リンドウに会いに黒姫山 表登山道から乙見湖へ縦走
- GPS
- 08:25
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,017m
コースタイム
08:10しなの木08:15
10:20小泉新道合流点10:25
10:40黒姫山山頂11:10
11:40峰ノ大池11:45
13:00西登山道分岐13:05
13:35林道
14:20地蔵桂14:25
15:45乙見湖駐車場
歩行時間7時間30分
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「町民の森」を目指します 登山口駐車場は草地で20台位駐車可能です トイレ、休憩所があります 乙見湖駐車場は30台位駐車可能 新築の休憩所、別棟のトイレがあり バスの停留所があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
表登山道は四合目までは緩やかです 次第に急坂になりますが 特に危険箇所はありません 山頂から分岐を経て、峰の大池への下りは 急坂、滑りやすい岩ですので、雨後等注意してください 西登山道にも滑りやすい岩の下りあり、 巨岩の間を通過する際は滑落、転倒に要注意です 西登山道分岐から乙見湖迄、特に危険箇所はありません 乙見湖駐車場から上信越道、国道18号線に向かう途中、左側に 杉野沢温泉「苗名の湯」があり、汗を流すには最適です 入浴料大人450円、地元の人に親しまれている温泉です |
写真
感想
以前、八月の末日に黒姫山に登った折、
まだ病み上がりで不安いっぱいの山歩きでしたが
登山道脇に秋を告げるリンドウの花が咲き始めていました。
そのリンドウの色鮮やかな美しさが忘れられず、
是非花の盛りに会いたくて、九月になったらと思っておりました。
黒姫山は三回目の登山になります。
どうせ行くなら、まだ歩いたことのないコースをと思い
今回は表登山道から登ってみる事にしました。
そして、まだ行ったことのない峰の大池を訪ねてみるべく
西登山道に下り、ついでのことに乙見湖まで縦走をと
つい簡単に地図上で計画してしまいましたが
当日は、残暑とザックの重さに身体の疲労は予想以上のものがありました。
表登山口駐車場には草地の広い駐車場があり、
休憩所もありましたが、辺りに全く人の気配はなく
コスモスの花が朝の爽やかな風に揺れています。
最近は、標高差の少ない戸隠側から登る方が圧倒的に多いようですので
さもありなんと淋しく思いながら出発します。
一般車は通行できないようですが、
三合目近くまで林道が横切っており
長い平坦な歩きが続き、ちょっと退屈になります。
その分四合目から俄かに急坂の登りを強いられましたが、
豊かな樹林帯の眺めに気を紛らわせながら、我慢して歩きます。
植林地から雑木林、ブナ林からダケカンバの林、やがては針葉樹林帯へと
次第に木々の様相が変わっていく山がとても新鮮に感じられ、
里山から亜高山帯の雰囲気を兼ね備えている魅力のある山なのだと
今回初めて気が付きました。
尾根に到達すると同時に小泉新道と合流し
山頂迄、ほぼ水平な道を歩くと
山頂には数人の先客がいましたが、皆さん戸隠側からの登山者のようです。
空はだいぶ雲に覆われ始めていますが
雨の降る心配はなさそうな高曇りですので、
少し長めに休憩を取り、身体を休める事にしました。
「峰ノ大池」に下る道は岩だらけの急坂、
妙高山の下りを思い出させます。
元活火山ですので同じなのはやむを得ないのですが
遠くから眺める優しげな山の雰囲気とは大違いなのが意外です。
「峰の大池」は広く、静寂そのものの地塘でした。
御巣鷹山と黒姫山に抱かれ、安らかに眠っている幼児のようです。
黒姫山三角点のある尾根が外輪山、御巣鷹山が陥没した山頂、
七ツ池、峰ノ大池はカルデラ湖ということになるのでしょうか?
今日は「七ツ池」には行かないで帰りますが、ちょっと惜しい気がします。
また機会があったら、火口原を歩き「七ツ池」まで行ってみたいと思います。
これから下る西登山道は大変だと聞いたことがあり、
気がかりなので、池での休憩は短めにして出発。
最初は、青木ヶ原樹海のような苔むした木や岩の間を
ほぼ水平に歩いて行きますが、そのうちに急斜面になります。
巨岩の間を縫うように通り抜ける箇所は、
どこをどう通ったら良いかわからず、行きつ戻りつ難儀しました。
標識、ピンクのテープなど目印は豊富ですので
見落とさないように歩けば心配はありません。
今年、沿道の笹を刈っていただいた様子で歩きやすくなっていました。
有難うございました。
何が大変だったのか考えながら通過しました。
きっと、藪がうるさかったのと石だらけの登山道の事だったのでしょう。
思いの外時間がかかって、戸隠への分岐に辿り着きました。
そこからは、緩やかな下りを半時間で林道です。
長い退屈な林道歩きが再開、疲れた足に砂利道が追い打ちです。
深く考えずに実行した今回ですが、
さすがにこのようなコースを歩く人は誰もいないと見え
黒姫山山頂と戸隠からの登山道では何人かの方に出会いましたが、
他では全く人の気配はありませんでした。
静かな山を歩きたいと思われる方にはお薦めですが
熊に対する備えだけは十分にしてお出かけください。
当日のkyom4は大小熊鈴二つを下げ、
携帯ラジオでNHK放送をずっと聴きながら歩きました。
(山頂ではご迷惑ですので、当然ラジオは消しました)
ベートーベンの交響曲「田園」に耳を傾けながら
歩いたブナ林は素晴らしく、登りの辛さも紛れ
印象深い思い出になりました。
クラシックを聴きながらの登山も良いものですね♪
コメント
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kyom4さん、こんにちは!
山歩きのBGMはイメージしたことがなかったです
(家で身体を動かすときはなぜか室内楽ですが・・・ )
目に入る地形や山の様子からいろいろ想像を巡らすのは気分いいですよね
私も今週末にはまた長野にお邪魔します。
休養(謹慎)明けの甲斐駒、黒戸尾根からがんばってみます
秋のシーズンを楽しみましょう
monsieurさん こんばんわ
コメント有難うございます。
辛さををしばし忘れる事ができたのは、ベートーベンのおかげでした
たまたまでしたが、是非、厳しい登りでお試しあれ
今週末の連休 に、こちらに来られるのですね
ちょっと天気が下り坂のようで気になりますね。
kyom4はかねてから念願の三伏峠〜聖岳縦走を企んでおります
秋のシーズンを満喫 と行きたいところですが、夜の冷え込みが心配で、ホッカイロを山ほど持って行こうと思います
黒戸尾根ですか 羨ましいですね
今年も行きそびれてしまいました
はじめましてマイナーな山歩きしていますね。こわくないですか?
往復ではないので 車はどうされてるのでしょうか
黒姫山は、好きで毎年1回は、歩いてます
峰の大池 歩いたものしか見られないといつもこのコースです。
しかし、熊も散歩しないような道でしょう?
今度は どこを歩くのか 楽しみです
コメント有難うございます
黒姫山は自宅から、飯綱山の隣に見える山なのでいつも気になっている山です
マイナーかもしれませんが、静かな山歩きがとても魅力的な山ですね
熊さんには会いたくないので熊鈴、ラジオなど騒々し過ぎる音を立てながら歩いています
車ですが、表登山道にkyom4を降ろし、相方が乙見湖駐車場に停め、(相方は乙見湖から登り)回送という次第です。
峰ノ大池はまたのんびり行きたい場所ですね
次回は七ツ池も行ってみたいと思います
小泉新道から火口原を通って古池までの縦走も良いですね
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