記録ID: 2234209
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
阿弥陀岳・中岳 八ヶ岳は残雪春霞
2020年02月24日(月) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:18
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,487m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:17
距離 15.4km
登り 1,488m
下り 1,495m
天候 | 快晴の春霞 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
☆積雪期は日々状況が変化しますので山行直前の情報収集をお勧めいたします 【コース状況】 ●赤岳山荘→行者小屋:少ない雪ですが、数日前の雨の影響で所々スケートリンク化しています。登りは何も履かずにツボ足で行きましたが、下山で使う場合には軽アイゼンやチェンスパが役立つと思います。 ●行者小屋→赤岳中岳分岐(文三郎尾根方面):積雪量はそれほどありませんが、マムート 階段付近からは硬い雪がアイゼンの歯で削られたサラサラパウダー雪が混在している部分と、凍結している部分が代わる代わる出てきます。階段状の踏み跡も傾斜の角度のままの部分も多くありますので、気を抜くと滑落に繋がります。特に下山時に下から登ってくる登山者に大きな被害が出ないように、必要に応じてクライムダウンするなども考慮しても良いでしょう。 また ●赤岳中岳分岐→中岳山頂:一旦コルに下がってから僅かに登ります。コルまでは日当たりがよく、アイゼンの効く様な雪の圧雪は無く、氷かザレの石が出ている夏道かのどちらかです。石の上をアイゼンで歩くので、捻挫には注意です。 また、コルから中岳山頂までは特に難しい登りはありません。 ●中岳山頂→阿弥陀取付き:中岳山頂からは細尾根のトラバースになります。行者小屋側の植物がしっかり出ているので、ナイフリッジの真上よりもわずかに行者小屋側をトラバースするルート取りが成されています。左右とも転落に要注意。 ●阿弥陀取付き→阿弥陀岳山頂:本日の核心部でした。雪は他と同様に十分では無く、夏道の梯子も鎖も埋まっていませんでした。従って、場所によっては雪が薄くてアイゼンやピッケルが掛かり難く、また透明な氷が岩にしっかりと乗ってしまっている場所を迂回するなどしました。6-7割りはダガーポジションで登る急登です。冬山でピッケルを雪壁に刺す様な形でルンゼ等を登った経験があった方が良いでしょう。 ●阿弥陀岳山頂→御小屋山:下山開始直後の急坂が完全に透明な氷で覆われていて危険でした。付属のザイルを100%頼らないと下山は困難でした。それ以外では歩きやすい尾根です。 ●御小屋山→美濃戸口:緩やかに下る樹林帯です。途中からツボ足になりました。出口が別荘地に繋がっており、車道歩きが若干長く感じららますが、看板通りに進めば無事に到着します。 ●美濃戸口→赤岳山荘:車の入る林道で、轍の凍結が危険です。車と凍結路での転倒に注意。 |
その他周辺情報 | 【下山中オヤツ】 J&N 食事とデザートが人気で、小さいですがキレイなお風呂もあって日帰り入浴可能です。 http://j-and-n.jp/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
阿弥陀岳には何年ぶりでしょうか。前回は秋の寒い時期に南陵から登頂した思い出の阿弥陀ですが、中岳と阿弥陀岳の間を歩いたことが無かったのが個人的にどーしても引っかかっていました。
フォローさせて頂いているyoisaさんが今年、舟山十字路から阿弥陀に歩かれているレコを見て、八ヶ岳南北赤線が繋がった今年中に、この歩いていないルートも繋げてみたいな〜と言う気持ちが沸々と芽生えてきました。どこから登ってもシビアな阿弥陀なので、せっかくの3連休、雪の腐る前にどこか晴れた1日でトライしようと決めて準備しました。
気合は入っていたはずですが、終わってみるとなぜか今日に限って準備が不十分。。。携帯の電池は阿弥陀北陵ルートの確認時に寒さで落ちてしまいGPSが使えなくなりました。しかもポータブル充電器も入れたつもりで入っていないという失態。その時点でもう文明の力を当てにできなくなりました😅(ダメ元で胸ポッケに携帯を入れっぱなしにしたら、辛うじてログも落ちずに生き返ったようでした)
ピッケルカバーはどこかに落として帰ってくるし、最後は携帯の電池が無いと思っていたので、充電出来るまで下山連絡は出来ないだろうと思い込んでしまい、下山後もしばらく携帯の電源もONにすらしなかった事で、危うく遭難連絡として通報されるところだったと言うオチまで付きました(笑)
なんかバタバタしてしまった山行でしたが、わたし自身は快晴の阿弥陀岳に久しぶりに登頂出来たので、明日からも気持ちよくお仕事出来るな〜(^^) と、大満足で終われた山行になりました。
ご心配おかけした方、ごめんなさい〜😅以後気をつけます!
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
日帰りの阿弥陀岳お疲れ様でしたー!
さすがharuboさんだわ〜と思いながら楽しく拝見させていただきました♪
私達は阿弥陀岳が赤岳か迷っていて、私は赤岳も未踏だったので文三郎尾根分岐に着いた時点で赤岳にしよう!と決めました😊
haruboさんのレコを読んで赤岳未踏の私は今回は阿弥陀岳に登らなくてよかったと思いました(^-^;でもいつか登りたいと思います!
haruboさんの写真の時刻を追っていくと・・マムート階段と中岳分岐の間ですれ違ってますー!!単独の女性が登っているのを見れば大体覚えているのですけど、今日は人も多かったから残念ながら覚えてないです💦でもきっと「こんにちは!」の挨拶は交わしたでしょうね😊
そして、そしてJ&Nでオヤツタイム??エー!私達、そこで2時間半も過ごしたので会ってるのでは?と思ったら、私がお風呂から出る直前にharuboさんお店から出て行かれたようです💦
偶然って面白いですね😊
popieさん、ホントですかー?!
私もしかしたら何となく記憶があるかも知れないです。
マムート階段と中岳分岐の間ですれ違った方は沢山いたんですが、記憶にあるのはマムート階段の上で大きな落雪落としてきてご本人も足滑らして危なそうなのに帽子もメットもしてない男性の方と、中岳分岐からアンザイレンで繋がって降りてきたツアーパーティーの方たち2組、その間では3-4人の男女混合グループの方と挨拶してます。もしかしてその混合グループだったのかな??記憶違いかもだけどバラクラバしてた印象です。
ツアーの方も混合グループも、あと行者小屋までに抜いたソロの方も女性で、冬山やる女性増えたなー♪って思いながら中岳分岐まで歩いてたんです。
いや〜、ゆっくりお話ししたかったです♪ あんまりゆっくりできる場所じゃ無かったですけどネ😅
次のチャンスを楽しみにしてますヨー!
帽子もメットもしてない男性は見てないですけど(そんな人いたんですね💦多分登頂していないのでは?)、アンザイレン2組は赤岳〜分岐で抜かした覚えがあります。私達は男女2人でしたが、友人が歩くのが早くて数十m距離が開いてました💦
すぐ近くを同じようなペースで降りている単独の男性もいたので混合グループと思われたうちの1人かも?、私も友人もバラクラバしてました(^-^)
またどこかの山でお会いするかもしれませんね!
popieさん、そーだったんですね!
だとしたらやっぱり覚えているバラクラバの女性のような気がします(^^)
北ノ俣岳でお話ししてるから、思い返すとその女性以外に popieさんらしき風貌と体型と年齢の方が他にいないので、間違いないと思います(*≧∀≦*) 『こんにちは〜』と言っただけで終わってしまったのが今さら悔やまれます〜!
またどこかでバッタリ出来る時を楽しみにしていますね(^^) 次回はちゃんと見抜きたいです(笑)
御小屋尾根を往復したものです。美濃戸から周回のほうが良かったかなぁ、とharubo33さんのレコを拝見して思いました。逆周回ですが。
ベルクラ、怖かったですね。
harubo33さんのレコを見て、詳しく書いとかなきゃいけないなと思い、私のレコにも書き足しました。
ricalojp_isodaさん、こんにちは!阿弥陀岳お疲れ様でしたー!
いやいやホントに、数日前の雨が効きまくってた凍結でしたね。阿弥陀〜中岳までも1カ所1mくらいのベルクラの岩壁になってて、その下もずっと雪壁だったので、あの1カ所を降るのが嫌だな〜と思って、ピストンを辞めて尾根方向に降りることにしたんですよ〜。
でも足元以外はお天気も素晴らしくて良かったですよね(^^) 本当にお疲れ様でした!
harubo33さん、こんにちは。中岳〜阿弥陀岳、お疲れさまでした(^^)
レコを拝読すると、私が登ったときより相当難しいコンディションだったと思われます。薄い雪の上、また所々凍結した壁を一歩ずつ登られる様子が丁寧なレコから伝わってきます。無事&晴天での登頂、よかったですね
それにしてもharubo33さんの行動力には感服!!です。これで八ヶ岳がすべて繋がりましたね、お見事です
私も未踏の「中山峠〜ニュウ・中山分岐」は今年中に必ず繋げます(笑)
yoisaさんこんにちは!yoisaさんの連続阿弥陀レコに感化されたお陰様で無事に阿弥陀〜中岳繋いでくることが出来ました(^^)
でも北陵方面で電源が落ちた時は本当に帰ろうかなと思ったんですよ〜😅 でも青空と、下から見えてる阿弥陀岳の山頂に励まされて何とか中岳周りで登って来れました。結果的にログが落ちた所から中岳手前まで軌跡も飛んでしまってますが、肝心の部分はちゃんと残ったので阿弥陀さまがご褒美くれたのかな〜♪ なーんて思ってました。
yoisaさんのニュウ〜中山峠、今から楽しみにしてますね! 八ヶ岳は登れば登るほど魅力を増す素晴らしい山ばかりですね(^^)お膝元で羨ましいです。
めっちゃめちゃニアミスじゃないですか笑。
時間を見ると、横岳もご無沙汰だな〜の中とか、硫黄岳方面の写真の中に、拡大したら私たち、絶対に写ってますよ笑。
あと、最後、haruboさんがやまのこ村を通過しているとき、そこの駐車場で後片付けしてますね、絶対に。ちょっと横向いてくれたら、すぐ分かったと思うのに!
こんなことってあるんですね〜。
阿弥陀岳、うらやましい♪。
冬季、主要峰では、唯一登ってない山で、条件がいい時しか登れなそうで、ベルグラ箇所などは注意が必要そうですが、昨日がまさにそんな日だった気がします。文三郎尾根分岐から中岳を見て、阿弥陀行く?って聞いてみたんですが、いやいや、と言われ、予定通り周回してきました。阿弥陀はまた今後にとっておきます。
Murphyさん、本当だ!ニアミスどころじゃ無いですね〜😅
実は私もやまのこ村の駐車場に停めてたんですよ。バッチリそこで準備して帰り支度してました。やまのこ村の上の段ですよね?奥の下の方じゃなくて。。。えー、分からなかったなぁ。
でも確かに、あの時間帯で帰り支度していた人はお見かけしました。それだったのかな??良い勢いで車をUターン?させてた感じでしたが、黒い車じゃ無かったような‥‥あんまりちゃんと見てないです。
あ。ちなみに、私の方は車をディーラーに出してる最中で、かわりに代車の白ハリアーで来てましたので、Murphyさんは気が付かなかったと思いますヨ(^^)
いたー!!!
ハリアーいたー!!!
目の前にいたよー!!!笑笑笑
なんかharuboさんに似てるよなぁと思って見てたんですよ。ウェアが鮮やかなオレンジとか黄色の感じだったし。運転席から、後ろのハッチバックに来て、一回、ハッチバックを自動ボタンで閉めて、助手席側にいったり、また、ハッチバック開けたりしてましたよ。でも、ハリアーだから、haruboさんのはずがないと思ってみてました😆
その勢いよくUターンして出ていったのが私ですよ!😆😆
ちょーうける😆
mettyoさんに会えるチャンスだったのに😂
よく見てますね〜(^^)それですそれ!
なんだー、もっと良く周囲を見るんだったと後悔です〜σ(^_^;) いつもあまり周りには気が付かないタイプなので、知り合いを見逃したり芸能人に気がつかなかったりしちゃうんです。。。
お話し出来ずに残念でした〜。
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