宮之浦岳(淀川登山口〜白谷雲水峡縦走)
- GPS
- 14:21
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,416m
- 下り
- 2,038m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:49
天候 | 1日目:曇り 2日目:快晴 3日目:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
新幹線:高崎⇒東京 電車:東京⇒品川⇒京急蒲田(前泊) 【2日目】 電車:京急蒲田 5:19⇒5:28 羽田空港 飛行機:羽田空港 6:25⇒8:25 鹿児島空港 8:45 ⇒9:25 屋久島空港 バス:屋久島空港 13:13 ⇒13:25 合庁前(\480) バス:合庁前 13:30 ⇒ 14:40 紀元杉(\990) 【3日目】 登山のみ 【4日目】 バス:白谷雲水峡 10:50⇒11:15 小原町(\500) バス:小原町:12:25⇒12:43 屋久島空港(\490) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【紀元杉〜淀川登山口】 舗装路ですが、標高差として100m以上登ったようです。 距離的に1.5kmくらいだったと思います。 【淀川登山口〜淀川小屋】 整備された登山道でピンクテープは見かけませんでした。登山口と淀川小屋の標高差はほとんどないのですが、登山道は地味なアップダウンの繰り返しです。 【淀川小屋〜花之江河】 淀川小屋からしばらく勾配のキツイ区間が続きます。途中に展望所がありますが、その展望所までは登り一辺倒です。展望所から少し標高を落として小花之江河に到着。小花之江河から花之江河までは距離も短いです。 【花之江河〜投石平】 序盤は川の中を歩くような感じの登山道です。雨降ったときには大変でしょうね。 投石平が見えるようになってくると森林限界を超えるようで、一気に遠望が利くようになります。 投石平は山の中に大きな岩が点在していて不思議な光景でした。 【投石平〜栗生岳】 投石平から黒味岳付近までは背の高い木々に覆われた登山道を歩きます。黒味岳を過ぎた辺りから標高を少し上げて森林限界を超えます。 何度も小高い丘を乗り越えていく感じでアップダウンの繰り返し。 時期的なものでしょうが、登山道が氷で覆われている箇所があり、歩くのに気を使いました。 【栗生岳〜宮之浦岳】 栗生岳の正面に見えるのが宮之浦岳でした。ニセピークかと思っていたので、上りきったところに山頂があってびっくり。 栗生岳から宮之浦岳までは、距離・時間ともにわずかでした。 【宮之浦岳〜平石岩屋】 宮之浦岳から永田岳への分岐となる三叉路までは大きく降ります。 三叉路からしばらくは展望の開けた丘の上を歩く感じ。 平石岩屋へは登り区間となりますが、距離的には非常に短いです。 【平石岩屋〜第一展望台】 岩屋を過ぎると植生が変わり樹林帯を歩くようになります。 アップダウンの繰り返しですが、ダウンのほうが大目です。このダウンの区間は結構脚にキツイかと思います。 【第一展望台〜新高塚小屋】 岩の多い降り区間で歩きづらい感じしました。木道や階段も多いです。 【新高塚小屋〜高塚小屋】 標高差は余りありませんが、高塚小屋に近づくと降りの階段が多くなります。 【高塚小屋〜縄文杉〜ウィルソン株〜大株歩道入口】 1300mから800m位まで降りますので、ほぼ降りです。 ウィルソン株までは木道と階段が多く、ウィルソン株からトロッコ道までは岩の多い登山道です。 早朝で人にあうこともなく、すれ違いは全くありませんでしたが、もう1時間遅かったらすれ違い待ちで時間がかかったのではないかと思います。 【大株歩道入口〜楠川別れ】 トロッコ道です。ほぼ平らですが何せ距離が長い。 この区間では多くの登山者とすれ違いました。 【楠川別れ〜辻峠】 江戸時代に開かれた登山道だとガイドの方が説明していました。 勾配としては緩やかだと思います。 【辻峠〜白谷雲水峡】 基本的に降りの区間です。白谷雲水峡から太鼓岩を目指す登山者(観光客)が多く、所々ですれ違い待ちが発生。何気にコースタイムで歩くのがやっとかもしれません。 |
その他周辺情報 | 【入浴】 縄文の宿まんてん(\1600) 屋久島空港から徒歩1分 お値段は高めですがタオルが付いています。 お風呂は内湯、露天、サウナがありました。 フロント横にお土産物売りばがあり、空港の売店より種類は豊富です。 ここで食事は出来ませんでした。 【ガスカートリッジ】 空港の売店で売っています。 お値段は高めで、イワタニプリムスのハイパワーガスが700円。 使い切らずに余った物は引き取ってくれます。 【バッジ】 空港の売店で入手しました。 縄文の宿まんてんでも販売していました。 【買い物】 宮之浦港周辺か、安房港周辺にしか無いようです。 バスでの行動だったこともあり、現地では何も買うことができず、屋久島の中では空港以外でお金を使う機会がありませんでした。 【食事】 やはり宮之浦か安房辺りにしかなさそうです。 空港内にレストランがあり、到着後と出発前にここを利用しただけです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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備考 | 淀川小屋、新高塚小屋、高塚小屋ともに標高は1300m程度あります。 季節にも寄りますが、夜間のテント内温度は5℃くらいまで下がり、寒くて何度も目が覚めました。 もう少し防寒着を持っていけばよかった。 |
感想
ハイシーズンだと非常に混雑しそうなので、時期的には少し早いですが早割を利用して往復ともに飛行機で行ってきました。
この時期は身体がなまっているので、いきなりテン泊装備での縦走は不安が大きかったのですが、できる限り荷物を減らし、できる限りゆっくり歩き、体力・筋力を温存することに努めました。結果的には、夜間の寒さが予想以上で、最後に減らしたフリースを持っていくべきだった事と、おやつが少なかった事が反省材料となりましたが、最後まで予定をオーバーすることなく歩くことができました。
初日は羽田からの早朝便に乗って鹿児島空港へ。羽田には1時間前に着いたのですが、その時点で荷物預けのカウンターには長蛇の列。保安検査場の通過に間に合わないんじゃと心配になりましたが、ギリギリ間に合って搭乗口へ。登場口に付いたら直ぐに登場開始というバタバタでのスタートとなりました。
飛行機は鹿児島空港に定刻の着陸。乗り継ぎに25分というスケジュールで、飛行機降りたらトイレによる間もなく、そのまま屋久島行きの飛行機に搭乗するというハードな乗り継ぎでした。
鹿児島から屋久島までは、わずか40分のフライト。機内でも飴が配られるくらいの時間しかありません。ちょっとウトウトし始めたと思ったら着陸といった感じでした。
屋久島空港からバスで紀元杉に向かう計画ですが、早朝便だったため3時間のバス待ち。空港周辺を散策していればいいやと思っての計画でしたが、降りてみたら空港周辺には時間をつぶすような店は全く無いのです。空港で3時間も時間をつぶしていたら不審人物と間違われるのではないかと勘ぐり、予定よりも早いバスで乗り換え地点となる合庁前に移動しましたが、なんとここにも全く店が無い。案内所で何かないかとたずねましたが、周辺には何もないとの回答にがっかり。結局、ここで2時間時間をつぶすハメになりました。
やっと来たバスで紀元杉に移動。ここから淀川登山口まで舗装路にて40分ほどかかりました。淀川登山口から本格的な登山が開始です。
淀川登山口から淀川小屋までは40分ほどでした。標高差がないので楽といえば楽。淀川登山口から花之江河までは山頂までの区間で2番目にキツイのぼりだとガイドさんが説明していました。投石平で森林限界を超えるようで、素晴らしい眺望が広がりました。水が豊富なおかげで登山道は氷に覆われている箇所もあります。
快晴の中の稜線歩きは最高です。遠くまで景色を望むことができ、これぞ縦走の醍醐味という登山を楽しめました。
高塚小屋でテント泊しましたが、公式なテント場は3張り程度しかありません。森の中の平らな所に張ることができますが、それでも10〜15張り程度しかなさそうです。
テント設営の後、水を汲みながら縄文杉に出かけました。圧倒的な存在感です。
この日は夜も快晴で満点の星空でした。残念ながら木々に覆われているため星空撮影はままなりませんでしたが、それでも非常に綺麗な星空を堪能できました。
最終日は早朝に行動を開始し、早めのバスで下山することにしました。おかげでトロッコ道に出るまですれ違う人もなく、短時間でトロッコ道までは下山できました。トロッコ道では多くの登山者とすれ違いましたので、結果的に早朝出発は正解だったと思います。
辻峠から白谷雲水峡までの区間は、非常の多くの登山者・観光客とすれ違い、待ち時間が多くなりました。
はじめまして。歩行ペースも生活圏も同じようで興味深く記事を拝見しました。ちょうど10月末に屋久島に向かい淀川登山口〜白谷雲水峡間(どちらから入るか…悩み中)を歩く予定です。初日昼ごろ屋久島IN、三日目昼過ぎOUTの予定なんですが、登山口前後のアクセスと時間が今一つで思案中です。案としては、―蘰淀川小屋、二日目高塚小屋泊 か… ⊇蘰はプチ観光をし、お金は惜しいですが滞在二日目の早朝にタクシーで淀川登山口に向かうのが無難かなとも思いますが…denodeno様のご経験から何か良いアドバイス等あれば教えていただければ幸いです。とりとめのない内容でスミマセン
コロナで登山自粛していたためメッセージを頂いていたのに全く気づきませんでした。
申し訳ありません・・・
10月末の予定との事ですので、今更メッセージしてもお役に立ちませんが、2泊3日だと観光の時間が取れないので、3泊4日にすれば良かったと思いながら帰ってきました。
ちなみに案だと、行動時間が長くなるのが心配ですね。
それから、最後の楠川別れから白谷雲水峡までは、登り返しというのもありますが、いろいろ見所があるので意外に時間がかかりますね。
無事に屋久島を堪能できたことを願っております。
denodeno様 返信ありがとうございます!
10月30日〜11月1日の間の予定でしたが、結局、屋久島には行かずに
九州本土の山を3日間で4つ回ってました。
屋久島は、淀川登山口に朝入るプランでタクシー会社に電話したところ
朝は予約で一杯…。
また、シュラフをレンタルしようとしたところレンタル屋さんからも
ないといわれました。 直前まで予約しなかった私が悪いのですが…笑
おまけに屋久島が混みあい避難小屋もかなり混むのではないかと言われ、
私自身が喘息の持病があるため、咳に対しての他の方の反応を考慮すると
屋久島は先に延ばすことにしました。
なのでまた教えていただくチャンスができましたのでその際にはよろしく
お願いいたします。
maccabee様
私でよければ、いつでもご連絡ください。
3日間で4つはハードですね
屋久島には混むのを避けようと3月に行ったのですが、その時でも避難小屋には結構な人数が泊まっていました。私はテントでしたが避難小屋も標高が高く非常に寒い夜を過ごしました。
飛行機を乗り継ぎましたので羽田から3時間ほどで着けましたが、島内は交通の便が悪いので観光するなら半日でもレンタカーを借りるのが良いかと思います。
お近くのようですので、県内の山ですれ違うかもしれませんね。
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