉄塔広場
比良を望む格好の展望台ではあるが蓬莱山は雲の中
2019年12月31日 08:54撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 8:54
大尾山の手間のピークから尾根を下った先の送電線鉄塔広場
比良を望む格好の展望台ではあるが蓬莱山は雲の中
大尾山山頂は東側には樹間よりわずかに琵琶湖を望むのみ
2019年12月31日 08:59撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 8:59
大尾山山頂は東側には樹間よりわずかに琵琶湖を望むのみ
大尾山山頂
2019年12月31日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 9:01
大尾山山頂
童髯山(どうぜんやま)ともいうらしい。
2019年12月31日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 9:01
童髯山(どうぜんやま)ともいうらしい。
登山路から三の滝の上部を望む
2019年12月31日 09:12撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 9:12
登山路から三の滝の上部を望む
谷に降りて三の滝を下から見上げると三段の滝
2019年12月31日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 9:14
谷に降りて三の滝を下から見上げると三段の滝
川追谷は昨年の台風のせいでひどく荒れている
左岸の登山道は全く通れず右岸に倒木の下を潜る道がついている
2019年12月31日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/31 9:20
川追谷は昨年の台風のせいでひどく荒れている
左岸の登山道は全く通れず右岸に倒木の下を潜る道がついている
音無の滝へ
2019年12月31日 09:34撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
3
12/31 9:34
音無の滝へ
2019年12月31日 09:34撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
12/31 9:34

感想

昨夜、年賀状の印刷に取り掛かろうとしたらプリンターのインクのうちの一色がなくなっている。新たなインクカートリッジを購入するまでは作業が先へと進まない。仕方がない、朝、量販店がオープンするまでの間、登り納めに近くの山でも訪れてくることにしよう。

忘年会シーズンということもあり最近は酒と暴食のせいで体脂肪が急に増えたような気がする。そういえばしばらくトレランもサボっていることに気がつく。朝は家内が車を使うので車で登山口までアプローチが出来ない。となれば久しぶりに比叡山の北尾根を大尾山まで縦走することにしよう。

朝は起きだしてみると道路はすっかり濡れている。夜のうちに雨が降ったのだろう。空気もすっかり生暖かい。空もすっかり雲っているようだ。山行を諦めかけたが、霧の比叡山も悪くないだろうと思って予定通り出発することにした。

梅谷登山口から入ってすぐに分岐する尾根道を辿ることにした。この尾根道は通称、梅谷北尾根と呼ばれるルートであり、地図にこそ載っていないが比叡山に京都側から登る最短ルートであり、かつ掘割式の古道は驚くほど広く、かつては京都から比叡山に登る主要道であったことが予想される。

ちなみにこの梅谷北尾根を登った過去の記録を振り返ってみると昨年、京都・滋賀に甚大な被害をもたらした台風21号が上陸する9/4日の早朝のことであった。したがって果たしてこの尾根の台風の被害がいかばかりであったかわからないのだが、少なくとも通行に支障をきたすような倒木の類は見当たらない。しかし深く削られた古道に堆積する落葉は雨に濡れて滑りやすい。

山の上が晴れているようであれば展望を期待して四明岳に登ろうかと思ったが、千種忠顕碑の十字路を過ぎると濃い霧の中に入っていくので、ケーブルカーの比叡山頂駅からつつじヶ丘へと向かうことにする。ここの樹々の多くは人工的に植樹されたものが多いと思われるが、落葉松を始め、霧の中から広々とした斜面に浮かび上がる樹々のシルエットはそれはそれで美しい。

浄土院では霧が晴れるが、西塔と呼ばれる釈迦堂のあたりでは再び10m先が見えるかどうかという濃霧となる。この日は釈迦堂の扉も閉じられており、珍しく境内には人の気配も感じられない。

釈迦堂の境内を通り抜けるとしばらくはドライブウェイと並行して尾根の上のトレイルを行く。回峰行道と呼ばれるところだ。この日はドライブウェイを走る車の音も全く聞こえない。なだらかな山道本来はスピードが出るところであろうが、水溜りが多く走りにくい。

数体のお地蔵様がおられる峰辻をすぎると横高山、水井山とアップダウンが続く。仰木峠を過ぎるとその北側に伐採斜面の展望地があるが、相変わらずあたりは霧の中だ。なんとか霧が晴れてくれないものかと念じると、その願いが天に通じたかのように霧が晴れ、琵琶湖の彼方に薄明光線に照らされた大津の市街が目に入る。どうやら雲がかかっているのはこの比叡山の山頂部のみのようだ。しかし幻想的な風景を目にすることが出来たのは一瞬で、幻影のように白い霧の中に風景は消えてゆく。

小野山にかけて植林地の登りが続く。小野山の山頂は気がつかないと通り過ぎてしまいそうな地味なところである。登山路が東に向きを変えるところで、以前に尾根を辿った時の記憶が呼び止めた。確かこのあたりに山名標があったよなと曲がり角のあたりを探す。

小野山を過ぎると大尾山にかけて尾根上には林道が現れる。大尾山の山頂の手前の小ピークからは東に伸びる尾根上にある送電線鉄塔に寄り道する。ここは南比良の山々を眺める格好の展望地なのだが、厚い雲の下にわずかに権現山と霊仙山の輪郭を追うことが出来るばかりだ。

大尾山からは川追谷へと下るが、谷筋に降りるとやはりかなりの数の倒木により道が荒れている。仰木峠と大尾山までの間は最後に歩いたのは3年前、このヤマレコに記録を残し始めるよりも前のことだ。当時、山歩きを始めるようになったばかりの家内を伴って仰木峠まで歩いたのだった。

この川追谷のルートは昨年の台風21号による被害が甚だしいとは聞いていたが、以前とは全く印象が異なる。倒木は何とか通行できるような迂回ルートがつけられてはいるものの、通過が容易ならざる箇所もあり、意外にも難路に変わり果てている。

折しも小雨が降り始め、谷筋の雨に濡れた岩は非常に滑りやすい。倒木がもっともひどいのはニノ滝の上流のあたりだろう。密集した倒木で左岸の登山道は完全に塞がれており、倒木の下を潜るように新たに右岸に道がつけられている。右岸からはニノ滝の姿はほとんど見ることが出来ない。谷に降りて滝を見に行こうかと思ったが機会を改めることにしよう。

あとは音無の滝として有名な一ノ滝に至るまでは歩きやすい道が続いていた。ここまで誰にも出会わなかったが、三千院の門前からはまだ朝の9時台ではあるが数多くの観光客とすれ違う。

大原のバス停にたどり着くと大きなスーツケースを引き摺った中国人の観光客の集団が到着する。どこの旅館に泊まったにせよスーツケースを引きながら坂道をかなり歩かなくてはならなかっただろうと余計な心配をしてしまう。

今年は1月にランニングで膝蓋骨を割って以来、大きな事故がなく無事に過ごすことが出来たことを感謝である。さて、家に帰って年賀状の続きに取り掛かろう。来年は山に雪が降ることを期待したい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:681人

コメント

量販店が開く前に!
霧に煙る比叡山。にない堂も釈迦堂も霞んでますが、とても神秘的ですね。天気がよくなくてもひっそりと静かな比叡山は素晴らしいです。

それにしても電気店が開店するまでにチョイチョイと登ってくるにはロングなコース!
いつもながらyamanekoさんのフットワークの軽さと健脚ぶりには感心しきりです。

まもなく新年が開けますが、来年こそ山をご一緒出来ますことを楽しみにしております。足手まといにならないよう頑張りますので(^^;
よいお年をお迎えください。
2019/12/31 20:42
Re: 量販店が開く前に!
年末のお忙しい折にご丁寧なコメント有難うございます。
比叡山は霧でも魅力的でも、延暦寺の寺院がより神秘的で壮麗に思われますね。
こちらこそ、来年はどこかで是非、ご一緒させて下さい。来年もどうぞ宜しくお願いします。uriさんもどうぞよい年をお迎え下さい。
2019/12/31 21:35
読ませてもらっています
ヤマレコで知り合いになってから興味深く読ませてもらっています。
山行きと共に、紀行文のようなレコに感心させられ、ついつい引き込まれています。
やはりどうしても四国の山に興味があり、以前にご家族で歩かれた、三嶺〜剣山も読ませていただきました。
素敵ですね。
来年も楽しみにしてます。
よいお年をお迎え下さい。
2019/12/31 22:11
Re: 読ませてもらっています
sea1020さん
あけましておめでとうございます。年末のお忙しい時にご丁寧なコメント有難うございます。
四国からは遠い山ばかりですが、私の備忘録を書き綴ったレコにお付き合い下さり恐縮です。過去の剣山山系の縦走のレコまで訪れて下さったとは。子供達には負荷がきつかったようですが、行程に加えた牛の背が良かったと思いました。石鎚の縦走に加えた黒森峠〜青滝山が良かったように。
どうぞご無理のない範囲でお付き合い下さい。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
2020/1/1 18:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

トレイルラン 京都・北摂 [日帰り]
東山トレイル
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら