北アルプス2泊3日で百名山4座GET(過去山行)


- GPS
- 54:30
- 距離
- 52.4km
- 登り
- 4,731m
- 下り
- 4,547m
コースタイム
8/7 双六小屋04:40→三俣蓮華岳06:30→黒部乗越07:40→黒部五郎岳09:30→黒部乗越11:30→鷲羽乗越13:30→鷲羽岳14:45→水晶小屋16:00→水晶岳16:35→水晶小屋17:00
8/8 水晶小屋05:00→野口五郎岳06:50→烏帽子小屋09:15→12:30高瀬ダム
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
過去の山行記録です。
なんと、新宿の駅に着いて、センタービルに行ったが、いるはずのバスがない!もう気が動転してうろうろあたりを歩き回る。もうだめかと半分諦めかけていたが、バスの乗り場が変更になっていることを告げるツアーの人間を見つける。
バスに乗り込み、新穂高に向けて出発した。
新穂高に着く。朝の空に北アルプスの山々がくっきりと浮かびあがっている。3年前の穂高から槍への縦走を思い出す。今度は必ず成功させようと。
先ずは林道に沿って歩き出す。笠ヶ岳登山口から稜線に向けて登り出す。少しして急登になる。しかし、身体の調子が良いのか急ピッチで登る。何人も抜かして行く。
杓子平は気持ちのいいところである。残雪のあるところで休憩。アイスシャーベットを作り食べる。再び出発。稜線に出る。時間的に3時間のゲインとなる。この時点で今日は双六岳迄行くことにする。
先ずは笠ヶ岳へ。しかし、このころから雲が出てきて展望を楽しむわけに行かなくなった。
笠ヶ岳山頂はワンゲル部が何人かへばり着いて鬱陶しい。記念撮影をしてそうそうに引き返す。
さて、双六小屋に向けて縦走することにする。気持ちのいい稜線歩きが続く。秩父平ではガスに巻かれて一瞬道を迷いかける。晴れていたら素晴らしいであろう道を飛ばす。夕方、双六小屋に着いた。
次の日、双六小屋は朝からガスの中である。どうも台風が再び近づいているみたいで天気が悪い。双六岳は道を巻いて進む。三ツ又蓮華岳に着く。ここもガスの中。どちらに降りるがよくわからない。道を見極めて、黒部五郎岳方面に下る。
黒部乗越は気持ちのいいところである。本当であれば2日目、ここで泊まる予定であった。黒部五郎には黒部源流のカールを通って行く。そびえ立つ岩壁、その底に流れる小川、忘れられない風景だと思う。晴れていたら…。
カールを横切ってジグザグに岩壁をよじ登り、そしてやがて黒部五郎に着く。遠くに雲が切れて薬師岳が見える。重みのある山である。
しばし待ったが雲が完全に切れそうもないので下山。再び黒部五郎カールを通って黒部乗越に戻る。ここから三俣蓮華岳を巻きながら三俣蓮華山荘に着いた。
フィルムを買う必要があるのでここで買う。なんと800円!とんだ出費である。鷲羽岳に向かう。急な登りを一歩一歩踏みしめるように歩く。やがて頂上に着いた。残念ながらガスにおおわれて山頂は真っ白であった。しばし休み体力を回復したので、いよいよ今日の目的地、水晶小屋に向かう。かなり歩いて疲れたが、本来であれば3日目の小屋に2日目に到着するのである。これも台風のおかげか?
水晶小屋は思ったより小さな小屋で少し驚く。水晶岳に向かう為に荷物をおいてピストンとする。
水晶岳はとんでもない岩場の山である。それでもなんとか力を振り絞って山頂に立つ。はるか眼下に黒部湖が広がる。黒部湖と雲の平がガスの切れ間から覗く。しばし、北アルプスの実感を十分に味わった後、小屋に戻った。小屋では自分一人のみが自炊であったがなんと小屋の兄さんが余ったおかずを分けてくれた!感謝。
今日はいよいよ下るだけ。それにしても台風が近づきつつあるのにこの上天気。槍、穂高、剣、全ての北アルプスの盟主たちが見渡せる。「これこそ、疑似好天」と考え、先を急ぐことにする。今日中に下山したい。ところが、稜線の平坦な道と思っていたが思ったよりアップダウンがひどい。岩々が続くのである。
思わず、悪態を大声でつきながら歩く。野口五郎付近になってようやく道は平坦になった。野口五郎小屋で一休み。それから烏帽子小屋まで一気に飛ばす。烏帽子小屋で休んでいると高瀬ダムよりタクシーで大町に帰る二人組に会う。思わず、同行を頼む(なんといっても高瀬ダムより七倉迄は8km余りのアスファルト道なのだから)。
ブナ立尾根はバカみたいに唯、下る尾根である。これを一気に下る。二人組は思ったより早い。俺の方が参ってしまいそうな早さである。足がふらふらになった頃、高瀬ダムにようやく着く。
タクシーで蔦温泉に行き、一浴後、大町に行く。
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