笠取山(山頂直下の急登はキツかった〜。ですが山頂からは文句なしの大展望!)
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- GPS
- 06:28
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 834m
- 下り
- 830m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:26
天候 | 快晴、風はほぼ無し! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※現在は犬切峠から先は冬期通行止めで、作場平橋駐車場まで車で入ることができません。(入れたとしても、林道はガッチガチに凍結していて走行は無理そうです。) 国道411号線から犬切峠までは一応舗装されていますが、道幅が狭く穴だらけで、路面状態は最悪です。 犬切峠には、5台程度駐車可能なスペースがあります。 以下、登山口ナビさんのページ( https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-913 )からの引用です。 緯度経度:35.837525 138.822168 笠取山への主要登山口となる一之瀬林道沿いの作場平にある無料駐車場。 アクセスは中央道の勝沼インターチェンジを下りて国道20号線の東京・大月方面へ向かい、勝沼大橋を渡った先の柏尾交差点を県道38号線の塩山・山梨方面へ左折、すぐにフルーツライン(東山東部広域農道)へ右折して道なりに進み、新千野橋東詰の交差点で国道411号線の奥多摩・丹波山方面へ右折する。柳沢峠を過ぎて最初の集落に入り一之瀬の道標で左折、途中のY字路を右折して一之瀬林道を進むと5.6kmほど先にある。 起点・終点とも国道411号線に接続する一之瀬林道は全線舗装されているが、一之瀬高原側は舗装の荒れている部分が多く三之瀬側の方が路面の改良が進み走りやすい。 三之瀬側の林道入口は丹波山から一之瀬高橋トンネル(おいらん淵)を過ぎた先のヘアピンカーブにある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
犬切峠から作場平までの林道は、日影部分は全面凍結しているので、軽アイゼンを付けたほうがいいです。 作場平口には、利用可能なバイオトイレがありました。 作場平口からの登山道は全体的に明瞭で、目立った危険箇所はありません。 笠取小屋手前の木道が一部崩落していました。(注意して通れば大丈夫でした。) 笠取小屋の冬期小屋が利用可能です。(宿泊する場合は協力金2,000円) 中には布団と毛布が備え付けてあり、快適そうでした。 小屋のすぐ近くにバイオトイレがあります。 小屋直下の水場も使用可能でした。 笠取小屋から先は積雪量が多くなりましたが、締まった雪だったので、歩きやすかったです。 小さな分水嶺からの山頂直下までのアップダウンでは若干沈む場所がありますが、大したことはありません。 山頂直下の急登は傾斜がかなり急なので、積雪の状態によってはピッケルがあったほうがいいかもしれません。 |
その他周辺情報 | <丹波山温泉 のめこい湯> 道の駅たばやまから、丹波川に架かる吊り橋を渡った先にある温泉です。 内湯が2つ(41℃と43℃の高温泉)、露天風呂、サウナがあります。 「ローマ浴場」と「和風浴場」が男女日替わりとなります。 入浴料金は1日:900円、15時以降:600円です。(JAF割で100円引き※) ※券売機で「JAF割あり」で購入し、会員証も提示したのですが、何故か600円のままでした。15時以降は適用されないのかも・・・。 URL http://www.nomekoiyu.com/onsen/index.html 2月21日(金)は、機械のメンテナンスため臨時休業だそうです。 毎週木曜日が定休日なので、20日から連休になります。 ご注意ください。 |
写真
先着は自分と色違いのハスラー。
笠取山の登山口は、ここから3kmほど先の作場平口ですが、今は冬期通行止めでここまでしか車で入れません。
(先着ハスラーの持ち主さんとは結局会いませんでした。)
後で調べたら、あれは丹波山村にあるローラー滑り台(全長247m)のスタート地点らしいです。( https://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/kanko/suberidai.html )
滑り台の長さとして3日間だけ日本一でしたが、すぐに静岡県の日本平動物園にあるローラスライダー(全長390m)に抜かれたそうです。
装備
MYアイテム |
![]() 重量:11.77kg
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個人装備 |
ハードシェル
フリース
長袖インナー
厚手ズボン
靴下
雨具
毛帽子
サングラス
冬靴
ザック
チェーンスパイク
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
三脚
|
感想
前日の雁坂嶺の山行後、温泉でゆっくりし、そのまま道の駅たばやまに向かいました。
目的は、道の駅のフリーWi-Fiに接続して写真をレコにアップロードするため。
(Wi-Fiを使わないと、かなりの通信容量を使ってしまうので・・・。)
アップロードが終わり、国道411号線を戻って柳沢峠へ。
1月19日に黒川鶏冠山に登ったときに拠点とした場所です。
柳沢峠は富士山の眺めで有名な場所なのですが、前回は雲がかかっていて、朝焼けの富士山をほんの一時しか見られませんでした。
そこで、今回こそは朝焼けの富士山をタイムラプスで撮るべく、再びやってきたのでした。
柳沢峠は、翌日登る笠取山からも近かったのも好都合でした。
前回来たときは前日に降雪があり、道路上にも積雪&凍結していて走るのも結構怖かったですが、今回は全く雪がなくて良かったです。
誰もいない駐車場で、雁坂嶺のレコを書いたりして過ごしました。
やがて深夜近くになり、眠くなったので就寝。
(誰もいなかったので、アイドリングして暖房を利かせつつ、ほんの少しだけ窓を開けて寝ました。)
翌日は4時前に起き、外(できるだけ周りの明かりが届かない場所)に三脚を設置し、星の軌跡撮影をしてみました。
5時半を過ぎると、だんだんと明るくなってきたので、前回と同じ位置に三脚をセッティングしました。
今回は準備万端。
モバイルバッテリーで給電しながらインターバル撮影できるようになったので、バッテリー切れを気にする必要はありません。
そして肝心の富士山は、雲一つない快晴でバッチリ!
インターバル撮影を開始した後は暇になったので、車の中でレコを書いていました。
しばらく経つと車が1台やってきて、男性が出てきたので、自分も外に出て挨拶しました。
男性は温泉巡りをしていて、今日はまず、のめこい湯に行く予定だそうです。
その途中にあった柳沢峠に寄ったとのことでした。
のめこい湯なら、自分も山行後に行く予定だと伝えると、そこから盛り上がり、色々な話をしました。
おかげでインターバル撮影の間、楽しく過ごすことができました。
男性から、撮った写真をネットに公開したりするのかと聞かれ、ヤマレコのことを伝えるとアドレスを教えてほしいと言われたので、ヤマレコ名刺をお渡ししました。
その後、富士山撮影目的の男性がもうひとり車でやってきて、3人でお話ししました。
その男性は、昨夜金峰山荘(長野県川上村の廻り目平ではなく、山梨市にある民宿)前のオートキャンプ場で星空撮影をしていたのだそうです。
富士山のモルゲンも終わったので、お二人とお別れし、犬切峠に向かいました。
国道411号線から犬切峠までの道は幅が狭く穴だらけだったので、パンクなどしないよう、ゆっくりと走りました。
犬切峠前の駐車スペースには、先着1台、自分と色違いのハスラーが停まっていました。(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
隣に停め、準備して出発しました。
冬期閉鎖ゲートから先、作場平までの約3.5kmの林道は、3分の1くらいの区間で完全凍結していて、チェーンスパイクを着脱しながら進みました。
仮にもし林道が通れたとしても、自分のハスラー(2WD+スタッドレス)では高確率でスタックしてしまったと思います。
林道を約40分歩いて作場平の登山口に到着。
バイオトイレを使わせていただき用を足し、改めて登山口から山行をスタートしました。
登山道は最初は薄く雪がある程度でしたが、積雪がない区間を挟みつつ、だんだんと積雪量が増えていく感じでした。
道は終始明瞭で、分かりやすかったです。
登山口から1時間半強で笠取小屋に到着。
小屋前で休憩中だった3人パーティ(男性2名、女性1名)がいたので、挨拶して山談義と情報交換をしました。
皆さんは昨夜、笠取小屋の冬期小屋に一泊したそうで、笠取山まで行こうかどうか相談中だったようです。(その後、自分が山頂前の急登を登っている最中に振り向くと、小さな分水嶺で休憩している3人が見えましたが、どうやらそこで引き返したようです。)
自分は予定どおり笠取山の山頂へ向かいました。
笠取小屋からしばらく登ると、雪も多くなってきたのですが、かなりよく締まった雪で、ほとんど沈むことなく歩けました。
(昨日の雁坂嶺の状態から)ラッセルも覚悟していたのですが、ちょっと拍子抜けでした。
小さな分水嶺を越えた辺りから笠取山の山頂直下までは、場所によっては少し沈むところもありましたが、昨日の雁坂嶺と比べると全然楽でした。
山頂直下の急登を約20分かけて登り、山頂に到達。
山頂からの眺めは素晴らしく、近くは奥秩父山塊や大菩薩連嶺、富士山が、遠くには南アの山々がはっきりと見えました。
風はほぼ無く日差しも暖かく、動かなくても全然寒くありませんでした。
自分が山頂に着いてすぐ、水干方面からカップルさんがやってきました。
話を伺うと、水干方面は雪深く、ラッセルだったそうです。
その後3人で今日、これ以上ないコンディションの中、この場に立つことができた喜びを分かち合いました。
お二人は先に水干方面に戻っていき、自分はもう少しだけ山頂に滞在したあと、下山を開始しました。
山頂直下の急坂の下りを動画に撮ってみました。
雪が締まっていたので、登ったときのようにトレースは使わず、ほぼ一直線に下りました。
雪山の下りって、コレができるから楽しいですよね。
念のためチェーンスパイクを付けましたが、別にいらなかったかもしれません。
登りは20分かかったのに、下りはわずか5分。下まであっという間でした。
笠取小屋まで戻り、外のベンチでお昼にしました。
最近新発売された「味噌ぶっこみ飯」を食べましたが、コレがかなり美味しくて、しばらく自分のお気に入りになりそうです。
小屋からの下山はあっという間。
3kmの舗装された林道歩きはちょっと退屈でしたが、15時前には車に戻ってくることができました。
その後、すぐ近くの道の駅たばやまに寄り、併設された のめこい湯へ。
帰途は、時間が遅くなったので中央道は避け、丹波山村から御岳辺りまで、青梅街道をひたすら走りました。(圏央道の青梅ICに向かうため)
途中の奥多摩湖を抜ける辺りで素掘りのトンネル(中には、トンネル内で上から水が滴り落ちているものもありました)がいくつも続く区間があり、それがまるで奥只見にあるシルバーラインのようで、なかなか面白かったです。
青梅ICから圏央道に乗り、関越道→外環道というルートをとったので、中央道の渋滞にハマらずに済みました。
通過に5分くらいかかる、ごく小規模な渋滞は1回だけありましたが、それ以外はスイスイと快適に走れました。
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前回は天候や準備不足で失敗した、柳沢峠からのモルゲンロート富士山の撮影にも成功したし(この時点でかなり満足w。ただ、思ったほど赤くならなったのがちょっと残念でしたが・・・。)、山頂手前の一面真っ白な雪原の眺めや、キツかったけれど山頂に着いたときの達成感が凄かったハイライトの急登、山頂からの大展望など、どれを取ってもかなり楽しめました。
山頂での気温は氷点下でしたが、ほぼ無風で日差しも暖かく、ハードシェルを着なくてもちょうど良いくらいでした。
土曜の雁坂嶺、日曜の笠取山と、今週末はとても充実した時間を過ごせたと思います。
土日が二日間ともこんなに快晴だったのは、ほんとに久しぶりなのではないでしょうか。
いつもこうなら良いのですが(笑)。
これで八ヶ岳・秩父山系の山梨百名山も、残すところ破風山、飛龍山、羅漢寺山の3座のみとなりました。
そのうち、飛龍山は去年から計画だけはしていて、今回山行前後に寄った道の駅たばやま からのルートで近々登る予定です。
標高差が1,500mほどあり、日帰りするのはなかなかにキツめで歯ごたえがありそうなので、今から楽しみです。
破風山もできれば昨日縦走して登ってしまいたかったのですが、あの積雪状況では無理ですよねー。
もう少し雪が少ない時期に、西沢渓谷から甲武信ヶ岳に登り、そこから縦走して登頂したいと思います。
山梨百名山で未登の山が多い山域は、やはり赤石・身延山系ですね。
白峰三山や四天王の笹山、笊ヶ岳も含まれています。
そのうちの何座かは今年中に登りたいですが、どうなることやら・・・。
MonsieurKudoさん、こんばんは。
Kudoパワー全開ですね!2日連続の厳しい雪山。天晴れ!です。
山行お疲れ様でした。それではまた😊
fgacktyさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
山梨に雪が降ってから数日が経っていたので、もう少し解けているかと思ったら、意外とあった感じです(笑)。
今回は2日間で特に目立ったミスもなく、大成功といっていい山行だったと思います。
P.S.
セツブンソウ、早く見られるといいですね。
やっぱモルゲンの富士山はいいですね。バッチリ
昨年の奥多摩ツアー時、道の駅たばやまに2泊しました。のどかでいい所ですね!
車の出入りも少なくゆっくり車中泊できました。
のめこい湯も2日間入りのんびりできました。
雲取からの下山時、地元の方から「笠取はいいよ!」と教えていただき、今回のレコ見て気に入りました。機会がありましたら登ってみたいです。
sakakibaraeさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
道の駅たばやまは、昼間の営業時間内は結構賑やかなのに、夜になるとひっそりと静まり返ってしまいます。
確かに他の道の駅よりも車の出入りも少ないと思います。
山奥にあるからですかねー。
車中泊するにはいいところですよね。
今度、飛龍山に登るときにまた行く予定です。
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