【愛知130山】白岩山・明神山 神田から馬の背岩周回
- GPS
- 11:09
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,348m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
愛知県北設楽郡設楽町大字神田(かだ)、北設楽郡東栄町大字月(つき)境 ※林道スズガタ線は凸凹が大きく小落石で荒れています(地上高が高い車を推奨) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※大部分がバリエーションルートでルートファインディング要。危険な個所が多くあるので、初心者の方が歩く場合は補助ロープ持参で熟練者との同行が必要です。 【取り付き地点】 駐車地から林道を400m程戻って、神田川に架かる橋の手前にあるハシゴを降りて河内川を渡渉、白岩山へ続く尾根に取り付く。(今回はハシゴがある地点まで戻らず、適当な場所を渡渉して尾根に取り付きました) 【駐車地〜白岩山】 取り付きから尾根の頭までは急登落石注意。やせた岩尾根を過ぎ緩やかになると歩きやすくなる。520mピークに鉄塔があり展望が開ける。 白岩山の800mほど手前にある小ピークの先がガケ(岩壁)になっていて尾根通しでは歩けない。南西斜面を巻いて降りるが足元が不安定な急斜面なので、下りの場合は補助ロープを持参した方が良い。 【白岩山〜明神山】 白岩山から150m程戻り南東方向の尾根に入る。最初の鞍部手前に三角屋根状の岩尾根あり。 626mピークは黄色テープマーカーと白岩山方向を示す案内板あり。西からの尾根が合流しているが、間違えないように南東方向の尾根を下る。その先標高610m付近は広くて方向を定めにくいので注意。北東方向へ藪がかった尾根に入ると、やがて広い鞍部に着く。 鞍部から急な小尾根を登ると尾籠から続く主稜線に乗る。柿野からの登山道が合流する峠から先には所々ハシゴと鎖場がある。急な尾根をひたすら登ると(三ッ瀬)明神山頂に着く。山頂手前200m地点に岩の展望地があり眺めが抜群です。 【明神山〜北西尾根(馬の背岩)】 明神山から西峰を経由して明神の肩へ、この間は踏み跡明瞭。肩から北西尾根方面は急斜面なので滑落注意。(今回は肩から南へ続く踏み跡をたどって林道に着地)北西尾根にある馬の背岩は、林道の車止めチェーンのところから西へ入る。 【馬の背岩〜駐車地】 馬の背岩から西に歩いて標高710mピークを北方向へ下る。しばらくはシャクナゲやアセビで藪がかっている。693mピークとその西隣のピーク(石積みで囲われた標柱あり)、660mピーク(Gマーク杭あり)、666mピークでは進行方向が変わるので注意。666mピークからはほぼ真北に下る。途中尾根が広い場所があるが、右(東)寄りを意識して下る。 ※注 意 終盤、標高500m地点から東へ続く小尾根(道や案内表示なし)を使ってスズガタ林道までショートカットして下りました。幾つか大岩が尾根上に現れてその都度巻きましたが、やせ尾根で両脇ともガケの様な斜度でとても危険でした、入らない方が無難です。(もし歩く場合は補助ロープ必携) 遠回りになりますが、ショートカットせず尾根を北に下って、神田川の橋を渡って国道を経由して戻った方が安全です。 |
その他周辺情報 | とうえい温泉 花まつりの湯 愛知県北設楽郡東栄町下田字花田21 TEL 0536-77-0268 営業時間 10:00〜21:00(20:00最終受付) 定休日 水曜日 入浴料金 大人700円/小人380円 https://toueionsen.com/ |
写真
感想
ご訪問ありがとうございます。
teppanが未踏の愛知130山「白岩山」、なかなか行く気が起こらないので明神山と馬の背岩とセットで歩いてみる事にしました。
寒気の南下に西高東低の気圧配置、時折吹き付ける風速10メートルを超える強い風と久しぶりの低温で、忘れかけていた冬を思い出させる一日でした。その代わりにお天気は快晴、明神山頂の展望台からはまっ白な中央アルプスと南アルプス、そして富士山が見られて良かったです。
11年ぶりに訪れた馬の背岩は三ッ瀬明神山の北西尾根の途中にあります。乳岩・三ッ瀬ルートにある馬の背岩とは違いスケールが一段と大きく、長さ100m以上におよぶ長大な岩尾根です。南側は断崖になっていて、宇連山の整った美しいシルエットが眺められる素敵な場所です。(ヤマレコにはこの馬の背岩が「障子岩」で登録されていますが、砥沢西側の尾根にある「障子岩岩脈:新城市天然記念物」が障子岩ではないか?と思われます。)
今回の尾根周回、ケガや遭難が無かったのはただ運が良かっただけ、反省点が多い山行きとなりました。
・序盤から早くも落石が起き、運良くスレスレを通り過ぎて事なきを得たこと
・尾根芯が歩けず巻く地点で、ロープを持っていけば良かったと後悔したこと
・初めて歩く登山道のない支尾根を下りで使ったこと(しかも日没後)
多少の冒険は山歩きの楽しさのひとつだと思っていますが、この日の山行は自分達の能力と装備で考えた場合、安全率が低すぎました。”どうにかなるだろう”と楽観的思考に傾きがちな自分は反省しきりです。
「楽さ加減と安全度は天秤にはかけられない」
場合によっては遠回りも嫌がらず、重くても必要だと思われる装備は必ず積んで行こう! 肝心な装備を持たず、重いつゆ入り「おでん」2袋を担いで歩いたteppanです(^^;
コメント
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teppanさん、奥様、またもや10時間越えの山行、お疲れ様でした。
白岩山、かなり以前に歩きましたが、上りも下りも急な上に展望も
なく、私の中では2度と行きたくない山のリストに入っていました。
このような周回ルートでしたら、ポチポチと楽しみながら歩けて
いいですね。
私も、いつも余分な物ばかりザックに詰め込み過ぎ、その結果
歩荷となっちゃっていて、肝心なものが入っていないことは
良くあります
こんにちはkameさん
やや長距離ではありましたが、10時間以上なのはペースが遅いからです。白岩山手前の大岩を巻いて降りるのに時間を多く消費しました。(おでんを食べるのに割いた1時間も余計)^^;
白岩山は想像通りの山でした。標高も低く奥まって麓からも目立たないですし、展望もなく特にこれと言った特色がないので、130山に選ばれた理由が分かりませんが、地形図に山名が載っているところを見ると、地域と何らかの関わりがあるのかもしれませんね。
ロープを持って行こうか迷い、重くなるので止めましたが、現地で後悔するハメになりました。低山でもルートによっては危険だと、あらためて思い知らされ、登山道の有り難みが良く分かりました。
おはようございます。
このルートいいですよね
白岩山を交えて馬の背岩までの周回、この時期ならではの好ルートだと思っています。
暖冬傾向でヒルの出没も早そうだし、ヤブもあるし、今年は雪もないし、ちょうど良いタイミングで歩かれたのではないでしょうか!
日没が早いのがちょっと難点ですが
馬の背岩には、何年も行っていません。
このレコで、また行きたくなりました!
その時は、明神の肩から北西尾根で直接林道へ下りましたが、林道への着地で苦労したことを思い出しました。
今は、馬の背岩の案内標識までできたのは、ちょっと驚きました
長時間お疲れ様でした。
こんにちはtotokさん
久しぶりの馬の背岩でしたが、やはり良い所ですね。明神山頂では富士山が見えてラッキーでした。
以前の北西尾根は完全なるバリルートでしたが、標識が幾つか設置されて一般的になってきたみたいです。肩から直接北西尾根は激急で危険だった覚えがあったので、今回は南側へ回避しました。
平均時速は1.2Km/h(休憩・食事を含む)。鈍足とは言え、ここまで遅くなった事は滅多にありません。想像以上に苦戦した地点があったのと、最後のショートカット尾根がいけませんでした。
暗闇の中、一歩間違えばタダでは済まない所に踏み込んでしまい、相棒を危険に晒す事となり反省しております。こうしてコメントに返事を書かせてもらえる事がありがたや〜です^^;
でしたね、テッパン家の皆様
テッパンさん、大事な奥様、そんなとこに入れては、ダメ〜
私は、藪嫌いです
おでんは、もちろん、テッパンさんが持ち運んだんだよね
お疲れ様です
こんにちはitooさん
趣味の山歩きは ”チャレンジャー” ではいけません、安全第一ですよ(^^;
漕げるくらいの藪なら構いませんが、危険な場所に無防備で入ってはダメだと、あらためて思い知らされました。これからはもう少し?慎重に行動しようと思います
おでんパックは2袋で重さ1.2キロくらい?もちろん私teppanが担いで歩きましたよ。この日のお楽しみは「山おでん」だったので忘れませんでした。その代わりにロープを置いてきてしまったことを後悔でした(汗)
teppanさん 今日は。
未踏の尾根にどんどん赤線が繋がっていきますね。
地形図を眺めただけでは現地の詳細まではわかりませんが、
ささやかな冒険も山登りの楽しさでもありますね。
私もいつも、林道が走る尾根の末端が素直に下れるのか、
側壁や崖になっていないか気懸りです。
バリエーションルートは計画通り歩けた満足感と、アクシデントに
対する反省は背中合わせですが、こうして危険に対する感覚が身に着く
側面もありますよね。
最後の一文は肝に銘じたいと思います。
こんばんはonetotaniさん
正直に言いますと、最後の支尾根下降は歩く前から候補にありました。交通量が少ないとは言え、歩道のない国道を歩かずに帰りたいと思っていたので、必然的にこうなったと言うわけなんです。
下り始めは行けそうに思ったのですが、実際には普通に歩ける様な簡単な尾根ではありませんでした。半分くらい下ったあたりで真っ暗になり、ヘッドランプだけでは情報量が格段に落ちて判断が難しくなりました。
山主が付けたと思われるテープはあてにならず、とにかく降りられそうな部分を探すのに必死でした。地形図でこんな描き方なら、こういう状態の尾根かもしれないという事なんですね。
ケガなく帰ることができて幸運でした、同じ事を繰り返さない様にしたいと思います。
こんばんは teppanさん
相変わらず凄いコースを歩かれてますね。じぇじぇじぇ。
それ故に興味深々でした。最後は大変でしたね。私も浜石でやってしまいました。やはり急がばまわれ。それに尽きます。
無事に帰れれば無謀さが身に浸みてきます。無事に戻れたことで反省できますね。長い道のりお疲れ様でした。
こんばんはsireotokoさん
この周回はヤマレコユーザーさんのレコが幾つか上がってますので、参考にして出かけましたが、実際に歩いてみないと分からないことがたくさんあるんですね。
最後の支尾根は誰のレコにも歩いた実績はなく、入ってみたらとても危険な尾根でした。ロープがあれば良かったのですが後悔先に立たず、なんとか無事帰還できて良かったです。急がばまわれ、教訓がまたひとつ増えました。
一番ショックだったのが落石、相棒に当たらなくて本当に良かったです。直接触ってないのにどうして落ちたのか分かりません。もし当たっていたら、山歩きは一切止める事になっていたでしょう。
65枚目のような場所は、自分なら進退窮まってしまいそうです。
でも、テープもロープも直前にはありますし
踏み入れてしまうのも納得です。
険しいながら、障子岩、アルプスなど
展望もよろしく、天気もよかったのに
どんでん返し的なエンディングになってしまいましたね。
お怪我がなくて、何よりです。
こんばんはkomakiさん
序盤は落石にヒヤリ、往きの途中で絶壁を巻くのにヒヤリ、最後はヒヤヒヤの連続… 愚か者と笑って下さい。ヒヤリは限りなく少なくなるようにしたいですね^^;
無事帰る事ができたので、こうして冗談交じりでコメントを書くことができますが、もし何かあったとしたら… そう考えただけでゾッとしますね。教訓を生かせるようにします。
展望抜群で、”おでん”が格別に美味しい一日でした^^
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