音更山-石狩岳(由仁石狩林道から)
- GPS
- 13:48
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,749m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
- 山行
- 13:14
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 13:48
天候 | 曇り時々晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道:所々崩壊しているため河原に下りたり倒木を使って渡渉した。 ・1468まで:樹林帯の急登が続く。 ・1668まで:1600くらいが森林限界。 ・音更山まで:1800近辺の岩頭は上りは直登、下りは巻いた。岩頭後の稜線は細くて風がある時は注意。 ・石狩岳まで:山頂直前の直登は特に問題なく登れた。 |
その他周辺情報 | 温泉:幌加温泉 500円 ★★★★★ 3つの源泉を持つ(Na.Fe.Ca泉)名湯。詫びさびを感じさせる外観。内湯3露天1。殿堂入りっすわ。 食事:インデアン西十八条店 ★★★★★ 安定の味。涙が出る。 |
写真
感想
今年も北海道時代に残した課題を消化する遠征の時期がやってきた。今年度は行き先を直前まで検討し、北側から石狩岳を目指すこととなった。情熱と郷愁への旅路、開幕。
0日目
仕事を半ドンで切り上げ、新千歳空港へ。1時間半ほどで全員集合し、22時半発。旭川経由で登山口を目指す。
1日目 13.4km、±900m
3時半に登山口着。しんしんと雪が降っている。積雪深さと天候から、明日を本番にして、今日はトレース作りメインであわよくば音更山の方針となる。
4時半に出発。超寝不足の体を引きずって膝下ラッセルだが、4人交代だと休み時間が多くて本当に助かる。林道と橋は崩壊しており、暗闇の中でルーファイ。しばらく左岸を進み、山嶺橋前の倒木を渡って渡渉した。
8時に尾根取り付き地点着。尾根は木がそんなに密でなく、雪質的にも登りにくくはない。ラッセルは脛〜太腿くらい。1500m地点で11時となったので、明日のために引き返す。6時間半かけて作ったトレースを2時間半で戻った。寝不足だったので中々に消耗した。
この日は層雲峡温泉泊。食堂でラーメンと豚丼を食べ、黒セブンで買い出しして宿へ。宿の温泉は源泉掛け流しの単純温泉で、内湯が一つ。体の芯から冷えていたので、身に滲みた。明日の相談をして、17時半に就寝。
2日目 23km、±2000m
23時半起床。布団で寝たためみんな体調が良さそう。登山口でスノーシューを履けば出発できる状態にして1時に宿を出発、1時40分登山口発。星が見えている。夜は高気圧に覆われているが、時代に低気圧が発達し、12時ごろから天候が崩れる予報。早めに勝負を決めたい。昨日のトレースを辿り、1500m地点まで3時間かからずに到達。
すぐに木が疎になり、稜線となる。闇世の中に、目指す音更山の姿が浮き出る。端正なポン音更山もよく見える。風が強く、飛んでくる雪が痛い。途中の岩峰の前でアイゼンを装備し、直登で突破。所々尾根が細いが、この時の風はそんなに強くなく、普通に突破。
山頂大地に出ると淡く染まる空の下で石狩岳が輝いている。その勇姿に暫し見入るも、山頂直下の斜度を見て、恐れを抱く。とりあえずコルまで降りて様子を見ることに。この区間は常に風に晒され、踏み抜きも多く、かなり疲弊した。山頂への登りは遠くから見た時ほど恐怖は無かった。d氏がトレースを刻み、100m登って北峰に登頂。暴風が吹き荒れる。音更山・表大雪・北大雪の姿にひとしきり見入り、南峰へ向かう。ここの稜線がとても素敵だった。
無事に南峰にも登頂し、喜びを分かち合い、長い帰路を辿る。音更山への登りは本当に辛かった。下り始めると天候が悪化し、風が強くなってきた。細尾根の通過は危なかった。岩峰は西側から巻いた。1500m地点に着くと暖かく穏やかになってみんな安心しきり、明日の予定や、早くも来年の遠征の話などをしてペタペタ歩いた。
15時半に下山し、幌加温泉に入り、待望のインデアンへ。五臓六腑に滲みた。h氏とk氏は安定のおかわりをしていた。買出しして、20時半にホテル着。部屋で飲酒しているうちに、23時にはみんな寝落ちしていた。
3日目
今日は予備日。山は満足したので、のんびりと北海道を堪能する。釧路の炉端焼きを食べたり、街ブラしたり、留真温泉に入ったりしてまったり過ごした。夜は帯広の飲み屋へ。3件梯子したが、どれも良い店だった。k氏は完全に酔い潰れていた(笑)楽しい時はあっという間に過ぎ、0時半ごろに帰宅。帰りはみんなでホテルまで全力で走った。
4日目
今日は私の都合で9時に新千歳空港へ着かなければならない。来年はもっと遅い便にします、すいません。5時起床の6時発、k氏の2時間半運転で旅の幕を下ろした。
今年も登頂できてよかった。昔の友達と思い出の地で集うのは、やはり良い。また来年も絶対行きたい。
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