蛇谷ヶ峰〜武奈ヶ岳
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- GPS
- 11:38
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,568m
- 下り
- 1,642m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:48
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:49
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:比良 |
写真
感想
冬季テント泊の訓練に奥比良の縦走をしてみた。本来なら雪がある時にワカンでラッセルする予定だったのだが、雪が降りそうにないので、休みにあわせて行くことにした。前回に比べ装備を減らしたが、水場がないことを想定して3Lの水を持ったため、計20kgを超えてしまった。雪が残っていたので、きれいでなくてよいなら水を減らしてよかったかも。
電車を間違えて予定のバスに乗り遅れ、昼スタートになった。予報通り雨が降っており、傘をさしての登山となった。それにしても、荷物が巨大なので傘がさしにくい。蛇谷ヶ峰に着く頃には雨も上がり、普通に濡れた登山道のハイクとなった。スタートが遅かったので八雲ヶ原まで辿り着ける見込みなく、テントを張れそうな箇所を探す。荷物が重く登りのスピードも落ちているし、登山道が濡れているので無理は禁物。運良く平らな場所で雪が残っている箇所を発見。尾根上なので風が心配だが、風が吹き抜けそうな箇所がもう少し下にあり、なんとかなりそう。テント設営していたら、いきなり激しい雨が降り出した。ここを宿泊地にしてよかったかも。
夜半から予想どおり風が強くなってきた。インターネットが使えるので調べてみると、明日一日中は氷点下で風が強いとのこと。とりあえずゆっくり休んで体力回復。朝になっても風は強いままなので、暗い中での作業を避けて明るくなってから活動開始。雨の後の氷点下なのでファスナーが凍り付いて出るのに一苦労。当然、竹ペグの掘り出しは大変だった。ピッケルの先端がなければ掘り出せなかったと思う(K2のショベル/ピッケル兼用品を使用)。それにしても、すごく寒い。気温は-3℃くらいだが風が10m/s以上あるので、ひたすら寒い。ワカン以外の雪山フル装備を持ってきてよかった。
昨日の雨が凍っているので、アイゼンを装着。釣瓶岳に向けてひたすら登るが、荷物が重く思ったように進まない。体は暖かくて汗かかないように注意しないといけないが、手指が冷たい状態。それでも、釣瓶岳に着く頃には手指も多少暖かくなってきた。風は変わらず強いが、装備は十分なので淡々と歩いて武奈ヶ岳に到着。武奈ヶ岳を少し降りると、風がなくなり、雪も柔らかく、まるで別天地のよう。
帰りはルートを勘違いして八雲ヶ原に降りてしまった(当初計画通りのコース)。泊まらないのでショートカットすべきだった。今回のように天候の悪化が懸念され余裕ない時は、GPSナビゲーションを使っている。ショートカットは意識していたが、開けた場所に出るまで気がつかなかった。まだまだ地形認識が甘い。最後は雪のない青ガレを降りて無事終了。
前回、テント撤収後に荷物が入りきらなかったので、ザックをマカルー70Lに買い替えた。これだと雑に入れても溢れない(物を落とす心配がない)のでストレスは少ない。雨蓋も大きくて、ザックの開け閉め回数が少なくて済む。また、自立するのもありがたい。ただし、評判通り担いだ時の感触はあまり良くない。後ろに引っ張られる感じだし、肩や腰骨が痛い。パッキング技術次第でかなりの差が出そう。あと、両サイドのベルトが取り外しできないので、ストックなどを付ける時に手軽に巻けないのが少し残念。
それにしても天気予報に対して重装備すぎかと思ったが、普通だった。冬は安全側に倒すべきと改めて認識。このコースを全面雪でラッセルしたら2泊3日かな。距離がそれなりにあるので、もし膝上が続くと途中で挫折するかも。
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