初の北アルプス!大荒れのテント泊<上高地-涸沢-奥穂高岳-涸沢岳>
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- GPS
- 54:07
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 2,165m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
5:50 沢渡P駐車
6:30 上高地バスターミナル1505m スタート
8:25 徳沢1562m
9:39 横尾1620m
10:50 本谷橋
13:10 涸沢小屋2350m テント設営
14日 -2日目-
9:35 涸沢出発
10:20 頃ザイティングラード取り付き
11:23 穂高岳山荘
12:10 奥穂高岳3190m(山頂30分昼休憩)
13:35 涸沢岳山頂3110m
13:42 北穂方面鎖場までUターン
14:10 穂高岳山荘
15:00 涸沢カール雪渓
15:40 涸沢テント場
15日 -3日目-
7:10 横尾ルートで下山開始
9:16 横尾
11:28 明神
12:30 河童橋
12:36 上高地
天候 | 雨、雷雨、曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
上高地までバス(往復¥2000) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨で全体的にスリッピーな状況 特に岩場は注意 ザイティングラード、穂高岳山荘から奥穂高への序盤、鉄梯子、鎖場が危険箇所だが しっかり3点支持で進めば問題なし。 |
写真
感想
待ちに待ったお盆休み!
半年ほど前からの計画、北アルプス涸沢、穂高テント泊です。
直前の天気予報は最悪?でしたが、行くだけイってみることに・・・
AM2:00に地元から車にて一路、沢渡に向け中央高速を・・・
5:30頃に沢渡P到着。
バスに乗り込むと途端に大粒の雨・・・(−−;
予報通りなので仕方ありませんね・・・
6:20上高地バスターミナルに到着する頃には雨は上がり、とりあえず涸沢に向けスタート。
序盤は殆んどアップダウンのないハイキングコース。
1時間弱で明神に到着。
樹木に守られ、雨の影響はほぼ無いけれど、少し降ってます。
ザックカバーのみ装着。
この辺りで多くの下山者とすれ違う。
雨で早めの下山なのだろうか?
上の天候は聞かなくとも想像がつくので、あえて聞かない・・・(笑)
この天候だが、登りの登山者は多い。
流石はお盆の北アルプス。
徳沢の手前でいよいよ本降りに。
カッパ上下を着込みます。
気温は20℃前後なんですが、歩き出すとカッパのせいで途端に蒸れ出す。
出発直前に計測した重量18.5k程あったザックが、
この辺りから、足腰にひびき出す。
9:40 横尾到着。釣り橋を渡り涸沢へ。ハイキングコースも終わり、いよいよ本格的に登りです。
一時間ほどで本谷橋。
沢を対岸へ。
この橋を渡ると更に急登が続く。
岩場が多く、雨で滑りやすい。
「Sガレ」と地図にはあるが、何処を指すのか解らなかった。
樹林帯を抜けると沢に出る。
涸沢に近づくと残雪がお目見えする。
大した量ではないが、所々凍っていて滑る。
アイゼンは不要。
重いザックで疲労もピークに。
14:12 やっとの思いで、涸沢ヒュッテ到着。
ここからこのまま北穂や奥穂までヤッつける人の気が知れない(笑)
幸い、雨も殆んど上がり、チャンスとばかりにテント設営。
ペグの利かない岩場のテント場で少し手こずりながら今夜の寝床確保。
ヒュッテにてビールを調達(500mm缶\700)
3人でカンパ〜イ(^^)ノ
何が楽しいって?今回生憎の天気。
コレが一番楽しかったのですよ!(爆)
日の暮れる頃、〆のラーメンを食べ終わると、早く寝ろよと言わんばかりに大粒の雨!
この夜が長かった!
都心で言う「ゲリラ豪雨」が一晩中続き、山から谷からの突風も加わり、
もう鉄砲水でも来るんじゃないか!?とか不安で結局、3〜4時間くらいしか眠れませんでしたw
--- 二日目 ---
明け方まで続いた雨も少し、小降りになりました。
だが、当初予定していた、奥穂から涸沢岳を経て北穂に縦走するルートはこの天気では危険と判断し、
ザイティングラードから穂高岳山荘、奥穂と涸沢岳と変更しました。
天候の様子をみて9:30頃にサブザックにてスタート。
涸沢小屋前を通過してザイティングラードへ。
一部鎖と鉄梯子があり、雨の日は特に滑るので注意しながら進みます。
ザイティングラードに取り付くと風が強くなり、引き返していくパーティーもいました。
軽い荷物にも助けられたのか、2時間掛からずに穂高岳山荘到着。
一面ガスの中で視界は2〜30mってところか?
更にストックをデポして奥穂高へ。
序盤、梯子と鎖場の連続。
加えて雨と突風で緊張感が増します。
ガスの中、ガレ場を進むと、やがて山頂が見えて来ました。
北アルプス最高峰、日本第3位の奥穂高岳山頂3190m!
ガスで何も見えないのが残念ですが、一応登頂ですね!
せめてジャンダルムだけでも見たかった・・・
山頂で昼休憩をしていると前穂の方から若い15人程の団体さんが上がってきました。
訊けば中学の山岳部との事。
岳沢からテント装備を担いで上がってきた様子。
凄い!家の息子(中高生がいます)には絶対無理でしょう!(間違いない!)
若いっていーなぁ・・・
さて、待っていても天候は良くなりません++
山荘まで降ります。
北穂まで行っている時間は無いので、涸沢岳へ向かいます。
風が強く寒いです。温度計こそ10℃近いですが、カッパとまつ毛が凍っているようでした。
30分程で山頂です。
写真を撮り、今回向かうはずだった、北穂ルートへ少し行ってみます。
10分ほど進むと思いっきり切れ立った崖があり、その下へ案内の矢印が向いています。
「い〜やぁ〜〜、これ、降りんのね?!凄いね、これ!」
また、未知の領域な気配を感じました。
同時に楽しみな気分もありました。
いつか、この道を進む日を楽しみに、下山します・・・
帰りのザイティングラードは涸沢を眼下にしながら楽しみながら降りれました。
やっぱり登山は景色を楽しみながらしたいものですね!
涸沢までの道のり、後半はパノラマコースを選択。
傾斜の緩い雪渓歩きと沢山の花を見る事が出来ました!
テント場に着いたらもう、ヤルことは一つです!
宴会!!(笑)
この日も宴会中、天候は安定。
時々青空も出るくらい。星こそ数える程しか出ませんでしたが、
雨が止んでくれるだけで良しとしないとね。
明日は最終日。天候が良ければ北穂に登ってから下山も視野に入れ、寝る事にしました。
--- 三日目 ---
朝5時頃、涸沢周辺は濃いガスに覆われています。
とりあえず、撤収作業をしながら天候の様子をみます。
幸い雨は上がっていて、テント撤収には助かりました。
パンとコーヒーで朝食を摂っているとポツポツと雨が・・・
北穂も濃い雲の中・・・
今回は北穂登頂は断念して下山を選択しました。
7:10 下山開始。
登りの時より雨水を吸って重くなってるんじゃないか?
と思える、ザックを背負い、涸沢を出発します。
何だか寂しいです。もっと居たいです。
「また来るよ」と心に誓いました。
帰りは同じルートを。
雨も徳沢辺りでは上がっていたように思います。
ゴール間近、明神-河童橋間では晴れ間ものぞき、暑くなってきました。
河童橋はお盆らしく、沢山の観光客でごった返してました。
そうそう、河童橋には5年ほど前に家族観光で一度訪れた事がありましたが、
上高地-河童橋間、30分くらい掛かって歩いた記憶がありますが、
5〜6分で歩けちゃうんですね!(笑)
当時、何処をどう歩いたんでしょう!?(爆)
さて、初の北アルプス、生憎の雨山行になってしまいましたが、
念願だった涸沢でのテント泊、奥穂高岳にも登れ、雨もまた良い思いでになる事でしょう!
おつかれさまでした。
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