記録ID: 2321101
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ハイキング
京都・北摂
三国岳 感動の山行!(岩屋谷〜三国岳〜経ヶ岳〜岩屋谷)
2020年04月29日(水) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:39
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 716m
- 下り
- 708m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:40
一度行ってみたかった三国岳。ようやく実現。京都府下第3位の高峰。
近江、丹波、山城の3つの国境になっていて三国岳と呼ばれている。京都市最北端の久多に位置してバスなどの公共交通機関の便はないので、マイカーによるアプローチとなります。この山は、奥深い山で、京都府下でも最も登りにくい山のひとつであると言われてきました。昭和50年10月14日の朝日新聞に登山家でもあった京都大学名誉教授・故今西錦司博士の三国岳に関する談話が載せられていたことが紹介されていました(内田嘉弘「京都丹波の山(下)」153頁)。
「他の山に怒られるかも知れんが、北山で一番思い出深い。1919年(大正8年)8月31日、中学5年だった。市内から歩いて2泊し、頂上に立ったのは3日目。当時の地図では府下最高峰だった。(中略)初日は愛(おた)宕(ぎ)郡花背村(現在は京都市左京区)の大悲山のふもと原地新田泊まり。2日目は寺谷峠を越えて久多村へ。久多では若い頃に陸地測量部の仕事で三角点を担ぎ上げたというじいさんを案内に雇った。そして、京都を出てから3日目にして、三国岳の頂上に立った。」
このように奥深い山なのですが本日もメイメイリーダーの引率のもと、近年の定番コース桑野橋スタートにするか、従来の定番コース岩屋谷スタートにするかで迷う。岩屋谷経由の経ヶ岳や天狗岳は近年道が荒れて悪路になったとのこと。今回の同行者の大先輩が三国岳に6回登ったことがあるとのことで、難路と噂の岩屋谷経由の経ヶ岳周回コースに決定する。
岩屋谷には一から三の岩屋があり、修験道の行場である自然洞窟がありそれを見てみたいのも大きな要因となる。
(rs6hirotakさんのログを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。)
近江、丹波、山城の3つの国境になっていて三国岳と呼ばれている。京都市最北端の久多に位置してバスなどの公共交通機関の便はないので、マイカーによるアプローチとなります。この山は、奥深い山で、京都府下でも最も登りにくい山のひとつであると言われてきました。昭和50年10月14日の朝日新聞に登山家でもあった京都大学名誉教授・故今西錦司博士の三国岳に関する談話が載せられていたことが紹介されていました(内田嘉弘「京都丹波の山(下)」153頁)。
「他の山に怒られるかも知れんが、北山で一番思い出深い。1919年(大正8年)8月31日、中学5年だった。市内から歩いて2泊し、頂上に立ったのは3日目。当時の地図では府下最高峰だった。(中略)初日は愛(おた)宕(ぎ)郡花背村(現在は京都市左京区)の大悲山のふもと原地新田泊まり。2日目は寺谷峠を越えて久多村へ。久多では若い頃に陸地測量部の仕事で三角点を担ぎ上げたというじいさんを案内に雇った。そして、京都を出てから3日目にして、三国岳の頂上に立った。」
このように奥深い山なのですが本日もメイメイリーダーの引率のもと、近年の定番コース桑野橋スタートにするか、従来の定番コース岩屋谷スタートにするかで迷う。岩屋谷経由の経ヶ岳や天狗岳は近年道が荒れて悪路になったとのこと。今回の同行者の大先輩が三国岳に6回登ったことがあるとのことで、難路と噂の岩屋谷経由の経ヶ岳周回コースに決定する。
岩屋谷には一から三の岩屋があり、修験道の行場である自然洞窟がありそれを見てみたいのも大きな要因となる。
(rs6hirotakさんのログを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1人では行くことができなかった山にようやく行くことができました。岩屋谷の岩屋の神秘性に魅入られ、快晴の天候のもと、難路を踏破できたことに達成感一杯の山行となりました。
・岩屋谷ルート〜三国岳 ニの岩屋までは渡渉もあるが特に問題無し。地元民もここまでは普通に来るとのこと。三の岩屋は滑落危険のある高巻き道と苔岩の渡渉をしてたどり着く。そこから山頂までは危険個所は無いが終始急登尾根を登ることとなる。
・三国岳〜丹波越し鞍部〜経ヶ岳 高島トレイルもあり気持ちの良いトレイル。途中に林道もあるが問題なし。
・経ヶ岳〜岩屋谷 予想通り本日の最難関ポイントとなる。踏み跡薄く不明瞭。途中から赤テープも無くなり急下りが続く。休憩するにも傾斜が強く、木の根元を頼らなければ体を支えられない。最後のゴール直前、崖に出会い進退極まる。仕方なくザイールで一人づつ降下。なんとか無事下山する。
あらかじめ想定していたが登りも下りも難路悪路が多く、気軽に行ける山ではなかった。そもそも登山口が京都の最北端に位置し行くだけでも難しく、まさにこの山は上級者向けの山と思われる。熊による皮剥ぎや爪痕も多くソロ登山には注意を要する。経験者との同行、GPS、読図力、体力、ルートファインディング、装備等の全てが要求される。ゴールに到着したとき、参加者一同、無事に生還できたことに喜びを讃えあった。
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コメント
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srgaichiさん、はじめまして。
確かにこのあたりは深山幽谷の雰囲気があって、なにかしら心に訴えるものがありますね。私も大好きな山域のひとつです。
かつて私は、国土地理院の地図に、”三国岳”が近所に2つあり、同じ”三国岳”という名前の異なる山を、”さんごくだけ”と呼んだり、”みくにだけ”と呼んだりしていたのに興味を持って、このあたりを徘徊したことがありました。北山クラブの現会長に意見してもらったりして、歴史を楽しめましたよ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-781889.html
srgaichiさんは、この2つの三国岳についてどのように思っていますか?よければ、お聞かせください。
クマ
クマさんコメントありがとうございます。
京都人が思っている三国岳(みくにだけ)が地元では(さんごくだけ)と呼ばれ、すぐ近くの福井側にもうひとつ三国岳(みくにだけ)があるということを私も最近初めて知りました。福井、滋賀、京都(山城・近江・丹波)の国境にあるのが名前の由来と思いますが、あまりに近接していて不思議です。クマさんはご存知でしょうか?
srgaichiさん、
そこなんですよ。
なぜ、おなじ三国岳というのが、こんなに近接してあるのか?ですが、上記リンクの私のレポートへの諸先輩コメントから以下のことが判りました。
・三国岳776m(現地では三国峠)は、現在、福井県、滋賀県、京都府の3つの府県境となっていますが、かつては、若狭の国・近江の国・丹波の国の境だろう。
・三国岳959mは、近江の国・丹波の国・山城の国の境だろう。
古地図などを見れば、もっと判りやすいのですが、いずれの三国岳も単純に3つの国の境でした。三国岳776mからもう少し西にいくと、あらたに三国岳616mというのもあります。同様に、若狭の国・丹波の国・丹後の国の境ですね。
クマ
クマさん
こんばんは。
なるほどなるほど・・です。
理屈として三つの国の境で三国岳。
ここに山名の特許権とか優先権とかは無いので、言ったもの勝ち
考えてみれば姓名も、言ったもの勝ち
姓名は同姓が沢山います。
三国岳も同じことなのかもしれませんね
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