【深南部】房小山、バラ谷の頭周回縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,217m
- 下り
- 2,220m
コースタイム
天候 | 晴のち曇一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バラ谷の頭からの急坂が凍結していてとても怖かった。 |
写真
感想
再び房小山に登ってしまいました。
1年前門桁ゲートから鋸山への尾根を登って房小山に行った時、今回の尾根を登っているレコを見つけた。この尾根を使えばバラ谷の頭の周回縦走ができるのではないかと閃いた。勿論レコは見つけられないので、山ノートをひっくり返して調べた。房小山〜バラ谷の頭は8年前に寸又峡温泉から周回縦走で歩いている。麻布山〜バラ谷の頭は9年前にピストンで歩いている。そこでまたまた所要時間をアバウトに計算したところ、バラ谷の頭までの登りが6時間、そこから駐車地までの下りが4〜5時間の合計11時間となった。しかしいつも通り大あまであった。
自分の実力限界に近い所要時間なので、もちろん前泊で早朝発とした。
○門桁駐車地〜房小山
都沢橋の尾根取付きまでは7匱紊虜粛道。荒れているかと心配もしたが、きれいに管理され車も走っているようだ。都沢橋を渡ったところに山の神があり「安全登山、無事下山」を祈願した。
取付きは尾根末端を選択した。尾根末端に林道から右に外れていく道がある。すぐに行止りになるが、右手に踏跡や黄色テープがあるのでこれに導かれるように入って行った。テープや踏跡が複数あり選びながら登ったが、結果は尾根芯をドンドン登って行くのみだ。20分くらいで小広場に出るが、まだきつい登りが続く。次第にテープは少なくなるが、尾根芯を登って行くだけで迷うところはない。
1,350m辺りで尾根が広くなる。藪もないので登りはどこでも歩ける。1,400m辺りで東から来る尾根に乗るが、ここで右折になる。登りはいいが下りは下降点が難しい、きっと迷うだろうなと思った。目立った目印もなく、テープも2〜3個で見落としたらアウトだ。その後もテープは少ないが問題なし。笹原が出てきたら稜線合流地点までは近い。
房小山には予定より少し早く到着し、我ながら今日は快調だと思ったのが間違いであった。
○房小山〜バラ谷の頭
上西平以外は笹も低く踏跡もあって歩き易い。どこも別天地のようなところだ。TS適地も多く、笹海の中でのテン泊しを夢想した。上西平の笹は胸ぐらいの深さだ。下道はあり藪漕ぎとまではいかない。道が交差しているのでRFしないと時間ロスになる。右の山?丘?を巻くようにコース取りをする。標高差も少ないので晴れていれば快適なワンデリングを楽しめる。
バラ谷の頭にも予定通りに到着でき、楽勝ムードが漂った。
○バラ谷の頭〜麻布山
麻布山までは一応バリルートと思う。しかし道に近い踏跡がある。
バラ谷の頭から急な下り坂で雪が凍結していた。もう要らないだろうがお守りとして持っていこうかと入れていた軽アイゼンが活躍した。本当に油断禁物だな。もしなかったら敗退だな。雪はこの北西尾根のみ。
アイゼンでもおっかなくて時間がとられ、予定の倍近くかかってしまった。ペースを上げたが、あまり時間短縮にはならなかった。それは前回も相当急いでいたCTだったからだ。テープは少ないが尾根芯なので迷うことはなかった。麻布山手前から階段が現れた。三角点は登山道から少し外れた所にある。
○麻布山〜五丁坂頭山
一応ここからは登山道だが、長年手入れされていないので荒れている。階段も流れていたりで歩きにくい所もある。休憩所は健在だ。長い尾根で歩けども歩けどもの感じである。所々展望が開ける。
麻布山登山口には大きな観察舎がある。トイレもあるが使えない。ここから五丁坂頭山まで遊歩道の案内板があるが、こちらも崩れて道が分からないところもある。雲が厚くなり雨がぱらつき始めた。時間が押してきたところに雨かよ…(T_T)おまけに風が冷たい。
そもそも30分位と見積もっていたのが間違いだが1時間以上かかってしまった。だんだん誤算の幅が大きくなってきた。しかし迷わなければ何とか日没前に下山できそうだ。焦る気持ちを抑えて下山開始。
○五丁坂頭山〜門桁駐車地
登山道はあるとの情報があったので、探したが見当たらなかった。下降点らしきところにテープがあったが、倒木で遮られ道は確認できなかった。下降尾根は真南なので方向を確かめ下り始めた。するとすぐに道が現れた。1,300mで真新しい作業道に出てしまった。そういえばそんな情報もあったな。作業道を使って小ピークを回り込み南の尾根を下ろうとした。しかし南の尾根は作業道でジグザグに削られて登山道が分からなくなっていた。真南に下って行けばいいので、その作業道をつかってどんどん下った。すると1,100m辺りで突然行止りになり焦った。よく見ると登山道が南に向かってあるではないか。ホッ。道はしっかりしていて山仕事の人達が使っているようであった。
この道は900m辺りで右折西進する。直進しようにも道が消えるのでわかると思う。ここがこの下山路の要注意地点だ。道が相当西へ行くので不安になった。次に700m辺りで再び右折するが、道なりなので迷うことはない。沢の音が聞こえて来ればゴールは近い。ちょっとおっかない吊橋を渡れば門桁駐車地だ。
予定より1〜2時間遅れで、何とか日没前に到着できホッとした。行動時間12時間、今日も良く歩いたと達成感と心地よい疲労に浸りながら帰路についた。
※感想
結局、誰一人とも出会わず、3密にはほど遠い山であった。
町内のお役で快晴の前日を見送り、曇り予報の日に歩かなければならなくなった。仕方ないとは言え😢
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