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Yamareco

記録ID: 2326504
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ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

【過去レコ】火打山 残雪乗り越えテント泊

2019年05月18日(土) ~ 2019年05月19日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:42
距離
15.7km
登り
1,307m
下り
1,281m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:56
休憩
0:10
合計
4:06
10:04
77
11:21
11:31
159
2日目
山行
5:41
休憩
0:23
合計
6:04
3:25
3:25
67
4:32
4:53
36
5:29
5:29
96
7:05
7:06
87
8:33
8:34
38
天候 晴れ 時々 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰にある火打山登山口駐車場から出発
コース状況/
危険箇所等
予想以上にコースの目印になるものがないので、コースを外れないように注意。
また十二曲がりの急坂は、ほとんどが雪で押された低木が道を隠しているので、夏道は見えません。コースを外れないことはもちろんですが、急斜度なので注意が必要です。
今回は幸いにも天候が崩れることはありませんでしたが、残雪でガスが出ると方向を見失う恐れもありますので、コンパス・GPSなど使って、現在地を確認する知識も必要だと思います。

火打山への登頂は、ピッケルがあった方が良いと小屋の方にアドバイスされたので、持参しました。急斜度のトラバースが続くので、滑落停止などの技術も必要になるのかと思いました。
麓から妙高・火打山を見上げます。
これから行くぞ!
麓から妙高・火打山を見上げます。
これから行くぞ!
火打山登山口より出発。車は5〜6台ほど。
今日は高谷池ヒュッテまでなので、ゆっくりの出発で、10:00を過ぎています。登山届を出して出発です。
火打山登山口より出発。車は5〜6台ほど。
今日は高谷池ヒュッテまでなので、ゆっくりの出発で、10:00を過ぎています。登山届を出して出発です。
雪解けの夏道をしばらく歩きます。
雪解けの夏道をしばらく歩きます。
すぐに、残雪が始まります。
わずかに残る足跡を辿りながら上っていきます。
すぐに、残雪が始まります。
わずかに残る足跡を辿りながら上っていきます。
ところが予想以上に登山道のマークが少ない。
周りを見ても同じような景色が続く。
ところが予想以上に登山道のマークが少ない。
周りを見ても同じような景色が続く。
次第に、先行者の足跡を追い続けることに夢中になってしまった。これが失敗!
次第に、先行者の足跡を追い続けることに夢中になってしまった。これが失敗!
先行者の方が降りてきて、「川を渡る箇所を通り過ぎている」と言ってくれました。冷静にGPSの地形図からルートを見るとだいぶ上流部に登ってしまっていました。
先行者の方が降りてきて、「川を渡る箇所を通り過ぎている」と言ってくれました。冷静にGPSの地形図からルートを見るとだいぶ上流部に登ってしまっていました。
しばらく、川沿いを下り、最悪は川を越えそうなところを探そうかと思っていたら、橋を発見してホッとしました。
地形図を見ても橋だの、川だのが見えないので見落としていた。
残雪期はこんなことがあるから怖い。
しばらく、川沿いを下り、最悪は川を越えそうなところを探そうかと思っていたら、橋を発見してホッとしました。
地形図を見ても橋だの、川だのが見えないので見落としていた。
残雪期はこんなことがあるから怖い。
わずかに木に残る赤いマークや、少しだけ雪から出てきた木道など、周囲の状況や地図、スマホなど駆使して現在地を確認します。(これらの目印見えますか?)
わずかに木に残る赤いマークや、少しだけ雪から出てきた木道など、周囲の状況や地図、スマホなど駆使して現在地を確認します。(これらの目印見えますか?)
ようやく、目印の黒沢に到着。
ようやく、目印の黒沢に到着。
十二曲がりに近づくと急斜度になってきました。
夏道はジグザグの折れ曲がった道なのに、全然わからん。
十二曲がりに近づくと急斜度になってきました。
夏道はジグザグの折れ曲がった道なのに、全然わからん。
どの道が正解なのかわからず、木が邪魔にならない場所を登りやすいところから登っていく。
どの道が正解なのかわからず、木が邪魔にならない場所を登りやすいところから登っていく。
いよいよ急角度になったので、ピッケルで突き刺しながら上る。
いよいよ急角度になったので、ピッケルで突き刺しながら上る。
もうルートはどうでもよくなってきた。場所的には直登すれば尾根道に出るはず。
もうルートはどうでもよくなってきた。場所的には直登すれば尾根道に出るはず。
やっと尾根に出た。踏み跡もある。
やっと尾根に出た。踏み跡もある。
雪のない岩を乗り越えながら進む。
アイゼンを外すのも面倒なのでそのまま上る
雪のない岩を乗り越えながら進む。
アイゼンを外すのも面倒なのでそのまま上る
樹林帯を抜けると雪原。ガスったら大変。
樹林帯を抜けると雪原。ガスったら大変。
よ〜やく、火打山が見えた。左は焼山。
よ〜やく、火打山が見えた。左は焼山。
焼山からちょっとだけ噴煙が見えた。
焼山からちょっとだけ噴煙が見えた。
黒沢岳を左側に巻いていきます
黒沢岳を左側に巻いていきます
火打山と高谷池ヒュッテ
火打山と高谷池ヒュッテ
無事到着。まだすごい雪。
無事到着。まだすごい雪。
とりあえず、テント泊を申し込んでほっと一息。
とりあえず、テント泊を申し込んでほっと一息。
寝床を設営。初めての雪上テント泊。
寝床を設営。初めての雪上テント泊。
さて、水を作ろうかと思っていたが、ダメもとで管理人さんに聞いたら、小屋前に少し水が出ているとのことで、ありがたく使いました。
さて、水を作ろうかと思っていたが、ダメもとで管理人さんに聞いたら、小屋前に少し水が出ているとのことで、ありがたく使いました。
今日は火打山には登らないので、飲んで喰う。
ステーキにおろしソース、雪の中で冷やしたプレモル
夏ならできない寒い季節限定メニュー
今日は火打山には登らないので、飲んで喰う。
ステーキにおろしソース、雪の中で冷やしたプレモル
夏ならできない寒い季節限定メニュー
最後に月見肉うどん。2本目のプレモル。
バーボンの水割りを舐めながら、お休みなさい。
最後に月見肉うどん。2本目のプレモル。
バーボンの水割りを舐めながら、お休みなさい。
御来光を期待して真っ暗の中をライトつけて出発
御来光を期待して真っ暗の中をライトつけて出発
火打山中腹に到達。妙高山が見えてきた
火打山中腹に到達。妙高山が見えてきた
火打山山頂までもう少し。
火打山山頂までもう少し。
三回目の火打山到着。
風が強いのか山頂は雪がない。
三回目の火打山到着。
風が強いのか山頂は雪がない。
白馬岳方向に月が浮かんでいる
1
白馬岳方向に月が浮かんでいる
北アルプスが連なる
北アルプスが連なる
上越市方向。田んぼに写る水面と日本海が見える。
上越市方向。田んぼに写る水面と日本海が見える。
はるか彼方に槍・穂高連峰
はるか彼方に槍・穂高連峰
さて、残念ながら雲が多かったので、下山を決意。
結構急な場所をトラバースします
さて、残念ながら雲が多かったので、下山を決意。
結構急な場所をトラバースします
御来光は拝めませんでしたが、楽しかったです。
御来光は拝めませんでしたが、楽しかったです。
おはよう 火打山
おはよう 火打山
テントを片付けます。結局5〜6張はいたかと思います。
テントを片付けます。結局5〜6張はいたかと思います。
北アルプスにもようやく陽ざしが届きました
北アルプスにもようやく陽ざしが届きました
楽しかったです
ダケカンバの林を進む
ダケカンバの林を進む
高妻山。今度は乙妻山までチャレンジしてみたい
高妻山。今度は乙妻山までチャレンジしてみたい
いよいよ、樹林帯の下りが本格化
いよいよ、樹林帯の下りが本格化
どこにあるかと思っていた十二曲がりの標柱発見!
どこにあるかと思っていた十二曲がりの標柱発見!
けどその先は結局倒木だらけ。まともな道はありません。
けどその先は結局倒木だらけ。まともな道はありません。
方向を定めて、歩きやすいところを探します。
方向を定めて、歩きやすいところを探します。
残雪を溶かして、新緑のブナ林の季節を迎えるにはもう少しです。
残雪を溶かして、新緑のブナ林の季節を迎えるにはもう少しです。
ただいま

感想

夏道での登山では、ありえないようなルートミス。反省するとともに勉強になりました。
まあ、このケースを想定して、先週このルートを登られた方のGPSデータをダウンロードしていたので、夏道を外れてもこのルートを辿れば何とかなるだろうと準備していました。
登り始めてすぐに迷うとは思いませんでしたが(笑)

移動したルートを見ると、夏道とは違う冬道を歩いていることがわかりますが、これが正解なのかはわからないので、その場で判断しなければなりません。
その上で、足跡だけを信じてはいけないというのが、難しいところです。
先行者が自分と同じ目的地に向かっているという保証はありません。バックカントリースキーや山菜取りなど、目的地は人それぞれなので、自分の道は自分で考え、判断を下さなければならないと改めて感じました。
それでもテントを担いでいるので、いざという時に逃げ込める安心感があるのは、気が楽でもあります。何しろ、衣食住を全部背負っているんで。

さて、今シーズン初めてのテント泊。しかも初めての雪上テント。
久しぶりの大型ザックが重い・・・。
1泊2日なのに、アイゼン、ピッケル、防寒具など夏場は使わないものを持っているので、重い。
しかも、長期縦走時はフリーズドライが多いのに、今回は生ものがほとんど。
まあ、夏の山行に備えて体力トレーニングでもあるので、良しとする。
幸いにも水を確保できたので、ずいぶん楽だった。

高谷池ヒュッテには10年ほど前の記憶しかないが、トイレが最新型に改装されていたのには驚いた。この山奥の小屋で、保温された便座に座れるとは思わなかった。
もっとも、昼間だけで、深夜は停電していましたが。

今回は、近くでテント泊をするという目的で火打山を選びましたが、夏山にはない経験ができて良かったです。

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