深田10名山?白くそびえる甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 06:40
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
(バス)
北沢峠 08:55
仙水峠 10:10
駒津峰 11:20
甲斐駒頂上12:40−13:25
駒津峰 14:20
双児山 14:45−14:55
北沢峠 15:40−16:00
(バス)
仙流荘 16:50
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
片道運賃 1100円 片道手荷物代 200円 往復 2600円 ●南アルプスNET http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
★水場 長衛荘、駒仙小屋、仙水小屋。 ★トイレ&休憩 長衛荘と駒仙小屋で済ませて下さい。 仙水小屋では、宿泊者以外は敷地内の立ち入りさえ させて頂けないのでご注意を。 テラスで休憩したかったのに・・・涙 ★下山後の温泉 火曜は、仙流荘の日帰り温泉、高遠の日帰り温泉共に休み。 困っていたところを、バスでご一緒した方に教えていただきました 伊那市 羽広温泉みはらしの湯 http://miharashi-farm.com/index.html 泉質:弱アルカリ性低張性温泉 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今月はじめに常念岳に登ってから、どうも体調がパッとしない。
寝ている娘を抱っこした拍子に腰と背中(古傷)をギクッとしてから、背中のだるさがとれていない。
またこの一週間で、地元は一気に気温が下がり、娘と私は風邪気味。
これらのことを考慮して、黒戸尾根ピストンを断念し、北沢峠からのルートを選択した。
午前4時半ころ、自宅を出発し途中raichouさんを拾って仙流荘へ向かう。
始発のバスに45分ぐらい余裕を持って到着したが、
平日にもかかわらず駐車場には既に20台以上車があった。
やっぱり「百名山」人気の山だ。
仙流荘からバスで約40分ぐらいで北沢峠に到着、
甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳の拠点としてもう少し開けていると勝手に想像していたが、
こじんまりとして静かな場所だった。
最終のバスに間に合わせなければならないので、直ちに出発した。
初めての南アルプス!、期待も膨らむ!!
あっという間に駒仙小屋を通過、橋を渡ると本格的な登山道に入る。
北アルプスと比べ苔がむしているところが多いな〜とか
黒戸尾根の登山口付近は名水が湧いていけど、こっちかわも水は美味いのかな〜とか
景色を楽しんだり、谷水を飲んだりしながら、あまり時間を気にしないで登った。
仙水峠の手前、ゴロゴロの崩れた岩の斜面に突き当たった所は、白いコケが群生していて、
他の種類のコケ類、高山植物t等々初めて見る植生でした。
ほんとうに綺麗で、北八ヶ岳の坪庭を連想させた。
仙水峠から急登が始まります。樹林帯の中を一気に高度を上げていく。
高度は2,500mぐらい、でも森林限界は超えていません。
やっぱり南アルプスは、暖かいんだな〜と思った。
駒津峰から、山頂がよく見えるようになってきた。
花崗岩でできた甲斐駒ケ岳は、ガスに見え隠れしながら、白い岩肌が目前に迫ってくる。
ヤセ尾根を少し下って登って・・・大きな岩(六方石?)をトラバースし
白い岩と砂の本峰に取り付く、登りは直登ルートを選んだのでストックを片づけ三点支持で慎重に登っていきます。
こういった場面では、やっぱりraichouさんは早く確実に高度を上げていく。
私はというと、体調の悪さも手伝ってここに来てペースダウン、背中がだるく息が上がる。
何度か休憩を入れながら、山頂に到着!!!
遠くはガスで見えないけど、駒ケ岳の白い山肌や登ってきた道はよく見えた。
初めての南アルプス甲斐駒ケ岳は、北アルプスの燕岳を険しく端正にした男岳といった印象を持った。
山頂で、おにぎりを食べたり、他の登山者と会話を楽しんでいる間にあっという間に
40分が経過。少し休み過ぎてしまった。バスの時間を気にしながら下山開始。
帰りは駒津峰から双児山経由で北沢峠に戻る。
二度の登り返しはきつかったが双児山でパッと霧が晴れ、
甲斐駒ケ岳、そして周辺の峰々が見渡せた。
改めて美しい山だと感じた。
そしてなんとかバス出発20分前に、北沢峠到着。胸をなでおろした。
深田久弥氏が、日本十名山を選ぶとしたら、甲斐駒ヶ岳は外すことは無いだろうと
言ったそうだが、私はまだ25座しか登っていないが本当にそうだと思う。
ルート変更したものの北沢峠からも、またガスが掛かっていたにもかかわらず、
山も美しく、楽しい登山となった。
黒戸尾根には今回挑戦できなかったが、この体調、そして膝の痛みからして
こちら側からでも、充分登りごたえのある山だった。
今年は無理かもしれないが、またいつか体調万全の時、黒戸尾根からも是非、挑戦してみたいと思う。
当初、甲斐駒へは黒戸尾根を登ろうという事で計画していましたが
δさんの調子がイマイチだった(結果的に自分も当日体調イマイチ)という事もあって
野口健さんの「落ちこぼれてエベレスト」ではありませんが
落ちこぼれて北沢峠コースからの甲斐駒となりました。
平日の戸台口からのバスは始発が8:00で北沢峠着が9:00と遅めなので
標準コースタイムで計画しても10分足りない。(休憩時間なし)
なんとか、休憩時間と足りない10分は削って作る自信があったのでチャレンジ!
戸台口には始発の出発40分前に到着。
平日だけどまぁまぁの賑わいでバス2台で出発した。
北沢峠は、寒いくらいだったけど歩いているうちに体は温かく登山には快適な気温だった。
天気は良いはずだったのに、やんわり霧に包まれていて景色はイマイチ。
でも北沢コースでは、岩の斜面の下に差し掛かったところで綺麗な苔の生えた場所があり
苔の観賞が楽しめた。
仙水峠までは楽勝の筈だが、足取りの軽快なδさんに比べて私は付いて行くのがやっと。
今シーズンは楽な登山ばかりしていたのが原因か?
仙水峠から駒津峰の急登もなかなか大変でδさんに付いていくのがやっと。
黒戸尾根を選択していたら多分、大ブレーキだっただろう。
結果的に二人とも北沢峠ルートを選んで大正解だったのでした。
霧の中、駒津峰に到着。ここからは森林限界を越えての尾根歩き。
登りは直登ルートを選択した。分岐手前で先行者に惑わされたがすぐに本ルートに復帰。
甲斐駒もチラリズムでたまに姿を見せてくれたりで、時より私達の心をくすぐってくれた。
大きな岩の急登を手足をフルに駆使して登る。
普段使っていない筋肉がプルプルでなかなか大変だけど
とりつく岩もしっかりしていて面白いルートだった。
そして、甲斐駒登頂!
頂上では、道中知り合った方たちと話をしたり写真を撮り合ったり楽しめました。
黒戸尾根から登ってきた人もいましたが、やはり黒戸尾根を登る人は
普通の登山者とは違ったアスリート的なオーラがあったような気がした。
帰りの巻き道ルートは、花崗岩の堆積した道で非常に歩きやすく、あっという間に駒津峰に到着。
駒津峰から双児山までは霧も晴れてきて景色も楽しめたけど、その名の通り
2度の登り返しがあって、ちょっと辛かったかな?
双児山のピークからは、ずっと霧に隠れていた仙丈ヶ岳、北岳、中央アルプス、
鋸岳のキザギザの稜線、プリンみたいな蓼科山が樹林帯に入る寸前姿を見せてくれた。
樹林帯に入ってからは、歩きやすい山道をひたすら下り。
そして15時40分に北沢峠に到着して、タイムトライアル終了!
帰りのバスでは、霧もハッキリ取れた甲斐駒が私達の歩いたルートをしっかり見せてくれました。
運転手さんも、山の綺麗な場所やカモシカ、ニホンジカ、サル、キイロスズメバチの巣が
ある場所で止まって解説してくれたりで、なかなかサービスが良かったです。
なぜか他の登山者とゲテモノ食いの話で盛り上がりながら戸台口に着いたのでした。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
芸術的な苔の写真は ナウシカ を思い出しました
甲斐駒、登られましたね。
次回はぜひとも黒戸尾根。
同じ山に登っているとは思えませんよ〜。
こんにちわ。一年前にいったときは一泊だからいけましたが、日帰りだとバスに乗れなかったかもしれません。お疲れ様でした
☆sunsetさん
おはようございます。
ナウシカみたいといえば腐海ですね。
まさに、その例えの通りです。
ダンゴムシが居たらミニ王蟲みたいで
面白いかも知れませんね。
☆kenpapaさん
おはようございます。
黒戸尾根は、なかなか厳しそうで
腰が引けてしまいました。
δさんは、再チャレンジする気まんまんみたいですが。。。
北岳とか、鳳凰三山などに行った後考えてみます。
kenpapaさんは、ちょっと前に制覇してますよね。
凄いです!
☆maron9393さん
おはようございます。
一年前に、maron9393さん達が行かれた時も
この苔に、注目されていましたね。
やはり、あの場所の苔は心を引かれるものがありますね。
駒仙小屋のテン場みたときどこかで見た気がして
あっ!maron9393さん達の宴会場所だぁって
思い出してしまいました。
なかなか、あの記録が印象的だったのかも。
あの時は、天気も良くて羨ましかったな~。
raichouさん、コケの写真はほんとに広い森のジオラマ写真みたいです。
北八ツのコケの雰囲気とはまたちょっと違いますね。
☆sakusakuさん
こんにちは。
北八ツのコケは、うすいグリーンが
見渡す限り一面で奥行きがありましたが
こちらは、ピンポイントで
箱庭ちっくな感じでしたよ。
raichouさん delta-hfさん こんばんは
ワクワクしながら頂上目指している時に、ガスって
くると焦りや不安が膨らんできますね。
しかし、ここぞと言う場所では景色も観られて、テンションアップ!
お二人は日頃の行いが良いのでしょう。
大岩でのポース写真もカッコイイですよ!
バスの運転手さんのサービス精神は素敵ですね。
帰りのバスは、皆さんお疲れムードになりますが、
運転手さんのお陰で和やかムードで「いい感じ!」ローラ風。
☆sumikoさん
こんにちは!
そうそう、頂上に
アタック途中に、ガスが横から
フワーッと近づいてくると焦りますね!
今回は、下界は晴れてたのに
登山口にバスが近づくにつれてガスが覆ってきました。
この時期なんで、もう少し
周りの景色を見たかったなぁと思いました。
ここの運転手さん、いいですよ。
5年前に乗った時も、紅葉の綺麗な場所で
車止めてくれたり、アナウンスもなかなか軽快で
いい印象を持っています。
戸台口⇔北沢峠のバスも是非、ご利用してみてください!
甲斐駒お疲れ様です。
甲斐駒は山頂部が美しいですね。
人気の山ですが、やはり厳しい山だと思います。
ところで伊那バスの運転手の話ですが、
伊那では木曽駒を西駒、甲斐駒は東駒と言うそうで、「甲斐駒に登った」と言って良いのは黒戸から登った時だけで、伊那バスを使って北沢峠から入った時には「東駒」と言ってください。
とのことでした。
次回は「甲斐駒」にどうぞ。
☆MATSUさん
こんにちは!
甲斐駒は、頂上付近は
もっと、なだらかなのかと思ってたので
なかなか厳しいコースなのにはビックリでした。
駒ケ岳ですが
伊那を基点にすると確かに東西にありますね〜
駒ケ岳は数あれど、両百名山の駒ケ岳の谷にあるのは
伊那谷くらいなもんですね。
甲斐駒に登れるのはいつの事やら・・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する