唐松岳 冬山の洗礼と無念の撤退

2020年03月18日(水) [日帰り]

• GPS: 03:46
• 距離: 6.1km
• 登り: 1,315m
• 下り: 229m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:42
• 休憩: 1:05
• 合計: 3:47

距離 6.1km 登り 1,315m 下り 248m

8:14 スタート地点
8:47 8:57 八方池山荘
9:24 9:31 石神井ケルン
9:51 第2ケルン
10:05 10:53 八方ケルン
11:00 第2ケルン
11:16 石神井ケルン
11:56 八方池山荘
12:01 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

写真

3/18 7:46

八方バスターミナルに車を置き、08:00ゲレンデ行きバスで出発です。

3/18 8:15

登山者用の往復券を購入し出発です。

3/18 8:15

まあまあ混んでます。
登山やBCの方も多くて驚きです。

3/18 8:20

本日は晴れ予報ですが、結構降ってますね。

3/18 8:29

リフト寒い…いきなり体が冷えました。

3/18 8:42

ここを過ぎると登山口です。

3/18 8:51

平日ですが、沢山の登山者でビックリです。

3/18 8:51

登山者としてゲレンデに来るのは初めてです。
不思議な感じですが、いつもと違いテンション上がりますね。

3/18 9:02

さあ、スタートです。振り返ると団体さんの姿も見えます。
今日は登山者が多く安心します。

3/18 9:02

この岩の感じからすると、昨日から今朝にかけて降った雪みたいですね。

3/18 9:02

定期的に、強風がやってきます

3/18 9:14

見えん…雪煙で視界がなくなります。

3/18 9:25

八方山ケルン。
よじ登ってる方とお話ししたところ、八方ケルンから先は胸まではまる吹き溜まりがあると伺いました。

3/18 9:25

雪が深い…歩く速度が激減です。

3/18 9:32

膝まで埋まります。

3/18 9:45

スノーシュー良いな〜

3/18 9:49

避難小屋前には沢山の避難者が。

3/18 10:00

八方ケルンまであと少し

3/18 10:01

八方ケルンです。顔っぽい…
アイゼンがズレたたので直します。

3/18 10:08

すごい強風です。

3/18 10:08

晴れてきましたが、強風と雪煙で悪戦苦闘です。

3/18 10:08

強風が収まりません。

3/18 10:33

雪煙で視界が無いため、ゴーグル装着。
防寒とフードをかぶり直し。風の音が強すぎて、何も聞こえません。

3/18 10:33

ショック！グローブが風で飛ばされました…
予備もってきてよかった。

3/18 10:55

戻ろうにも視界が悪く、よくわかりません。
前を歩いている方のトレースも数十秒で無くなってしまいます。
何度もルートを外れて、吹き溜まりに突入したりですが、何とか帰ります。

3/18 12:08

やっと下山しましたが、強風のためリフトが全て運休。
全身が凍ってしまったので、とりあえず小屋で休憩と解凍です。

3/18 12:08

スマホも凍ってしまったようです。レンズが結露…

3/18 13:30

しばらくしたら、風も収まり天気は最高に。
リフトも動き出したので下山です。

3/18 13:30

無事に帰ってこれてホッとしました。
また次回挑戦です。

撮影機器：

iPhone XS Apple

感想

takemaru4137

今回は、天気予報では快晴。
初の冬山3000m級に挑戦と思っての山行です。

準備も万端と思っていましたが、全然ダメでした。
強風に苦戦し、八方ケルンまでしかたどり着けませんでした。

雪の吹き溜まりに苦戦し体力を消耗。防寒対策が甘く、途中でサングラスからゴーグルへ付け替える最中にグローブを風で飛ばされるアクシデントもありました。
それでも、防寒対策を済ますともっと行けそうな気がしてきました。
途中から風がどんどん強くなってきて、恐らく風速30〜40mはあったと思います。
しゃがんで待機すること数十分。先頭の方が「下山する」と後続の方に伝えて降りていかれました。この方の一言が無ければ、私は引き際が分からず登っていたかもしれません。
下山を始めてからも苦戦しました。強風のため、前の方のトレースは数十秒で消えてなくなります。雪煙で視界は1mくらいまで低下します。迷いながらの下山でしたが、やはりルートを外れてしまい、戻るために登り返すときにすぐ近くで雪崩れる瞬間を目撃しました。正直、死ぬかと思いました。

小屋でお会いした方と話した際、今シーズンで一番ハードなコンディションだったそうです。前向きに考えると非常に良い経験になりましたが、下山後のネットニュースで1名亡くなられたと知りました。ご冥福をお祈り申し上げます。