八ヶ岳(本沢温泉〜硫黄岳〜横岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,652m
コースタイム
天候 | 晴れ(時々曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし。 |
写真
感想
20数年ぶりの八ヶ岳です。我が家の3人娘の内、長女だけが中学校登山の時に雨で途中待機の苦い経験が有り。なんとかリベンジさせてやりたいという親心少々とただ登りたいという本人の欲望を満足させる為の登山でした。
東信の山は早くに出れば自宅から日帰りできるのが有りがたいですね。
国道141号線を松原湖入り口で曲がり、松原湖の十字路をまっすぐに抜けて白菜畑や村の中を通る。稲子の湯に入る分岐をそのまま過ぎるとゲートが一つあったが、本沢温泉の入り口としてはやけに小さいなと思い、たまたまキノコ取りらしきおじさんがいたので確認したら、もっと先に広い駐車場と大きな看板がある所だとの事。
聞いて良かった。(キノコ採りの達人は早いね、朝6時だけど山の中はまだ暗いぜ)
本沢温泉入口の駐車場で車を止め、お先の車が6台ほど有るのを見ながら、道向かいの林道へ入ります。
なだらかな坂道を気持ち良く足ならしのつもりで歩く。
カラマツ林から白樺林、しらびその樹林帯と徐々に高度が上がってくるのが実感出来ます。
途中、温泉スタッフの駐車場、止めてある運搬車を見ながらゲートを過ぎ、霧で暗い森を抜けると明るい平坦部に出ました。
林道の補修個所は頑丈に出来ており、ベンチが置いてあるのは一興でしたが、残念な事に木が多くて見晴らしは良くない。
クリンソウの自生地を抜け、キャンプ場を横目に見て沢を超えると(この朝は一張り有り)本沢温泉に到着です。
ここで小休止(グレープフルーツを食べていた親子は私達です)
ここからいよいよ登りに入り、硫黄の匂いのする登山道の中を、左手に硫黄岳の爆裂火口跡を見上げながら夏沢峠まで歩きます。
(ヒュッテ夏沢の広場でおにぎりを食べていた親子は私達です)
暗い木々の中を抜け硫黄岳の斜面を黙々と登ります。
徐々に高度が上がって、視界も広がってきています。登山道は時々ガレ場の様な所もありますが、整備されているので歩きにくいという事はありません。
だけどおじさんはちょっとへたってきたかな?ケルンを数えながら頑張っていくと広い硫黄岳頂上に出ます。
(この頃ガスが出て風が冷たくなったので上着を一枚着る、手袋も使用)
千暁、中学校登山のリベンジは果たせたぞ(10何年ぶりか?)これで無事卒業だ、おめでとう!
まだ時間の余裕はあるし、晴れたり曇ったりの天気だけど大崩は無さそうなので、欲出して横岳までGO。
だらだら景色を見ながら硫黄岳山荘まで下り、コマクサの群落を見学(まだ一つだけ可憐に咲いているのを発見)。ここで休憩していて反対方向に歩く人にちょっと声をかける。東京から2泊で縦走との事(昨日赤岳で泊まり、今日は本沢温泉に泊まるとの事。チョコをあげたらお返しに北海道のお菓子を頂き、かえって恐縮する。本当に顔に山好きが出ている)
登山道の左手にはネットが張ってあり、コマクサの自生地保護の為なんだそうです。守るのは人から?鹿から?
右側遠方は原村〜茅野にかけての景色が見え、時々雲が動くと光のコントラストで緑は輝くように綺麗です。
おっと危ない!余計なことに気を取られていたら鎖場があるではないですか。
カニの横這い有り、岩またぎ有り、鉄ハシゴ有り。
おっと向こうの岩陰から熟女の集団が来るではないか。すいません!こちら先に行きます。
横岳頂上でお昼です。彼岸連休ということでなかなか賑やかです。
カップル有り。男組有り。体育系熟女チーム有り。瞑想ふけり型有り。ツアー登山組有り。色々でした。
赤岳から阿弥陀岳をバックにポーズをとる人が多かったかな?だけど突き出た岩の上でカップラーメンを美味しそうに食べていたお母さんとボク、そっちが平気でもこっちが恐いから、だって落ちたらまずいでしょ、やめようよ。
帰りは同じ道を気をつけて帰りました。
講評
山はやはりちょっとは人がいたほうがいいよね。どこから来たの?とか、今日の泊まりは何処?とか聞きながら、知らない人と山の話しをするのは、これも山歩きの楽しみだと思います。(下界ではまずそんな事は無いから)
静かな山歩きもそれはそれでいいのだけれど、時には賑やかな山人の中に自分を置いておくと、居心地がいいんだよね。
又ちょっと肌寒いぐらいの今頃が山登りには最適ですね。汗もそれ程かかないので水の消費も1Lぐらいで済むし(8月の水場無しならば2L以上は必要)。
ゆったりと景色を楽しみながら気持ち良い山登りでした。
エネルギー一杯で暴れ馬のような娘も満足の様子でした。やれやれ。
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