杣添尾根からピーカンの横岳
- GPS
- 06:30
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,128m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:29
天候 | ピーカン快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
巻機山から帰還した翌日、今度は八ヶ岳へ転戦。
メンバーはGregremarinaとフランス製沢屋のS君と私の3名。この冬に雪山を始めたばかりのGregremarinaがいるので、登りやすい杣添尾根から横岳と決定。
S君は沢登りの他にアイスクライミングも大好きだが、この冬は登れる滝がほとんどないらしい。
午前中は強風予報が出ているので、14時になったら行動中止と約束して9時に杣添尾根登山口を出発。最初から雪があったのでちょっと意外。S君の意見では八ヶ岳の雪は例年に比べて異常に少ないというほどではない。
林道を越えて本格的な登りに入ってアイゼン装着。Gregremarinaはチェーンスパイク。日英仏入りまざって雑談しながら登る。しばらく行くと長い赤テープがあった。近くの登山道ではない場所に別の赤テープがあるので、注意喚起の意味らしい。
「欧州の山ではマーカーは色で意味が決まっている。日本の山のマーカーは統一されていないから、わかりにくい」
とS君が言う。もっともだと思う。
さらに標高を上げると吹きだまりの雪はふかふかの新雪になった。時々踏み抜いて埋まるけど、せいぜい膝下。富士山がよく見える。赤岳も見える。風も出てきた。チェーンスパイクのGregremarinaは登りにくそう。森林限界が近づいてきた所で耐風装備に転換。ピッケルも出す。
森林限界を越えると強い風が直接吹きつけて、雪が顔に当たると少し痛い。時々突風が来るので耐風姿勢が必要。Gregremarinaは「風強いからこわい」と言うがS君は「こんな風、強いうちに入らない」と涼しい顔で先に進む。斜度がきつい登りでは先頭のS君がピッケルで即席のステップを作り、チェーンスパイクのGregremarinaをサポートする。怖い怖いと言っていたGregremarinaも少し慣れてきて、足がすくんで立ち止まらずに歩けるようになってきた。
三叉峰の分岐で急登はおしまい。主稜線に出ると八ヶ岳全体を見渡せる。北アも見える。風が少し強いのを我慢すれば最高の眺めだ。少し歩いて横岳の旧山頂(無名峰)へ。隣の奥ノ院はチェーンスパイクでは難しいのでここまでとする。1時過ぎだからほぼ想定どおり。
寒いので記念撮影したらすぐに下山開始。私が先頭に変わり、S君が後方からロープを出してGregremarinaを確保しながら降りる。Gregremarinaは多少おっかなびっくりだったが、何とか降りてくることができた。
樹林帯に入れば一安心。武装解除して、また日英仏で雑談しながらさくさくと降りていく。1時間半ほどで駐車場まで帰還。杣添尾根は初めてだったけど、(美濃戸ルートや真教寺尾根と比較すれば)簡単に登れるんだなあ。楽しかったです。
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