竜門岳…津風呂湖の 杉っ子の山 冬来ない😢
- GPS
- 04:19
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 725m
- 下り
- 708m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 4:19
天候 | 快晴 のち 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【道路】 <往路> ・藤井寺市🏠(8:40)⇒国道170号線⇒南阪奈道路 羽曳野IC.⇒南阪奈道路/国道24/165号線 新庄IC.⇒国道24/165号線(大和高田バイパス) 橿原高田IC.⇒国道169号線⇒県道222号線⇒国道169号線⇒県道256号線⇒(10:10)津風呂ダム(10:16)⇒県道256号線⇒国道169号線⇒県道28号線⇒一般道⇒山口登山口👣(10:29) [走行距離]56.2km…1時間49分(うち買物2回、観光1回…26分) 〔有料道路〕 ・羽曳野IC.−新庄IC. 470円 <復路> ・山口登山口👣(15:34)⇒一般道⇒県道28号線⇒国道169号線⇒国道370号線⇒国道309号線⇒国道24号線 御所南IC.⇒国道24/165号線(大和高田バイパス) 橿原高田IC.⇒南阪奈道路/国道24/165号線 新庄IC.⇒南阪奈道路 羽曳野IC.⇒国道170号線⇒藤井寺市🏠(17:16) [走行距離]52.6km…1時間42分(うち休憩1回、買物1回…15分) 〔有料道路〕 ・新庄IC.−羽曳野IC. 470円 《駐車場》 【山口登山口】 ・5台の駐車が可能。到着時1台の駐車があったが、下山時にはなし。 ・非水洗のバイオトイレあり。 [料金]無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ケルンを越えると沢から尾根に取りつくが、しばらくしてから道迷いをしてしまった。急角度で道が左折するところがあるが、直進する踏み跡もある。テープ印を拾っていけば問題はなさそうだが、勢い余ると直進してしまう。 ・鬱蒼とした杉の森の中を歩くため、花粉症の人にとっては地獄である。 ・登山口から山頂まで杉の森が延々と続き、展望が全くない。陽射しが入らず、昼間でも薄暗い。ヘッドランプは必携。 ・展望を得るには、山頂から北へ10分程下った電波塔広場に行くしかない。金剛山地の眺めを得ることが出来る。ただ、電波塔が邪魔となり視界は一部のみ。シカの糞が多いのもいただけない。 |
その他周辺情報 | 【セブンイレブン 藤井寺古室3丁目店】 ・行動食の購入で利用。 https://www.sej.co.jp/shop/ 【柿の葉寿司総本家 平宗 吉野本店】 ・奈良吉野名産の柿の葉すしの老舗店。創業文久元年(1861年)。 ・吉野町役場のすぐ南、吉野川にかかる桜橋を渡るとすぐに店舗がある。 ・柿の葉寿司8個セット(鯖4、鮭4)を登山の食事として購入。 ・下山後に再度立ち寄り、土産として同セットを購入した。 http://www.hirasou-yoshinohonten.jp/index.html 【ローソン 吉野リバーサイド店】 ・下山後の休憩で利用。 ・国道169号線 河原屋西交差点に立地。 https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/292741/?&his=al1,al2,al3,nm&srchplace=34.3836472,135.9305528 |
写真
装備
MYアイテム |
tomoyamasyan
重量:5.24kg
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個人装備 |
行動着(WIC.ボーダー ロングスリーブ ジップシャツ / ウィックロンTシャツ / ノマドパーカー / puronoワッチキャプ / ウインタートレッキンググローブ / トレッキングパンツ / 下着パンツ / 靴下 / ロングスパッツ / 登山靴)
防寒着(ウルトラライトダウン / バーサライトジャケット / ストームクルーザー(上・下))
予備着(フリースハイネック / ヒートテック / ハイソックス / ウォーマーキャップ / フリース手袋)
ザック(リッジラインパック30L)
食事(柿の葉寿司×8 / カップヌードル味噌 / おにぎり焼鮭 / 固形味噌汁)
行動食(ミニロールケーキ×3 / 明治ミルクチョコレート)
非常食(パンケーキ / 皮付ポテトフライ / 柿ピー×1 / じゃこ小袋×1 / オレンジキャンディー×3)
飲料(水550mL / アクエリアス500ml)
登山道具(1/25000地図 / 地図ケース / コンパス / サングラス / ホイッスル / アーミーナイフ / タオル×1 / 軽アイゼン)
緊急道具(ヘッドランプ / 予備電池×3 / エマージェンシーシート / ライター / マッチ / トイレットペーパー / 予備靴紐)
救急道具(テーピング / ファーストエイド / ポケットティッシュ)
食事道具(コッヘル / バーナー / ガスカートリッジ / 割箸)その他(腕時計 / スマホ / 一眼レフカメラ / 予備電池×3 / 偏光フィルター / 一脚 / たばこ / ライター / ポケット灰皿 / 財布 / 免許証・保険証 / 貴重品防水袋×2 / メガネ)
【計11.0kg】
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備考 | 【反省点】 ・ケルンを越えた尾根の途中で道迷いをした。左折するところを見落とし、踏み跡を直進してしまった。杉にうんざりし、周りに注意を払わなかったために、テープ印の確認を怠ったのが原因。 【思い出の曲】 JACK WHITE "Over and Over and Over" MASSIVE ATTACK "Inertia Creeps" MERCURY REV "Endlessly" |
感想
【感想】
年末年始の帰省登山、まだ登ったことのない竜門岳に行ってみた。友人からはお勧め出来る山ではないと聞いている。ヤマレコに掲載されている写真を見ても今ひとつ。魅力のない山ならば、写真の腕を磨くのには丁度良いのかもしれない。登山ではなく撮影を楽しむために、この山に登ってみた。
清流の吉野川沿いを車で走る。川釣りやキャンプをした懐かしい場所だ。大好物の柿の葉寿司の看板が至る所で主張している。山がダメなら食でも満たそうか。老舗の”平宗”に寄り、寿司詰めを買って行く。途中、津風呂湖にも立ち寄り竜門岳の全貌を拝んでみる。やはりパッとしない山だ。
登山口に着くと杉の植林が既に空を隠し、陰気な雰囲気が漂っている。最新のバイオトイレで一仕事を済ませ、洞穴のような暗い道に入る。人気のない仙人小屋や力のないハンモックが不気味さを醸し出す。”死”の文字が彫られた下乗石にいたってはその極みである。どこまで気味が悪いんだ。
道の左手には竜門の滝がある。数少ない見所であるので立ち寄ってみる。滝はコンパクトにまとまり三段になって落ちている。なかなかのものである。そして何より滝壺の透明度が凄い。澱んだ気分まで澄んでいくようだ。
暗い道に戻ると、すぐに龍門寺跡に出る。何やらいわくありげな怪しい雰囲気である。足を止めると何かに取り付かれそうである。逃げるように立ち去り、魚の骨のような杉林の中を黙々と進む。急坂を駆け上がり、枯れそうな沢を越え、尾根に取付く。それにしても周りは杉ばかり。真冬なのに、この季節感のなさはなんなんだ。半ばムカついてくる。
道は獣道となり、ものすごい急斜面を巻いている。右下は目もくらむばかりの谷底である。突っ走したためにどうやら道を外したようだ。慎重に急斜面を駆け下り、冷や汗をかきながら元の道に戻る。苛つくとロクなことはない。
気を取り直して代わり映えのしない杉の急坂を登る。前方には何やら怪しい煙が立ち昇る。山火事なのか?不安になりながらも先を進むと山頂に飛び出す。そこは周囲を杉で囲まれた展望のない広場である。小さな祠があり、脇では庭火が燻っている。犯人はこいつである。誰もいないのにどういうことなんだ。この山は何かと不思議なことばかりだ。
山頂を10分程越えると開けた場所に出る。鉄塔が乱立しているが展望はある。休憩をするならここしかないだろう。金剛の山並みを眺めながら、柿の葉寿司を頬張る。山での寿司はさすがに旨い。山がダメでも食があれば…。満たされたところで折り返すことにする。
山頂に戻ると一人のお爺さんがお出迎え。「昔は展望があったんだが…」と漏らされる。杉っこが邪魔をしているのだ。恐るべし成長力で、展望を奪い季節感も台無しにしてくれる。本当に憎たらしい奴らだ。
よくよく考えると杉っことの格闘で撮影はおろそかに。帰りは少しでも目につくものに反応し、ゆっくりと歩きながら下山することにした。
大峰、台高には大普賢岳や稲村ヶ岳、明神岳…など品格、歴史、個性、それに自然の揃った一級の山はある。どうしてこの山が300名山なのかと不思議に感じた山旅であった。
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