[台湾百岳] 6番目でも富士山より高い山 秀姑巒山 3825m ロングトレイル
- GPS
- 41:47
- 距離
- 66.9km
- 登り
- 4,746m
- 下り
- 4,710m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:21
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 7:42
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 4:01
- 合計
- 13:24
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 6:52
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:07
天候 | 5日間ともに快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
行き(2019/12/31): 18:30 --> 23:00 [4時間30分] 帰り(2020/01/05): 13:30 --> 18:15 [4時間45分] |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 台湾の高山は入山制限しており、一日に入れる人数が限られ、約1ヶ月前に抽選になります。 5日間の山行でピークハントは三座だけで、かなり長いトレイル - 秀姑巒山 3825m (台湾で 6番目に高い) - 大水窟山 3642m (台湾で 13番目に高い) - 八通關山 3335m (台湾で 64番目に高い) [第0日] 台北を夕方出発して、登山口麓の東埔温泉のホテルに 23:00 到着、前泊 [第1日] 東埔温泉(1040m)から最初の宿営地である觀高營地(2531m)まで 全般的に山の右斜面を歩いていく感じなので、右側が崖になる 所々危険なトラバースあり [第2日] 觀高營地(2531m)から次の宿営地である中央金礦山屋(2842m)まで 宿営地間の標高差は 300m だが、古道が崩落して通行止めのため 3100m 程度まで高巻きしてから下ることになる。高巻きするルートからの玉山の眺めは素晴らしい。 [第3日] 中央金礦山屋から一気に 秀姑坪(3487m) までほぼ直登はきつい。 秀姑坪(3487m) から 秀姑巒山(3825m) までの間には岩場があり神経を使う箇所がある。 雨天の時は、グローブがあった方が良く、更に正確な足場を確保しながら歩く必要がある。 秀姑坪(3487m) から 大水窟山 (3642m) までは単純な登りではなく、2つほどピークと鞍部がある。 蝶ヶ岳から常念岳のルートを思わせるような感じであった。 [第4日] 中央金礦山屋(2842m)から下山し、途中 八通關山(3335m) に登頂してから一日目と同じ宿営地である觀高營地(2531m)まで下る。 [第5日] 觀高營地(2531m) から 東埔温泉(1040m) まで 下山完了! [登山道] 登山道は比較的に整備されている。 しかし日本のように丁寧に岩に印がペイントされていることはないので、道迷いに注意が必要。 台湾ではルート上の木の枝に各登山隊が付けたリボンがルートの目印となる。 登りは全般的に山の右斜面を歩いていく感じなので、右側が崖になる。下りは逆。 所々危険なトラバースあり。 秀姑坪岔路 <--> 秀姑巒山のルートは切り立った岩場あり。 [宿泊地] 宿泊地は大きめの避難小屋をイメージしてもらえばいいと思います。 寝床には割と厚めのクッションが敷いてあるので、スリーピングマットは不要。 モンベルの寝袋 #3 と SEATOSUMMIT のインナー THERMOLITE REACTOR を使ったが、さすがに夜中は冷えて寒かった。恐らく 0℃ ぐらいまで下がった。 觀高營地のドアは壊れていて閉まらなかったこともあり寒かった。 相当以前から壊れているようで修理されることはないのかもしれない。 食事は全て自前。調理器具も何もないので全て持参する必要あり。 水は雨水と思われるものがあった。中央金礦山屋の近くには水を汲める沢がある。 今回は、台湾の登山用品店主催の登山ツアーのようなものに参加したので、台湾原住民のポーターの方が 18人分の朝食と夕食の食材から調理器具などを全て担ぎ上げてくれた。すごい重さです。 自分が用意したのは、コッヘル、箸などと 5日間の昼食と行動食。 インスタントラーメン用にストーブとガスを持って行ったが、昼食用のお湯は沸かしてくれた。 |
その他周辺情報 | 登山口に愛玉 (台湾のデザート) が食べられるお店があり、さっぱりして下り下山後に食べてスッキリした。 下山後、東埔温泉でシャワーを浴びてスッキリできる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
シェラフ
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---|
感想
とにかく長いトレイルで標高差もあるので、かなり疲れました。
でも、天候に恵まれ全日とも快晴で風も強くなかったので、快適に 5日間の山行を終えられました。冬でも昼間は半袖シャツでした。(半袖は私だけでしたが。。。)
自然保護と宿営地が小さいため、一日に入山できる人数が限られているので、すれ違う別のパーティは 5組程度で渋滞もなく快適である。逆にもし何か事故があっても誰にも助けを求められないリスクもある。
八通關山から眺める玉山郡峰 (主峰、北峰、東峰、南峰) はほんと素晴らしい景色。
まさに台湾で一番高い玉山を間近で見れる絶好の展望台と言った感じです。
八通關山は穂高連峰を見る展望台である蝶ヶ岳に似てるなあと思いました。
もし雨が降った場合、重いザックが更に重くなり、濡れた岩場やグズついたトラバースはかなり神経をすり減らし、体力も消耗すると思われるタフなトレイルである。
今回は、台湾の登山用品店主催の登山ツアーのようなものに参加したので、朝食と夕食は台湾原住民のポーターの方が食材から調理器具などを全て担ぎ上げてくれた。
自分が用意したのは 5日間の昼食と行動食。それでもザックの重さは 18kg 程度になったので、全食自分で担ぎ上げるとなると 20kg 超えになることは間違いなく、この長い距離と標高だと辛い。ソロはかなり厳しい山行になるだろう。
残念なこと。
景色は素晴らしいが、山屋付近や登山道のいたるところにゴミが散らかっている。
多いのはティッシュやアメの袋など。その他使い捨てカイロ、ガスカートリッジ、空き缶などなど多数。自然保護のため、一日に入山できる人数を制限しているのに、入山する人たちにはマナーが悪い人が多いのかもしれない。
下山時に小さめのゴミを見つけては拾って持って帰ってきたが、大きな物やティッシュは汚いので拾わなかった。
いつか台湾も山でのマナーが良くなることを願う。
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