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Yamareco

記録ID: 222577
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剣岳 源次郎尾根

2012年09月01日(土) ~ 2012年09月02日(日)
 - 拍手
chikau_s その他6人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:40
距離
14.4km
登り
2,232m
下り
2,337m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日(土)立山駅発9:30=室堂11:00→剣御前小屋(昼食)13:10〜13:50→剣沢14:28
2日(日)剣沢発 4:00→尾根取付5:18〜5:30→ルンゼ分岐地点6:15→�峰8:37→�峰9:20→剱岳山頂10:20〜10:50→剣沢13:20〜14:00→室堂16:30着=立山駅着18:10
天候 晴れのち曇り、一時小雨
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
源次郎尾根の取り付きはわかりやすい。途中からルンゼルートに変更したが、危険であるので、尾根ルートを登るほうがよいと思われる。
予約できる山小屋
室堂より雄山を。
2012年09月01日 11:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/1 11:00
室堂より雄山を。
剣御前小屋前より剣本峰、八ツ峰、源次郎尾根を望む。明日よろしく!
2012年09月01日 13:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
9/1 13:22
剣御前小屋前より剣本峰、八ツ峰、源次郎尾根を望む。明日よろしく!
剣沢テン場。ちょっとガスが・・・
2012年09月01日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/1 14:27
剣沢テン場。ちょっとガスが・・・
夕食は野菜炒めと焼き肉。
2012年09月01日 16:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
9/1 16:30
夕食は野菜炒めと焼き肉。
ヘッドライトで、雪渓をカシャカシャ歩く。
2012年09月02日 05:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/2 5:01
ヘッドライトで、雪渓をカシャカシャ歩く。
明るくなってきた。
2012年09月02日 05:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
9/2 5:18
明るくなってきた。
尾根ルートは踏み跡明瞭。
2012年09月02日 05:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
9/2 5:48
尾根ルートは踏み跡明瞭。
枝がうるさい。
2012年09月02日 06:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
9/2 6:06
枝がうるさい。
ルンゼへ。
2012年09月02日 06:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
9/2 6:23
ルンゼへ。
オッと。
2012年09月02日 06:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
9/2 6:36
オッと。
結構怖い。
2012年09月02日 07:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
9/2 7:17
結構怖い。
喫より。
2012年09月02日 08:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5
9/2 8:39
喫より。
振り返ると・・・
2012年09月02日 09:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
9/2 9:13
振り返ると・・・
八ツ峰。
2012年09月02日 09:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
9/2 9:13
八ツ峰。
ガスもぼちぼち。
2012年09月02日 09:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/2 9:13
ガスもぼちぼち。
山岳救助隊の方。たいへんな仕事です。
2012年09月02日 09:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5
9/2 9:35
山岳救助隊の方。たいへんな仕事です。
曲からの懸垂下降。
2012年09月02日 10:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
9/2 10:00
曲からの懸垂下降。
山頂直下。
2012年09月02日 10:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/2 10:51
山頂直下。
カニの横バイ。慎重に。
2012年09月02日 11:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
9/2 11:30
カニの横バイ。慎重に。
雷鳥が4羽お出迎え。
2012年09月02日 13:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
9/2 13:13
雷鳥が4羽お出迎え。
撮影機器:

感想

 9時前に全員集合して一路立山駅へ。順調に乗り継ぎをして、室堂に到着。全員大型ザックを担ぎゆっくりと雷鳥沢に進む。久々に70Lを担ぐので、バテないようにゆっくりと登った。剣御前小屋について遅い昼食をとる。ここから八ツ峰や源次郎尾根がはっきりと見える。横から見るとなかなか厳しそうである。雨が降る前に剣沢に到着。テントを張り、仕事で遅れて入山したLを待つ。夕食は焼き肉と野菜炒め。美味しくて、食もすすむ。食事の後はテント内でお茶を飲みながら、翌日の打ち合わせをし、健全に就寝する。
 3時に起床し、4時に出発。剣沢からしばらく進むと雪渓に出る。気温も低くガリガリで、アイゼンを装着。小一時間ほど進むと源次郎尾根の取付に到着。ここには目印もあり、わかりやすかった。食事を軽くとり、やおら尾根に入っていく。踏み跡は明瞭で、一般ルートかと思うくらいであった。すぐにルンゼルートと尾根ルートとの分岐になる。ここは左の尾根ルートに進む。すぐに3mの岩場が出現。ホールドもないし、ちょっと滑っていやな感じ。残置ロープもあったが、伸びるので、信頼できるか微妙であった。ネットではこれが最初の関門とのことだった。Lがなんなくクリアして、ロープを出して、安全に後続も登った。さらに木の根や枝の中を進み再び4m強の岩場が出現。ここはホールドも多く、登りやすいが安全を期して、Lがロープを出して、タイブロックを利用して登った。藪こぎをしながら進み、またもルンゼと尾根の分岐に来る。Lがルンゼを選択し、ここから右にトラバースしてルンゼルートを進んだ。最初は展望も開けて気持ち良く進むが、途中からだんだんと岩登りの世界へ突入。ホールドがしっかりとしている所はいいが、しばらく進むとついに10m弱の岩でロープを出してもらう。最後はゴボウで腕力を頼りに登る。その後は草つきをしばらく進む。ルンゼの最上部に近くなると、再びガレ場で、とにかく落石だらけで、とても危なかった。最後ももう一度ロープを出してもらい、もろい足場にビビりながらも力ずくで登り、�峰から派生する支稜に出た。�峰まではハイマツ混じりの急な岩稜歩きで、気が抜けない。�峰ピークに着いても剣本峰がまだまだ遠くに見える。しかし、八ツ峰の姿が美しく、アルペンムード満載である。この姿が見たくてやって来たのだ。�峰からはやせたナイフエッジをガクンといったん40m降りて、また100m強登る。�峰が近付くにつれてだんだんとガスも出て来て、本峰も見えなくなった。Lはさすがに早く、なかなか追いつかないが、私はロープを持っているので、早く行って渡さねばならない。�峰ピークを越えたら小ピークの右側をトラバースして懸垂下降地点に到着。Lがロープを設置していると、県警のヘリが飛んできて、機内から手で「しばらく待て」と合図を出す。2名の山岳警備隊員がヘリからロープで降りた。映画のワンシーンのような光景を見ながらも、何かあったことを確信する。10分後、ヘリが離れたら、懸垂下降開始。まずLがお手本を示す。私は1年ぶりの懸垂下降で、へっぴり腰であった。全員降下し、ロープを回収し、本峰に向けて浮石の多い岩稜を進むが、それほどの難易度ではない。ガスの中、2つくらいのピークもどきを本峰と勘違いしてその都度がっかりさせられるが、小一時間で本峰に唐突に乗りあげた。Lから握手してもらい、感無量である。眺望はないが、突然剣山頂というのもなかなか良かった。記念撮影をして別山尾根を剣沢に戻る。途中で警備隊員に救助された方を目撃した。怪我をしておられたが、命に別状はない様子で安堵。剣沢でテントを速攻で回収して、一路室堂へ。最終バスに乗るべく休憩なしで進む。室堂に着くころには、天気も良くなり、夕日に染まった立山三山が「良く頑張った!」と姿を見せてくれた。源次郎尾根もルンゼルートでは難易度がかなり高くなると思うが、そこを無事に周回できて、本当にうれしかった。今回もLと同行者に大感謝の山行であった。

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