三頭山・倉掛尾根《日本三百名山》
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- GPS
- 06:06
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:西東京バス温泉センターからJR五日市線武蔵五日市 |
コース状況/ 危険箇所等 |
倉掛尾根は直下を風張林道が走り鞍掛山までは林道歩き |
その他周辺情報 | 檜原温泉センター数馬の湯880円 |
写真
感想
同行者は、池袋始発の列車に乗って来た。武蔵五日市駅で合流し、西東京バス藤倉行に乗った。乗客は全て山屋で終点まで乗ったのは我々二人だけだった。藤倉バス停は白岩沢沿いにあるものと思い込んでいたので地図を確認せずに林道の先へと歩き出すといつまでたっても橋が現れないのでコンパスを合わせてみると北に向かう惣角沢を歩いていた。朝一番から間違いを犯してガックリだった。20分のロスで振り出しに戻り落合橋で白岩沢を渡ると倉掛尾根の登り口があった。急な斜面を登ると民家が数軒あり、登山道となってさらに急斜面を登ると天空の倉掛集落に達した。車道ができる前は此の山道が唯一の道だったのだろう。何処か熊野古道の果無集落を思い起こさせる。
集落の終端部で展望箇所があり御前岳の姿を望むことができた。終端部から風張林道が始まり林道を辿り前方に倉掛山の姿を認められるようになると林道を離れて稜線に取付た。道はないが植林帯で下草はなく所々にある棘の刺に気を付けながら進んだ。倉掛山(1078m)山頂に到ると山頂標識があり、登る人のいることが嬉しかった。山頂の西側には明瞭な道があり辿ることもできたが下に見える林道は樹木の途切れから南側の展望が素晴らしくようで50m程の間林道を歩き再び稜線に復帰した。
風張林道は、稜線近くをずっと平行していたが、数馬と奥多摩湖を結ぶ奥多摩周遊道路が奥多摩三山の稜線を越す風張峠で林道は吸収されてしまった。広い駐車場があり三頭山へ行く拠点としても利用できそうだが車は1台もなかった。車道から登山道に取り付くと山道の風張峠があり、月夜見山からの縦走路と奥多摩湖からの道に合流した。
南西に200m程進むと戸沢峰で浅間尾根が合流した。更に600m進むと登山道が稜線の北を巻いてしまうが稜線に取りつくと踏み跡があり砥山(とやま1302m)に達した。山頂標識はあったが展望のない山頂だった。
西側にほんの少し下ると都民の森里山の道が分岐した。稜線道は一転下り坂が続き鞘口峠(さいぐちとうげ約1,139m)に到った。地形図には「さやぐちとうげ」と記されているが登山地図や現地の表示は「さいぐちとうげ」とされている。この峠からも都民の森への道があり、老夫婦が登ってきた。此処からは三頭山に向けて一貫した登りが始まり標高差400mを登る。同行者はどうしたことかバテてきたようで山頂直前で足が止まってきた。追い抜いて先に行くと差が開き三頭山東峰(1529m)山頂で到着を待った。3等三角点「三頭山」があり東側には展望台が設えてあり、奥多摩三山の他の2山も望むことができた。
昼食休憩を取り西に進むとたった1分で中央峰(1531m)に到着した。此処は日本三百名山だが展望もなく皆通過してしまうようだ。御堂峠に下ると一寸した登り返しがあり西峰(1525m)に到った。此処は山梨県との県境で山梨百名山に数えられている。広い山頂域だが、泥濘んで足元が非常に悪い。富士山の展望が得られたが昨日と違って霞が掛りスッキリしなかった。
南に延びる尾根は笹尾根で高尾山迄繋がっている。下り始めると10分程でムシカリ峠に到り、すぐ先に三頭山避難小屋があった。8年前の冬に山岳会メンバーと一緒に泊まった。今日は通過し登り返して大沢山(1482m)に到った。富士山側が開かれ富士山は勿論のこと御正体山や三ツ峠山も望むことができた。標高差350mを下りクメガタワに到り標高は1,130mまで下った。登り返して今日最後の山、槇寄山(1188m)に到り、富士山の展望を瞼に焼き付け西原峠へと下った。此処で笹尾根と分かれ仲の平への下山路に入った。国定忠治が展望した所と伝わる尾根上のコブがあったが樹林帯で展望はなくなっていた。
P965のすぐ東で九頭竜神社へ降りる道が分岐したが数馬の湯に近い仲の平への道を取った。集落に降り立ち川沿いに数馬の湯の泉源施設を見て車道に出るとすぐにバス停で男性登山者が一人バスを待っていた。3分程車道を歩くと檜原温泉センター数馬の湯に達し三頭山山行を終えた。当初計画では帰りのバス迄20分程しかなく入浴は微妙だったが1時間余り短縮することができゆっくり入浴することができた。
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