常念岳〜蝶ヶ岳縦走 日帰り 素晴らしい景色と雷鳥
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,149m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
5:10 三股駐車場
5:30 三股登山相談所
5:35 三股分岐
8:20 前常念岩室
8:25 前常念岳
9:15 常念岳山頂
10:25 2592mピーク
11:45 蝶槍
11:55 2664.3mピーク
12:25 蝶ヶ岳ヒュッテ
12:30 蝶ヶ岳山頂
12:40 三股と大滝山分岐
13:50 まめうち平
14:25 力水
14:40 三股登山相談所
14:50 三股駐車場
15:00 林道脇駐車
天候 | 快晴のち晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは駐車場にある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は狭い個所が多いので対向車に注意する。また、落石もあるので踏まないように注意。 駐車場は満車になっている可能性があるので、道路脇に止まっていたらむやみに突っ込まないほうが良い。(早朝は特に) 登山ポストは三股登山相談所にある。早朝はここに人がいて登山届を提出しなければいけない。 登山道で危険な個所は、あまりない。 強いて言えば、三股から常念岳へ向かう途中の梯子を過ぎてからの大きな岩場とザレ場。 常念岳から蝶ヶ岳へ向かう急降下。 蝶ヶ岳から三股へ向かう急降下。これは雨で濡れていると滑りやすい。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今日は念願の北アルプス。最近の日曜日の天気はイマイチで北アルプスに踏み込むとこができなかった。土曜日に天気を確認。常念岳周辺は晴れ。しかし土曜日は岐阜と愛知北部はいつ雨が降るかわからない荒れた天気。台風も日本に接近中。天気予報を信じて常念岳へ向かうことにした。
深夜1:15家を出発。空には星が輝いている。尾張パークウエーから小牧東インターで中央自動車道。岡谷ジャンクションで長野自動車道へ行き豊科インターで下りる。三股へ向かう林道は舗装されている。細い道なので対向車に注意する。落石も時折あるので踏まないように注意。
暗い中、林道を進んで行くと道路脇に車が止めてある。ここで止めればよかったのを先まで突っ込んでいったら両サイドに車が止めてあり、通れない感じだったのでバックして道路脇に駐車。
物凄い車の量。確かに今日は天気の悪そうな感じのところがある中で、この周辺は天気がよさそうだから余計集中しているのかも知れない。
10年くらい前に来たときは、ここを訪れる人は少なかった。
5:10 薄暗い中、林道を歩いていく。道路脇には多くの車が止めてある。三股駐車場も満タン状態。物凄い人が来ている。ビックリ。
ゲートを過ぎ、未舗装の道路を登山口へ向かう。
三股登山相談所で登山届を出す。
何時に下山されますか?と聞かれたので多分15時から16時の間じゃないかなぁ?と答えた。
三股分岐から常念岳へ向かう。
原生林の中を急登と平坦な所を入れ混ぜながら登っていく。あまり気温は高くなく涼しい。
やがて、時折湿地のような所が多くあるようになる。雨上がりのため、ドロドロになっている。埋まらないように注意して歩く。
樹木の途切れた場所から常念岳が見える。「よーし登るぞ」登高意欲が湧く。
岩場に梯子のあるところを登るとあっと驚く景色に遭遇。目の前に雲海に浮かぶ富士山!手前右側が南アルプス・左側が八ヶ岳とっても素晴らしい景色!しばらく見惚れる。
ここからは、大きな岩とザレ場の混じった急登が続く。雨で登山道の汚れが流されていて、どこがルートなのか分からないところが多少あり、ルートハンティングした。
今まで2回来たときは、このあたりの大きな岩で雷鳥を見たが、残念ながら今回は現れなかった。
前常念岩室は岩に周りを囲まれていて中に入れるのか疑問だった。
前常念岳には標識はなく、三角点がある。ここから大天井岳〜燕岳方面の景色。蝶槍の後方に笠ヶ岳・乗鞍岳の景色。八ヶ岳・富士山・南アルプスの景色。いづれも素晴らしく見える。ここを過ぎたあたりで単独の女の人と話をする。後ろからついて行ったが、この女の人の足は早く山慣れしている感じだった。
上部稜線ルートと合流し一気に人が多くなる。
山頂は多くの人がいた。山頂にいた人と写真を撮り合う。山頂からの景色は素晴らしい。槍から穂高へ至る稜線は感動もの。北方向には大天井岳から燕岳への稜線後方に鷲羽岳〜水晶岳〜野口五郎岳への稜線が見える。しかし、進行していく蝶ヶ岳の南方向には雲が出始める。
ここから、一気に急降下していく。逆ルートの場合はこの急登が、かなりしんどいと思う。大きな岩が重なった場所、ザレ場もある。
登山道は樹林の中に入る。
アップダウンを繰りかえりながら2592mピークに出る。ここから常念岳を振り返るとかなり来たことがわかる。進行方向の蝶ヶ岳方面は雲が多く見えない。
槍から穂高への稜線は雲が時折切れて素晴らしく見える。
ここからまたアップダウンを繰り返し蝶槍に出る。蝶槍手前は少し急登の岩場がある。ここでは雲の中でガスっていて景色は見えなかった。
2664.3mピーク。ここからは雲が途切れ蝶槍が見えた。穂高岳連峰には上部に雲がかかる。槍周辺はよく見える。
ここから、蝶ヶ岳に出るまでの間に、今日はあきらめていた雷鳥が出現!今年は初めての雷鳥。
親の雷鳥が岩の上で、子供たちが6羽くらい下に居た。
写真を撮る。雷鳥の子供はかなり大きくなっていた。
雲が切れ蝶ヶ岳が見える。紅葉している稜線と山頂。とても綺麗な景色だった。
蝶ヶ岳山頂。雲が多い中ではあるがキレットから槍ヶ岳の稜線は見えた。焼岳も見えた。
下山開始。大滝山への分岐を過ぎると時折平坦がある急降下が始まる。雨で濡れていて滑りやすい。急降下が終わると、原生林の中を行く。とても気持ちいい。
まめうち平を過ぎると笹が出現。
力水はこの登山ルート唯一の水場。冷たくてメッチャおいしい。
今回の登山は、まず人が多いのにビックリした。見晴しはとてもよく、富士山・南アルプス・八ヶ岳・大天井岳〜燕岳・鷲羽岳〜水晶岳〜野口五郎岳・穂高連邦からキレットを経て槍ヶ岳・笠ヶ岳・乗鞍岳このような山が見渡せとても良かった。
そして、蝶槍から蝶ヶ岳の間という思わぬ場所で雷鳥に遭遇したことがとても嬉しかった。
とても良い山行だった。
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