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Yamareco

記録ID: 2260210
全員に公開
雪山ハイキング
奥多摩・高尾

雪中行軍「鶴ヶ鳥屋山」

2020年03月16日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:26
距離
12.6km
登り
986m
下り
1,124m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:59
休憩
0:27
合計
5:26
距離 12.6km 登り 986m 下り 1,132m
8:00
5
8:05
15
8:20
8:21
80
9:41
9:51
56
10:47
10:49
48
11:37
11:38
4
11:42
14
11:56
11:59
37
12:36
12:45
11
12:56
12:57
28
13:25
1
13:26
ゴール地点
天候 晴たり曇ったり
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路)JR中央線「笹子駅」
復路)JR中央線「初狩駅」
コース状況/
危険箇所等
積雪は多いところで15-20僉
斜面上の落ち葉の上に積もった雪は落ち葉ごと滑るので、チェーンスパイクも効きません。何度転んだことか(笑)。
笹子→初狩のコースはピンクのテープが充実していてわかりやすかったのですが、降り口の砂防ダム堰堤の部分でピンクテープに従い、道迷い。早めにGPSでの確認が必要だと感じました。
朝方、山の方には雲がかかっていましたが、笹子駅では晴れ間が。
2020年03月15日 08:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 8:11
朝方、山の方には雲がかかっていましたが、笹子駅では晴れ間が。
これから登る山も雪が積もっているようです。
2020年03月15日 08:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 8:11
これから登る山も雪が積もっているようです。
笹一酒造の裏山。林道が凍っています。
2020年03月15日 08:14撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 8:14
笹一酒造の裏山。林道が凍っています。
いよいよ登山道。
2020年03月15日 08:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 8:32
いよいよ登山道。
途中で合流した若い方と、一緒になって登っていきます。
手前の沢沿いの斜面では、2度ほど道を見失って戻りました。
2020年03月15日 09:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 9:10
途中で合流した若い方と、一緒になって登っていきます。
手前の沢沿いの斜面では、2度ほど道を見失って戻りました。
いったん林道を横切ります。
ここで私はチェーンスパイクを装着。
若い方は本社が丸までの予定とのことですが、軽アイゼンはお持ちではないとのこと。「アイゼンなしでも大丈夫でしょうか」と聞かれたときに、「たぶん、大丈夫」と答えてしまいましたが、結構厳しい状況でした。
2020年03月15日 09:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 9:22
いったん林道を横切ります。
ここで私はチェーンスパイクを装着。
若い方は本社が丸までの予定とのことですが、軽アイゼンはお持ちではないとのこと。「アイゼンなしでも大丈夫でしょうか」と聞かれたときに、「たぶん、大丈夫」と答えてしまいましたが、結構厳しい状況でした。
いったん斜度が落ち着きますが、再び急登になると足が重い。先行者は途中で引き返してきたお会いしましたが、この先で断念されたようでした。バージンスノーのトラバースを登り、稜線へ。
2020年03月15日 09:33撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 9:33
いったん斜度が落ち着きますが、再び急登になると足が重い。先行者は途中で引き返してきたお会いしましたが、この先で断念されたようでした。バージンスノーのトラバースを登り、稜線へ。
稜線で本社が丸方向へ向かう若者と別れ、鶴ケ鳥屋山へ。トレースのないバージンスノーの稜線を進みます。
2020年03月15日 10:17撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 10:17
稜線で本社が丸方向へ向かう若者と別れ、鶴ケ鳥屋山へ。トレースのないバージンスノーの稜線を進みます。
あれが鶴ケ鳥屋山かな。
2020年03月15日 10:28撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 10:28
あれが鶴ケ鳥屋山かな。
鶴ケ鳥屋山の手前で、初狩から歩かれてきた方とすれ違いました。こんな状況で対向者と出会うのは驚きとともに安ど感も。逆方向へのトレースのある道を登り鶴ケ鳥屋山に到着。
2020年03月15日 10:56撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
3/15 10:56
鶴ケ鳥屋山の手前で、初狩から歩かれてきた方とすれ違いました。こんな状況で対向者と出会うのは驚きとともに安ど感も。逆方向へのトレースのある道を登り鶴ケ鳥屋山に到着。
トレースがないと、道を探しながらで、かなりドキドキしたと思います。でも、急斜面はチェーンスパイクが効かないグソ雪で、何度も転倒。
2020年03月15日 11:30撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 11:30
トレースがないと、道を探しながらで、かなりドキドキしたと思います。でも、急斜面はチェーンスパイクが効かないグソ雪で、何度も転倒。
初狩駅への黒野田林道へ出ます。
ここへの下りが急斜面。
この階段の上には鎖が。階段でよろけて、右ひざを落石防止ネットの固定ボルトに激突。あわや膝蓋骨骨折かと思うほど痛かった。
2020年03月15日 11:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 11:43
初狩駅への黒野田林道へ出ます。
ここへの下りが急斜面。
この階段の上には鎖が。階段でよろけて、右ひざを落石防止ネットの固定ボルトに激突。あわや膝蓋骨骨折かと思うほど痛かった。
再び反対側の斜面を登り、今度はスギ林へ。このあたりからは、積雪もわずかになり、下るスピードも上がります。
2020年03月15日 11:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 11:48
再び反対側の斜面を登り、今度はスギ林へ。このあたりからは、積雪もわずかになり、下るスピードも上がります。
ピンクテープに導かれて堰堤を渡ると、道は二手に。本当は左に下る道もあったのですが...。ここを行くのかな?といってみたところ、植林のゲート。さらに越えていくと、行き止まり。
2020年03月15日 12:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 12:48
ピンクテープに導かれて堰堤を渡ると、道は二手に。本当は左に下る道もあったのですが...。ここを行くのかな?といってみたところ、植林のゲート。さらに越えていくと、行き止まり。
さっきのところへ戻って、ピンクテープに従って登り返すと、がけ崩れ。
2020年03月15日 12:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 12:53
さっきのところへ戻って、ピンクテープに従って登り返すと、がけ崩れ。
またまた戻ると、第3のコース発見。
何で標識ないんだよ(怒)。
少し下ったところに標識がありました。
ピンクテープに従って堰堤を越えたのが失敗のもとだったんですね。
2020年03月15日 13:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 13:10
またまた戻ると、第3のコース発見。
何で標識ないんだよ(怒)。
少し下ったところに標識がありました。
ピンクテープに従って堰堤を越えたのが失敗のもとだったんですね。
畑にキジ。
2020年03月15日 13:14撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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3/15 13:14
畑にキジ。
道路の上を横切るのはリニア実験線のトンネル。
リニア新幹線開業時にはここを通るんですね。
2020年03月15日 13:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/15 13:26
道路の上を横切るのはリニア実験線のトンネル。
リニア新幹線開業時にはここを通るんですね。
初狩駅。車道に出てからかなり下った記憶がありましたが、30分程度だったんですね。
2020年03月15日 13:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
3/15 13:36
初狩駅。車道に出てからかなり下った記憶がありましたが、30分程度だったんですね。
撮影機器:

感想

 秀麗富嶽十二景のコンプリートをとりあえず目指しています。ヤマレコのランキングではあと5座。雁が腹摺山、奈良子山、御前山、姥子山東峰、お伊勢山。自分の脚力だと、お伊勢山、御前山は軽く1日2座行けそうです。
 ついでに「中央線から見える山」は55/133。このあたりの山はかなり登っていましたが、いつも三つ峠山へ向かう稜線の逆方向にある鶴ケ鳥屋山へは行ったことがありません。その理由は、こだけだと短すぎるから、三つ峠に行くときにここへ行くのはきつすぎるから。

 そこで今回は、まず鶴ケ鳥屋山を登り、下ってからお伊勢山へという計画。前日都内でも雪が降っていましたが、所詮今年は暖冬で大したことなさそうと油断していました。

***********
 山へ向かう途中の車窓からは、山は白くなり、関東平野は晴れ渡っていたのに、山々にはガスがかかっていました。寒気と暖気のぶつかり合いで、山は天気が悪いのかな?
 ところが笹子駅に着くと、急激に天候回復。ただし気温は低く、かなり長い間、フリースを着たまま登ることができました。登山道に入り、しばらく沢沿いを歩いているうちに、後ろから追いついてきた若者に、「ここ初めてなんですが、道迷いそうですね。」と声をかけられました。
 確かにここを初めて登った時には、私も大きく道迷いをしてしまったので、その経験を教えた後、一緒に登ることにしました。
 次第に杉林のなかにも積雪が増えるようになり、一番間違えやすい渡渉箇所はちゃんと歩けたのですが、左側の斜面に取り付く際に道間違い。えらそうに、教えてあげるといった感じで話をしていたのに.....。やはり雪がうっすらでも積もると、踏み跡が不明瞭に。おまけに昨年秋の台風の後にはここを歩いていませんから、倒木と避難路が複雑になっていて。

 「アイゼンなくても行けますかね?」
 「たぶん大丈夫じゃないですか?念のため、チェーンスパイク持っていますが..。」
 斜面に取り付くと、急斜面の連続が始まります。
 途中送電線の鉄塔下を通るのですが、このあたりから上り坂でもスリップが発生。おまけに引き返してきた先行者と遭遇。とりあえず、スパイクなしで林道横断箇所まで登り、休憩と作戦会議。
 「ここからは、スパイクはいていきます。稜線までは一緒に行動しましょう。」
 しばらくは緩い斜面を登っていくのですが、稜線にの手前は右が谷となる傾斜地を登っていきます。ここには先行者のトレースはなく、ここからはバージンスノー。といって喜べる状況ではなく、右への転落を避けながらの急斜面。
 ようやく1時間40分ほどかかって、稜線に到着。若者曰く
「予定より早めに着いたので、本社が丸は無理でも、もう少し行ってみます。」
 こちらも予定通り、稜線を東に向かって、鶴ヶ鳥屋山へ。稜線はバージンスノーでしたが、動物の足跡が...。シカの足跡とは違い、手のひらのような形。熊だったら....と急に臆病になり、熊鈴装着。たぶん、タヌキかなんかなんだろうな。

 稜線は雪深いところはありませんが、やっぱり下りは滑りやすく...。注意しながら下ります。鶴ヶ鳥屋山手前で、予想していなかった登山客とすれ違いました。訊くと、初狩駅から黒野田林道経由で来られたとのこと。良かった。初めて通るコースで、特に下りはトレースがないと迷いやすいので、一安心です。

 誰もいない鶴ヶ鳥屋山山頂で、しばし休憩したあと下山開始。やっぱりくだりはすべりやすく、雪の下に落ち葉がたまった斜面は落ち葉ごと滑って.....。かなりの急斜面もあり、しりもちや手をついたことが何度か。うち1回は転んだ瞬間浮き雪に埋もれていた石とまともに衝突。膝のお皿(膝蓋骨)が骨折している可能性があるほどの総激でしたが、幸いわずかな裂創で済みました。黒野田林道の手前でこの日3人目のすれ違いとなった登山者からは、
「この下、急で滑りやすいから気をつけてね。」
といわれていたのにもかかわらず、階段で滑って落石防止ネットの固定ボルトに今度は右ひざをヒット。思わず、痛みでうめく私。こいつも、ただの打撲で済んでよかったです。あとは、左手の薬指や、右手の甲にも内出血の跡ができましたが、何とか堰堤まで下山。

 あとは、さっさと降りて....お伊勢山と考えていたのですが....。ここまで、対向者のトレースだけでなく、ピンクテープに従って降りてたのですが、トレースがほぼ消えるとあとはピンクテープだけが頼りになります。その堰堤のところでは、ピンクテープは渡渉方向に。そのあとは右側の登りの林道へピンクテープが続きます。地図的には下りのはずですから、左に降りる道があるはず。そうすると、林道様の道があるではないですか?最初だけはわずかな登りで、あとは下っていきます。と、今度はシカよけのゲートが。そのゲートを開け、植林地の中を下っていくと、道が急に細く....。ここでやっとGPSを取り出して位置確認。確かのこの先を下っても広い道に出そうですが、手前に川が流れる音。渡渉できず崖になっていたらとのことで、先ほどの堰堤まで戻り、ピンクテープをたどり上り返します。すると今度は、がけ崩れで舗装路が倒木でふさがれています。いったんは斜面づたいでそれを越しましたが、再びGPSで確認したところ、逆方向に来ていることがわかり、堰堤の右側に下る道を発見。ようやく、本来のコースに戻ることができました。

 2度の道迷いと、雪上歩行の疲労もあり、この日は13:25初狩駅で終了。早々と帰途に着きました。雪山と道迷いの2つの経験をしましたが、今後の登山の糧としたいと思いました。

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