大峰の秀峰、釈迦ヶ岳
- GPS
- 03:18
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 564m
- 下り
- 435m
コースタイム
8:00太尾登山口
9:10古田ノ森
10:00釈迦ヶ岳
千丈平まで戻るも再び大峰奥駈道まで戻り、深仙ノ宿目指す。
11:30深仙ノ宿
<2日目>
7:00深仙ノ宿
8:10古田ノ森
9:40太尾登山口
天候 | <1日目>午前中曇り、昼一時晴れ、夕方以降曇り <2日目>強風&雨〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
手前にも登山口はあるが駐車場荒廃。下山時、太尾登山口との分岐から 少し進んでみましたが登山道もかなりわかりづらく (踏跡が随分踏まれていない感じ)ほとんど使われていないのでは? |
コース状況/ 危険箇所等 |
釈迦ヶ岳まで危険箇所は特にありません。稜線上を楽に登れます。 ただ、奥駈道を深仙ノ宿に向かうには笹が深くて地面が見えづらく、 見えない岩やいきなりの深みに注意。笹は濡れていることがあるので 素足に短パンなどを避け、スパッツの準備などあるといいと思います。 ・水場について 千丈平のかくし水は水量豊富。逆に深仙ノ宿の香精水はかなり細く、 汲むのにかなり時間を要しました。 |
写真
感想
実はこの山行は先週行う予定でしたが、登山口に着いて雷がゴロゴロ、
雨も降り出したので、若干30分ほどで切り上げたリベンジです。
8/25は天気予報通り奈良盆地は晴れの兆し、このままもってくれよーと
思いながら車を飛ばしたのですが、国道168号と途中、大塔村の新天辻トンネルを
ぬけるといきなりの曇り。おおい雲溜め込んどったらあかんでぇ〜、もっと流していこ!
結局その雲は登山口まで山々のてっぺんを覆い隠しているのでした。
でも登山口から麓を見れば、下界は良く見えるし、やがてこの雲も過ぎ去るのでは
ないかという淡い期待をしながら準備をしていざ出発!
気温も高く、ガスも薄いようで時折晴れ間も見えました。
古田ノ森付近の稜線上は緩やかな笹の原に木立がまばらに生えた天国のような
場所でした。食せば一気に天国へ行くことのできるトリカブトの花も多く咲いて
いましたが、バイケイソウは種子だけを残し、黒く立ち枯れていました。
鹿の群れに出会った千丈平を抜ければ間もなく大峰奥駈道との出会い、釈迦ヶ岳
方面にルートをとれば間もなく頂上です。お釈迦様は思っていたより大きく重厚で、
これをひとりで担ぎ上げたというからスゴイ!私なんか頭一つ分くらいでダウンしそう。
頂上は展望なし。でもこのお釈迦様に会えた事で満足し、来た道を戻ります。
天気もあんあまり良くなさそうだし今日はテント泊ぜずに帰るかと思いながら千丈平まで
下るとこのエリアのベテランらしきお二人組みに会った。
「あまり天気は悪くならない」とのことで、意を決して再び奥駈まで登り返し、
深仙ノ宿へと向かう。この稜線、笹が道を覆い隠して地面が見えにくく、隠れている
岩や急な深みに苦労しながらやっとのことで深仙ノ宿へ到着。
テントを設営し、少し早いがまったりモード。本を読んだり、ウロウロしたり、写真を
撮ったりしながらこの場での一人幕営の覚悟を決める。途中とおりすがったおじさんに
梨まるごといただいた!山で瑞々しいフルーツ!本当にありがとうございます!
五時前、既に鹿の声には慣れきったころ、またガサゴソという音が斜面上から聞こえる。
熊はないで、熊だけはないで〜!とおそるおそる耳を傾けていると、どうやら人のよう…。
この時間にここを通過することはないだろうから、ここにテント泊か避難小屋かな?
下りてきたのは東京からいらしたという明らかに日帰りではない装備のおにいさん。
なんと吉野から縦走してきたそう。たしか深仙ノ宿で三泊目とか。
本当は奥駈制覇を目指していらしたらしいが時間的に明日前鬼へ下るという。でもこれだけでも大したもんだと感動しました。関東の人が貴重な長い休みを利用して、
なぜ大峰までということにも興味を持ち、隣にテントを張られたこともあって眠りに
つくまでの間しばし談笑させていただきました。自分のものではないのだけれど、
また大峰にいらして下さると嬉しいです。
次の日は前夜からの雨&風でテントを撤収するのをためらうくらい。
隣のお兄さんと意を決してテントを回収しだしたのが6時半頃。晴れれば大日に
行きたかったのですが、止む無く下山。前鬼まで下られる一泊を共にした
おにいさんと別れを告げます。
帰りは奥駈を登らずに千丈平までのトラバースルート。昨日は道がわかりにくいとの
アドバイスを受けためらいましたが、テープがあったので慎重にルートを探せば
わりと楽に千丈平までたどり着くことができました。
古田ノ森を過ぎたあたりから徐々に空が晴れだしました。
ちょっとタイミングを逃してしまった感がありますが、森が美しく、
交通アクセスさえ除けば比較的楽に登れるこの山には何度も足を運びたいものだな、
そう感じました。
コメント
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fineridgeさん、こんにちは
ちょうど「最近、大峰行ってないわ〜」って思ってたところだったんです
子どもが山歩きを始めてから単独がなくなったので、大峰に行けないんです。
今回はテント泊されたのですね!
近頃は山に限らず、街中でも天気の急変がありますから計画するのが難しいですよね。
fineridgeさんの記録を拝見して、久しぶりに釈迦ヶ岳への稜線を歩きたくなりました。
子どもも大丈夫と思うのですが、アクセスと熊がちょっと…
cocoe さんこんばんは。
確かにアクセス悪いですよね。だからこそ、あれだけ人を
惹き付ける要素があるのに、静かな山行が楽しめる
といったとこなんでしょうか。
お子さんも全く問題ないでしょうね。
熊注意の看板が林道にやたら多いと先週の撤退時
気づいたもんで、今回初めて熊鈴使いました。
自分ではあの音、気にならないもんですね。
テント泊、ヒマでしたよー。ヒマという贅沢。
お酒もっと持っていけば良かった
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