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Yamareco

記録ID: 229721
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

雨ヶ岳・竜ヶ岳

2012年09月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:44
距離
12.7km
登り
1,128m
下り
1,184m

コースタイム

県境バス停   10:15
端足峠     11:15−11:20
雨ヶ岳     12:30−12:45
端足峠     13:30−13:35
竜ヶ岳     14:05−14:20
石仏      14:40
本栖湖畔    15:15−15:45
本栖入口バス停 16:00
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
富士宮駅 09:20−(富士急バス)−10:10 県境バス停
(帰り)
本栖入口バス停 16:05−(富士急バス)−16:40 河口湖駅
コース状況/
危険箇所等
●県境バス停 〜 端足峠
 歩き始めは東海自然歩道を進みます。この区間はあまり登りらしい登りのない穏やかな道で、とても楽に歩けました。
 県境バス停から数分の距離のところにある広場には、トイレも建っていました。
 端足峠への道が分岐する地点で東海自然歩道と分かれると、そこからは急激に高度を増していく道に変わります。
 それでも、ジグザグの折り返しがずっと続いて登山道の傾斜が抑えられていた模様で、さほど急には感じませんでした。

●端足峠 〜 雨ヶ岳 (往復)
 頂上までずっと急登が続きます。それも、ほとんどジグザグを描かずに直線的に登っていく、いわゆる「鉄砲登り」に終始します。
 段差の大きな箇所が多い上に、湿り気を帯びた日陰の地面が滑りやすいという北側斜面特有の足場の悪さも加わって、特に下りでは慎重さが求められました。
 しかも展望がなく、登山道の様子も単調で変わり映えがしないので、歩いていて楽しいコースではなかったです。

 なお「山と高原地図」では、頂上直下に「笹の急斜面」と注記されていますが、最も傾斜が急で足元注意だったのは、登り始めの標高差200mほどの区間でした。

●端足峠 〜 竜ヶ岳 〜 本栖湖
 雨ヶ岳への道とは打って変わって、竜ヶ岳の登山道は、登りで歩いた南側も、下りで歩いた北側も、どちらも開放的で明るいササの斜面が主体です。
 ジグザグに刻まれた道によって傾斜も抑えられていて、気持ち良く歩くことができました。
 最後に本栖湖キャンプ場近くに下ってからは、キャンプ場の中を歩く道があって、こちら側から登る人への案内は出ていたようですが、下りでは分かりにくかったので、舗装された車道を歩いています。
富士宮駅からバスに揺られて、「県境」バス停で下車します。ちょうど静岡県と山梨県の県境に当たります。
2012年09月26日 10:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:12
富士宮駅からバスに揺られて、「県境」バス停で下車します。ちょうど静岡県と山梨県の県境に当たります。
バスが来た方向に少しだけ戻ると、東海自然歩道の入口があります。今日はここからスタート。
2012年09月26日 10:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:13
バスが来た方向に少しだけ戻ると、東海自然歩道の入口があります。今日はここからスタート。
東海自然歩道は、木立の中を穏やかな傾斜で登っていきます。
2012年09月26日 10:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:16
東海自然歩道は、木立の中を穏やかな傾斜で登っていきます。
少し歩くと広場があって、「根原公衆トイレ」が建っていました。
2012年09月26日 10:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:18
少し歩くと広場があって、「根原公衆トイレ」が建っていました。
ところどころで、真新しい階段や桟道を見掛けました。最近、大規模な補修作業が行われていたようです。
2012年09月26日 10:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:25
ところどころで、真新しい階段や桟道を見掛けました。最近、大規模な補修作業が行われていたようです。
この分岐点で東海自然歩道と分かれると、そこからは急激に高度を増していきます。
2012年09月26日 10:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 10:53
この分岐点で東海自然歩道と分かれると、そこからは急激に高度を増していきます。
端足峠は、雨ヶ岳と竜ヶ岳を結ぶ稜線の道と、峠越えの道とが交差する十字路になっていました。
2012年09月26日 11:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 11:17
端足峠は、雨ヶ岳と竜ヶ岳を結ぶ稜線の道と、峠越えの道とが交差する十字路になっていました。
端足峠から見る富士山。背景に雲が多くて、今ひとつスッキリとした写真にならなかったのが残念です。
2012年09月26日 11:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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9/26 11:18
端足峠から見る富士山。背景に雲が多くて、今ひとつスッキリとした写真にならなかったのが残念です。
振り返ると、下山予定地の本栖湖が、木々の間に見えていました。(肉眼では、青色がもっと鮮明でした)
2012年09月26日 11:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 11:17
振り返ると、下山予定地の本栖湖が、木々の間に見えていました。(肉眼では、青色がもっと鮮明でした)
雨ヶ岳への登りしなは、ササの中の穏やかな道でしたが・・・
2012年09月26日 11:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 11:20
雨ヶ岳への登りしなは、ササの中の穏やかな道でしたが・・・
すぐに急登に変わると、それが頂上までずっと続くのでした。
2012年09月26日 11:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 11:32
すぐに急登に変わると、それが頂上までずっと続くのでした。
途中で少し開けたササ原に出て、ひと息つけますが、まだ頂上までは150mほどの標高差を残しています。
2012年09月26日 12:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 12:12
途中で少し開けたササ原に出て、ひと息つけますが、まだ頂上までは150mほどの標高差を残しています。
ササが深くなってくると、ようやく上空が明るくなって、頂上が近づいてきたことが分かりました。
2012年09月26日 12:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 12:27
ササが深くなってくると、ようやく上空が明るくなって、頂上が近づいてきたことが分かりました。
雨ヶ岳の頂上は、ササと白樺に囲まれた、こぢんまりとしたスペースでした。
2012年09月26日 12:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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9/26 12:40
雨ヶ岳の頂上は、ササと白樺に囲まれた、こぢんまりとしたスペースでした。
展望はほぼ東側に限られていて、その中心はやはり富士山です。
2012年09月26日 12:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 12:29
展望はほぼ東側に限られていて、その中心はやはり富士山です。
雨ヶ岳からのパノラマ。富士山は両方の裾野を末端まで見渡せました。右端で霞んでいるのは駿河湾です。
2012年09月29日 18:06撮影
9/29 18:06
雨ヶ岳からのパノラマ。富士山は両方の裾野を末端まで見渡せました。右端で霞んでいるのは駿河湾です。
端足峠から竜ヶ岳へは、南に面した明るいササの斜面をのジグザグ道を登ります。
2012年09月26日 13:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 13:38
端足峠から竜ヶ岳へは、南に面した明るいササの斜面をのジグザグ道を登ります。
途中で一旦樹林の中に入りますが、それを抜けて再度ササ原に出ると、頂上は間もなく。
2012年09月26日 13:57撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 13:57
途中で一旦樹林の中に入りますが、それを抜けて再度ササ原に出ると、頂上は間もなく。
竜ヶ岳の頂上は、ササ原の中を切り開いた広々としたスペースでした。
2012年09月26日 14:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:04
竜ヶ岳の頂上は、ササ原の中を切り開いた広々としたスペースでした。
ほぼ全周の展望がありますが、やはり富士山の存在感は格別ですね。
2012年09月26日 14:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:04
ほぼ全周の展望がありますが、やはり富士山の存在感は格別ですね。
南側のパノラマです。中央右寄りに2つ並んだ大きなピークは、先程までいた雨ヶ岳(右)と毛無山(左)。
2012年09月29日 18:14撮影
9/29 18:14
南側のパノラマです。中央右寄りに2つ並んだ大きなピークは、先程までいた雨ヶ岳(右)と毛無山(左)。
少し場所を変えると、南アルプスが全部見られるようになりました。
2012年09月26日 14:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:05
少し場所を変えると、南アルプスが全部見られるようになりました。
本栖湖方面に下り始めたあたりからは、河口湖と、その周囲の山々が見えてきました。
2012年09月26日 14:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:18
本栖湖方面に下り始めたあたりからは、河口湖と、その周囲の山々が見えてきました。
さらに、ちょっと遠いですが八ヶ岳(左奥)も見られました。その右手の稜線は奥秩父へと続いています。
2012年09月26日 14:19撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:19
さらに、ちょっと遠いですが八ヶ岳(左奥)も見られました。その右手の稜線は奥秩父へと続いています。
そして進行方向では、眼下に青木ヶ原樹海が広がるようになりました。
2012年09月26日 14:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:23
そして進行方向では、眼下に青木ヶ原樹海が広がるようになりました。
「石仏」と案内されていた場所では、三体のお地蔵様が小さな社で守られていました。
2012年09月26日 14:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:37
「石仏」と案内されていた場所では、三体のお地蔵様が小さな社で守られていました。
石仏のすぐ先には、展望台を兼ねた休憩舎もあって、ここからも富士山がきれいに眺められました。
2012年09月26日 14:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:37
石仏のすぐ先には、展望台を兼ねた休憩舎もあって、ここからも富士山がきれいに眺められました。
「石仏」から竜ヶ岳のササの斜面を振り返ると、下ってきたジグザグ道がクッキリと見えていました。
2012年09月26日 14:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:38
「石仏」から竜ヶ岳のササの斜面を振り返ると、下ってきたジグザグ道がクッキリと見えていました。
さらに下って行くと、ゴールの本栖湖が樹木の間からチラチラと見えるようになってきます。
2012年09月26日 14:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:50
さらに下って行くと、ゴールの本栖湖が樹木の間からチラチラと見えるようになってきます。
ササ原を抜けると穏やかな森の中に入って、気持ちの良い道になります。
2012年09月26日 14:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 14:53
ササ原を抜けると穏やかな森の中に入って、気持ちの良い道になります。
車道に降りてから、標識に従って進むと本栖湖畔に出ます。
2012年09月26日 15:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 15:15
車道に降りてから、標識に従って進むと本栖湖畔に出ます。
平日で閑散としていた本栖湖バス停付近。なお、これから乗ろうとしているバスは、ここには来ません。
2012年09月26日 16:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 16:00
平日で閑散としていた本栖湖バス停付近。なお、これから乗ろうとしているバスは、ここには来ません。
国道に出てすぐの本栖入口バス停で、河口湖駅行きのバスを待ちました。
2012年09月26日 16:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
9/26 16:03
国道に出てすぐの本栖入口バス停で、河口湖駅行きのバスを待ちました。
撮影機器:

感想

今回の行先は、富士山のすぐ西隣にあって、その富士山をはじめとする大きな展望が魅力の雨ヶ岳と竜ヶ岳です。
特に富士山に関しては、どちらの山からも、左右に大きく広がる裾野を末端まで見渡せるという、すばらしい眺めでした。
また、ほぼ全周の展望があった竜ヶ岳では、南アルプスがほとんど全山見えていたほか、遠くには八ヶ岳や奥秩父の山々も眺められて壮観でした。
ただし、端足峠から雨ヶ岳への往復は、かなりの急坂で苦しかったです。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_07_09/mt2012_07_09.html#20120926

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-09-26

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コメント

お疲れ様でした〜
富士五湖周辺の山々は、これからベストシーズンですね!
空気が澄んできて木々が色付き、冠雪の富士山の眺めが抜群ですから・・・

今年は残暑で北の山も紅葉が遅れていますが、北関東や南東北辺りも良さそうに思いますが行かれる予定はありませんか?
2012/10/4 12:08
コメントありがとうございます。
2e2さん、こんにちは。
この日は、まだどちらかというと夏の展望に近くて、堪能というところまではいかなかった
のですが、これからは色々と楽しみが増えていく季節ですよね。
人が多いばかりの夏山にはあまり登らない私も、秋にはせっせと出掛けている年が多いです。

今年の紅葉は、時期と天気が合えば、栗駒山・稲包山あたりを目論んでいますが、
私が狙っていくと外れることが多く、無欲の時のほうがよっぽど当たったりするので、
なかなか難しいところです。
2012/10/6 9:08
プロフィール画像
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