尾瀬アヤメ平
- GPS
- 05:56
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 692m
- 下り
- 688m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:57
天候 | 曇り時々晴れ (アヤメ平一帯は小雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は雪が少ないのだと思うが、林道の雪が途切れなくなるのは標高1470mくらいから。アヤメ平〜アヤメ平下の雪は、ザラメ雪の絶好のコンディション。林道も、傾斜の緩い所はあるが、それなりに滑れる。 |
その他周辺情報 | 道の駅かたしなで車中泊の予定だったが、緊急事態宣言で駐車場とトイレも閉鎖となったので、急遽『よしや荘』(武尊山の麓、花咲地区)を予約した。ただそれも、宿のほうに群馬県から急遽自粛要請が入ったとのことで、4/28・29の2泊予約していたのを、4/29は取り止めた。(4/30予定の武尊山は中止に) |
写真
装備
個人装備 |
幅広ウロコ板(G3スピットファイア―170cm-88mm)
テレマークケーブル式金具(ロッテフェラー)
プラブーツ(スカルパT2エコ)
シールは使わず
|
---|
感想
娘がこの春茨城県つくば市に就職したので、2月の住まい決め、3月の引っ越しに続いて、第2便の荷物を届けるついでに群馬の山での滑り納めを計画した。ところが新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が広げられ、世の中は大変なことになっている。
GWに登山者が密集することや、遭難の発生で医療現場等に余計な負担を招きかねないという心配から、登山自粛の声も出る中、尾瀬への入山も、鳩待峠への通行止めがGW後まで延長されたり、大清水の駐車場が閉鎖されたりで、制約がかかることとなった。当初は鳩待峠からアヤメ平・白尾山を往復しようと考えていたが、それができなくなったので、2月にも訪れた富士見下コースで入山した。
2月はスノーパーク尾瀬戸倉からの歩き、しかも30〜40cmの新雪であったので、田代原の少し上で引き返すこととなったが、このたびは山荘跡まで車で入れた。ただしその分、登り降りで一部スキーを担ぐこととなった。
登山者は誰もおらず、ちょっと寂しいので、白尾山はカットして富士見峠からすぐにアヤメ平に向かった。まずまずの天気だったが、青空が広がっていればとてもいい所だろうと思う。
下りは雪庇の下の谷の中に降りたが、締まった雪で雪崩の心配はなく、滑るにも絶好のザラメ雪であった。距離が短いのがやや残念だったか。
林道はあまり傾斜がない所や微妙な登り返しもあり、さらには谷からの滑降で林道の下まで滑り降りてしまって少し登り返す羽目になったこともあり、ウロコ板の選択は正解であった。
満足度は今一つの感もありはするが、ともあれ2月にたどり着けなかったアヤメ平を訪れることができた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
(adiboymomさんへ)
富士見下の駐車場は閉鎖されておりません。
わざわざ広島から来られたようですね。
stay homeの意味が分かってないアナタのような人がいるうちは感染拡大は止まりませんね(笑)
(8848fujiさんへ)
stay home(外出自粛・登山自粛)についての私の考えを述べます。
そもそも4月7日に七都府県に対して緊急事態宣言が出された折、感染を拡大させないため「外出の自粛要請を行う」ことが政府の方針の1つとして示されましたが、「外出の自粛の対象とならない外出の具体例としては、医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など生活の維持のために必要なものが考えられる」と明記されています。
登山も「屋外での運動」ですから、本来は外出自粛の対象外のはずです。ところが、4月17日に緊急事態宣言が全国に拡大される状況になって、従来からも示されていた「不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ移動の自粛」がよりいっそう強調されることとなり、さらにはJMSCAを含む山岳四団体からは「山岳スポーツ行為の自粛」の呼びかけまで出される事態となりました。
この呼びかけを行う理由として、都市部で感染の自覚症状がなくても潜在的感染者である可能性があり、そのような人たちが自然の中に出かけていくことで都市部以外にも感染を広げてしまい、その結果、今度は出かけた人たちにも感染が広がるリスクあると述べられていますが、果たしてどうなんでしょう?
そもそも無症状の人が感染者である確率はかなり低いでしょうし、万一無症状感染者であるとしても、その人が他の人との接触を極力避け、自身はマスク着用・手洗い励行などで注意すれば、現実的に感染を広げるということはないのではないでしょうか。
山岳スポーツ(登山)自粛の呼びかけがなされた背景には、GWで多くの登山者が集中し、3密状態も生じかねないという心配があったからだと思います。観光地に多くの観光客が押し寄せるのを心配するのと同じです。
もちろん多くの人が密集するのは避けなければなりません。それが理由であれば登山自粛を呼びかけ、一方で受け入れ側が山小屋や登山口への交通機関の営業を取りやめ、登山口駐車場の規制をするのは納得できることであり、登山者も規制されている場所は利用できません。
ですが、人気のある登山エリアはともかく、全国津々浦々の登山関連施設をすべて規制することは現実にはできませんし、仮にそのようなことをすれば、今度は国民の屋外活動の自由を不必要に制限することになってしまい、容認できるものではありません。
山岳四団体による山岳スポーツ(登山)自粛の呼びかけはそのようなものとして、すなわち「他の人と密になるような登山は避け、登山エリアへの移動に際しても他の人との接触を極力避けよう」という提言として受け取ればいいのではないでしょうか。それを文字通り登山自粛と解してすべての登山を自粛してしまうのでは、登山者は不健康になってしまいます。
あと、山岳四団体による呼びかけには、万一遭難や事故を起こした場合、それが社会に与える影響、特に現在大変な状況となっている医療現場への過度の負担につながるという心配には触れられていませんが、それを登山自粛の理由の1つとする人々もいます。
もちろん現在は大変な状況ですから、いつも以上に安全には気を付け、事故を起こさないようにしなければなりませんが、それをわきまえて行動しさえすればよいことです。これまた大切なのは、登山そのものの自粛ではなく、危険な登山の自粛です。そもそも登山そのものを自粛せよというのでは、登山活動を推進することが目標のはずの山岳団体の理念に反するものとなります。JMSCAも「減遭難」を活動方針の1つとして強く打ち出していますが、「減登山」は決して活動方針とはならないはずです。
現在は大変な状況ですが、登山者個人としては感染拡大に気をつけながら可能なところで事故のない登山を継続すべきです。でなければ登山者としての体力・技量・感覚は失われていきます。
このたびの私の北関東行きについては、特に非難されるべき点はないと思います。
引っ越した娘に荷物を届けるという必要があり、特に雪が少なかった今シーズンにあっては、4月の時期を逃してはバックカントリースキーも不可能になるという急ぎがありました。
広島〜つくばへの移動中、つくばでの滞在中、つくば〜群馬への移動中、群馬の山および宿や店での行動中、そのすべてにおいて人との接触は必要最小限のものであり、広島の我が家に滞在している時と何ら変わりありませんでした。屋外でのマスク着用、外出後の手洗い励行などは当然のことながら気をつけました。
(adiboymomさんへ)
一昨日の返信が十分な回答になっていないと思いましたので、再度返信します。
まず事実的なことですが、鳩待峠は閉鎖(通行止め)でしたから、そこには行っておりません。ですが富士見下は閉鎖されていませんでした。
鳩待峠は人気がある所でしょうから、登山者の密集を避けるために閉鎖するというのはやむを得ないでしょう。ですが富士見下はそこまでする必要はなかったのでしょう。実際、私が登山した日には誰にも会いませんでした。
adiboymomさんの質問は、「登山自粛要請がかかっているのになぜ行くのか」という質問だと思いますが、登山自粛要請が「すべての登山を自粛してほしい」という要請であるとするなら、その要請自体が間違っていると私は考えるからです。登山の欲求は登山愛好者にとって本来的なもので、その行為が他の人に迷惑をかけないのであれば、制限されるのは不当です。
「感染拡大の危険がある登山、人々が密集するような登山は自粛してほしい」さらには「危険度が高く、医療現場に余計な負担をかけかねない登山は自粛してほしい」という要請であるなら、私も異存はありません。そして今回の私の登山は後者の要請には十分沿うものです。他の登山者にまったく会わなかったことはさきほども述べましたが、安全度においても何ら問題のない登山です。実際、このたびの登山において、安全面で不安を感じる場面はありませんでしたし、難コースだなと思わせる箇所もありませんでした。
「自分だけは絶対に怪我をしない、遭難しない、しても救助は求めないということでしょうか??」という質問は、未来のことについては誰も100%確かなことは言えないという意味では回答が不可能な質問ですが、ともあれ私としてはこれまでの30数年(日数で言えば2000日くらいになると思いますが)の登山および山スキーの実践の中で遭難はしてこなかったし、怪我について言えば、山スキーで29年前と27年前の2回、下山後お医者さんの世話になるような怪我はしたものの、いずれも自力下山が可能でしたし、それ以後は特にお医者さんの世話になるような怪我もしていない、とだけ申しておきます。
stay home
Nissie-babyさん 初めまして
なるべく近いアヤメ平情報が欲しくて偶然このレコを拝見しましたが
このレコに対する「誹謗中傷」にも似たコメントに腹が立ちました
コメントを書いているお二人はコロナ騒動発生後にも登山してますヨネ!
我が事を棚に上げての「非難声明」に唖然としました
それはさておいても、私はNissie-babyさんのお考えに賛成いたします
その後Nissie-babyさんの日記なども拝見して一層その感を強くしています
自粛と登山活動のあるべき姿きには自分も自分なりに熟慮しています
人それぞれ考え方もあるし、議論するのも面倒なので
あまり意見は発信してませんが(議論嫌い&ものぐさです)
Nissie-babyさんの様に真摯に考え発信されてる方には敬意を覚えます
私自身も更に責任感のある行動を心がけたいと思っています
こんな時期の登山活動はどうあるべきか?
これからもNissie-babyさんの発信に期待しています
BOKUTYANNさん、大変心強いお言葉、ありがとうございます!
私を批判されたお二人の方が、4/16の緊急事態宣言の全国への拡大と4/20の山岳四団体による山岳スポーツ行為の自粛要請以後に登山を再開されているかどうかは確認できませんが、山岳スポーツ行為の自粛が本当に妥当なものかどうかは考えてもらいたいものだと思っています。
5/14に39県の緊急事態宣言が解除され、たとえば山形県では、少なくとも県内の登山者が県内の山に登ることについては自粛を求めないと明言されています。このような情勢の中で、山岳四団体は自ら発した自粛要請をどうするのか、その動向を注目しているところです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する