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Yamareco

記録ID: 228069
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

深田10名山?白くそびえる甲斐駒ヶ岳

2012年09月25日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:40
距離
8.8km
登り
1,129m
下り
1,118m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

仙流荘  08:05
(バス)
北沢峠  08:55
仙水峠  10:10
駒津峰  11:20
甲斐駒頂上12:40−13:25
駒津峰  14:20
双児山  14:45−14:55
北沢峠  15:40−16:00
(バス)
仙流荘  16:50
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘⇔北沢峠
片道運賃  1100円
片道手荷物代 200円
往復    2600円
●南アルプスNET
http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm
コース状況/
危険箇所等
★水場
長衛荘、駒仙小屋、仙水小屋。

★トイレ&休憩
長衛荘と駒仙小屋で済ませて下さい。
仙水小屋では、宿泊者以外は敷地内の立ち入りさえ
させて頂けないのでご注意を。
テラスで休憩したかったのに・・・涙

★下山後の温泉
火曜は、仙流荘の日帰り温泉、高遠の日帰り温泉共に休み。
困っていたところを、バスでご一緒した方に教えていただきました
伊那市 羽広温泉みはらしの湯
http://miharashi-farm.com/index.html
泉質:弱アルカリ性低張性温泉
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
仙流荘には、開田高原、権兵トンネル、高遠経由で行きます。途中の開田高原からの御嶽(ra)
2012年09月25日 05:51撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 5:51
仙流荘には、開田高原、権兵トンネル、高遠経由で行きます。途中の開田高原からの御嶽(ra)
仙流荘の駐車場(ra)
2012年09月26日 00:17撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:17
仙流荘の駐車場(ra)
平日の仙流荘のバス停です。土日祝日だと、どれくらいの人が並ぶのだろう?(ra)
2012年09月26日 00:32撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:32
平日の仙流荘のバス停です。土日祝日だと、どれくらいの人が並ぶのだろう?(ra)
ここから広川原方面にも行けます(ra)
質素なバス停(d)
2012年09月26日 00:15撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:15
ここから広川原方面にも行けます(ra)
質素なバス停(d)
δさんは地図を確認中(ra)
ひんやりした空気の中、初めての南アルプスに期待がふくらむ(d)
2012年09月25日 09:05撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 9:05
δさんは地図を確認中(ra)
ひんやりした空気の中、初めての南アルプスに期待がふくらむ(d)
北沢峠のテン場(ra)
2012年09月26日 00:21撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:21
北沢峠のテン場(ra)
駒仙小屋は新築工事中(ra)
トイレは水洗で快適!(d)
2012年09月26日 00:28撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:28
駒仙小屋は新築工事中(ra)
トイレは水洗で快適!(d)
オタカラコウ?
2012年09月26日 00:31撮影 by  DSC-HX7V , SONY
9/26 0:31
オタカラコウ?
北沢ルートを進むδさん(ra)
2012年09月25日 09:25撮影 by  NEX-3, SONY
9/25 9:25
北沢ルートを進むδさん(ra)
大きな岩がすっぽりと苔に覆われている(d)
2012年09月25日 09:31撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 9:31
大きな岩がすっぽりと苔に覆われている(d)
最初の難所。苔で滑りやすいので注意(ra)
2012年09月25日 09:34撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 9:34
最初の難所。苔で滑りやすいので注意(ra)
飲料水の取り入れ口かと思ったら、水力発電の装置だった(d)
2012年09月26日 00:17撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:17
飲料水の取り入れ口かと思ったら、水力発電の装置だった(d)
北沢の途中、岩のゴロゴロしている場所で芸術的な苔の生えた場所を発見!(ra)
ここだけで、調和した一つの空間があるように感じた(d)
2012年09月26日 00:27撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:27
北沢の途中、岩のゴロゴロしている場所で芸術的な苔の生えた場所を発見!(ra)
ここだけで、調和した一つの空間があるように感じた(d)
苔の綺麗な場所で記念撮影(ra)
苔を避けて慎重に少し登って撮影(d)
2012年09月26日 00:37撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:37
苔の綺麗な場所で記念撮影(ra)
苔を避けて慎重に少し登って撮影(d)
ジオラマのような白い苔が綺麗(ra)
本当に綺麗!(d)
2012年09月25日 09:50撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 9:50
ジオラマのような白い苔が綺麗(ra)
本当に綺麗!(d)
雪みたいな苔でした(ra)
2012年09月25日 09:52撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 9:52
雪みたいな苔でした(ra)
ガスのため眺望は無いが、見える部分だけでも満足、晴れていたら一体どんな風に見えるのだろうか?(d)
2012年09月25日 10:00撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 10:00
ガスのため眺望は無いが、見える部分だけでも満足、晴れていたら一体どんな風に見えるのだろうか?(d)
こんな感じの岩原地帯を進みます(ra)
2012年09月25日 10:03撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 10:03
こんな感じの岩原地帯を進みます(ra)
2012年09月26日 00:36撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:36
ヒメウスユキソウ
2012年09月26日 00:19撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:19
ヒメウスユキソウ
2012年09月26日 00:18撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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ミヤマコゴメグサ
2012年09月26日 00:33撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:33
ミヤマコゴメグサ
仙水峠からは急登(ra)
2012年09月26日 00:17撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:17
仙水峠からは急登(ra)
高度は2500mを超えても樹林帯が続きます(d)
2012年09月25日 10:59撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 10:59
高度は2500mを超えても樹林帯が続きます(d)
なかなか霧が晴れない。今日一日こんな感じなのかなぁ?諦めモード(ra)
2012年09月26日 00:16撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:16
なかなか霧が晴れない。今日一日こんな感じなのかなぁ?諦めモード(ra)
ガスの合間から、近くの山々が見え隠れする(d)
2012年09月25日 11:20撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 11:20
ガスの合間から、近くの山々が見え隠れする(d)
色付き始めた尾根(d)
2012年09月25日 11:29撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 11:29
色付き始めた尾根(d)
チラリズムな甲斐駒(ra)
2012年09月25日 11:36撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 11:36
チラリズムな甲斐駒(ra)
白い山頂が目を引きます(d)
2012年09月25日 11:39撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 11:39
白い山頂が目を引きます(d)
尾根の先ガスで・・・(d)
2012年09月26日 11:33撮影 by  NEX-3, SONY
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9/26 11:33
尾根の先ガスで・・・(d)
急登だけど、楽しい!(ra)
ストックを片付けて登ります(d)
2012年09月25日 12:08撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 12:08
急登だけど、楽しい!(ra)
ストックを片付けて登ります(d)
この辺は急な岩場ですがグリップするのでヒョイヒョイと登れます(d)
2012年09月25日 12:09撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 12:09
この辺は急な岩場ですがグリップするのでヒョイヒョイと登れます(d)
やせ尾根をδさんが歩いています(ra)
2012年09月25日 12:23撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 12:23
やせ尾根をδさんが歩いています(ra)
慎重に歩きます(d)
2012年09月25日 12:31撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 12:31
慎重に歩きます(d)
先週、宝剣岳の剣先は腰が引けたが、ここは大丈夫?(d)
2012年09月26日 00:34撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:34
先週、宝剣岳の剣先は腰が引けたが、ここは大丈夫?(d)
百名山25座目、甲斐駒ヶ岳登頂!!健脚になりますようにとお願いしてきました(d)
2012年09月26日 00:30撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:30
百名山25座目、甲斐駒ヶ岳登頂!!健脚になりますようにとお願いしてきました(d)
道中仲良くなった方々。頂上で皆さんそれぞれ楽しんでいます(ra)
2012年09月25日 13:22撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 13:22
道中仲良くなった方々。頂上で皆さんそれぞれ楽しんでいます(ra)
下山開始、巻き道は白い砂と花崗岩が本当に綺麗(d)
2012年09月26日 00:29撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:29
下山開始、巻き道は白い砂と花崗岩が本当に綺麗(d)
テンションが高く元気な方、カメラを向けると・・・(d)
2012年09月26日 00:29撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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テンションが高く元気な方、カメラを向けると・・・(d)
スターウォーズ、タトゥーインの砂漠みたい(d)
2012年09月25日 13:30撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 13:30
スターウォーズ、タトゥーインの砂漠みたい(d)
花崗岩の砂の道は下山しやすかった(ra)
2012年09月26日 00:16撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:16
花崗岩の砂の道は下山しやすかった(ra)
私のイメージではクジラに見えます(ra)
2012年09月25日 13:36撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 13:36
私のイメージではクジラに見えます(ra)
登山番組のワンシーンのようです(d)
2012年09月26日 00:18撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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登山番組のワンシーンのようです(d)
これ!カエルに見えるとδさんに、写真を撮ってもらうようにお願いした一枚(ra)
2012年09月26日 00:28撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:28
これ!カエルに見えるとδさんに、写真を撮ってもらうようにお願いした一枚(ra)
この木がんばって生きているな〜(d)
2012年09月26日 00:30撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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この木がんばって生きているな〜(d)
駒津峰からの下り(ra)
2012年09月25日 14:24撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 14:24
駒津峰からの下り(ra)
写真では判りにくいのですが黒川の向こうには、中央アルプスがよく見えて、木曽駒のロープウェイの駅もしっかり確認できました(ra)
2012年09月25日 14:29撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 14:29
写真では判りにくいのですが黒川の向こうには、中央アルプスがよく見えて、木曽駒のロープウェイの駅もしっかり確認できました(ra)
なかなか見えなかった北岳が見えた〜(ra)
2012年09月25日 14:46撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 14:46
なかなか見えなかった北岳が見えた〜(ra)
振り返れば甲斐駒。ありがとう甲斐駒(ra)
2012年09月26日 00:15撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/26 0:15
振り返れば甲斐駒。ありがとう甲斐駒(ra)
鋸岳(ra)
2012年09月26日 00:16撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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鋸岳(ra)
双児山から見た仙丈ヶ岳。この山も今日一日なかなか姿を見せてくれなかった(ra)
2012年09月25日 14:50撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 14:50
双児山から見た仙丈ヶ岳。この山も今日一日なかなか姿を見せてくれなかった(ra)
時間内になんとかゴール!お疲れ〜(ra)
2012年09月25日 15:40撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 15:40
時間内になんとかゴール!お疲れ〜(ra)
鋸岳ののぞき穴(ra)
2012年09月27日 13:10撮影 by  DSC-HX7V , SONY
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9/27 13:10
鋸岳ののぞき穴(ra)
帰りのバスから。今日歩いてきたルートがハッキリ見えて嬉しかった。バスの運転手さん、撮影の為に止まってくれてありがとう!(ra)
2012年09月25日 16:22撮影 by  NEX-3, SONY
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9/25 16:22
帰りのバスから。今日歩いてきたルートがハッキリ見えて嬉しかった。バスの運転手さん、撮影の為に止まってくれてありがとう!(ra)
帰り道の月明かりの御嶽。ただいまー(ra)
2012年09月25日 20:59撮影 by  NEX-3, SONY
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帰り道の月明かりの御嶽。ただいまー(ra)
撮影機器:

感想

今月はじめに常念岳に登ってから、どうも体調がパッとしない。
寝ている娘を抱っこした拍子に腰と背中(古傷)をギクッとしてから、背中のだるさがとれていない。
またこの一週間で、地元は一気に気温が下がり、娘と私は風邪気味。
これらのことを考慮して、黒戸尾根ピストンを断念し、北沢峠からのルートを選択した。

午前4時半ころ、自宅を出発し途中raichouさんを拾って仙流荘へ向かう。
始発のバスに45分ぐらい余裕を持って到着したが、
平日にもかかわらず駐車場には既に20台以上車があった。
やっぱり「百名山」人気の山だ。
仙流荘からバスで約40分ぐらいで北沢峠に到着、
甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳の拠点としてもう少し開けていると勝手に想像していたが、
こじんまりとして静かな場所だった。

最終のバスに間に合わせなければならないので、直ちに出発した。
初めての南アルプス!、期待も膨らむ!!
あっという間に駒仙小屋を通過、橋を渡ると本格的な登山道に入る。

北アルプスと比べ苔がむしているところが多いな〜とか
黒戸尾根の登山口付近は名水が湧いていけど、こっちかわも水は美味いのかな〜とか
景色を楽しんだり、谷水を飲んだりしながら、あまり時間を気にしないで登った。
仙水峠の手前、ゴロゴロの崩れた岩の斜面に突き当たった所は、白いコケが群生していて、
他の種類のコケ類、高山植物t等々初めて見る植生でした。
ほんとうに綺麗で、北八ヶ岳の坪庭を連想させた。

仙水峠から急登が始まります。樹林帯の中を一気に高度を上げていく。
高度は2,500mぐらい、でも森林限界は超えていません。
やっぱり南アルプスは、暖かいんだな〜と思った。

駒津峰から、山頂がよく見えるようになってきた。
花崗岩でできた甲斐駒ケ岳は、ガスに見え隠れしながら、白い岩肌が目前に迫ってくる。
ヤセ尾根を少し下って登って・・・大きな岩(六方石?)をトラバースし
白い岩と砂の本峰に取り付く、登りは直登ルートを選んだのでストックを片づけ三点支持で慎重に登っていきます。
こういった場面では、やっぱりraichouさんは早く確実に高度を上げていく。
私はというと、体調の悪さも手伝ってここに来てペースダウン、背中がだるく息が上がる。
何度か休憩を入れながら、山頂に到着!!!
遠くはガスで見えないけど、駒ケ岳の白い山肌や登ってきた道はよく見えた。
初めての南アルプス甲斐駒ケ岳は、北アルプスの燕岳を険しく端正にした男岳といった印象を持った。

山頂で、おにぎりを食べたり、他の登山者と会話を楽しんでいる間にあっという間に
40分が経過。少し休み過ぎてしまった。バスの時間を気にしながら下山開始。
帰りは駒津峰から双児山経由で北沢峠に戻る。
二度の登り返しはきつかったが双児山でパッと霧が晴れ、
甲斐駒ケ岳、そして周辺の峰々が見渡せた。
改めて美しい山だと感じた。
そしてなんとかバス出発20分前に、北沢峠到着。胸をなでおろした。

深田久弥氏が、日本十名山を選ぶとしたら、甲斐駒ヶ岳は外すことは無いだろうと
言ったそうだが、私はまだ25座しか登っていないが本当にそうだと思う。
ルート変更したものの北沢峠からも、またガスが掛かっていたにもかかわらず、
山も美しく、楽しい登山となった。

黒戸尾根には今回挑戦できなかったが、この体調、そして膝の痛みからして
こちら側からでも、充分登りごたえのある山だった。
今年は無理かもしれないが、またいつか体調万全の時、黒戸尾根からも是非、挑戦してみたいと思う。

当初、甲斐駒へは黒戸尾根を登ろうという事で計画していましたが
δさんの調子がイマイチだった(結果的に自分も当日体調イマイチ)という事もあって
野口健さんの「落ちこぼれてエベレスト」ではありませんが
落ちこぼれて北沢峠コースからの甲斐駒となりました。

平日の戸台口からのバスは始発が8:00で北沢峠着が9:00と遅めなので
標準コースタイムで計画しても10分足りない。(休憩時間なし)
なんとか、休憩時間と足りない10分は削って作る自信があったのでチャレンジ!

戸台口には始発の出発40分前に到着。
平日だけどまぁまぁの賑わいでバス2台で出発した。
北沢峠は、寒いくらいだったけど歩いているうちに体は温かく登山には快適な気温だった。
天気は良いはずだったのに、やんわり霧に包まれていて景色はイマイチ。
でも北沢コースでは、岩の斜面の下に差し掛かったところで綺麗な苔の生えた場所があり
苔の観賞が楽しめた。

仙水峠までは楽勝の筈だが、足取りの軽快なδさんに比べて私は付いて行くのがやっと。
今シーズンは楽な登山ばかりしていたのが原因か?
仙水峠から駒津峰の急登もなかなか大変でδさんに付いていくのがやっと。
黒戸尾根を選択していたら多分、大ブレーキだっただろう。
結果的に二人とも北沢峠ルートを選んで大正解だったのでした。

霧の中、駒津峰に到着。ここからは森林限界を越えての尾根歩き。
登りは直登ルートを選択した。分岐手前で先行者に惑わされたがすぐに本ルートに復帰。
甲斐駒もチラリズムでたまに姿を見せてくれたりで、時より私達の心をくすぐってくれた。
大きな岩の急登を手足をフルに駆使して登る。
普段使っていない筋肉がプルプルでなかなか大変だけど
とりつく岩もしっかりしていて面白いルートだった。

そして、甲斐駒登頂!
頂上では、道中知り合った方たちと話をしたり写真を撮り合ったり楽しめました。
黒戸尾根から登ってきた人もいましたが、やはり黒戸尾根を登る人は
普通の登山者とは違ったアスリート的なオーラがあったような気がした。

帰りの巻き道ルートは、花崗岩の堆積した道で非常に歩きやすく、あっという間に駒津峰に到着。
駒津峰から双児山までは霧も晴れてきて景色も楽しめたけど、その名の通り
2度の登り返しがあって、ちょっと辛かったかな?
双児山のピークからは、ずっと霧に隠れていた仙丈ヶ岳、北岳、中央アルプス、
鋸岳のキザギザの稜線、プリンみたいな蓼科山が樹林帯に入る寸前姿を見せてくれた。
樹林帯に入ってからは、歩きやすい山道をひたすら下り。
そして15時40分に北沢峠に到着して、タイムトライアル終了!

帰りのバスでは、霧もハッキリ取れた甲斐駒が私達の歩いたルートをしっかり見せてくれました。
運転手さんも、山の綺麗な場所やカモシカ、ニホンジカ、サル、キイロスズメバチの巣が
ある場所で止まって解説してくれたりで、なかなかサービスが良かったです。
なぜか他の登山者とゲテモノ食いの話で盛り上がりながら戸台口に着いたのでした。


※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
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コメント

お疲れさまでした
芸術的な苔の写真は ナウシカ を思い出しました
2012/9/26 23:44
次回はぜひとも黒戸尾根で
甲斐駒、登られましたね。

次回はぜひとも黒戸尾根。

同じ山に登っているとは思えませんよ〜。
2012/9/27 4:04
苔がきれかった
こんにちわ。一年前にいったときは一泊だからいけましたが、日帰りだとバスに乗れなかったかもしれません。お疲れ様でした
2012/9/27 6:34
RE:お疲れさまでした
☆sunsetさん
おはようございます。

ナウシカみたいといえば腐海ですね。
まさに、その例えの通りです。
ダンゴムシが居たらミニ王蟲みたいで
面白いかも知れませんね。
2012/9/27 7:20
RE:次回はぜひとも黒戸尾根で
☆kenpapaさん
おはようございます。

黒戸尾根は、なかなか厳しそうで
腰が引けてしまいました。
δさんは、再チャレンジする気まんまんみたいですが。。。

北岳とか、鳳凰三山などに行った後考えてみます。
kenpapaさんは、ちょっと前に制覇してますよね。
凄いです!
2012/9/27 7:28
RE:苔がきれかった
☆maron9393さん
おはようございます。

一年前に、maron9393さん達が行かれた時も
この苔に、注目されていましたね。
やはり、あの場所の苔は心を引かれるものがありますね。

駒仙小屋のテン場みたときどこかで見た気がして
あっ!maron9393さん達の宴会場所だぁって
思い出してしまいました。
なかなか、あの記録が印象的だったのかも。
あの時は、天気も良くて羨ましかったな~。
2012/9/27 7:40
コケ
raichouさん、コケの写真はほんとに広い森のジオラマ写真みたいです。

北八ツのコケの雰囲気とはまたちょっと違いますね。
2012/9/27 8:04
RE:コケ
☆sakusakuさん
こんにちは。

北八ツのコケは、うすいグリーンが
見渡す限り一面で奥行きがありましたが
こちらは、ピンポイントで
箱庭ちっくな感じでしたよ。
2012/9/27 10:50
雪みたいな苔を見てみたいです。 綺麗♪
raichouさん  delta-hfさん  こんばんは

ワクワクしながら頂上目指している時に、ガスって
くると焦りや不安が膨らんできますね。
しかし、ここぞと言う場所では景色も観られて、テンションアップ!
お二人は日頃の行いが良いのでしょう。

大岩でのポース写真もカッコイイですよ!

バスの運転手さんのサービス精神は素敵ですね。
帰りのバスは、皆さんお疲れムードになりますが、
運転手さんのお陰で和やかムードで「いい感じ!」ローラ風。
2012/9/27 20:35
RE:雪みたいな苔を見てみたいです。 綺麗♪
☆sumikoさん
こんにちは!

そうそう、頂上に
アタック途中に、ガスが横から
フワーッと近づいてくると焦りますね!
今回は、下界は晴れてたのに
登山口にバスが近づくにつれてガスが覆ってきました。
この時期なんで、もう少し
周りの景色を見たかったなぁと思いました。

ここの運転手さん、いいですよ。
5年前に乗った時も、紅葉の綺麗な場所で
車止めてくれたり、アナウンスもなかなか軽快で
いい印象を持っています。
戸台口⇔北沢峠のバスも是非、ご利用してみてください!
2012/9/28 10:57
delta-hfさん、raichouさんこんにちは。
甲斐駒お疲れ様です。
甲斐駒は山頂部が美しいですね。
人気の山ですが、やはり厳しい山だと思います。

ところで伊那バスの運転手の話ですが、
伊那では木曽駒を西駒、甲斐駒は東駒と言うそうで、「甲斐駒に登った」と言って良いのは黒戸から登った時だけで、伊那バスを使って北沢峠から入った時には「東駒」と言ってください。
とのことでした。
次回は「甲斐駒」にどうぞ
2012/9/29 0:55
RE:delta-hfさん、raichouさんこんにちは。
☆MATSUさん
こんにちは!

甲斐駒は、頂上付近は
もっと、なだらかなのかと思ってたので
なかなか厳しいコースなのにはビックリでした。

駒ケ岳ですが
伊那を基点にすると確かに東西にありますね〜
駒ケ岳は数あれど、両百名山の駒ケ岳の谷にあるのは
伊那谷くらいなもんですね。
甲斐駒に登れるのはいつの事やら・・・
2012/9/29 10:59
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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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