槍ヶ岳（槍沢ルート）

2012年09月09日(日) ~ 2012年09月10日(月)

• GPS: 34:25
• 距離: 37.9km
• 登り: 1,771m
• 下り: 1,765m

コースタイム

9/09 5:40上高地BT-15:15殺生ヒュッテ
9/10 6:00殺生ヒュッテ-7:05槍ヶ岳山頂-16:05上高地BT

天候

9/09 晴れのち曇り
9/10 曇り時々晴れのち小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

・行き　さわやか信州号（上高地）
・帰り　特急あずさ

コース状況／危険箇所等

・8/27以降はバスの本数等減っているようですので、ご注意ください。
・松本→新宿間のあずさの切符は金券ショップで買うと安いです。

写真

9/9 5:46

朝6時前の河童橋は殆ど人がいませんでした。

9/9 7:05

明神の辺り。この景色を見られて槍まで登れるかわからんけど来て良かったとオモタ。

9/9 7:05

雲や空気が少し秋っぽい。

9/9 7:25

徳沢にて。今回は基本的に食事は小屋頼り。もちろん非常食とか行動食とか持って行きましたけど。

9/9 10:14

槍沢ロッジ。

9/9 10:19

槍沢にてカレーを食す。濃厚な味でこの後カレーのげっぷに悩まされた。

9/9 14:23

殺生ヒュッテ目指して進む。看板の奥の人達はヒュッテ大槍を目指すとのこと。大槍は燕山荘グループでホスピタリティが良いらしい。

9/9 15:28

殺生ヒュッテの宿泊者は3人でした。貸し切り状態。ふとんを二組使って温かくして過ごしましたよ。

9/9 15:28

小屋着後雨が本降りになる。この日は夕方から少し風も出ていたのでテントの人は落ち着かない夜だったんじゃないかな。

9/9 16:49

殺生ヒュッテの食事。お味噌汁がおいしかったです。

9/10 7:06

槍ヶ岳山頂。霧・風強くすぐ撤収。月曜日の朝だったせいか、途中の渋滞等全く無し。到着時は山頂独り占め。

9/10 11:11

槍沢ロッジ。ここで重荷になってた蜜柑ゼリーを食す。

9/10 16:09

16時5分BT着。5分差で16時発のバスを逃す。槍沢ロッジ→横尾の間でバテたのが痛かった。

撮影機器：

F08C DoCoMo

感想

Sofies

最近山行にも殆ど行けてないし、無理してもしょうがないから行けるところまで行こうと思いつき弾丸槍ヶ岳。せっかくの夏休みなので。コースも一番楽そうな槍沢コース、実際槍沢ロッジまでは準備体操みたいなもので、そこから先はそこそこの急登で時間かかりつつも初日に殺生ヒュッテまで到達。

思えば去年の秋に鏡平に泊まった際に、名古屋在住の槍マニアのアマチュアカメラマン氏から、「槍に行くなら初日に殺生ヒュッテまで詰めろ」と教えてもらっていたのが役に立ちました。彼のおすすめは、槍ヶ岳山頂に寄った帰りに天狗池を経由して池に映った槍をカメラに納めると言っていましたので、みなさんにも情報のお裾分け。天狗池の槍は良いらしいです。山行中行き会った方からは、ヒュッテ大槍を推す方がいました。「ヒュッテ大槍は、メシがうまい・サービスが良い」でさすが燕山荘グループという良い山荘だそうです。槍沢からの到着時刻も殺生と大槍では殆ど変わらない、この辺は好みと思います。

冒頭に書いたとおり、槍山頂を目指してはいたものの運動不足・準備不足で割と弱気で進んでいったのですが、殺生ヒュッテに置いてあった落書帳に、いろんな思いを込めて槍に登っている人のコメントや文章を読んでいるとみるみる力が沸いてきて結局登り切ってしまいました。翌朝、霧に濡れて風がうなっている槍の穂先は魔の山（笑）にしか見えませんでしたけど不思議です。単純とも言いますが。で、頂上に登った瞬間もコレを下りるのは絶対無理、ヘリタクか？と思っていたんですが、結果的には下りの方がスムーズなくらいでした。登りは息があがっちゃって苦しい。やっぱり3000m級に登る前に2500m級を1回挟んで息を整えておくべきだったとか、いろいろ思いつつも終わりよければ全て良し。ちなみにこの日、殺生ヒュッテに泊まったのは3人だけ。朝食を摂ったのは僕だけ。カメラマン氏がなぜ殺生ヒュッテを推したのか泊まってみてわかった、静かで落ち着いた良い山荘と思います。槍ヶ岳山荘→殺生ヒュッテの間ではライチョウさんも見ましたよ。僕にとって北アで初ライチョウでした。

今回の山行で、上高地を早立ちすれば一泊二日で大抵のところには行けてしまうということがよくわかったので、北ア山行の可能性が広がったのが一番の収穫。槍ヶ岳に興味のある方、2日連続の好天を見極めて日の長いうちにどうぞ。