鳳凰三山 広河原から夜叉神峠

2012年08月26日(日) [日帰り]

• GPS: 11:00
• 距離: 19.3km
• 登り: 1,967m
• 下り: 2,115m

コースタイム

行程：11時間（含休憩1時間25分）
06:15 広河原駐車場 - 06:25 白鳳峠入口 - 08:35 白鳳峠 08:45 - 09:35 高嶺 09:50 -
10:40 赤抜沢ノ頭 - 10:45 賽の河原 - 11:00 地蔵岳 - 11:25 賽の河原 - 11:30 赤抜沢ノ頭 11:35 -
12:00 鳳凰小屋分岐 - 12:20 観音岳 12:45 - 13:10 薬師岳 13:20 - 14:15 南御室小屋 14:30 -
14:55 苺平 - 15:50 杖立峠道標 - 16:35 夜叉神峠 16:40 - 17:15 夜叉神峠登山口

天候

晴れ
周囲の山は時間とともにガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

夜叉神峠登山口まで自家用車。
夜叉神峠登山口から広河原までバス。

・コンビニ
　　南アルプス街道の芦安入り口交差点にあるローソンが最終のコンビニ
・夜叉神峠登山口までのアクセス
　　南アルプス街道、芦安を過ぎるころから道幅が狭い箇所あり。
　　すれ違いに注意。
　　芦安から夜叉神峠登山口間に舗装工事中の場所が一ヵ所あり。
　　夜叉神峠登山口に数90台駐車可能な無料駐車場。売店・トイレあり。
　　ここから先は一般車通行不可。
・夜叉神峠登山口から広河原のアクセス
　　バスまたは乗合タクシー。バス料金は利用者協力金込みで920円でした。
　　朝5時30分にゲート開聞。ゲート前でタクシー、バスが並んで開門を待ちます。
　　バスは、空席があれば、通常席で座っていける。
　　この日は、到着時は満席だったが夜叉神峠登山口で下車する人が数人いたため、入れ替わりで座席確保。
　　混雑時は、通路に立つことになるそうです。前日の土曜日はそのような状態だったらしい。

コース状況／危険箇所等

登山道は特に危険な個所ありません。

白鳳峠入口から高嶺までは1200mを一気に登る急登の登山道
薬師岳から夜叉神峠登山口までは緩やかな登山道
登りと下りの様子が、まったく違うので、好みに合わせて縦走方向を決めるといいでしょう。

写真

8/27 21:42

登山前日、用事で訪れた双葉SA近辺から望む鳳凰三山。
翌日の登頂に向けて気合を入れる。
右手には甲斐駒ケ岳の美しいシルエットも見える。

8/27 21:42

登山当日の夜叉神峠登山口。
ゲート開聞（5時30分）を待つバス。この後、数台のバスが続いて到着。
運良く、ここで下車する人と入れ替わりで座席確保。

8/27 21:42

広河原から南アルプス林道を北沢峠方面に10分ほど歩きます。

8/27 21:42

キツリフネ

8/27 21:43

白鳳峠入り口の道標。

8/27 21:43

いきなりの急登！

8/28 22:15

ツリガネニンジン

8/27 21:43

カニコウモリ。
白鳳峠からの登山道にたくさん咲いていました。

8/27 21:28

カニコウモリの大群生。

8/27 21:28

手すり付の木橋とその先に梯子。

8/27 21:28

これはなんでしょう？

8/27 21:28

レイジンソウ

8/27 21:43

キバナヤマオダマキ

8/27 21:43

サラシナショウマ

8/27 21:44

ソバナ

8/27 21:44

ミヤマアキノキリンソウ

8/27 21:28

慎重に渡ります。

8/27 21:28

苔むしたしらびそ林。
「やまなしの森林100選」だそうです。

8/27 21:44

樹林帯を抜けると、北岳が姿を現しました。

8/27 21:44

ここからはゴーロ上の道を登ります。

8/27 21:44

稜線から登る朝日。

8/27 21:44

素晴らしい眺めに、何度も振り返ってしまいます。

8/27 22:06

白鳳峠。木々に囲まれ、日陰で休憩するには良いです。ただ、展望はありません。
数分降りば北岳の眺望を望める場所に出るので、こちらがオススメ。

8/27 22:06

セリバシオガマ

8/27 22:06

甲斐駒ケ岳。
7月に登った時のことを思い出します。

8/27 22:06

八ケ岳も見えました。
甲斐駒、八ヶ岳方面は、この後、しばらくして雲に隠れてしまいました。

8/27 22:06

手前が赤薙沢ノ頭、その奥にアサヨ峰と両側に甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳。
いい眺めです。

8/27 22:06

高嶺のピーク。
このあと急登が待っています。

8/27 22:07

木の合間からの北岳。

8/27 22:07

高嶺への急登。

8/27 22:07

アキノキリンソウ

8/27 22:07

高嶺山頂からの仙丈ケ岳。
抜けるような青空。
右側には雲が。。。

8/27 22:07

白峰三山。
農鳥岳はすでに雲に覆われ始めています。

8/27 22:07

鳳凰三山方面。
向こう側から雲が湧いてきています。

8/27 22:08

仙丈ケ岳と一筋の飛行機雲。

8/27 22:08

高峰と赤抜沢ノ頭のコル。
ここから花崗岩の白砂になります。
白砂に花がたくさん咲いていました。

8/27 22:08

振り返って高嶺。
三角錐の山容が美しいです。

8/27 22:08

ホソバトリカブト

8/27 22:08

イワインチン

8/27 22:08

タカネビランジとヤマホタルブクロ

8/27 22:09

コバノコゴメグサ

8/27 22:09

タカネビランジ

8/27 22:09

高嶺とその先に北岳。

8/27 22:09

ミヤマウイキョウ

8/27 22:09

北岳にも雲がかかってきました。
手前の岩は、口をあけた生き物のよう。

8/27 22:09

赤抜沢ノ頭に来るとガスが切れて、オベリスクが姿を現しました！

8/27 22:09

オベリスクの向こうは雲海。

8/27 22:09

賽の河原から見たオベリスク。

8/27 22:10

どこまで登れるか。

8/27 21:28

あとこれだけ。でもここからが怖くて登れない。

8/27 22:10

自然の造形美。

8/27 22:10

地蔵岳の南側は切れ落ちています。

8/27 22:10

仙丈ケ岳も雲に覆われました。

8/27 22:10

枯れ木から新しい木が。
自然は力強い。

8/27 22:10

観音岳。思ったより遠いです。

8/27 22:10

岩の隙間に咲くタカネビランジ

8/27 22:10

観音岳山頂に到着。

8/27 22:11

雲が無ければ。。。

8/27 22:11

歩いてきた稜線。

8/27 22:11

薬師岳への道

8/27 22:11

白い砂礫を歩きます。楽しい！

8/27 22:12

北岳を望むタカネビランジ。

8/27 22:12

岩陰に咲くコバノコゴメグサ。

8/27 22:12

気持ちのいい稜線です。

8/27 22:12

広い尾根。砂浜のよう。

8/27 22:12

薬師岳の山頂標。

8/27 22:12

イルカ岩？

8/27 22:12

正面は砂払岳

8/27 22:13

ゴゼンタチバナ

8/27 22:13

薬師岳から少し下ると薬師岳小屋。
ここに水場はありません。

8/27 22:13

甲府盆地の眺めがすばらしい。

8/27 22:13

砂払岳から見た薬師岳。

8/27 22:13

樹林帯に入ります。緩やかな下り。

8/27 22:13

南御室小屋。ここでたっぷりと水を補給。

8/27 22:14

ヤマハハコとホソバトリカブト

8/27 22:14

南御室小屋の裏手には花畑が広がっていました。

8/27 22:14

ミヤマシシウド。
線香花火みたいできれいです。

8/27 22:05

ヤナギラン

8/27 22:05

テント場は空いています。
手前はヘリポート。

8/27 21:28

緩やかな登山道。
このあたりも歩きやすい。

8/27 22:05

オトギリソウ

8/27 21:28

タマガワホトトギス

8/27 21:28

夜叉神峠小屋

8/27 22:05

北岳と間ノ岳に太陽が沈んでいきます。

8/27 22:05

夕方の夜叉神峠。静かです。

8/27 22:06

フシグロセンノウ。
山ではあまり見かけないオレンジ色の花なので、目立ちます。

8/27 22:06

ようやく夜叉神峠登山口に到着！
長い一日でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX30 SONY

D700 ニコン

感想

hmnt

本当は、一泊で行きたかった鳳凰三山。でも、なかなか日帰りしか時間が取れません。

ヤマレコの記録を参考に計画を考えた結果、まだ日が長く、夕方まで天候が安定していそうなこの日なら日帰りも可能と思い、思い切って縦走コースに挑戦しました。

私の場合、登りが得意で下りが苦手です。また、帰りのバスの時間も気にしなくていい、広河原から夜叉神峠に向かうコースを選択。

前半、白鳳峠入口から高嶺まで一気に1200m上がる急登はシビれましたが、たくさんの花と素晴らしい眺望で思いのほか気分よく登れました。あと、これまでまったく気にしていなかった高嶺という山、三角錐の山容と360度の眺望で以外に魅力的な山ということに気づいたことも収穫です。

地蔵岳のオベリスク登頂チャレンジ（結果は、途中で断念）や観音岳への厳しい登り、観音岳から薬師岳への気持ちのいい稜線歩き、夜叉神峠登山口までの長い長い、本当に長い下りなど、盛りだくさんのコースでした。

今回、自分の体力からちょっと背伸びした山行、それを無事終えて達成感、充実感を得られました。ただ、日帰りなんで、時間に追われて先を急ぐことが多く、やっぱり一泊してゆっくり山を楽しみたいなぁ、とつくづく感じました。