北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,854m
コースタイム
8/27 涸沢ヒュッテ〜北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘
8/28 穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢小屋〜あかんだな駐車場
天候 | 8/26〜28 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・あかんだな駐車場から上高地まで往復2000円。 ・帰りは上高地バスターミナル(5番乗り場)から30分間隔であかんだな駐車場行きのバスが出ている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・平湯温泉 (ひらゆの森) 500円 http://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
感想
・2011年は、南岳まで来て天候が思わしくなく、下山を余儀なくされたので、今年はその続きを!と思っていた。
幸いなことに、晴天に恵まれた。
また今回の山行により、
国土地理院発行の日本の山岳標高一覧に準拠した、標高3000m以上の日本の21山をクリアしたことになる(バンザイ!!!)。
・8/26(日) 朝04:50のバスに乗り出発。涸沢ヒュッテには、11:45に到着。
この時間に着いた人のほとんどは、穂高岳山荘、北穂高山荘に向かった。
時間が結構あったので、付近を散策したり、お昼寝したり、ヒュッテの中を探検したりと、まるで幼稚園児みたいなことをして楽しんだ。
・8/27(月) 朝06:00頃出発。涸沢岳には、13:10頃に到着。
北穂高岳への登りはきつかった。涸沢小屋横の石段一段目からきつい。
コースタイム03:00のところ、03:30位かかった。
本来は、ここから北穂高岳を下山し、今度は涸沢小屋に泊まり、
翌日穂高岳山荘まで登るという3泊4日の贅沢な予定であったが、
この道をもう一度使うのは嫌だったので、第2プランの2泊3日で穂高岳山荘まで行くことにした。
北穂高岳から涸沢岳へは、14人組(ほぼ全員70歳以上らしい、恐るべし)・7人組(70歳以上も何人か)・6人組(韓国人・すごく早かった)と一緒になった。
剱岳・石鎚山の鎖場では、離合しにくいところでは別々のルートがあるが、ここは無いので渋滞が多く、時間がかかる。
コースタイム02:20のところ、02:50位かかった。
そのため、時間には余裕をもって臨みたい。
涸沢岳付近は、浮き石やもろい岩があり落石など注意が必要だ。
鎖場・梯子は、石鎚山の鎖場を扱える方なら問題ないと思う。
また、大キレットを超えて南岳方向から来た人に聞くと、
(南岳から北穂高岳)よりも(北穂高岳から涸沢岳)の方が緊張感が続く所が多く、大変だったとのこと。
大キレットは、ごく一部だけ大変だったようだ。
このコースは、別途山行記録を挙げたいと思う。
穂高岳山荘の受付の女性の方に、涸沢で疑問に思ったことを聞いてみた。
私 「今日の朝、涸沢のテント場で大勢の方が、何か儀式ののようなことをしていたのですが、何か知っていますか?」
女性 「今涸沢フェスティバルの一環で、朝ヨガをしています。」
私 「(上の歯で下唇を噛みながら)フェ、フェ、フェスティバルですか。朝ヨガですか。そうだったんですか・・・」
てっきりどこかの宗教団体の方々かと思っていた。
分からないことは何でも人に聞いてみることが大切だ。
・8/28(火) 朝06:00頃出発。バスターミナルに14:30頃到着。
奥穂高岳から前穂高岳の吊尾根は、北穂高岳から最低コルまでの奥壁バンドに似ていると思った。
ここでも離合しにくいところでは別々のルートがないので、渋滞で時間がかかる。
前穂高岳への登りは、岩場で一か所(登り始めて15〜20分くらいの地点)ヒヤッとするところがある。
しかし、ここまで来れる力量があれば全く問題ない。
紀美子平からの下り(重太郎新道)はかなり急だ。
登りでは、あまり使いたくないところだ。
また、ここは事故多発地帯なので、休憩をとりながら慎重に下山したい。
岳沢ヒュッテからは、歩きやすい林道になる。
全体的にみて、目印からルートを外れなければ大丈夫だ。
ただ、雨の日はとても危険なので注意されたい。
場合によっては、中止にする勇気・決断力が必要だ。
逆のコースは、重太郎新道の登り、涸沢岳からの下りの鎖場がつらく、
離合も大変だと思う(北穂高岳→前穂高岳ルートの人の方が圧倒的に多いので)。
一日目に北穂高岳まで行き、二日目に北穂高岳を朝05:00頃出発する。
そうすれば、上高地バスターミナルに15:30から遅くとも16:30頃には着けると思う。
(ちなみに、この日のバスの最終便は17:30)
もしペースが遅くなり時間が無ければ、前穂高岳へ行くことを諦めると、01:20位は短縮になるが、
それでは何のために、わざわざ危険な吊尾根や重太郎新道を使うのか訳がわからなくなる。
そして、このコースは鎖場・梯子・岩場が長時間続くコースなのでかなり疲れる。
そのため、1泊2日ではお勧めしない。
景色を堪能しながら、余裕をもって楽しみたかったので、3泊4日を予定していたが、2泊3泊でも十分であった。
時間のある方はこのコースが良いと思う。
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