五竜岳スティープ Aルンゼ滑走


- GPS
- 09:51
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 2,657m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:29
天候 | 初日:晴れ 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
その他周辺情報 | 下山後、グリンデル⇨倉下の湯⇨ジェラート花彩のゴールデンコース |
写真
感想
はっちさんから『週末予定どう?どこか行こう』とお誘いがあったので、二つ返事で快諾。
行き先はいくつか候補があったものの、今後の予定もあったので五竜Aルンゼに決定!この段階でもるさんと鉄チンさんに声をかける。
2人とも予定を合わせてくれて無事パーティー編成完了の運びとなる。
前日までの打ち合わせで初日に一気にA沢までやっつける計画に。
体力に自信のない自分は
・4時間以上の睡眠時間の確保
・前日の夜めっちゃ食う
を意識して準備。荷物も今回は1眼をやめてコンデジに。お酒も控えめ。
シュラフもナンガオーロラライト350相当にと徹底的に軽量化と体力温存に努めました。
当日は7時に五竜のスキー場Pに到着。
準備して始発のゴンドラでスタート。
軽くしたとは言えテント泊装備でそこそこハイペースで歩くのはなかなか来るものがありますが、それでも他のメンバーの足をそこまで引っ張らずに歩けたんじゃないでしょうか。
1時間半くらいかかるかと思っていた小遠見山が1時間ちょいで到着。幕営予定地の西遠見まで3時間ほどでついたので、まぁそれなりのペース。
荷物をデポして再び歩き始める。5分も歩いて後ろを振り返ると何やらカラスが二羽・・・いかん、あいつら食料狙ってやがる・・・
確か前に、西遠見山でカラスに荷物を荒らされたって話を思い出し、はっちさんともるさんにお願いして食料を埋めてもらうことに。
その間、自分はラッセルでトレースを伸ばす。
白岳のトラバースに入る前に一度ピットを掘る。判定はCTE10 down20 PC
まぁまずまずの判定。トラバースに入る。ここではっちさんともるさん、鉄チンさんに先行してもらう。大脱走ルンゼの二の舞になってはいけないのであくまでマイペースでついていく。
五竜山荘に着くとシートラに切り替えてドロップポイントまで移動。地味に踏み抜きがつらかった・・・北アの稜線で風はあるものの温かく快適に歩けた。
ドロップポイントについてからもう一度ピットチェック。はっちさんをビレイしてチェックに降りてもらう。
この時の支点はスキーを埋設して設置。
スキーのエッジ部にニット帽を当て、そこにスリングをガースヒッチ。スリング長は120以上は居るなと感じた。
ここで、もるさん、まさかのストックトラブル。背負うときに縮めたストックが凍って伸びなくなったらしい。お湯をかけても伸ばせず難儀。
鉄チンさんも手伝っていたがなかなか伸びず・・・・なぜか自分が引いたら取れた。
ストックはシートラ時にしまうとトラブルの原因になるらしい。学びがあった。
コンプレッションテストの結果はほぼ先ほど同様ということでエントリー決定。
もるさんがファーストエントリー。雪質は最悪のモナカ雪・・・・
もう最悪。スティープラインでいなしながら降りていく。続く2人も滑って自分も後を追う。スキーヤーズライト側の雪はまだクラストしていなかったもののそれでもやはり重たい。
何とかいなして一旦リグループ、そのあと再びもるさんがすべってAルンゼ抜け口でリグループ。リグループポイント手前のトラバース斜面がデロデロでスラフが多発していた。日射が当たって相当昇温していたらしい。
その後はシラタケ沢を登り返してテントサイトへ。
戻ると、食料の入っていない復路は大丈夫だろうと出していたビニールが破られ、ビールが散乱・・・幸い被害はそれ1本だけでシュラフやマットがズタズタになっていなかったのは不幸中の幸いだが、気を付けたいところだ。(俺のビール・・・)
テントを設営して宴会。楽しい夜となった。
2日目は雪も微妙なので、まったり出発して下山することに。
中遠見から雪が良ければ白岳沢に落とすことも視野に下山開始。
遠見尾根を滑っていると何となく北斜面にはパウダーが残ってそうな感じが・・・
これは期待できるか?
西遠見について北面に1ピッチ滑る。ファースト自分。
うーん、重い。重いし、下50僂妨任ち悗發△襦
一度リグループして相談。これ以上標高を下げても雪は悪くなるだけだし、沢われもあるはずなので、登り返して遠見尾根からスキー場経由で下山。
スキー場を下まで下ると、いっしー発見。ボードをしていた。
あまりボードの経験があるわけではないようでぎこちない滑りだったが3日目のボードですでにターンまで習得していたのはさすがだ。
雪質には恵まれなかったものの、天気に恵まれ、良い山行となった。雪質の良しあしも含めていかにそれを楽しめるかというのも山スキーの醍醐味の一つなので、非常に濃い山行となった。
P.S. よく見たらスタンディングアックスビレイのロープを肩に掛ける方が逆でしたね。反省・・・(教科書的には足も逆ですが、自分は正中線にロープを通した方が安定してビレイできるのでこのやり方にしてます。)
木曜昼に五竜岳A沢にお誘い頂き二つ返事でok、食事担当を拝命いただく。
急いで準備するが、シュラフの選択に大悩み。#3で行くか#1で行くか…結局象足とパンツの防寒を削ったら50Lザックに難なく収まったので#1にする。が、結果論ではあるが気温も大して下がらず4人でテントに入っていると暑くてしょうがなく夜何度も目が覚めた。他のメンバーは皆#3相当、それでも全く寒くは無かったという…
詳細記録はえびちゃんの感想を見てほしい!(投げやり)
僕の感想として…
四季を通して初めての遠見尾根は新鮮で天気も素晴らしく良く鹿島槍やカクネ里、目指す武田菱の展望も素晴らしく良く長さも気にならなかった。
肝心のA沢の滑りはあまりの激モナカにビビってしまって恥ずかしい滑りしかできなかった…まぁ、安全に滑ってくるのが山スキーといえばそうなのだが、足を引っ張っていたのは明らかなので悪い雪でも積極的に場数を踏まないといけない。脚が終了するのも早すぎる!
食事担当なので食事の話も。
夕飯は鍋(白菜1/4、ネギ2本、豚バラ600g、〆はアルファ米500g)朝は鍋の残り汁で棒ラーメン。どちらもなかなか美味しく食べて頂けた模様。みなさんかなり酒を持ってきていて驚き!もるさんなんてテント担当なのにワイン1本…!ツマミも出るわ出るわ。楽しいひと時を過ごせましたね!
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