【奥三河】雁峰山(629m)御岳山(664m)彦坊山(538m)
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- GPS
- 06:26
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,195m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 9:08
ウォーミングアップ開始です
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
<雁峰山>
近隣のエリアには長篠の戦いに関連した史跡がひしめいています。ここもその一つ。今回の主人公は鳥居強右衛門(すねえもん)。
実は彼、現代に至っても磔の刑に処せられたまま。涙を誘います。国道151号線を東栄町方面に向かうと、長篠の道路沿いの看板がそれ。見せしめの刑のまま、はや450年。
ですが、これは武田軍による磔の刑を誇示するものではないとやら。穂先に散ることを覚悟してさえ、主君(徳川家の家臣・奥平信昌)に仕えた強右衛門の功をねぎらうものなんです。
強右衛門は4キロのスイム、65キロのランを経て、家康のもとへと脱出に成功。その途中、雁峰山で脱出成功ののろしを上げたというわけです。当時チャリがあれば立派なトライアスリートだね!
須長登山口から入山。石灯籠の足元の花壇に和みながら雁峰林道へと這い上がる。掘り割りの道を進むと、涼み松と元八岩(強右衛門の幼名)の小広場。ここがのろし場か。
その先470mの林道分岐に謎めいた矢印がありますが、私は左に取って目の高さに尾根が降りてくるのを待ちます。その林班界を登って、雁峰山の山頂へ。
帰路は山頂から南に下って林道にショートカット。その先、つづら折りの林道を直滑降すると、先ほどの林道分岐にピンポイント。あの矢印の意味は、分岐点で林道を離れて直上しろって意味ね。入口がヤブに覆われるとハードル高いかも。
<御岳山(みたけやま)>
巴川を渡り、ていねいに防獣ゲートを開閉して林道塩瀬本線へ。この山の核心部の一つは間違いなく林道の安全な走行であった(笑)。
落石や路面の凹凸がストレスだけど、まあ、ハナから歩こうという意識はなかったんで、これは自己責任という名目の暴挙で突っ込む。
作業道(沢ノ入線)が分岐する路肩に駐車して、作業道へと歩を進めます。作業道はしばらくして南に折り返します。新緑を誇る山野が目に優しくて癒やされるけど、久しく手入れしてない道はヤブと蜘蛛の巣地獄。
しばらくして進行方向左手の尾根方向に「塩瀬新城街道(往還)・御岳山頂至」の標識。途中、立派な標石も。明治三十九年の年号が読み取れる。往還の辻に置かれた道標なのか、山地管理のために町村(旧南設楽郡鳳来寺村)が設置したものなのか。
展望は雁峰山北の電波塔方面や彦坊山など、限定的。やがて、御岳山頂。
下山にかかると、名も知れぬ野草の素朴な清楚さに心が落ち着きます。背景の寧比曽岳方面の奥三河の山々は、笹頭山・仏庫裏・竜頭山あたり。
山頂の西端に寄せると、電波塔を頭に乗せた三河本宮山・風頭山付近が見える。そこから北尾根の点線路を辿ります。注意点二つ。途中で廃道っぽくなること。そして、西側の林道に降りる赤テープに誘い込まれないようにすること。
林道に降り立ち、駐車地へ。途中、林道山中線から登ってみえた夫婦の方の声が聞こえてきました。
途中で腹ごしらえして駐車地へ。
<彦坊山>
島田川にかかる橋で立ち止まれば、心を和ませる清流。沢沿いの林道を高度を上げ、登山口へ。急登一本勝負に歯を食いしばって山頂の一角へ。
手作りの山頂看板にほっこりしてから、山頂からそのまま西に移動。二次林がいい感じです。ここから北尾根を下ります。どなたかの山行記録を参考にしたわけではありません。着地できるかの保証もない。多少の冒険的要素があってもいいだろう、という感覚です。
沢まで降りれば、あわよくば林道の延伸があるでしょう。ない場合は、沢の厳しさに応じてトラバースしながら林道詰めを探そうという魂胆です。状況的には林道が谷筋からよそに逃げることはないだろう、という経験則です。
すぐにコンクリ柱を見つけて安心します。やがて杉の木に二連の赤テープが巻き付けられた場所に出て、ジャストで林道詰めでした。
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