厄王山(九鬼山〜猿橋駅プチ縦走)
- GPS
- 05:39
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 868m
- 下り
- 953m
コースタイム
九鬼山登山口(愛宕神社)着 8:56(途中コンビニにトイレ立寄り)
九鬼山登山口(愛宕神社)発 9:03(休 0:07)
田野倉方面分岐 着 9:29
田野倉方面分岐 発 9:33(休 0:04)
天狗岩 着 9:55
天狗岩 発 9:59(休 0:04)
富士見平 着 10:09
富士見平 発 10:11(休 0:02)
九鬼山山頂 着 10:13(登山口より 1:10、休憩0:10)
九鬼山山頂 発 10:25(休 0:12)
トラバース路分岐 着 10:40
紺屋の休場 着 11:03
紺屋の休場 発 11:11(休 0:08)
札金峠 着 11:32
札金峠 発 11:34(休 0:02)
馬立山山頂 着 12:02(九鬼山より 1:37、休憩0:10)
馬立山山頂 発 12:05(休 0:03)
沢井沢ノ頭 12:20
菊花山(大月)方面分岐 12:29
尾根上の大岩 12:34
厄王山山頂 着 12:54(馬立山より 0:49、休憩無し)
厄王山山頂 発 13:13(休 0:19)
神楽山分岐 13:24
猿橋方面指示板(尾根離脱点) 13:48
御前山登山口 13:58(厄王山より 0:45、休憩無し)
JR猿橋駅(南口) 着 14:08
総所要時間 5:45
休憩時間 1:01
総行動時間 4:44
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR中央線 猿橋駅 14:31発 東京行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
- 禾生駅から登山口への途中にコンビニあり。トイレ借りられます。その後猿橋駅 までトイレはありません。 - 九鬼山登山口(愛宕神社)に登山ポストは見当たりませんでした。 - 九鬼山への登りは一般的な登山道です。特に危険と思われる場所はありません。 - 九鬼山山頂から猿橋への縦走路について - 九鬼山からの最初の下りは急坂です。 - 急坂を降りると、尾根に戻る為にトラバース路に入ります。”馬立山 下山” の指示板が目印です。ここで直進は間違い。 - トラバース路は道幅が狭くザレ場の急斜面あり。ロープが張ってありますが 離合には注意が必要です。滑落すると戻るのが大変そうです。 - 頻繁に軽度の藪漕ぎが要るので、半袖・半パンはお勧め出来ません。 - 途中ピークのアップダウンは急坂ですが、距離・高度差ともに大した事はあ りません。 - 倒木が目立ちます。 - 厄王山直前の尾根上の大岩ですが、進行方向左(北側)にトレースがありま したが、通った印象では正規ルートではないように思えました。岩の反対側 に出ると南側にトレースあり。しかし、岩の手前の巻道の入口は判りません でした。 - 厄王山からの下りも、尾根を離れるまで急坂が続きます。 |
写真
感想
【山行前】
9月に入ってから山行を再開。今年の夏は暑かったです。体調も最悪で山どころで
は無かった事もありますが、そもそも体調不良も暑さが原因でした。前週に足慣ら
しに陣馬山に登りましたが、比較的暑く、久々という事もあってスゴく辛かった。
陣馬山程度で、ですよ!?これはもう一回は足慣らしが必要だなぁ…と考えていた
折に、富士山の初冠雪のニュースが。富士山が見える山で足慣らし…という事で、
九鬼山→猿橋駅のプチ縦走コースを選びました。本社ヶ丸→三つ峠も良さそうでし
たが、足慣らしにはちとハードかなと。最後の御前山(厄王山)は絶景ピークだと
の事で、それも楽しみの一つです。
【山行記録】
本来なら、山行記録のタイトルは”九鬼山〜猿橋駅プチ縦走”となるはずだったん
ですけど…厄王山からの眺めがあまりに素晴らしかったので、ズバリ”厄王山”。
プチ縦走はサブタイトルです (⌒・⌒)ゞ
それとこの山ですが、”御前山”(駒橋御前山、猿橋御前山)という名前が恐らく
正式なのでしょう。大月市の道標には”御前山”と書いてあります。ですが、地元
の岩殿クラブ設置の道標には”厄王山”。この辺りには”xx御前山”が多いらし
い事と、奥多摩の同名の山との混同を避けるため、”厄王山”と表記する事にしま
した。
ここからが記録です^^
当日の朝の天気は快晴♪。朝8時半に富士急の禾生駅に着き、歩き始めた時はとて
も気分がウキウキしていました。愛宕神社で道中の安全を祈ってお参りし、いざ登
山道を登り始めると…いきなり頭からクモの巣に突っ込んで気分がブルーに。
私、クモが大の苦手なんです。
この道は朝一番だったんですね。これまであまりそういう事が無かったもので、全
く注意していませんでした。ストック2本をまるでカマキリのように振り回しつつ、
クモの巣を払いながらの登りとなってしまいました ><
あ、ついでにクマ鈴も指に引っ掛けて鳴らしながら、です。
田野倉方面の分岐に出て後ろを振り返ると、あれれ…雲が出てきてる ><
気分のブルー度は増しつつ、眺望ポイントの天狗岩に着いた頃にはお目当ての富士
山はすっかり雲の中に… (ToT) とてもがっかりです。最寄り駅の始発に乗ればあと
1時間早く着けるのですが、それで時間的にはギリギリってところです。早起きし
ないと、ダメですねぇ。
九鬼山の山頂からは北側のみが開けていて、雲が出てしまった富士山側の眺望はあ
りません。まぁ…北側も遠くの尾根上には雲が出ていて、あまりパッとしません。
けれども、真上を見上げれば青空が広がっており、そこそこ気分も晴れます^^
九鬼山頂にある岩殿クラブの道標では、猿橋駅まで3時間半。そんなに距離は無い
はずなんだけどなぁ… 馬立山〜厄王山経由…? 御前山の名前が無いんだけど…。
(゜ヘ゜)?
山行当日は、まだ厄王山という名前を知らなかったのです。(;^ω^A
おまけに、馬立山という途中ピークの名前も覚えていませんでした。この事がこの
後ちょっと道に迷う原因になります。
まぁ、ゴールが猿橋駅なので問題無しという事で出発。九鬼山の山頂直下は結構な
急坂でした。急坂を降りきると”←馬立山 下山”と書かれた案内板が出てきます
(写真)。ここで考えちゃいました。
- この丸太は案内板を立てる為? それとも、とうせんぼ?
- 直進は尾根道っぽい。矢印方向は尾根から離れる?
- 馬立山には行くんだけど、下山はしないんです…
(゜ヘ゜)?
地図を持っていれば即判明するんですが、お手軽山行という事で持って来ていませ
ん。とりあえず行ってみて変だと思ったらGPSで確認しよう…と考え、疑問を残しつ
つも直進すると……案の定間違いでした。行ってみて確認ではなく、その場で確認
が鉄則!です。
ザレたロープ場のあるトラバース路を抜けて正規ルートに戻り、相変わらずクモの
巣に悩みながら進んで行くと、札金峠の手前でまたもメッセージの意味が良く分か
らない案内板に出会います。所々錆びていてはっきりと全部読めた訳ではありませ
んが。薄暗い札金峠を過ぎて、急坂を登って馬立山に着きましたが、山頂からの眺
望は無し。登り甲斐の無いピークだ…。直前で猿橋の方から来られた老夫婦とすれ
違いましたが、随分難儀した事だろうと思います。
馬立山を過ぎた頃から一雨来そうな雰囲気になり、気分は益々沈んでいきました。
表示板は見落としましたが、沢井沢の頭というピークを過ぎると、尾根上をデカい
岩が塞いでいます。北側にトレースが続いているのでそちらに巻きましたが、どう
やら正規ルートではなかったようで、四苦八苦。岩の反対側に出ると、南側にトレ
ースがありました。う〜む。どこで見落としたんだろう…。
植林が行われている場所を抜ける頃には雨が来そうだった空も明るくなって、すっ
かりブルーだった気分も回復。そのうちに登山道が一つのピークを巻いている場所
に出ます。もしかして…と思い、そのピークに登ってみるとそこが厄王山の山頂で
した v(^o^)v (もう少し歩けばちゃんと道標があります)
ここからの眺めは本当に素晴らしいものでした。言葉では言い表せないので、下の
リンクを見て頂くと良いかと思います。
http://www.kei-zu.com/main/komahashi_gozen/komahashi_gozen.html
2万5千分の1地図には名前はおろかピークの高度すら載っていない700mそこそこの低
山で、こんなに素晴らしい眺望に出会えるとは思いませんでした。山頂の岩の脇に
生えている松が、さながら庭園の風情をも醸し出しています。この素晴らしい景色
を堪能しながら、お昼ごはん♪ 誰も登ってこなかったので、独り占めでした。
また来よう!と名残を惜しみつつ下山を始めましたが、結構な急坂が続きます。一
般道に出る直前に本日最大の藪漕ぎを行う破目になるとはねぇ。九鬼山を出発して
からはずっと難儀な道でした。猿橋駅に着いて、汗だくの上だけを着替えてから家
路に。厄王山にはまた来たいけど、このルートの縦走はもういいや…。
この縦走路は、全般に渡り低木が繁っていて足元が良く見えないので、視線を落と
しがちになります。ヘビでも踏んだらマズイので。そうして歩いていると突然クモ
の巣に突っ込む…倒木の数も多いです。冬枯れしている季節なら随分違うんでしょ
うね。急坂が結構ありますが、距離、高度差共に大した事はありません。ストック
を使う方が良い場所と、木に摑まりながら突破する方が良い場所など、一本調子で
は無く変化に富んでいます。判断力を養うと言った意味では、良いトレーニングコ
ースだと思います。
行動時間は、滝子山(ずみ沢〜檜平)に登った時とほぼ同じの5時間40分ほどでしたが、
距離は5Km近くも短く、累積標高差も300m低いのですから、低山の割には手応えの
あるコースだったんですね。
【反省】
道標のあるお手軽低山ハイクでも、地図はやっぱり持って行った方が良いです。
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